↓7)向宜詠吟.2017/05/07
|憂きことを胸に納めて桜かな 沼津市・片浜松風句会
|憂きことを胸に黙して桜など 本懐つづるは九条ぞ
‥ネタは、「桜」の解釈次第では、「憂きこと」の意も変化します
「かな」くくりですので、秘するがすべて宜しいとの意味合いほどでもない訳ですが‥
「納めて」を意図する度合いが、曖昧すぎるので、もう少し的を絞った着目にすべきかと。
> と言うことで、三十一音ですが‥上の句だけに注目してみましょう。
|憂きことを胸に黙して桜など
@.惨めにならざるを得なきを黙ってみているだけの平和主義など要らぬ
A.戦の惨めさにもただ黙して散れとばかりの国家命令など二度と御免だ
> ‥いやぁ、とても難しいところですなぁ、なにしろ半々ですからね(敵次第)
> だからこそ、根っこは今の九条のままに保つのは当然でーす(敵が居ないなら尚更)
◇第九条 第三項(俺案)
「我が国は、先の第一項第二項の精神に基づき、
どこの国家・組織に対しても侵略的軍事行動の一切を放棄し、又、放棄せしめるよう交渉する。
ただしその上で、我が国に対する戦争行為並びに破壊的略奪的行動に対して、
主権たる国民の生存保障を担う必要からも、
保障と自衛の範囲に於いて対抗力を備え、相対せざるを得ず。」
第三項補足
「第三項は、第一項第二項に矛盾するとして扱わない。
然れども、第三項の解釈に基づく衝突発動は、
防衛実戦の長期化並びに戒厳体制の長期化を前提にするを宗とせず。
人民に疲弊を強いるような最悪の状況はできる限り避けられるよう平和努力すべきである。」
|ひと打ちの太鼓に揺るる花筏 沼津市・片浜松風句会
|ミサイルも速報しろよ花筏 「伏せて退避」は竹やり発想
‥ネタは、花筏に対してやや大げさな盛り付けですが、やはり面白く
その大げさにヒントを得てリスペクトしました。
‥リスペクトの「花筏」には、多少の無理がありますが
平和ボケ、貴族ボケ、泥船などの意味を混ぜ込んだ向きになっとりまーす。
> それが技術大国のトップたるお上のおつむかよ‥と申し上げたいわけですな
‥地震速報システムをそのままちょこっと触れば
ミサイル緊急速報なんてあっという間に出来上がります、後は、どこにその権限を置くのかという
それこそ手前味噌としての法の設置だけです。どうしてそう考えられないのかが実に不思議です。
「自覚がねぇ」ってことの何物でもないってことでしょうかね?‥(さすが政治屋)
・まず、第一報として、発射された状況を報じます。
どこからミサイルが発射されて、国土に着弾まであと何分ぐらいかを大まかに示します。
(要するにここは自衛隊委任だろうから、速報発信もそこからになると‥)
(仮に、レールガンが配備された場合、その場合の電力供給優先発令の案内も同時に可能になると)
(速報だから、首相判断とか関係ねぇ)
・次に、第二報として、より具体的な予想到達地点と着弾までの時間の再計算を示します。
(第一報と同時に、最優先で「京」での計算が優遇されると‥まぁ当然)
(常時、「京」などにはその手のプログラムをスタンバっておけと)
・できれば、第三報として、敵ミサイルの無事迎撃の報を届けたいと。
> まぁそれでも、同時多発&連続発射された場合は、もうひと工夫必要です。
ミサイル単位で、窓が開いて、着弾コース表示されるなどの細かいモードは自衛隊員向けとして
一般市民向けには、「住んでる地域の枠内でどうなる?」というのが、第二報での違いになるかと‥
(まぁ速報なんで、回線込んでも意味ないんで、首相判断抜きだし、そのぐらいの差は出るかなと)
‥当然ながら
自衛隊員にしたって、手持ちの端末で、着弾までの時間がカウントダウン表示されていれば
一目瞭然なので、なにをすべきかの指揮統制を計りやすいと。
でも、それらミサイルが、ABC等の弾頭を積んでいたかどうかは、至って不明なので
その辺の後警戒は、どうしたって、行政責任が問われかねない訳ですが、そこまでは酷ってことです。
