2018年08月29日

【勝手句帳】248 30-8-17,18,21 其の3静岡新聞掲載分から

↓4)向宜詠吟.2018/08/29

|「南部」より「江戸」へと風鈴換えにけり齢重ねて聴力衰え    焼津市・はまゆふ短歌会(8-18)

|「南部」より「江戸」風鈴換えにけり 都市部限定アベノソンタク


> ‥東京オリンピックを実現させる為にも、まずは誘致を勝ち取らなければならなかった
> そこで安倍総理はこう言った
> 「フクシマはコントロールされている」

  それが嘘のコントロールだったて次第は、今や、白黒付いている

  ‥何もかもが‥

> 東京オリンピックを優先したがゆえのどうしようも無さだった
> それがその後に、アベノミクス下での格差に広がった
> 誰がどう見たって、復興をテコに、都市部が得をした形にしか見えてこない

  ‥今から思うと
  アベノミクスの為の忖度を自ら演じたような形だもんなぁ
  あれこそが安倍晋三の嘘ハッタリの実力見たりってところだろうなぁ‥(まさに下克上公方や)




|子の腕の細き点滴蝉時雨          沼津市・片浜松風句会(8-21)

|子の腕にまさか点滴蝉時雨 心頭ならざる死線を看取る


 *心頭ならざる(しんとうならざる)
  ‥「心頭滅却すれば火もまた涼し」ならざる
  ‥を短縮した誤解されやすい表現だが、敢えて模索。
  ‥怒り心頭の意。
  (どちらかというとこちらにも落ち度はあったかも知れないが、比率はそちら寄りとしたい心境)


> 大変です社長、心頭ならざるユーザーからのクレームが殺到しておりまして
> つまり君、リコールありきの炎上かね?
> いえ‥炎上にまでは至っていないとは思いますけど、今後の対応次第では有り得るかもと

  「なんだね、それじゃ、すべてが私の責に成りかねないって事かね?」

> ええまぁ、下の出る幕じゃありませんので‥社内的には器の見せ所かと‥


 「‥ヨシ良いだろう、責を取り無くないがゆえに
  順風に胡坐を掻いてきたのが、伊達じゃないってところを見せてやるッ」


 (‥へぇ?、ヤバいっすよ社長・・・緊張しすぎ??)
 (‥真逆の意味に整っちまってるやんす、株価が落ちるWWW)



1-4)1

切実鳴く短命の蝉時雨          焼津市・宇宙蕗の薹句会(8-17)

|切実に泣いた屈辱 蝉時雨「日本負けた」家来の国へ

|民主化を履き間違えてポチ武士道 神は死んだし刀は無ぇし

|殿からの通達迫る「いざナチス」戦渦の所望に大わらわ


> ‥かつて日本は、太平洋戦争で敗北した
> 負けたという屈辱か、それとも今後は家来の国落ちという屈辱か
> 黒船開国の頃の屈辱とは比べものにならない空気がそこには在った

  そして、軍国体制は解体された

> ‥表向きは誰にもその様に見えた
> しかし、実際はカムフラージュされていた
> アメリカの要求は尋常に無かった
> アメリカこそが軍事国家だと見せつけられていた
> 民主国家なんて幻想で、そんな手本などどこにも存在しないと思わざるを得なかった

  ‥それがゆえに‥

> 我が国は、表向きには世界に類を見ない民主国家としての繁栄を歩みだしてはいたが
> それとはまったく異なる為政構造を宿したままだった

  在日米軍の日本滞在費の多くは日本持ちだったし、米軍の管轄地は治外法権だった

  (日本は、戦後になってからもずっと軍国投資を行ってきた‥軍事色同然だった)

> ‥米ソ冷戦は終わったが、最終的にアメリカは
> 日本を第三次世界大戦へと誘導し、再び火中に放り込もうと目論んでいた
> 北朝鮮はその為の火薬庫扱いだったし、東洋人同士でやらかして消えて良しの手筈だった
> その時に、一儲けできるようにと、日本にも戦術的抵抗力を備えさせる為の方向転換を急いだ

  (自民党の党是実現こそが、第三次世界大戦へのプラチナチケットになる目算だった)

  しかし

  仕切っていた裏ボス様の悪巧みが、リーマンショックを境にもろバレとなり
  窮地に追い込まれたあげくお亡くなりになりましたとさ

  (めでたしめでたし、さてどうしよう)

  そこでポチ閣は考えた‥俺たちも積極的に劇場型をやらかそうz‥



|大権化御輿待ちたる平和ボケ 民主化時代の病んだ観


> ‥今どき、「武士の棟梁」など古いかも知れない
> しかし、日本国民はどこかで期待しているに違いない
> 「水戸黄門」「ウルトラマン」「仮面ライダー」と‥脳内ヒーローへの期待は半端ない程だ

