2018年08月17日

【勝手句帳】239 30-8-3,4,7 其の1静岡新聞掲載分から

↓5)向宜詠吟.2018/08/17

|水馬ぶつかり合ってのち静か      伊豆の国市・田方野俳句会(8-3)

|人生は瞬間沸騰のち静か 長生きするほど身に沁みる

|人生は瞬間沸騰のち静か まるで宇宙の写し絵かも


 *水馬(あめんぼ)

> ‥人生は青春にてほぼおしまいさ
> などと思う始めるのが老いだったり、病だったり、怪我だったりとするのだろう
> とくに、長生きするほどに若さが恋しくて仕方がない

  なぜあれほどに、人生のピーク(若さ・健康・五体満足)は短いのだろうか?

  ‥そこでふと思ったのだが‥

> ‥宇宙誕生のビッグバン説を信じるとすると
> 宇宙も然りだという相似性(フラクタル)に準じているだけかもな
> なにしろ、熱かったのはほんの初期の勢いだけで、あとは老化同然だよ(消滅ありき)

  確かに、そっくりだ!(今さらながらに驚いた)




親よりも口の大きな燕の子       伊豆の国市・田方野俳句会(8-3)

|始めとは姿異なる宇宙かな 久遠の旅路満身創痍


> ‥宇宙からして、古来よりの原型を留めちゃいないさ
> つまり、満身創痍(まんしんそうい)が宿命という事だろうね

  宇宙人からして、原初のオリジナル(遺伝子)を探し求めるようだけど(タイムトラベル)

  科学の好奇心は、どこでもやらかしちまうんだろうな(遺伝子操作)
  それで無くても、劣化(劣勢遺伝)は宿命らしいよ


> ‥とはいえ、情報によると
> 希に「先祖返りありき」なんて言ってるよ
> 宇宙的にいくつかの好条件が重なると起きるらしい
> 地球においては今どきという話だけどね

 (なぜ今か?‥それは事前に計算して仕込まれている部分もあるから)
 (発動するかどうかは、未知数らしいが‥)

  取りあえず、寿命が200歳程度まで延びて(個人差あり)
  再生能力がUP!(医学不用)

  ‥などと聞こえている


> ‥しかし
> 精神的な疵沙汰という方面になると、トンチのように情報がとんと無い
> とある話では、嫉妬の遺伝子を将来的には隔離するなんて言ってるよ
> アンチ勢力が植え付けた遺伝子を塩梅減らすないし除去するという話だ

  (へぇ??)

  ‥まぁ随分と先の話だろうけどさ(やる気らしい)
  それはそれで、新しい世界とのご対面だよ
  とはいえ、そこでも、それなりの衝突やら喧嘩はあるだろうね

  ‥そこに違いが起こるとしたら
  「根に持つ」「意固地の堅持」「隠し沙汰」傾向が限りなく薄れる
  という具合になるんじゃないのかな

  (とはいえ、その手の好転だろうと‥変化に葛藤が伴わない訳が無い)

  ‥込み混みで、現代社会をフル活用しているとしか思えない(事象の最大限あぶり出し)



1-5)1

|風鈴の調べは風の好きにさせ        静岡市・清風俳句会(8-7)

|恋風鈴 風の好きにさせにけり 本性ようけにわかりますぅ


> ‥この恋が続くかどうかは、うちの風鈴が、あんたの風で塩梅良く鳴り続けるかどうかやで
> あんたの風、見極めさせてもらいます

  なんとまぁ、したたかなスタンスだなぁ

  恋と言うよりは、お家主義の流れだよなぁ

> ‥本性がお家主義なのに、自由に恋愛とか、キチガイだぁよ
> どちらかに「洗脳」もしくは「思い込み」があるという事だろうね
> 「やりすぎ」と言った方が適当かもな‥「潜在的な恨み」かもな‥

