2018年04月09日

【考察】どうしてブラウン管エミュレーションになったか?

↓4)記稿.2018/04/09

> 始めの思いつきは、420を444に増幅できないか?
> ‥だったのに、実際にはブラウン管エミュレーションに出来上がった


 「どうしてだろうか?」

 思いつくのは、電子ビームを投影していたブラウン管の色である
 RGBの色が走査線と言って、上左から→↓に電子ビームがブラウン管を照射し続けるわけだから
 (当時は考えなかったが、HDDの回転に針を載せるぐらいに高速なビーム移動である:スゲー)
 照射された光は、ブラウン管の色の分だけ着色されることになる

 ‥何の為に折角の照射に色を加えるか?だが‥

 「その方がキレイに見える」
 ‥という発見に基づくからだろう(ゆえのブラウン変換)
 正確な意味は分からずとも、その誤差分がGを境に黄金比として表現された
 という次第に思われる


 (たまたまの美意識の共通性が、ブラウン管エミュレーションを導き出したのだろう)


> ということは、現在の液晶画面の雰囲気を壊さずにも可能ということだろう


 そうすると、黄金比フィルターでは無く
 普通に2分の一での変換を提案できる



1-4)1

R(offs) :   0
R(gain) :− 64
R(gamm) :   0
G(offs) :− 64
G(gain) :   0
G(gamm) : 128
B(offs) :−128
B(gain) :  64
B(gamm) : 256


> で、やってみた


 ‥傾向としては
 ブラウン管エミュレーションに見られがちな、妙な黄色感や妙な青の強めが発生しなくなる
 赤の成分が増すので、若干暗く沈んだ印象だが、2分の一の方がノイズ感はずっと少ない

 しかし

 これで、昭和の特撮を見ると当時の色との印象差は否めず
 オレンジ系の辺りでの色合いを、どうにも納得できかねる
 (調整ツマミを弄らずに見ていた場合には、そうは思わないかも知れない)

 ところが

 ‥アニメということになると
 濁り(ブラウン管由来のノイズ感)が消え去ることで、セルの風合いの均一化が増し
 違和感にはさほど感じられない(好みの差は出ると思う)

 実写デジタルでも、ノイズ感のクリアーは当てはまる

 ‥ただし
 視聴再生における負荷が増大する傾向を見せた
 エンコード時間も増大しそうな予感だな‥(やな感じ)



1-4)2

> デジタルアニメの場合でも、レベルを上げても色味の追随が確認できた
> でも、レベルは1のままで十分のようだ
> (不十分なビットレートのエンコードによっては、レベルを上げる際に多少の差異が発生する)


 ↓つまり、こんな感じ

<色調補正>
明るさ   :  47
コントラスト:  29
ガンマ   :− 18
輝度    :  29
色の濃さ  : 256
色合い   :−256


<拡張色調補正>
Y(offs) :  29
Y(gain) :− 47
Cb(offs):   0
Cb(gain): 122
Cr(offs):   0
Cr(gain):− 75
R(offs) :   0
R(gain) :− 64
R(gamm) :   0
G(offs) :− 64
G(gain) :   0
G(gamm) : 128
B(offs) :−128
B(gain) :  64
B(gamm) : 256


 ‥↑は、一般的なデジタルアニメと、CG合成寄りのセルアニメに適合性が高い
 ちなみに90年代アニメの一つのパターンとして
 Cb(gain):Cr(gain)=122:75を見つけた‥が、まだまだトラップはあるようだ


 ‥実写に関しては
 レベルとCb(offs),Cb(gain),Cr(offs),Cr(gain)の5つをぐりぐり動かす事に成る

 (概ね、レベルの基本値を基軸に据えてやらかすパターンだが‥合わないと)
 (Cb(offs),Cr(offs)側を整えるのが、無駄に難しく感じられる)

 素直な素材だとサクッと明るく色が整うが
 弄ってあると言うより、始めから色の度合いの構造に違うものが見られ
 その様な場合は、苦戦することになる

 (それでも、整う傾向は、黄金比より合わせやすく成った気はする‥)



1-4)3

 ‥カメラの事なんて知らんから推理しか立たんけど
 メーカー毎に目指してる再現方向が違うんだろうね

 (暗がりでの補正をどうするとか、雲がかった場面での補正のバリエーションとか)

 だから、色が合ったように思えても、自分の好みとは違うというか
 平均とは異なっている風合いもあると言うことなのだろう


> そういうのって、貧乏にはただただ迷惑なだけだよ


 ‥商売するにしたって、風合いの違いこそを具体的にアピールすべきだね
 ‥うちの方が画質が上とか、あまりにもアバウトでアホな表現にしか思えない

 ‥春入社には、「お前の強み」をしつこく具体的に問うくせに
 ‥自社の製品の強みに関しては、シロウトにも解るような具体的な文言を盛れない程度だ


 (デジタルだから皆一緒‥そう思ってる段階で、思い込みって事だったんだ‥)


 ‥一定の方向に変換させようとすると、途端に個性の差が明らかになる
 ‥なるほど、個性を知るには「変換させよ」だな



1-4)4

> ‥なら


 ‥競争という変換ばかりでは、上下しか見えないだけだな
 弱肉強食なんて、強制的な変換の荒野に投げ出されただけの仕組みだよ

 ‥其を数学的に表現すると
 「競争とは、弱肉強食関数」である

 無理に斯様な関数を用いずとも、人生には様々な関数が転がっているのだ
 関数を創造しないのでは、人間として不毛だ
 否、一人一人が関数と言えるべき存在だ
 自らに備わる関数こそを識るべし‥(もとい、関数の組み合わせか‥)

 ‥で

 使い込んでみないと、自分の正体もとい関数の正体が分からないと


> つまり


 ‥「関数の中に放り込んで、関数を磨け」って事だな
 ‥なんと、AIのやらかしてるっぽい表現か‥

 で、いつのまにか

 人生やら社会という関数の歯車になってると
 ‥宇宙=関数=遺伝子
 ‥目的に適わなければ、死滅する(もとい眠るのか)

 ‥自らを関数に置き換えると、変換作業が伴わないと生き甲斐を感じられない‥

 ‥ポピュラーな関数もあればそうでない関数もある
 ‥関数同士の価値は等しいのに、関数同士で優位性を競い合う
 ‥ヒエラルキー表現で言えば、方向性が一つしか無いから行き詰まる


 「多方向性関数処理をしないと、人間でも上にはなれない」


 ‥自然界には、多方向性関数処理が作用している
 ‥誰が?、いつ?、どうやって?
 ‥それぞれの方向性の辻褄に折り合いをつけてるってんだよ?
 ‥まさに関数の作用だな


> これからは「神」とは呼ばずに「関数」と呼ぼう


 ‥「Oh,MyFunction!!」
 ‥叫んでみると、「function」が「fiction」に聞こえてくるぜッ
posted by 木田舎滝ゆる里 at 13:34 | Comment(0) | エンコードが始まらない | 更新情報をチェックする
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