2018年08月11日

【勝手句帳】237 30-7-31 其の3静岡新聞掲載分から

↓4)向宜詠吟.2018/08/11

|「この命無駄にはせぬ」とつぶやきて駆除されし野生鹿解体人           吉田町住吉
|「この命無駄にはせぬ」と猟師の血 駆除鹿・猪・熊のシチュー            手直し


> どう見ても「駆除されたのは○○の解体の人」

  ‥矛盾含みの中途な言い回しの此れで特選??‥

> さて問題です
> 解体の人を駆除したのは何者でしょうか?
> 次の三つの中から選びなさい

  1)獣
  2)食中毒
  3)放射能

 ‥さすが特選だけのことはある、真夏のホラーやん!


 ‥ちなみに
 特選に選ばれれば、なんと金一封!(これで大一枚かよ‥うんざりな夏バテボケな選‥)



1-4)1

|諍いを帳消しにする大嚔           焼津市中根

|諍いを帳消しにする大鼾 会議に寝入る猛者登場


 *諍い(いさかい)、嚔(くしゃみ)、鼾(いびき)

> ‥会議の最中に寝ている奴が居た
> それも今や昭和の風景で、立ち寝できる達者な奴はほとんど居ない

> ‥そんな大鼾野郎に意見を求めて、まさかの斬新な発想を唱えようなら
> それこそヤン・ウェンリーさながらだが
> それこそ寝惚けた願望だよ

  しかし、是非ともやらかしてみたいと思うのはなぜだろう
  きっと、そんな伝説を持つ上司の下で働きてぇとか思ってんだろうなぁ




|欠点もひとつ指してる誉め言葉        掛川市富部

|欠点もひとつ刺してる誉め言葉 スルーのあればホローがコーチ


> ‥ほめて育つタイプという響きがどうにもしっくり来ない
> ところが褒め方にも色々とあるようだ

  それが、半分はカマを掛けながら誉めてみるというやり方だ

> その両側面を吟味させるように仕向ければ、自惚れて育つこともあるまい
> 考えが足りずに、何度も同じ間違いをやらかしているようなら見切れば良い(叱る)

  まぁそんな器用なほめ方ができて、且つ、選手の意識判断からのメニュー決定ができるようなら
  コーチとして一流だろうよ



1-4)2

|猪よりも人間が出る怖い道          沼津市下河原町

|獣より人ぞやらかす道に影 痴漢・通り魔・老い逆走


> ‥いつしか、山間のけもの路より怖い道が存在するようになった
> それは、ヒトのやらかす暗がりの路だった
> 言わずとも、「痴漢」に「通り魔」だ
> ところが今や、さらに恐ろしい道が、真っ昼間に現れる
> それこそが「老いの逆走」だ(踏み間違い暴走とかな)




|下る程高鳴る瀬音山葵沢           藤枝市潮

|思い出に高鳴る瀬音夏湖畔 混雑すぎや「ゆるキャン△」めッ


 *山葵(わさび)

> ‥思い出に浸ろうと、いつぞやの湖畔にやって来た
> そしたら、この暑い最中だというのにキャンプ場は盛況していた
> かつての静けさを期待していたのにガッカリだった

  私も「ゆるキャン△」影響で足を運んだわけだが、同じ輩がごまんと居たという次第らしい

  ‥オフシーズンにおける思い出なんて無いからな‥

> 静けさを欲すればこそオフシーズンというのが「ゆるキャン△」の王道とは言え
> それでもオフシーズンを蹴るやつもごまんと居たと‥(チッ)

 ‥「ゆるキャン△」影響で
 多少はオフシーズンに流れると見込んだ私が馬鹿だったさ



1-4)3

梅漬けてマリモの色の瓶の青          森町鍛冶島

梅の実を漬けて生唾 瓶の青 我慢為らずとチョーヤ梅酒


> ‥婆ちゃんは梅干しを漬け、爺ちゃんは梅酒を漬けておりました
> 婆ちゃんはせっせと梅の干し上がり具合と睨めっこでしたが
> 爺ちゃんは、梅酒の仕上がりまで待ちきれなくなったのか
> 気が付けば、サクッと「チョーヤ梅酒」で一杯やらかしていましたとさ(ちゃんちゃん)




|老妻の夕しめくくり梅酒かな         沼津市大岡

|梅酒浴び夕しめくくる夏観戦 酔える延長ついからに


> ‥夏と言えば、甲子園とチョーヤ梅酒である
> 今どきの甲子園は、晩飯どきまでしっかり放送されてるからな
> すっかり晩酌のお伴になった
> 延長戦になろうものなら、ついついカラになっちゃうんだよなぁ



1-4)4

|葉桜静けさ戻りけり          藤枝市横内

|葉桜清楚の戻りけり DQNの去りてゴミぞ遠のく


> ‥花見の時節が終わるとほっとする
> いつ頃からか、ネット伝いに噂が広がり
> 花の見頃になるとDQNらが、我が里自慢にやって来て、ゴミさ散らかして行く
> 今じゃすっかり葉桜の清楚が味わい深くてしょうがねぇずら(花見盗人が!)




|糞掃除つばめ一家の子となりし        森町森

|糞掃除つばめ一家の世話係 盥に土張り下に置きたり


 *盥(たらい)

> ‥鳥獣保護とは言え、ツバメの糞は頂けない
> なにか良いアイデアはないだろうか?


 (とにかく、糞片付け奴隷に陥る空気が我慢ならん)
 (やんわりと、のほほんとお手伝いできる空気に変えたいところだ‥)


> ‥まず糞の付きそうな箇所に、サクッと剥がせるコーティング剤を塗る(できれば天然由来素材)

  (開発に成功すれば、世界的に注目を浴びるかも)

> その下に、土を盛った受け皿を設置(業者作業‥ノウハウが求められる)
> 糞を土に混ぜて回収すれば、ツバメ糞の肥料のできあがりという仕組みだ
> ニオイのしだした頃に‥連絡を受けた農協が回収と土の交換掃除をする(頻繁には無理)

  ツバメ糞肥料はそのまま農協経由で販売する

> ‥課題は、どうせ下請け依頼の仕事にハマりそうなので
> 農協が直に請け負って、比較的安く販売できればそれにこしたこたぁない

 (民間でやらかしても良いと思うけど、中抜きありそうで失敗しそうだ)

> 農家の副業扱いにするのが適当に思われるが、高齢化というのがネックだ
> 米の買い取り時にまとめて、賃金分を価格に上乗せなんてルールが適当だろう


 (どうせ、その分からツバメ糞肥料を買うだろうし、農協側に損の出にくい構造)
 (‥まずは、どれだけの肥料土を回収できるかかが、不明にある点が課題)


 ‥全国規模で、ツバメの繁殖調査を同時に実施可能
 ツバメの動的な様子が把握できれば、集中的に肥料土を産み出す上でのモデル地区を提案できる

 ‥糞受けの設置は基本無料で
 肥料土を回収して利益を稼ぐというのが理想だが、いきなりは無理がある
 ノウハウを得てコストダウンできるまでは、何らかの補助が求められるかも



> うた詠み終わります、ありがとうございました。
posted by 木田舎滝ゆる里 at 15:03 | Comment(0) | 名句にポン/2018後半 | 更新情報をチェックする
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