  「地」だと思ったら、「地」だろうね

> ‥結局は、自分の「地」を知る為の機会が巡ってくるのが第一波だぁよ
> (別にそんなのテコにせずとも、自分を推し量ることは程度可能)




|栗の花一気に散るや雨を呼ぶ      伊豆の国市・田方野俳句会(8-3)

|絶頂の一気に散るやエクスタシー それを愛とか求めるばかり


> ‥恋愛&セックスのパターンがさぁ、これまたビッグバンと相似形なんだよ
> 始めは熱々なのに、MAXに至ると一気に剥がれ落ちるんだな
> 次第にただの家族、友人、隣人くだり‥という事にもなるらしい
> 不思議だよなぁその程度なのに「愛」とか持ち上げてくれくれだからなぁ


  状況を正しく観察するに、熱い時より冷えてる状態の方が日常だ
  日常の方を幻想扱いしてたら、そりゃ足りねぇよ(満ちたることなんかある訳ねぇ)

  鉄にしたって「熱いうちに打て」というところにコツが有るわけだし
  恋愛にしたって、熱いうちの仕込みにコツがあるんだろうよ
  無かったとしたら、脆くも砕けちまうのもまぁセオリーだよな

 (面倒くさいのは人それぞれに、その焼き入れ然のツボが違うと言う次第にある)

  ‥始めから心得ていたら、ほんと只の日常だから‥



1-5)2

ひとり背にひとり膝にと育みし双児の娘も還暦迎ふ        静岡市・長田寿短歌同好会(8-4)

|ひとり背にひとり膝にと夢見しも めぐり難きが平成にけり


> ‥今や子を授かるどころか、結婚という沙汰に至るまでが難関だ
> それで、子を授かっても、なぜか想定外に流れるのもまた平成だった
> 家庭での自分の母親像にしろ、父親像にしろ
> くたくたでは演じられたモノではない

  その上

> 保育事情も学校事情も様変わりしていて、思い込みだけでは通用しないと来たもんだ
> どうしてこうなった?
> そりゃ、競争社会ゆえの火の粉が目一杯に広がってるからだろうなぁ


 ‥「競争が前提だからおかしい」という次第を未だに誰も唱えないからなぁ‥


 ‥日本には勝ちたがり屋の馬鹿が多すぎて困るよ
 克己には挑戦しねぇくせに
 レールに乗せられると脱線しまいとその気になるのは、どうしたって隷属路線だよ
 隷属路線が嫌なら、それこそ自分で目標立ててすすめるのみだよ

 (でも一人じゃ頑張れないと言わんばかりだからなぁ)
 (しかも、そこに自覚が無いのに無駄に勝ちてぇとか不自然すぎる!)
 (その口の十八番が、「ご褒美が増えてかないのはおかしい」だからなぁ)


 ‥克己に、ご褒美なんかねぇんだよ!!!(クズが!!!)




|世をすねて暗き地中に身を潜む何の一生ぞけらに光を      沼津市椎の木短歌会7月詠草(8-4)
|素直なる心になりて道ゆけば足音いつかリズムをもち          裾野市・石蕗歌会(8-4)

|すねるわけ‥素直の許容‥問う行進 推し量らずんば阿吽など


> ‥誰にだって許容がある
> 許容を超え出すとどうしたってブレ始めもするだろう

  しかし、互いに許容を知らずに愚痴を垂れても始まるまい

> ‥不公平だけをネタに並べ立て、うだうだ抜かしてもみっともないだけだよ
> 大衆に対して想定された許容なんて、政策における論外だからな
> まず第一に優先されるのは、予算と都合だ(許容なんて論じられもしない)

  ‥最低限云々‥と憲法に綴られてあっても、国会でやらかしたことは一度だってねぇ
  10年もすれば社会なんか様変わりなんだし、5年に一度やらかしたって良いはずだ
  それがどうよ、「攻めの経済」などと抜かしつつ、振り返りもしやしねぇ
  それでどうよ、今やプラカードを掲げて行進沙汰よ
  それでも放置されているからな‥「プラカードがご趣味なようで」と言わんばかりだもんな

