2018年07月15日

【勝手句帳】228 30-6-26 其の2静岡新聞掲載分から

↓8)向宜詠吟.2018/07/15

|上方の風によく鳴り江戸風鈴         静岡市駿河区中島

|上方の風によく鳴り安倍風鈴 忖度尽くに花火点くほど


> ‥どうにも長期政権という奴は
> 経済の安定に宜しいなどと言うことに無く
> 忖度の空気から、独裁の空気にすり替わっていくらしい

  それはもう

> 財務省エリートですら、総理の発言こそが正しいとして
> 公文書改ざんをやらかしてまで公僕の努めにあると思い込むほどだ


 (これはそのままに‥AIだって何やらかすか分からないの図式だよ)



1-8)1

|あともどり出来ぬ道なり蜘蛛の糸      清水町・清流句会(6-26)

|あともどり出来ぬ道なり安倍の嘘 忖度好きの日本のリスク


> ‥総理たる者が嘘を付いてまで、わが身の保守に徹すると云うことは
> 嫌でも人事権を握られている側は巻き込まれて行くだろう
> 然れども
> そこにあるそもそもは、日本人の忖度好きに始まっている


  なにゆえに、忖度なる文化を身に付けているのかを問われているとも言えよう


> ‥そこにあるのは
> お家が時の権力に対して、お家の安泰を約束するように、仕向けてきたゆえの因果だ


 ‥基本的に、日本の中枢に民主制度など存在し得ない
 (特権同士の派閥間駆け引きからの合議制だけはあるらしい‥)

 ‥お家の安泰の為なら、政の形すら輸入式になぞらえる
 (明治に日本語を捨ててフランス語にしようなどとガチで思案するような連中だ)
 (ハングルを民族の主張と喧伝し漢字を捨てさせた血が紛れてる‥本質は歴史認識の改ざん)

 ‥習った先が外道でもやり繰りし始めるという‥学生気分の延長文化だ
 (学生気分ながらの利は、自由に合理に改編する柔軟さだったが、今やそうではない)
 (データ処理の合理性優先で、グローバルになぞらえるのが日常だ)

 ‥先生や神と名が付けば、無条件でヨイショしようとする本能は、どうにも不可解極まりない
 ‥至高や究極を取り入れるにしたって、それが闇でも受け入れてしまうヤバさがある


> ご先祖らのしてきた「お役に立ちたい」‥恩義にご奉公願望からしても怪しい


 ‥特に戦国の世では、そこにあったのは「屍を築きたい願望」でも有っただろう

 (民主社会からしてみれば‥矛盾した願望だ)

 ‥しかしである
 国家の軸を資本主義に据えおくと
 その屍としての対象‥つまり仮想敵は「国民」ということだ

 (税金を吸い上げる仕組みゆえ、採れる処は他に無いからな)

 ‥兵農分離する前は仲間を失いたくない農収事情だったが、分離した後はそんなの関係ねぇ秀吉っぽ
 それでも秀吉には、失う規模が大きいと判ると、カネより人材の分別はあった
 だが頼朝と同じパターンで、根っこには人臣不信渦巻く性格にあったことは確か‥同じ傾向だ

 (この国の中枢は、能力主義を口にしつつも人臣不信を徹底している頼朝&秀吉型だよ)


> 江戸の世においての恩義&ご奉公願望は、戦御法度ゆえにそれ程になかった


 ‥そのかわり
 お取り潰し(家督権の剥奪)などという案件が、常に肩にのし掛かっていたがゆえに
 上にも下にも恥ずかしくない空気と共に、事実の確認こそが大事だった
 把握が出来ていないと、正しくお断りすることもままならない

 (米の収穫量なり、生産性の拡大が領主の誉れだった)
 (ぶっちゃけ‥部分的に踏み倒せたので、下に負担を負担のままに強いたかは領主次第)

 それにしたって‥歴史上の謎が、謎として残る傾向を見せている‥


> 今や同じお家でも、その繋がりは諸外国にも及ぶ社会ゆえ
> そこからの横の比較にいとまは無いが、にしても上層の戯言でしかない
> 何にせよ比率で云えば、上層の意見は少数派だ(なのに主軸と化すのは封建ばりのままにある)
> その上で、資本競争などとして切り捨てるのは、都合良く下からの仕組みだ

 (代官・代理人なんて上層資本の案山子だからな‥そして民衆は害鳥扱い)


> どこに民主社会構造があるんだよ


 ‥そんなのお家の側に良心ありきを期待する空気だけだ
 怪しい神を信じて、信じれば救われるってのと同じ思考だよ(チョー残念)


