2018年04月21日

【勝手句帳】209 30-4-13,14,17 其の1静岡新聞掲載分から

↓4)向宜詠吟.2018/04/21

|列島に桜咲き満つこの平和         焼津市・いせぎ句会(4-14)

|列島に乱るるサクラ安倍事案 格差の種を身から播くらむ

|列島に火をくぶサクラ麻生言「景気に乗れずは運の悪さ」と


> ‥民主社会の理想が、競争原理などと誰もが思い込んでいる
> その成果が↑こやつら二巨頭よ


 {民主社会}≠{資本社会}(=だとして、混同している輩が多すぎる)


> ‥ザックリ云えば
> 民主社会VS.資本社会の情勢が今時代の国会と言うことである
> 「自由民主党」と名乗るほどだから、両方のバランスに注視します
> との趣になるのだろうが‥どうよ、資本寄りに勝手自由寄りだ

> 幸福の追求にしたって、物質寄りで
> 数値で右に上がれば成果だと思っている、そのように語ることができれば上々だと思っている

> どうにも、現場を見ないで語る連中だよ
> それもこれも、自分の本音より流行りの価値に掬われるタイプが多いとした鏡似性の顕れだろうな

  そもそもだ

> 花見や花火に出向く輩ほど、行動へのモチベーションが高いと言うことになるが
> 今どきのそいつらは、後始末のできない連中と来たもんだ
> そんな社会の行動活力からして、モラルが怪しんだから
> 権威者のモラルは、もっと怪しいと言うことだよ




散るもあり盛るもありて桜かな       焼津市・いせぎ句会(4-14)

|公平を不幸と習い不公平 散るも盛るも巡れば情け


> ‥まず不思議なことに
> 私たちは「公平たる状況」を「不幸」として植え付けられている
> 資本社会優先にも、其を懸命に認知し合っている

  そして不幸には、不公平という要因があるからこそ、競争原理という公平が唱えられている

> ‥公平たる意味の奥深さを噛みしめるのは
> 不幸の要因が、権力側に根強く潜む不公平だと気が付いてからだ
> 誰もが天使のように振る舞うわけで無い現実を思い知るのだ

  本当の天使なら、競争を推奨するような目的性は無い
  ゆえに、それに気がつく頃には後の祭りだ

> そのどうしようも無さの中において、情けを他者に掛けられるなら本物という事なのだろう
> 本物を目指しているなら
> できることとできないことの隔たりに「情け」を用いるだけだよ
> その「情け」を不公平とか言ってる輩ほど、その行使にチャッカリと便乗してすまし顔だよ

  ‥それとも何‥

> 自分らが十分に満足したら、暇つぶしにも「情け」に興味を持つだろうとか思っちゃってるわけ?
> そこにあるのは
> 情けで満ちるのが先か、科学的ブレークが先かって希望的観測なんだろうけど
> 科学的ブレークの後には、未知なる負のブレークもやって来るからね
> 結局のところ、保守思考で、ワタクシが第一と言うオチになるのだろうね
> それこそ皆で「お情けが欲しい」と‥うめき声を発してる様だよ


 ‥本来なら「情け」が、誰彼の功績に関わらず、思いやるように巡るはずだが
 循環しなくなった要因は、明らかに、公平の良さを否定している社会構造の不幸だろうよ
 (なにしろ、公平を食わず嫌いにも、ただ否定するばかりだからなぁ)



1-4)

|川音やあわせ伸びゆく川柳         三島市・東大場土筆句会(4-14)

|へり柳あわせ揺れたる川の陰 水面にはやす枝は欲張り


> ‥柳なんて川のへりにあるもんだが
> 晩春の天気の良い日に水面に柳の姿が映っていると
> 枝の数が増えたように緑が際立つ

> 植樹なだけに、整った環境にライバルも居らず
> 随分と景気良さげに風にそよいでいるのを見ていると
> ‥どうにも欲張りになっちゃうんだなぁと思わざるを得ない
> (もとい、羽を伸ばすのが命の性なんだろうなぁ)




|値上がりに大根鍋で主役張る        焼津市・川柳わかくさ(4-14)

|答弁が大根すぎる安倍総理 吐けば吐くほど「ワタクシが仮面」


> ‥安倍総理の答弁を聞けば聞くほど、誰よりも多く「ワタクシが」を連呼している
> 長期政権ということもあるだろうけど、もりかけスパ疑惑になってから相当だよ
> 大根役者の役回りもとい悪役の役回りをゴレンジャー風に例えれば、「ワタクシが仮面」だな