(そもそも発射されないように、しっかりナシ付けとけってナっ)
1-7)1
|菜種梅雨野良の仕事も儘ならず 小山町・きさらぎ俳句会
|畝立てる漢を春の雨が打つ 静岡市・かわせみ北句会
|畝立てる漢を春の雨が打つ 儘ならずども野良に待ったなし
*畝(うね)、漢(をとこ)、儘ならず(ままならず)、野良(のら)
‥「菜種梅雨」「春の雨」
農作業としてはどちらも同じだろうとして、ひとまとめにしてみました。
‥それにしても
農作業で「漢(をとこ)」を盛るってのは、新鮮な印象です。
ちなみに詠まれたのは♀でーす。「気合入ってる〜」てな盛り盛りに圧巻しました。
> 今日中に何としてもおらが畑に畝を仕上げたいという
> でも春の雨が降っており、父ちゃん大変だなぁ
> でも、野良仕事に待ったなんてねぇ、ボケッとしくさってては、それこそなんも育たねぇ
> (おまんまの食いっぱぐれだけは御免だし‥何よりそこが農家の意地さね)
|山畑を斜め斜めに耕せり 静岡市・かわせみ北句会
|山畑を斜め斜めに春の畝 種も作らにゃえんりゃこさ
‥どうにも「耕せり」は、引っぱりにくい季語でーす。
だってね、「畑」と句に盛った時点で、概ね見てるわけじゃねぇだろうしさ
それが春の季語なら尚更で、もう少し状況を盛らないとシロウトにはサッパリです。
> 引っぱりは、山畑を斜めに使うような状況を自分なりに考えてみました。
少しでも表面積を確保したい&急斜面での作業を緩和したい
できれば、足場が怪しいだろうから、重い野菜や手間の掛かる作業をしないで済ませたい
‥ということで
種用野菜を蒔いておくのが、昔で云えば工夫かなと思いました。
まぁ現代の事情なら、
新しい品種の試し栽培とか、自分ところの食べ分とか‥だろうと思われます。
1-7)2
|歳月を背負ひて桜満開に 沼津市・片浜松風句会
|歳月を背負って今や老桜 死ぬまで現役この稼業
*老桜(おいざくら)
‥「歳月を背負ひて」と、どえりゃ肩の荷重そうに盛ってあるのに
サクッと「桜満開」ですか??‥それでは、どうにも掴みとのバランスがちぐはぐに思われます。
(如何にも目先の利益のことしか頭にねぇって感じ‥「背負う」って何だったの?)
> 若い頃にこの職に就いて、脇目もせずに気がついてみれば、すっかりこの筋の名木だ
> そりゃね、色々と大変なこともあったさ
> でもね、挫けず現役を貫いてきたよ、こうなったら死ぬまで現役さあね
> (それが桜好きの心意気ってもんよ、見てみぃ、桜だってその通りだろうに)
1-7)3
|菜の花や続く句のみち浄土まで 小山町・きさらぎ俳句会
|菜の花や続く句のみち浄土まで 道草多し魂の立つ
‥ネタの詠みは
なんでも、どこぞの句会の先生がお亡くなりになったとからしいでーす。
なかなかに宜しく、一気に、達人ぷりな趣でーす。(これは外せませんな)
> で、どう引っぱろうかと考えたんですが
‥まず、「句のみち」の余韻です
「句の未知」「苦の道」の引っかけが思い浮かぶわけです。(句をヒネる苦しみ)
そうなると、どうにも、「菜の花」との兼ね合いから
「浄土まで」の「道草」しか思い浮かばず‥斯様になりましたとさ。
(詩人ならさぁ、当然、道草するだろうからね)
> え、なに、是ってもしかして、柄にもなく、ご冥福を祈って詠んじゃったの??(マジ‥)
1-7)4
|春嵐隠れ真実洗ひ出す 静岡市・船越俳句会
|春嵐隠れ真実洗い出せ 森友疑惑の奥の奥まで
‥ネタはどうにも
「いつの時代の方ですか?」って、ツッコみたくなる掴みにあります。
掴みだけで着目が不明にありますが、インパクトは強烈で
如何様な「春嵐」なのかなぁと思い、考えてみました。
‥まぁ時期的にも、森友疑惑が適当だろうとなりました。
> こんな風にも切り出せるとは‥
> 「さすが先生!」とか‥思わず口走りそうな掴みでーす。(まじ参ったわ、俺には無理っ)
1-7)5