 それこそ神なんか居ねぇ、互いの言い争いの広がるばかりだよ

 ‥だって、競争ありきだぜ
 「神は死んだ」とばかりに、裁かれること無き超人づらなんだからなぁ

 「超人」=「俺こそ手本と見つけたり」



|空気だけ民主社会の公平さ お家の大きさ主義世界


> ‥ブランドとかカリスマとか、自分からモノを判断しないお墨付き至高だからなぁ
> ‥法律が不可解化するのも
> 個人の力が不公平にも小さく、お互いに、公平を以て対峙して話し合う文化に疎い証拠だよ
> 成績が悪いと馬鹿扱いで、テメエが一番になくても虎の威を借りて自慢する止まりだからなぁ
> その程度の言葉の言われようを真に受けて
> 「馬鹿だから‥」話し合う権利を放棄する泣き寝入りおつむ‥もとい意気地だからなぁ

  そもそもにして「公平」を馬鹿にした文化圏だよ‥クソが‥


|土台からまともに無いのに、くつろげる自由なんかねぇッ
|公平こそ庶民のパワーだ!!




1-8)2

|よちよち手のなるほうへ梅雨晴間      静岡市清水区元城町

|ヨチヨチとカネ沸くほうへ梅雨晴間 安倍閣下ろす前線いずこ?


> ‥安倍下ろしの空気が、薄れつつある梅雨の晴れ間だなぁ
> ‥やはり春を逃しては
> 今年はもう安倍路線だと割り切って商いをせざるを得まい
> なんだかんだと、それが日本への投資の空気のようである




夕ずつや鎮もる杜の青葉木菟        浜松市・三ヶ日俳句研究会水鳥発行所(6-26)

|世直しの高みの見物アオバズク 誰か任せの非対峙尽くし


 *夕星(ゆうづつ)‥宵の明星(金星)。

> 明治維新の頃より「世直し」を叫ぶ馬鹿が多い
> 吐かれるセリフはどいつも同じ(おつむが進んでいない程度だよ)


 ‥世直しなんか無ぇ、時代に沿った生き方の模索があるだけだ
 ‥制度の不便を改めるのに、殿一人に無く、大勢からの同意が必要になったと言う差があるだけだ


> ‥そもそもの課題は
> 「どうして同じように生きられないか?」だよ


  同じように生きられないから、生きやすさを求めて「世直し」などとわめき立てるのだ


> ‥同じように生きられない理由としては
> デザイン&機能性より利益重視にて、物事を書き換えようとするからだ(しかも競争原理で)
> 新しい科学に魅入られると途端にやらかしたくなるからだ
> どうしてそんなにもやらかしたくなるのか?‥不思議でならん


  そこにちらつくのは、物事のバランスへの配慮の欠如だよ

  配慮を欠いて平気な輩が、投資側の声を真に受けて、世直し音頭を踊りだす
  結果的に、次から次に世直しの必要ドミノになると‥(ドミノにならないと投資先に困るからな)


> ‥こんな流れがまかり通るのも、話し合いが保たれないからだ
> 庶民が馬鹿にも諦めを持ち出して、話し合いに参加しないからでもある
> 比率で言えば、庶民の方が数が多い
> だがしかし意見の割れも多い(だから無駄にも諦める‥アオバズクになるしかねぇ)

  しかしちょっと待て

> 意見の対峙の始めにある課題を投げてくる‥そもそものほとんどは上からであり
> 下からの申し出を取り上げる構造に乏しいと言うのが相場としてある


 (お家世界構造=資本の持ち分発言力構造‥だからな)


 ‥そのような社会体質ゆえ、民主社会としての機能性は皆無と言えよう
 どちらにせよ、人類の選択支は、冒険か保守かの二択だ
 そして、他者より多くの何かを所持していないと落ち着けない症候群だ

 結果的に「得る為の冒険派」と「権利を誇示する為の保守派」に分かれる


 ‥えらく鈍臭い世界やで‥


> 庶民が参加しない自由になびくのも流れだが、そこに胡坐を掻くのが時の権力者という構造だった
> どのような社会構造だろうとそこはさほど変わらない(地球史のお墨付きである)



1-8)3

紫陽花の一雨毎に色定か         牧之原市・静岡白魚火会(6-26)

