2017年09月08日

【勝手句帳】143 29-9-1/9-2/9-5 静岡新聞掲載分から

↓7)向宜詠吟.2017/09/08

|単線の鉄路のくねり青すすき        浜松市・雄踏俳句会(9-5)

|振り向けばスイッチバック秋の空 この勾配に後は月かも


> 秋のハイキングにと、急峻な鉄路を辿ってきてみれば
> スイッチバックして振り向いた電車から見えた青空がとにかく秋めいていた
> ‥こうなると、この勾配(こうばい)からの月見も楽しんでみたいものだなあ



1-7)1

|終戦時刻通りにバス来る         静岡市・SBS学苑パルシェ教室俳句(9-1)

|終戦時刻通りにバス来たり かなしみにくれる暇も無く


> ‥「え?」そうだったんですか‥
> 終戦と言えば玉音放送だが、皆が皆、敗戦の報の悲しみにくれていたわけでも無さそうで
> バスも電車も(機能する範囲で)時刻通りに動いていたそうだよ
> ‥へぇ〜、さすが日本の先輩方‥
> (でも、それはそれで、なんだか複雑な気持ちになるなぁ)



1-7)2

|竹林の葉ずれ音涼し嵯峨野かな       沼津市・沼津するが俳句会(9-1)

|竹林の比較におぼれ避暑嵯峨野 風に涼めず影に涼めず


 (想定参考)
> いやぁ、竹林で涼んでみたかったんでねぇ
> 竹林で超有名な嵐山の嵯峨野にまで足を伸ばしたんだけど
> どうにもくそ暑い上に、風が凪いでてねぇ、結局、風にも影にも涼めずじまいでしたわ
> (嵐山って言うぐらいなのに風が凪いじゃうなんて、ほんと‥ありえないんですけどね)


|台風や比較におぼれ避暑奄美 海に涼めず食に涼めず


> 奄美に行ってみたかったんで、今年こそはと行ってみたんですけど
> 不運にも台風と鉢合わせしちまいましてね‥
> しかもそいつの停滞ぶりと来たら、とんでもなく、そりゃ散々でしたよ
> お陰で‥海にも御馳走にもありつけませんでした(トホホ)


|夕焼けや比較におぼれ西伊豆町 曇って拝めず出直しの夏


> ‥夕焼けと行ったらそりゃ西伊豆町だよ
> 意気揚々と乗り込んでみたものの、曇りに出くわしてしまった‥(残念)
> こういう時こそ、西伊豆町を相手取って賠償請求したいところだが
> ここは我慢‥もとい投資と思い‥出直すことにしたよ



1-7)3

|手花火の大きな闇に小さき眼        静岡市・清流俳句会(9-1)

|沖縄戦大きな闇に小さき眼「地獄だ地獄だ故郷が」


> 子供の頃のトラウマと言ったら、そりゃ沖縄戦ですよ
> 沖縄を故郷にする者にとって、あの惨状を忘れることなんてできません
> ‥鉄の雨降る地獄が‥来る日も来る日も続いてたんですから


|大空襲大きな闇に小さき眼「B29が襲い来た」


> あの大空襲を生き抜いた者にとって忘れがたいのは
> やはり、B29の編隊でしょうな
> HENTAIとキチガイの紙一重にも程がありすぎで
> あんなの人間のする仕業じゃありませんよ、まさに鬼畜米英でした


|あの夏や大きな光に小さき眼「めくれ上がって煮え立った」


> ヒロシマ、ナガサキの業火を知れば知るほどに
> あの原爆って奴は、人間のする仕業じゃありませんよ
> 地面がめくれ上がって煮え立つほどだったなんて、誰が想像できるってんですか!?


|311大きな波に小さき眼「原爆津波ぞ怨めしき」


> 地震兵器ハープの威力なんて、精々マグニチュード6.9ぐらいのようですけどね
> それに、原爆(三発)の津波をプラスして、東北の半分を滅ぼそうとしたのが311です
> その原爆の放射能をカムフラージュする為に、さらに仕組んだのがフクシマだそうです
> 「ふざけるなッ!!!、うちの子返せ!!!、ふるさと返せ!!!」


 ‥何の為にそんなことをする必要があるのかって??
 それは起こしたキチガイらの都合です
 細かいことを言うと、有史以前の歴史から敵対している系譜があると言うことだそうです


 人類を家畜のままに据えおきたい神派 VS. 人類をウルトラマン級生命に覚醒させたい神派


 (すべては、意識体用にボディを創造した頃にまで遡りまーす)
 (なかでも人間なるボディを体験すると、意識の拡張が大大発生しまーす)
 (使い込むことで、如何様にも進化がすすむ代物と言うことにございまーす)
 (そのなかでも、日本人の遺伝子には、宇宙人すらうらやむ特別仕様が潜みまーす)
 (‥まぁ、覚醒しなきゃ宝の持ち腐れなんすけどね)

 ‥ちがーう!、平穏に暮らしているだけでもある程度覚醒しちゃうんでーす‥(ここが肝)