  この国の政府には、デモという言葉が辞書に無いらしい

> いいや違うね、自身の許容を手当で超えられるという発想だからダメなんだよ
> 慎む気なんかねぇだろうし、有れば有るだけ使うのはご時世だからな


  ‥与えられていて、気が付かなかったのではなく、聞く耳を持っていたかどうかだよ
  人も色々だけど、そこに後悔があるとプラカードなんか恥ずかしくて掲げる気にはならない
  掲げるなら、政策ないしアイデアもしくは交渉要求を掲げるべきが筋だと思うべきはずだが
  そこは丸投げ(スッカラカン)だからなぁ
  愚痴でもって抗議をしても、方針が違っていては捨て置かれるのが落ちだ

  ‥想像力が無い政府だからプラカード沙汰をやらかそうってんだぜ
  王様相手だったら、兎に角「謁見させろ」の流れだよ(対話させろって意味だよ)
  それをどう勘違いしたのか、其を端折って、兜狙いの剣幕だからな(逃げるに決まってるじゃん)


> ‥人類全体でその程度だから、日常からしてそもそもの対話の無さだろうよ
> 好きの話は聞いても、嫌いの話はスルー(まぁそんなとこ)
> 積み上げちまった云々がプラカードって空気さね


  ‥大体、デモ発想が旧すぎる!
  対話を直に要求してネットで流せる時代だからな
  デモ組織届け出制にして
  デモの対象組織側は、デモ組織側の対話の要求に応えなくてはならない
  ぐらいに改憲させとけや(当然、ネット配信が前提)

  そうなると

  ‥名簿が得られるので、兜狙いの恐怖から逃れられるのがメリットに映るが
  それは逆に、血判状同然なので逃げも隠れもできなくなる点で、敷居が上がる
  質も上がらざるを得ないので、新たな草から政治家を見出すことも可能になる

  (今やバイト扱いのデモ行進疑惑という状況は甚だ遺憾だ)

  まぁそのぐらいに公平にやらないとデモからは何も得られない(しないも一緒では未来が無い)



1-5)3

|猛暑日や汗もころがるうぐいす      藤枝市・新俳句人連盟静岡県支部藤枝あざみ句会(8-3)

|七曲がり汗をころがし坂睨む ここまで来たぞまだまだ行くぞ


 *睨む(にらむ)

> ‥七曲がりの坂を上り行くのは、乗り物に乗るだけでもしんどいが
> 自分の力を酷使してやり切る自転車での登坂は、どうしてか欲が湧くのである

 (鍛え甲斐が目に見えて判るだけでなく、景色にも反映されるからだろうなぁ)




せせらぎ暑さ総てが吸い込まれ      三島市・三島市民俳句会(8-3)

|せせらぎの夢は旱に吸い込まれ 心の折れて口惜しき畑


> ‥若い頃にはへこたれるなんて事は無かったが
> あの豪雨にこの旱とあっては、ぐうの音も出ない
> おらが頑張ろうにも、作物の苗の方がまったく元気が無い

 ‥地場が原種の野菜らも、ここで息絶えるというのだろうか?
 ‥こんなことなら、作物に、耐久テストと回復テストを課しておくんだったよ

 (おいしく作ることしかやってこなかったから、何にもしてやれねぇんだもんなぁ)



1-5)4

しとど降る雨の雫はこぼれ落ち今がさかりの白き紫陽花     沼津市椎の木短歌会7月詠草(8-4)

|しとど降る雨と思えば豪雨沙汰 しとど汗かなアラ瀕死沙汰


 *しとど‥ひどく濡れるさま。

> ‥最近は、良く降るなぁと思えば豪雨だし
> 汗が多いなぁと思ってる先から瀕死だし
> ヤバいという反応が鈍すぎて判断付かねぇ

  まるで、格差社会に至った経緯と酷似しているよ
  人や自然の側が、束になってその気になろうモノなら
  ‥凡人の予想なんて、甚だ思考力ゼロという事だろうなぁ




|緑陰を抜けてよぎれば寺の径つちも樹木も季節に染まる     沼津市椎の木短歌会7月詠草(8-4)