消費税一雨毎に闇定か 蔵を肥やして民を忘るる


> ‥消費税3%から始まり、5%、8%と
> 今度は10%が予告されている
> 昔で言えば、もはや‥物を買う度にたばこ税に酒税を払うのと同じ感覚だな


 ‥そんな感覚で誰が好き好んで消費などするものか‥

 さらに言えば、今どきの住宅購入、車両購入は


|マイホーム空襲豪雨で夢の跡 頑張るほどの的に為らず


 ‥なんだからなぁ
 (どうにも買うだけ損の時代色に置かれている)
 財務省としては、先読みしている‥と考えて良いだろうぜ

 ‥まるで、未来を見てきて知ってるみたいな流れだよ
 それならそれで、ぼるだけぼって
 指をしゃぶって見ている予定の宣告にも見えるからなぁ(真相は知らん)




万緑やひきこもりし子窓の際         静岡市葵区千代田

|万引きや年金孤独夏手錠 人生下手の梅雨前線


> ‥塀の中で暮らした方がマシ
> に思っている人の割合が、どのぐらいにのぼるかの統計は無いが

  年金削ります
  消費税上がります
  保険料負担上がります

> そんな流れでの年金孤独に耐えかねてる人は多いはず
> そりゃ、「塀に行こう‥」なんて動機にもなるかもな

  ‥となると
  被災時のドサクサを狙う犯行も有り得るだろうね

 ‥自殺めいた覚悟を秘めて、決行しないと言うことは否定できない
 ‥どうせゴミになるだろう物を回収しても問題ないなどと‥思い始めるかも

 (といっても、そういうのは体力あっての発想だからなぁ)

 ‥少なくても
 バブル崩壊不景気などと陰謀劇場をやらかしている場合ではありません
 仕事にあぶれた人らが、空襲豪雨になる度にその手の発想に群がらないとも限らないからなぁ

 (奇遇にも逃げ遅れの住人と鉢合わせて、逃げるのを手伝う羽目になったりしてな)
 (住人かと思ったら、同じ境遇の家宅侵入での未遂同士だったりしてな)



1-8)4

|滝壺の中はどんでん返しかな       牧之原市・静岡白魚火会(6-26)

|増税の滝壺からのウルトラマン 心配なのは持続力


> ‥ウルトラシリーズにしても、たまに滑るからなぁ
> ウルトラマンルーブは、最高に滑ってると思います

 (ホームビデオ作品のレベルに思ったよ)

> どこにウルトラマンの匂いがあるんだよ
> それどころか、特撮の正義の匂いの欠片も無い
> オリジナルとの差に喘いでいる平成ライダーよりさらに上を行く違和感だ


 ‥予算不足から、警備隊の登場をカットしてしまう演出は冒険だから‥

 怪獣とアイテム頼みの歴代感だけでウルトラマンを名乗れる気でいるなんて、何言ってるんですか!?

 怪獣にビビらない兄弟が巨大化したら、とても戦闘音痴の初心者らだった(流れ的にスゲー不自然)
 ウルトラのβカプセル的アイテムを前に、ヤルヤルモチベーションだけを描くのは
 戦いの無知もとい‥殺意の無知‥にしか映らない(躾けに失敗したペットの勢い)


 (まるで、躊躇無く▲ミサイルボタンを押せるように洗脳を受けてるようなノリ)


 ‥戦うことに躊躇しないド素人なんだから、そういう事になる(絶対に勝てる妄想の達人)
 ‥なりすましのグッズかも知れないのに、飛びつくのは(オタク度100%)
 ‥どうにも作る側もセットでDQNの極みだよ(ネタ切れ度100%)


> カラータイマー鳴りなり状態でウルトラマンを新規放映し続けることは
> ウルトラマン思い込ませハラスメントだと思います


|オワコンが近づきにけりウルトラマン 三流落ちの数頼みとは


 ‥増税のそもそもだって、生活保障の充実などとお題目が付いてるわけだが
 どうせ、思いこませのハラスメントだからなぁ

 今や生活保障の規模もイタチごっこだから、建前だけの法螺吹きは確実だろうよ
 何十年と続ける気なのに、はじめの1〜2年だけの財政出動で
 義理を果たせるような気分で国民に向かって語るのは、お気の毒としか言いようが無い


 (ウルトラグッズだけ空中から現れて、ウルトラマンを思い込むのと同じ)


 ‥どんだけ成功した気分で物言ってんだよ(足りないとばかりに増やすのが流れなのに)
 中身が無いのに続けようとするのは、老化したスポーツマンの痛々しいわがままと同じだ


 (表現したいことが未完で朧なら、黙って寝とけッ)
 (ただでさえ予算不足なら無理に作んなッ、もっとしっかり的を絞って腰を据えてやれッ)




|伸びる芽を知らぬ鋏の無責任       富士宮市・川柳芙蓉(6-26)

|伸びる芽を問えぬ鋏や既製人 リスク回避の終間時代


 *鋏(はさみ)、既製人(きせいじん)、終間(しゅうけん)

