2017年04月05日

【勝手句帳】091 29-4-1 静岡新聞掲載分から

↓7)向宜詠吟.2017/04/05

|春の陽の光集めて川の土手菜の花ゆれて黄の色匂う          三島市・銀杏樹の会

|春の日や光り誘われ川の土手 菜の花ゆるる黄の色満面


 ‥「黄の色匂う」に納得できず、手直しにてこうなりました

 それにしても今年の春は遅いっす。
 江戸時代の春もこんな感じだったのかなと考えると
 江戸の春はもっぱら「菜の花」だったのではと思いました。
 繁殖力もそれなりにたくましく、食えるし

 終わる頃には、綿花栽培が待っていたと‥

 油で儲けて、綿花で儲けて
 江戸の商人たちは、土地活用にさほど困らなかったと言うことです。

 ‥そのアブク銭が、ソメイヨシノの誕生に繋がったのかも知れません



1-7)1

|鰆焼き菜の花添えて朝の膳春を頂きひと日始じまる         三島市・銀杏樹の会
|鰆焼き菜の花添えて朝の膳春を頂きけふも始まる           手直し



 *鰆(さわら)

 ‥どうして「膳に」と「に」を盛ったんだ?、要らねぇだろう
 ひと日(ひとじつ)‥是はどうにも方言調らしいですな。
 朝が始まるなんて、いつものことですから、「けふも」と「も」まで添えたい所です。


> この辺の判断ができていないというのは、あれですよ
> 「漫才を楽しみに来たんですか?」と、ツッコみたくなるばかりです‥




|焼きたての三島銘物メロンパン雨降る今日は並ばず買えた       三島市・銀杏樹の会
|焼きたての三島名物メロンパン雨日和にて列ばず買えり        手直し



 *ザ・銘物か?名物か?

 「おいしいメロンパン」なんてその辺にあるだろう。
 一般名詞に「銘物」はまずありえません。「名物」で十分です。
 ぼくのがわたしのが一番においしいとか‥勝手にやっといて下さい。
 認知度が相当でもない限り、所詮は「おいしいメロンパン」ということです。

 (三島のメロンパンなんてはじめて聞いたぜ)
 (コロッケパンじゃないのかよ???)


> ‥さて、下の句です。(漢字の違いは、打ち込みの間違いかなと)


 「雨降る今日は」‥そんなべたな盛り方で良いと思ってるのか!
 「雨降る今日」が続いちまったら、さすがにどっかで詰まるだろうが!

 『客が、店内に詰まらないんだったらな、繁盛してねぇんだよ!』

 それでなくても、雨程度で客足が引けてるってのはな、その程度って事だ!
 県外にまで轟いてようやく「銘物」らしさが伴うというものだ。
 ‥そこの判断がまったく以てできて居らん。(地元自慢もポイントを押さえんとのう)



1-7)2

|春嵐紅梅揺れて鳥も来ぬわれ着ぶくれて押されて歩く         三島市・銀杏樹の会
|春嵐や紅梅乱れ鳥も来ず着ぶくれしわれ押されて歩く         手直し



 ‥「梅揺れて」普通に風が吹いたって揺れるだろう。
 そことの違いをもう少し盛らないと、春嵐にならんし、鳥だって空腹を我慢するわけがない。

 ここでの「来ぬ」は打ち消しの助動詞「ず」の連体形なんで
 「鳥も来ぬわれ」と意味を引きずってしまっています。
 (鳥が来ないのは着ぶくれた姿の私のせいでもある)‥まぁそんな意味になっちまっています。
 ‥しっかりと、終止形で句切りを付けましょう。


> それにしても‥買い物通う道沿いに「梅」が咲き乱れているのかよ??‥


 「ああ、羨ましい」‥ガキの頃に越してきたが、そんな環境ねぇよ。
 良いところ‥ちっぽけな柿の木だけだったような。
 (学校の桜だって正門にはねぇし、いつ見るんだよ、見る暇なんてほとんどねぇし)




|しとしとと降る朝の雨に身のしぼむ春の序曲は未だおあずけ      焼津市・高草短歌会

|しとしとと朝から雨の冷え押しぬ「春の序曲」はいつになるやら


 ‥「しとしと」×「雨」、是だけでも十分に雨降りを感じられますよね。


> 削れるところは削って、余韻を作り出すことを考えたいモノです。
> じゃないとちっとも上手くならないよ(余韻こそが、幸福感やら達成感なんだからさ)




春一番寒さ暖が往復し暑さと梅雨を誘う西風             三島市・銀杏樹の会

|春どこぞ未だに寒さ返す分け春らし思うは花芽のみ


 ‥着目はまぁ悪くないと思うのだが、風に何を托したのかが不明。
 上の句と下の句で、同じ向きを比較に添えて往復してもねぇ‥詩情には整って来ません。

 「そもそも春一番なんてあったんすか?」

 気象庁が先走ってフライング宣言しちまった感じだろう。
 そのぐらいの違和感があったよな、今年の春一番‥

 ‥そんなこの春、廃車にするとかで、じゃ墓参りの道でも知っとくかと付いてったら

 こんな気象だから、桜が咲いて居らず、生まれて初めて花芽(はなめ)を拝んだよ。
 (まぁ春分の日では無かったんだけどね‥混むし)