|緑陰を抜けて振り向く寺の径「なぜに坊主は庭はべらかす?」


> ‥観光、観光と、観光資源を持ち上げることばかりに目が行きがちだが
> 寺の径を振り返ってふと思ったよ


 「どうして、寺社仏閣はこんなにも立派な庭をはべらかせていられるんだろうなぁ??」


> それだけの予算があったら他にもできることがありそうだよなぁ
> つまり、伝統にカブれると言うことは、庶民に対してケチになるという事だよ

  まぁ、そう考えると

> 新興宗教の台頭する地盤こそ常に在り続けたのが日本であって
> 宗教を語っちゃいても、所詮はブレて、ケチ沙汰に落ちて行くのが日本の宗教土壌でもあったと


 ‥政痴屋と変わんねぇんだなぁ
 ‥企業も貴族化する時代だしな(全部同じだってことかい)

 (なるほど、ひっくり返したい意欲と需要に事欠かない仕組みが日の本の活力にあったと‥)
 (それってつまり‥必要悪上等‥ということかい)
 (上杉謙信からして、理想の正義の不甲斐なさから脱皮した口だからなぁ)



1-5)5

|本心は笑顔の中にしまい込む        浜松市・市文芸館川柳講座(8-3)

|本心を笑顔の中に隠し込むその嘘積み重ねにけりて


> ‥効率を考えれば支配者に君臨するのが一番だ
> しかしどうか、支配者までの道のりと言う奴をあからさまにしては上手く行かないだろう
> それこそ非効率そのものだ
> だから本心を隠して善人を装わなければならない

  しかしどうか、斯様な嘘を積み上げてしまうと‥どうにも善人癖が抜けなくなる‥

> 実際、支配者に至る道には様々な違法行為が転がっている(手に染めることなんか簡単だ)
> そこを我慢に我慢して善人ぶるのだ(最終的に登り詰めてどうなるかなんて知る由もない)
> 登り詰めてどちらに流れるかなんて、無責任にも忖度の空気次第だろうよ

 (それが為政という生業の恐ろしいところよ)
 ‥善人ぶって来たというのがそもそもの前科だし‥(斯様な集団性でもあるからなぁ)



|本心を正義の言に隠し込むその狂積み重ねにけりて


> ‥出征の時は息巻いていたが、内心では動揺していた
> ただひたすらに軍や憲兵、村や近所から白い目で見られるのが嫌だった
> ところがどうか、今自分は、地獄のような戦地にて自死同然を要求されている

  ‥要求しているのは、指令だろうか‥自分だろうか‥

> ああ、そんなことはどうでもいい
> こんな事に成るぐらいだったら、白い目で見られるなり、赤紙拒否の銃殺刑でも同じだった
> 人を殺めて尚生きて帰れないなら‥それでも良かったとしか思えない‥




|本心を日々の真面目に隠し込むその虚積み重ねにけりて


> 社会のレールに沿って生きることは正しいことだろうか?

  少なくとも生活するには欠かせない要素の一つだろう
  しかしどうか‥どうしてそこに迷いがあるのかが解らない‥

> 社会の方が狂ってるようにも見えるけど、実際は、自分の生き方に納得できていない次第が大きい
> このまま、納得できないままの自分を続けていても光明は訪れまい
> 社会の場において、納得の行くように自身を導けもせずままでは
> 一人での道のりにおいて、それができるという次第に無きままだ(だから無駄に躊躇もある)

  そんなのは、結局は、誰かを当てにした姿なんだよなぁ

> 誰かを当てにしたままのレールに乗るだけなら、乗らないのも同じさ(だから辞めたくもなる)

  「そうやって、日々愚痴をこぼしているのが私だ!」

  愚痴を意見として‥危機感抱かない経営なんて私と同レベルのクズだ!

> 同じ程度なのに給与に差があるというのが気にくわん
> ちゃんと給与が多いなりの規範を示せや(そこのブラックが!!)




> うた詠み終わります、ありがとうございました。
posted by 木田舎滝ゆる里 at 20:10 | Comment(0) | 名句にポン/2018後半 | 更新情報をチェックする
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