> ‥江戸の頃より、伸びる芽(人材)というのは
> 公の公正にも尽くせる才覚を指してきたのであり
> 商才に偏ったモノの見方に無かった

> 出る杭を叩く空気もあった一方で、飛びきりに伸びそうな芽を見出す空気もあったのだ

  ‥ところが今やそうでは無い‥

> 業績が数値的に上がれば、世の中も改善されるとした思い込みに満ちている
> だから、即戦力頼みの人材にしか目が向かない時代だ

  そこでは、公の公正などと言う本音は消し飛び、組織の安寧に尽くすことが前提だ

> 誰しもがそれで良いと思い始めれば、そんな世間は終わった世間と言うことになる


 ‥争うことが第一で、公正の向きを欠いた社会人を「資本の既製人」と呼んで何が悪い‥

 今や絶対資本体制の世の中だ‥「この、資本の既製民族がッツツ」



1-8)5

|風蘭のそよりと立ちて道標         焼津市・浜風句会(6-26)

|黒ずくのそより立ちぬるセキュリティ 互いの顔も秘守の日々


> ‥黒をシンボルとしたセキュリティのいでたちはじつに独特だ
> どうして、あんな黒ずくに身を固めるのだろう‥不思議でならない

 仲間同士でも、顔と名前が一致するのだろうか?
 黒ずくめ軍団と黒ずくめ軍団が鉢遇っても、双方の区別を認識するのだろうか?

> それはそれで非情に高性能なセンサー配備の印象だよなぁ




|竹林にそぼ降る雨や京の旅         焼津市・浜風句会(6-26)

|五月雨やそぼ降る情け這って銭 脱どん底に挫けぬは恩


 *恩または怨

> ‥江戸の不景気は、火事と共に訪れた
> 生活セキュリティに商人町人たちが乗り出す以前はとくにそうだった


 ‥お役人にカネを貸していた好景気バブルが弾けて
 落ちぶれ始めると、泣きついてでも、這ってでも銭を工面しなければ為らなかった

 大成したいなら尚更で、情報が向こうから歩いてこない社会では
 普通に挨拶回りをやらかさないと奥行きが見えてこない

 (ただし、不景気のどん底なら、挨拶回りどころの空気では無い)

 誰もそんなこたぁやりたくないのに、恥を売ってでもしのがないと元手が入ってこない


> さてさて、そこで各人の差が出る


 ‥恩を抱いて飛躍を遂げるか、怨を背負って裏からのし上がるか
 ‥挫けずの頭角には、どちらともに類い希な「恩&怨」を念う強さがある

 大抵はズボラにも
 気持ち良く貸して貰えればいい人扱いと、そうで無い人なら付き合わない対象扱いだ
 だから平凡にも、ズボラに縛られていると、逆に、ツテ頼みの切れ目が弱さになる


> 類い希な恩&怨には、表と裏を区別して徹底するような向きが無い
> (すべては有り難い存在 or すべては利用すべき対象)


  ‥始めからそこに慣れのある人はいないだろう
  誰もはズボラの方で良いと思っている

  ‥でも不景気ってのは、そのズボラが機能しない状況だから
  ‥そこから目覚めるか否かでもある

  恩に目覚めるもありき、怨に目覚めるもありきだ


> だがしかし、その間のトントンぐらいが、一番に平凡にて程ほどだ


  ‥などと言えば、脱平凡論にも聞こえるが 
  ‥平凡を嫌った発想自体がそもそもの敗北の要因だ(都市部に流出だし)

  (煽ってるのはマスコミだし、活性化一傾倒の社会体制だよ)

  全員一丸になって活性化に向かうべし‥の発想は
  災害時避難のような渋滞を招きかねないわけで、じつに多くの日常に混乱をもたらし兼ねない
  ‥俯瞰して見れば、世の中そうなっちまってるよ



1-8)6

黒南風停泊船の汽笛吼ゆ         静岡市・葵句会(6-26)

南風 停泊船の汽笛吼ゆ 日本の土を踏む暇も無し


 *黒南風(くろはえ)

> ‥船乗りといえば、船に乗って諸外国を渡り歩く印象だが
> 今はそうでもないらしい
> 休息もままならず、次々と進路を新たに汽笛を鳴らして移動を始めるのだ

> 往来する船の数が多いゆえに、折角の港から上陸もままならないのだそうだ

  船乗りにしてみれば、上陸できないハラスメントだよ(まったく)