> まん丸いドーム傘状のしだれ桜のしだれっぷりの続きが見てぇと思った。(富士霊園:梅園の下方)



1-7)3

早朝の朱色の太陽仰ぎつつ冷え込む今朝のラジオ体操         富士市・富士川短歌会
|早朝の朱色の太陽仰ぎつつ冷え込む景気に早勤とは如何に‥      リスペクト



 ‥上の句は好いが、下の句がベタすぎます
 「早朝」と頭に盛ってあるので、「今朝の・・・」と朝を繰り返すのは、どうにもくどいかと

 そもそも、ラジオ体操は朝定番っすから、場所などを示した方が無難かなと。


> リスペクトは、こういう事です。


 不景気不景気と言う割には、忙しそうに、早勤するわけですよね。
 それだけ勤勉に働いて、どこもかしこも不景気というのは絶対に異常です。

 どこかにインチキが有ると言う次第に気がつきましょう。(盲点もな)

 日本人が最も勤勉で最も手堅く稼いでいる‥なのに不景気。
 円ドルだってさほど高くありません。
 ‥というのが2017の状勢です。

 つまり、それだけ買い手が居ない。買い手不在であるというのが大局観としての本質。


 「海外の景気回復なんて(とくに米国)嘘にきまっとるだろうが!」

 イコールで、日銀こそがホラッチョということです。
 トランプの気まぐなんかより、ずっとエグいということです。


> ‥嘘を付くのがお仕事ほど、高給なんすから、アホらしいの一言です


 (そんな世界が続くんだったら、マジのたれ死にでも本望だな)
 (それでも無駄死にでは勿体ないから、指し違いも当然の範疇ということです)
 (負け組がそんな風で、治安が良くなるわけねぇだろうが!)




|道ばたの雪の下に出しし名を知らぬ草の目にしむ        富士市・富士川短歌会
|道ばたの雪の下に芽を伸ばす名を知らぬ草・・・・・・・       手直し



 ‥ネタの着目はなかなかですが、「出しし」は「伸ばし」です。
 そして、連体形[伸ばす]で接続すべきです。そうでないから、
 「草の緑」などと、芽の意を繰り返さないと落ち着かないと思い、繰り返しちまっているのです。

 「芽は緑じゃねぇのかよ?‥馬鹿にすんな!」

 ということで、七音まるまる空くわけということです。
 (あとは、自分なりの七音を入れてみるべきでしょう)


> ‥ここが判断付かないようなら、方言の言い回しに染まりすぎかなと
> そしてまた方言の使いようにも自信を持てていないと(二重苦かよ)
> 言葉の意味と通りを理解して、不要な重複を避けましょう。


|成り行きの雪の下にて芽を出すも 競争落差 そっぽ吹きつつ


 ‥そっぽを吹かれるも何も、一人一人を把握しているのは神ぐらいでしょう。
 人間同士なんだから、説明が下手くそなら勘違いも増加で、伝わらなくても不思議ありません。

 それでなくても、勝つ為の選択肢とばかりに、お互いを突っつきあっていては

 リスクらしく見られたらそこで終いです。
 でも、自分のリスクも相手のリスクも見えず終いだからこそ、
 無造作にも大組織に取り入ろうと‥何だかんだの横並びの流れなんでしょうな。


> 自分の弱さがハッキリしてたら、恥ずかしくって、使ってくれなんて口にできるわけがありません


 そしたらあれですな、競争なんてクソだとしか思わんでしょう。
 「そんなクソな競い合いとやらに付き合ってられるか!」と‥ぶち切れても不思議無いわけです。

 「競争なんて、ただの目立ちたがり屋が蔓延るだけの世界です」
 でそいつらは、且つ、苦手は人任せなだけの適当なところの集まりと‥ござい。

 ‥ということで
 「そっぽ吹きつつ」は詠み手自身でも有ると言うことです。



1-7)4

一人娘を嫁に出したるわが息子の心を思ふ春いまだ寒し        富士市・富士川短歌会
|花嫁の孫を詠まずに父息子詠む馬鹿婆ありと綴るよう         喝!ツッコミ



 ‥それにしても最悪だ!
 世の中のおなごってのは、姑と嫁の関係は嫌とか‥ほざきながらも


 「姑に成る分には、その気満々なんだな、おい!」


 どういうことなんだ是は?
 自覚が無いわけ?
 ‥まぁ自覚が無いのだろうな、女ほど好き嫌いのこだわりようったら男より激しいからな。

 (まぁ大方、育てたのは私よと、自慢したいんでしょうかね??)
 (まぁだからその分、孫娘がどこに嫁ごうが、息子嫁の問題という解釈だな)


> つまり、息子だけは自分の物・自分の味方とでも思ってるんだろう。(気持ち悪いィ)
> 息子がそこに違和感抱いてたら、嫁を連れてくる気になるわきゃねぇだろうが!(嫁に迷惑だ)
> ‥おっと間違えた、「探す気になんてなるわきゃねぇだろうが!」(斯様な♀見たくもねぇ)
> ‥DV以上に、隠れたトラウマ以外の何物でもない!!!




|マラソンは個人技なれも友がおり我の為にとあきらめず走る      静岡市・笑桜短歌クラブ
|駅伝は個人技ならず友と在りチームの為と最後まで競り        喝!ツッコミ



 ‥何なんですか?この詠みは!
 お前の為だけじゃねぇだろうがッ、言葉下手にも程がある。

 まるで殿様視線だな。日本全国で、こんなにも殿様視線で観戦してるんですかね??