 (ということで負荷を掛けておきたいのが対立の思惑になったそうでーす)
 (計画側もそれぐらいの意識操作に打ち負かされるほどでは意味が無いとして、認可の姿勢でーす)
 (そういう次第で‥うんざりなマンネリ&堂々巡りは、真に非ずと考えるのが冷静な判断かと)

 ‥なにしろ、計画側でさえ、乗っ取られかねないほどの冒険に及んだんですから



1-7)4

|遠雷や地平線から草の波          沼津市・SBS学苑イーラde沼津校俳句教室(9-1)

|はたた神 地平の果てより怨の波 閃影万状打ち下ろし


 *怨(おん、えん)

 

 雷合成
 インドで記録された信じられないほどの激しい落雷群:合成

> 遠目に雷を見渡せる立ち位置から雷を眺めると
> これが実に閃影万状(せんえいばんじょう)に地上を貫くのがよくわかる
> それにしても、それは、呪われているかのような有り様だ
> まさに‥気の短い‥もとい、はたた神がいるとしか思えない(とばっちりだけは御免こうむる)




|夕立来て樹木を花を洗ひきる        沼津市・SBS学苑イーラde沼津校俳句教室(9-1)

|夕立や草木濯ぎサッパリと 庭に注がる夕焼けの艶


 *草木(そうもく)、濯ぐ(すすぐ)、注ぐ(そそぐ)

> 夕立が来て、庭の草木が洗われたかと思うと
> 今度は夕焼けが広がった‥
> 庭一面が、夕焼けの艶に注がれて、まこと天晴れな夕劇だったよ
> (毎日こうなら、飽きないだろうなぁ)



1-7)5

一木で競う朝の蝉時雨           沼津市・SBS学苑イーラde沼津校俳句教室(9-1)

|鳴き競う朝や木立に蝉時雨 あの枝ぶりに寄り添うもがな


> 朝から蝉時雨である。しかも、わざわざ一本の木立に集まって騒々しい限りだよ
> ‥しかし‥
> 見れば見るほど、どうしてあの木にばかり集まっているのだろうか?
> あんな細い枝ぶりに寄り添ってもと思うも、寄り添われるだけ羨ましい限りだなぁ(まったくだ)




|ゴミの日を忘ることはあるけれどカラスは我より皆勤である   沼津市・椎の木短歌会(9-2)

|ゴミの日を忘るるしばしあるけれど鴉は吾より皆勤なり


> たまにはゴミ出しをサボることもある
> まぁ誰にでもあることだとは思うが、鴉はどうだろうか?
> じっくり観察したわけでも無いけれど‥見かけない日は無いなぁ‥
> そういう見方でなら、アイツらは立派って事になる
> (無論、散らかしたままという有り様までを、ほめているわけでは無い)



1-7)6

|夏帽子くるくる動く遊園地         沼津市・SBS学苑イーラde沼津校俳句教室(9-1)

|夏帽子くるくる酔うも遊園地 楽しき場所も得手不得手


> 遊園地ってのは、若いうちは良いけどね
> ‥齢を重ねて、血管が心許ないとそりゃキツいのよ‥
> 列ぶのも乗るのも堪ったもんじゃない
> しかも夏ともなれば、くるくると酔うばかりさね
> どうせ酔うならアルコールにニコチンの方が好いってことで
> まぁそんな無精でそうなっちまうわけだけどね
> (ということだから、遊園地をおねだりするときは、健康そうな大人におねだりするんだぞ)




|蜩のに暮れゆく石仏           静岡市・SBS学苑パルシェ教室俳句(9-1)

|ひぐらしの音色に暮るるすそ景色 地元を恋する夕の魔法


> ‥蜩(ひぐらし)が夕刻に鳴き出すと
> (いつも思うが)向ヶ丘遊園からの見下ろしに一層の趣が加わる
> ‥夕焼けと共に聞き入る度に、なぜかふるさと感が倍増し
> 足下に立つ地元が好きになる‥まったく以て、夕の魔法だよ



1-7)7

|蜻蛉のとどまる空の無音かな        静岡市・SBS学苑パルシェ教室俳句(9-1)

|とどまれば過去と動かじ赤トンボ ふるさと歌う無用の言い訳


> 変わりたいかと言えば、変わりたいし
> 変わりたくないかと思えば、変わる必要も無いと思う
> そもそもにして、失敗を味わうたびに私たちは昔を懐かしんでいる
> ‥それって一体どういうことなんだ?‥
> 少なくとも、私たちは、失敗続きの残念さにもっと真摯に向き合うべきだし
> 失敗続きってことは、変わるべきと変えざるべきの仕分けが間違っていたって事だよ
> そこを正しく見つめ直さずに、昔を懐かしんでみようと無意味というものさね




> うた詠み終わります、ありがとうございました。
posted by 木田舎滝ゆる里 at 20:40 | Comment(0) | 名句にポン/2017後半 | 更新情報をチェックする
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