 ‥大航海時代なら、上陸は当然の憩いの時間、そもそもの天気も風もどんぶり勘定だ
 嵐でいつ死ぬかも分からないのに、陸にも上がらずに港をやり過ごすなんてのは有り得ない

 ところが今や

 秒刻みでスケジューリングがされて、出航を言い渡される始末だ
 ひとたび船乗りになったが最後、いつ陸でくつろげるか分からないハラスメントに置かれる

 ‥まぁぶっちゃけ、この状況は連鎖しているわけだから
 ‥どこもかしこも、いつ休めるか分からないハラスメントを買わざるを得ない構造だからなぁ




やお郷里訛で光りおり          清水町・清流句会(6-26)

アイドルやお郷里訛で光りおり しかれど歌詞に横文字ありき


 *お郷里(おくに)、訛(なまり)

> ‥地方のアイドルユニットともなると
> 訛っていて当然、全員訛っていても問題なし

  しかしなんだ

> 売ろうとするソングには、横文字が普通に顔を出す
> ハッキリ言って
> 世界進出狙っているような背伸びすんなやッ

 (方言バリバリでやりんさいよ)

 事情通で無いのでよく知らんけど、イメージは、そんなところだなぁ(あしからず)



1-8)7

風道の幾筋もあり若柳            沼津市大塚

追う夢の幾筋と有り若き柳 されど吹く風 くろがねの城


 *若柳(わかやぎ)、若き柳(わかきやぎ)

> ‥人生には様々な選択支がある
> とくに若い時分には、無駄とも思えるぐらいに追う夢が多い
> その多さは空回りしているだけの事だろうけど
> 時代の空回りに流されないとも限らない

  昔で言えば、戦だな
  戦に無くても、不景気なんてのもそうだ‥

> ‥どっちにしろ
> 鉄の城に憧れちゃうなんて、今どき相当なもので
> 天皇陛下万歳なんてのも‥相当だろうね

  しかしなんだ
  内部ゲイ問題とか無かったら、生活苦脱出の選択支としてはありだろうな

  ‥ああいう世界が同性愛ハラスメント含みなのは、世界的には普通らしい‥

 (旧日本帝国時代のそこん処の事情の有る無しに興味は尽きないが、聞いた例しがない)
 (戦国時代だと普通に盛ってたらしいけど‥強要含みだったかは謎)




|タンポポの冠毛ふんはり風を待ついづくの地でも穏しく生きよ            富士市厚原

|タンポポやいづくの地までふんわりと 夢と孤独はなぜに友達?


 *冠毛(かんもう)、穏し(おだし)

> ‥タンポポのタネが風に吹き飛ばされる
> その旅には、何の当てもない
> それこそあるのは夢と孤独だろう


 「夢」と「孤独」が友達???

 どうして夢は、あんなにもモチベーションが高いのだろう
 そのくせ孤独は、どうしてあんなにも内潰れそうなのだろう

 理由を考えないのが夢
 理由を考えちゃ不安に襲われまくっているのが孤独

 個々の人格の内側って、実は、凸凹コンビなんだなぁ



1-8)8

|更衣思ひ出一つづつ畳む         牧之原市・静岡白魚火会(6-26)

|更衣思ひ出一つづつ畳む 着倒れだもの夏着も派手目


 *更衣(ころもがえ)、畳む(たたむ)

> ‥ハンガー掛けのクローゼット文化は
> 重力で布地が伸びてしまう傾向がある(シワにならないどころじゃない)
> だから日本の畳んで仕舞う文化の方が、圧倒的に長持ちする


 欧米化するほどに、その手の感性が劣化する‥ってことに驚きを隠せない

 ‥でも畳んで仕舞うのは、そんな欧米化の服ばかり
 とくに夏着は、夏こそガチで欧米寄りでしょ

 (そいつの全人格が、もろに出るのも夏だしなぁ)

 春に着飾りたい着倒れさんは、夏もきっと派手に思われます




快方の友の饒舌夏きざす           焼津市中根

お通じや友の饒舌ところてん 聞けば聞くほど勝ち戦節


> ‥女性のお通じが来ない騒ぎが、昔からなのかどうかなど知らんが
> どうしてあれほどに、通じの有るだけで勝ち戦節になるのか不思議でならねぇ


 あれの盛り上がりを共有しようたって、無理!
 でも、心太(ところてん)の食べ付き合いなら常時問題なしっスよ




> うた詠み終わります、ありがとうございました。
posted by 木田舎滝ゆる里 at 23:33 | Comment(0) | 名句にポン/2018前半 | 更新情報をチェックする
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