|子等転び転び転びて野に遊ぶ 静岡市・かわせみ北句会
|子ら転げ転げ転げて野に遊ぶ 参考
|子ら転げ転げ転げて春陽気 芝生ほどよく野に遊ぶかな
‥ネタは、「転び」よりは「転げ」かなと思いました。
味わいとしては十七音でも十分のところを、三十一音での引っぱりでーす。
‥これを他にどう引っぱって詠めと。
> つまり、ネタは、目の付け所が絶妙だったということでーす。
1-7)6
|言ひ逃れする人多し春愁 静岡市・船越俳句会
|言い逃れする者多く五月鬱 この新人どもをどう褒めろと‥
‥ほうほう
「句に詠みたくなるほど、そんなに居よるんか??」
それじゃ、ますます友達どころか異性との付き合いも成り立つわけがねぇよな。
会社勤めにしたって、サクッとお着替え気分で変えるんだろうな。
社会の実態はそうとうに鬱積していそうだな。
‥そもそもその程度の己で
職に就こうって考えがお粗末なんだから、折り込んでて当然か‥
> だったら始めっから
‥まずは、体験入社(実質採用試験)の参加資格に変えりゃ良いだろうが
‥月一ぐらいで募集してさ、仕事も用意してさ、賃金バイト並でさ、一週間ぐらい働いて貰えばあ
‥体の良い、コスト削減と期間の無駄が同時に推し量れると
(年に一度の青田刈りのままとか、発想に欲がなさすぎっ)
(まぁそうなると人事課の部署自体が、オールマイティー人材の束にないと無理っぽだけど)
‥俺なんて言い訳したくないから、もはや面接なんて受けたくねぇし、受けねぇし
‥それが筋ってもんでー
‥そこの相互心理に目を瞑って(現場での様子を抜きに)紙面だけで採用面接してんだからさ
‥選んどいて、そっちこそ文句垂れてんじゃねぇよっ
(新人に文句を垂れる前に、まずは人事課に採用責任を問うのが筋)
> まぁその辺はさておき
‥新人が失態をやらかす時間経過で考えても
そこは、ひと月程度の様子見は流れなんだしさ
「春愁」ってのは、思い込みがすぎるってもんだろう。そこは「五月鬱」だろうと思うよ。
1-7)7
‥テメエで、意識高いと思い込んでいるからこそ
素直にテメエの落ち度を認められずに、言い逃れを口走っているのは
そこに自覚がなかったって次第のなにものでもなく
もう少し、手短に言えば、「なめて掛かっていた」と云うことで
如何にも負けパターンのドツボを歩いちまってる様なんですな。
(バカほど、競争DQNにも安易に社会参加しており、なめてかかているのが相場でーす)
(用意が出来ていないと思ったら、恥にも、一歩も外に出られなくても当然)
(だって競争なんだろう、自分がクズだと思ったら参加する方がそれこそ失礼だろうが!)
‥それすらも客観的に判断できないのでは、世間自体が、もはや意識が高いなどとは論外で
低すぎるからこそ謝ることもせず、まさに今時の社会の象徴なんだなぁと思わざるを得ず。
> 競争社会なんてな所詮そんなもんよ、イイカゲンに目を醒ませとけやボケッ
若い頃はスポーツを囓っていたから(スポーツ観戦大好きだから)‥
自分にはスポーツマンシップが培われているとか、そう思うばかりならただのアホだな。
‥概ね、人事課もそんな目線だろうからな。
> 何事も最後は、肝っ玉の太さがどうかが本性です。
(自衛隊出が一番に重用されるなんて聞くほどでーす)
肝っ玉の太さから選別しない人選なんて、何の意味もねぇ。
次に、ただの無鉄砲を識別して落とさないのでは、こちらが危ういと。
‥まぁそれ以前の問題として、背に腹は替えられないのが時代の都合のようですが
‥だったら始めから辞めるのを織り込んで後で選別なんてのが生じてもなんもおかしくありません
‥だって、神様にあるまいし、それが人の程度としての自覚でもあるわけですから
‥企業の三割程度は、確実にそう思い、やってみたと云う事でせう。(所謂ブラックでーす)
> そもそも肝っ玉の細いのばかりを人事課に添えている段階で終いです。
肝っ玉の細いのが、どうして太い奴のそこの違いを判断できると思いますか?