> ‥いやぁ何というか、それは厚かましすぎだろう。


 上から目線は駄目とか文句垂れておきながら、
 根っこでブレてるってのは‥どうにも信じられん。

 ‥だからだな

 スポーツ報道は、スポーツの躍動を伝えずに
 「負けたら鞭打ち百の計だから」と言わんばかりのアナウンスにしか聞こえねぇんだよ。
 いつも思うが、ほんとノイローゼに成りそうだ。



1-7)5

|家族を思ふ日々を詠みたる歌多し棺の君のお顔安らか         富士市・富士川短歌会
|「安らかに‥」家族詠みたる歌多し棺の◆に何をたむけめ       喝!ツッコミ



 ‥ぶっちゃけ、素直に下手くその詠みっすね
 そもそも「君」って誰ですか?(♀の詠みなので、益々ちんぷんかんです)

 「お顔安らか」って、言葉に詰まってるにも程がありすぎます。

 詠まない方がなんぼかマシっすよ。
 ‥普段から、その手の事に無関心なのをオロオロと晒したも同然です。


> 喝!ツッコミの「上の句」程度で止めておくのが、恥を掻かない範囲かなと。


 ◆には「友」とでも入れるのが手頃そうですが、真相は分かりません。

 (知人に「君」なんて付してる程ですからね、それほど近しい間柄だったわけでは無いと‥)
 (じゃ、どうして、無理して詠んでんだ??‥理解不能。終活の一貫かよ?)



1-7)6

|お彼岸にぼたもち作り墓参りおもかげ偲ぶ過ぎし日の母        三島市・銀杏樹の会
|お彼岸にぼたもち作り墓参り偲ぶあの頃亡き母の味          手直し


 ‥整っているようで居て、間違い大ありです

 「母のだろうと墓石自体に、おもかげなんて有るわけねぇだろうが!」

 墓参り=墓石を見て「おもかげ偲ぶ」って、短歌の関わりから見ると非常に変です。
 まぁ日常会話なら、そりゃ言ってることは伝わりますけどね
 短歌の場合、前後の関わりを重視しますから、ここでは文章として変なのです!


> 「ぼたもち」に引っかけるか否か‥


 判断はそこで分かれる見方となりますが、
 ぼたもち云々だって、懐かしむ上での一つとしてあるんです。
 そこをまったくスルーしてしまうと言うのでは、どうにも偲んでいるようには映らないかなと。
 ‥詠みの流れとしては、手直しの形もあって然るべきと言うことです。

 (ここでそう引っ張らずに、いつ引っ張るんですか?)
 (‥所詮は、たかが「ぼたもち」だって振りに成りますよね、それで良いんですか?)




|風もなく陽ざしぬくめる昼下り娘らと墓石をねんごろに洗う      静岡市・笑桜短歌クラブ
|風もなく陽ざしぬくめる昼下がり墓石を洗う娘らと共に        手直し


 *墓石(ぼせき)

 ‥上の句は文句なしですが、下の句はくどすぎます
 墓参りなんですから、娘らと来ているところを主体に添えるべきであって
 なんぞ‥ピカピカにしていますなんて、次点だと思います。


|風もなく陽ざしぬくめる昼下がり うとうとごろり土手の草はら




1-7)7

車椅子の二人も出でて十人の姉妹揃ひぬ今日は立春          富士市・富士川短歌会
|車椅子も二台に十人の姉妹揃って立春の風              手直し



 ‥字余りが激しいので、縮めてみたらこうなりました
 写真を撮る印象ですが、どうでしょう‥

 「ああもう、まったく‥句切れがどうにもならんね」





年々を命つなげて咲く紅梅苔むす老いに光を留めて         焼津市・高草短歌会
|紅梅や命つなげて吾の前苔むす老いなれ希望の沙汰と         手直し



 *年々(としどし)

 ‥まぁ概ね言いたいことは見えては来ますが、「どうにも変!」
 まったく以て、構成がまずいのです。


 ‥紅梅は、花であり木でもあります。
 まず、そこが腑に落ちていない響きです。

 ‥「年々を命つなげて」=「老い」です。
 老いの何たるかもまるで見えていない響きです。 

 ‥「光を留めて」つまりそれは「希望」です。
 哲学の欠片も感じられない響きです。


> ‥こちらもいくらか樹医知識があれば、深く詠めると思うところです。
> ‥「苔むす」の他に、もう少し言葉に選択肢があるように思われます。



> うた詠み終わります、ありがとうございました。
posted by 木田舎滝ゆる里 at 01:23 | Comment(0) | 名句にポン/2017 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。