1-4)1

欲深く白あんこしあん桜餅         三島市・東大場土筆句会(4-14)

|欲深く「もりかけスパ」の朧闇 帰属のすぎて人権乾燥


> ‥「偽装忖度」ということで
> 何かと帰属意識の裏返しが、貴族への道ということのようで
> 役人自らが、人権を無味乾燥にしているのでは、どうしようもありません

  普通に考えても役人には、エリートたる意識が有るはずなのに

> さらに肩書きを厚くしたいなどとは、どうにも‥人権を理解していない有り様でしょう

  役人が役人である以上を望んで、役人にあることを誇っていないなんて
  「誰に人権の番人を頼めば良いと言うのでしょうか?」‥という状態だよなぁ


> ‥お前らにとって、役人って何?‥
> まさか、安月給なお仕事とか、思い始めちゃってるわけ???

  なら、皆が困らない日常になるようにすれば良いじゃんかッ
  ブレたプライドをモットーに、欲にまみれ合ってるんじゃねぇよ!




|すぐ裏は一方通行ぐるり着き        焼津市・川柳わかくさ(4-14)

|役人の一方通行ビル霞 椅子の心地に民そ忘るな


> ‥机上の皮算用でプライドを削り合うのが官僚でーす
> まぁ大方そげな毎日なんだろうな

  国民の財布の中身を如何にしてふんだくるか
  悪行にありながら、如何にして身代わりを立てて、正義ヅラするか

> そんな事ばかりに神経を集中させてたら、そりゃ人間が壊れるよ
> そげな悪の巣窟になんて誰も近づきたくないからな
> 役人との距離感が開くのは想定内だな

  ‥どうして人権の番人は、そげな世界になっちまってるんだ??‥

> その手の話題に事欠かないところを見れば見るほど
> 歴史の偉人伝の方が、すべて改ざんに見えて来るよ
> 役人は自分たちをよく見せたくて、人物伝の歴史の方を改ざんしてるんだよっ
> そうに無いというのなら、歴史の手本に恥ずかしくないようにやれよ



1-4)2

|枝陰の真紅に染むる椿かな         三島市・東大場土筆句会(4-14)

|朧闇 真紅に染まる返り討ち 不覚を取りて花と散るらむ


> ‥不覚、吾が太刀が間にあわなんだか
> 仇討ちの影に気が付かず、朧の闇に花と散るとは、思わなんだて(ガクッ)



|朧風 辛苦を惜しむ仇取りき さすらう供養これにて御免


> ‥仇討ちの失敗とは、己の放つ殺気にある
> 相手に気取られては、すべては水の泡よ
> その殺気を消すのに如何に苦労したことか‥

> 貴様に殺された父の仇、漸くにして供養できた
> サクラ舞う闇に死ねたなら、貴様も闇に踏み込んだ者として本望にあろうなぁ‥「では御免」



1-4)3

|春来ること信じつつ平和の死        三島市・炎環三島富士句会(4-13)

|春来たること信じつつ平和の死「ニイタカヤマノボレ」吾、打電


> ‥ワタクシの手より今、軍令部よりの暗号伝が打ち放たれました
> 「ニイタカヤマノボレ1208」

> ‥遂に日米戦争に突入か
> 軍令部は意気込んでいるが、米国との戦争に勝算があるとは思えない
> 大変なことになるのはまず間違いないだろう

> ‥あの時はあの時で、冷静だったつもりでも
> 今になって思い返せば、まだまだ高を括っていましたよ
> 日本があれほどの焼け野原になるなんて夢にも思っていませんでしたから‥




|上京のアパート一間花の冷え        焼津市・みずほ句会(4-14)
|海まで遅々たる流れ花筏         焼津市・みずほ句会(4-14)
屈背の二人寄り添ふ花の道         焼津市・みずほ句会(4-14)

|あの世までアパート二間花の冷え 寄り添う屈背 遅々と暮らしつ


 *屈背(くぐせ)

> ‥戦争もあったなぁ、バブルもあったなぁ
> そして、今や老いた(部屋から見える桜もそんな感じかぁ)
> 幸いまだまだ妻との二人暮らしができており、遅々と暮らしています




> うた詠み終わります、ありがとうございました。
posted by 木田舎滝ゆる里 at 21:23 | Comment(0) | 名句にポン/2018前半 | 更新情報をチェックする
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