(戦略的に、太いのは経営に回していたりするだろうからな)
始めっから無理って話です。だから、肝っ玉の細いのしか選んでこないと。
トップ自体が細いのばかりなら、尚更でしょうね。
まぁむしろ、時代が細いのばかりなら、それなりに諦めた上で、扱うのが筋かと。
‥期待している方が無理強いってことです。ナイモノねだりっつうことです。
> キミたちにはまだ何も期待できてません、それが現時点での新人としての立場です
> その上で切磋琢磨してくださいっ
‥とでも、バナから沈黙前提で発破を仕掛けてみるのも有りかもね。
トップが大胆冷徹かもと思い浮かべては、さすがに気分もガラリと変わらざるを得ないので
まずはその手の刺激をどうふっかけるかでもあるわけですな。
(意識高いと思っているバカの群集心理なんてそんなもんだろう)
(集団で褒める必要は無いので、身内で、均一に下げとく分にはそこは気にしねぇだろうからな)
(面接官のツラは拝んでいても、トップの主張はまだ知らなかっただろうしな)
(トップがふっかけんのでは、中間も悩ましい限りだろう)
‥まず、新人ゆえに甘さがあり(生活感の誤差)
つまり、舐めて掛かってるわけでして(どれほどに修正すべきかの習知不足)
だから、言い逃れが口から息をするように出てくるってことでして
(契約とは違うなどを前提に、意識高いと主張しているつもりだが)
(社会が、契約だからとて上手く行かない次第をまったく理解できていないゆえでもある)
まずは、そこを呑み込ませないと駄目ってことです。
> それにしたって、今やプライベートと仕事をきっちり区分けしてあるのが空気でーす
> つまり、自分と他人を、きっちり区分けしている人間どもでもあると‥
> それが意識高いと思っている連中だってんだから、先が思いやられて当然だな
‥優秀な部類の人材のはずだから、(新人心理は、優秀な会社のはずだから)
戦力増えて楽ができるなどと、期待している方がどうかしていると。
会社なんて独自の匂いでプンプンしている現場なんだから、
まずは互いにカスタムして、手に馴染むまでが大変なのは、何だって同じだろうがっ
(‥そこを端折れるとか、端折りたいとか)
(そう考えている時点で、お互いに意識低すぎって、自覚しとけってな)
(そこを削りたいとしか思えない社会の低下にこそ、疑問を抱けってな)
> ‥ということで
> 自分は言い逃れなんかしないとした上司のプライド立場での詠みっぷりの方も怪しいと
‥どちらにしてもこう言うのは
「新人のせい扱い」vs.「上司のせい扱い」の対峙な、
(自分の意識が高いと思ってるんだったら、どんな条件に放り込まれても同じこと)
(最後まで責任を持って取り組むのが意識高い奴、それが当然)
(まぁだいたいだね、新しいことを始めようってんだから、要領わかるまで教えるのが当然だな)
(わかったつもりの生返事が一番にたちが悪いのも当然だな)
(やる気が無いなら、参加するなってのも当然だな)
(ということで、概ね‥新人の方が分が悪いのも当然になると)
> ‥だからこそ新人の方から
> 上を尊重して見習おうとしないのでは、上もその新人を外に出しても安心とは認めないとなる。
‥上から一目置いて貰いたかったら、まずは自ずから上を敬えと!
でないから、接客からして、
自分に非がない次第を、客にも確認しているのと同じに見られると言うことだ。
それが、如何に失礼&ズレた感覚だって事を、自覚しろってことだ。
(先輩・他人その他すべてを、踏み台にしようとするべからずである)
‥また
上に居てふんぞり返った御仁ほど、このルールがよく身に染みついているので
今更ながらに下からやり直したいとは考えて居らず(下への不敬意識の現れ)
それがゆえに、新しきを思いつかない鏡似性にもさらされており(旧態然としたマンネリの押し付け)
それの己の危機感を、無自覚ゆえ本能的に‥「威嚇」にすり替えるのも相場でーす。
(社内がそんな空気のままなら、そんな停滞空気にマッチした癖ある奴らしか残らねぇと)
(つまり、長いものには巻かれろタイプ)
お知らせ
> GWの為、静岡新聞の金・土で、投稿ひろばの欄がお休みでした。
(いやぁ助かったぜ、ここのところ詰まってたからな)
‥しかし思うに、日向ぼっこができないと引っぱりが思い浮かばないのはなぜだろう?
二十歳になって、句を詠むようになったのも、思えば
日当たりの良い部屋を借りたのがきっかけでもあるわけで
今住んでるところも、日当たり良いんで(あとは天気次第)
> 詩人になりたかったら、まずは日当たり良好のところで暮らせと
冬になると投句の質も落ちるので、それは総じて言えるように思われます。
(だからといって、南国で暮らせば良いというわけではないのだろう‥)
> うた詠み終わります、ありがとうございました。
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