  しかしそれは

> 過去の屈辱を秘めたるままのトップ層からしても同じだろう
> 今や自分たちが実権を握ったにも関わらず、どこか民主社会という裾野に期待しているのだ
> どっちもどっちの中二病に病んだ観ありきというのが、この国のずばりの見方だろう



|団結を忘れた民の格差愚痴 冷めた義侠で「それ炎上」

|雪辱をやらかすよりも「まず癒道」被災はするし嘘が閣だし


> ‥「一億総中流」が幻想だったとの思いが増せば増すほど
> 日本人特有の連帯意識とやらは、まるで、軍国時代の名残だったかのように消え始めていた

  ‥そりゃそうだろう
  昭和には得られなかった社会の黒歴史が、ネット上に公開される時代になっていた

> いつしか日本国民もブーイングの阿吽を覚え、「炎上」という表現をするまでに及んでいた
> しかし、過去の歴史のような一揆沙汰にまでには至らない様子だ
> 日本人の利益両天秤は、不思議と、静けさ含みのスタイルにあった
> それでも、写真一枚の「一揆」で、客足は遠のいた
> すべてはストレス発散のイタズラ程度だったが、受けとめられ方は、明らかに一揆加勢だった

  そんな時代の空気は、いつしか「被災疲れ」に変わり始めた

  戦国時代に茶道が流行ったのは、武士が、癒やしを求めていたからでもあろう
  経済競争という一億総常在戦場の如きご時世ともなれば
  さらに踏み込んだ「癒道(ゆどう)」が求められていると言っても過言では無い

  されど

  そんな癒やしをお上に期待できないと解ってしまったのだから、うんざりだ


> 信長ありきで爆発的に広がった「茶道」とは、そもそも褒美の代用だった
> 皆で思い込めば安く上がるというところに目を付けたのだ
> 「癒道」の心得にしてもまさにそれだ

  ‥しかしどうだ

  嘘を並べ立てるだけで、実が伴わぬ云々様を見る目は冷淡だった
  やり玉に挙がるピエロに、癒道など無理な話だった

  ‥オリンピック同様に、皆で一気に思い込めば善きにせよ
  高価なオモチャのお買い上げに癒やしを求めるほど‥ミリタリーオタクでも無いし
  「武」で物事を解決すれば善いなどと‥黒カビ浅ましさなんぞには、もはや落ちぶれちゃいない

  本物志向が、日本の庶民の琴線だったのだ



1-4)2

大法螺を吹く人実に楽しそう       牧之原市・細波川柳(8-17)

|大法螺を吹きてますます七光り 台詞止まりに窮状倒れ


> ‥しかしどうか
> 皆で大法螺吹きと解っていても
> なぜか、あの御仁を七光りとして担いだままだ

  発言が台詞の棒読みの窮状に至っても、相変わらずだ

 (「体制×構造」というお家主義が、一番に、「嘘つき×盗っ人」だったんだなぁ)




のうのうと道に這い出し花南瓜       静岡市・潮音木曜句会(8-21)

|のうのうと道のまん中 閣と鷽 三選なんざ鷺と与党


 *鷽(嘘)、鷺(詐欺)

> ‥嘘つきが発覚したあとの党首選びは
> まさに賊党への道

  斯様な進捗なら、民主社会の大問題だが

> そんな集まりが与党だというなら、そりゃ詐欺集団で確定だろうよ
> 道のまん中で、通行料をせびってるような政権になるだけだからなぁ

  対抗馬にしたって、消費税増税の大泥棒ありきだもんなぁ



|安倍総理三選せずば成果ゼロ アベノミクスより拉致九条

|日本の資本万能症候群 体制否定の第二敗北

|教科書を書き換えざるや曝露ざれ 墨塗る騒ぎの夜明けやも


> ‥しかし哀しいかな、この国には自由が無い
> 長期政権でさえ、本当にやりたいことがままならないのが実情だ
> アベノミクスを成果に吠えるしかない姿は実に哀れである(それも偽装だし)

  そう言えば
  勝利を国民に強いるだけ強いて、成し得なかった軍事国家があったけ

> 目的なんか「嘘」で好い
> やらかすことは所詮「詐欺」に「恐喝(恐怖誘導)」
> それこそが、体制に安寧をもたらす

  真の目的は、お家の安寧だった(まさに象徴制)

> 本当の魔は、国民一人一人に巣くっているイケイケゴーゴー大好きという事だろうけど
> そこにこそ行き詰まりの要因があると言う次第に(解っていながら)まるで納得できていない
> 誰かの責に問える内は、まだまだイケると思っている節がある

  お家ごっこ大好きな民族だからなぁ

> そんな嘘含みには、大抵、お外から大どんでん返しがやって来る

  ドラマチック大好きな民族だからなぁ(もとい夜明けか)



1-4)3

|ひまりや人は暮らしの表見せ       沼津市・片浜松風句会(8-21)

|汗に笑み人は暮らしの表見せ 裏のあないも駄目のあらざり


 

 江戸時代(明治初期含む)のカラー写真 古き良き美しい日本


> ‥その昔、お江戸の開国にあたり
> 旅とは名ばかりの現地視察に訪れた西洋人どもが口々に語っていたという

  なんと真面目で、純朴な民なんだ
  それを今から黒に染めあげようとしている‥(なんと勿体ない)

> ‥意訳すると、まぁそういう中身だろうか
> そして、現代へと渡り来た

  ‥知らぬは、当の日本国民ばかりらしい‥

  陰謀論ありきの黒船だったにせよ
  当時はまだまだ加害者世代ど真ん中には縁遠かったと言うことで
  エージェントにしても、それこそ、観光の手練れのところがあったのだろうよ

 (口では嘘を吐くような立場でも、写真は嘘つく暇の無い頃だったからなぁ)
 (着色が入ると嘘っぽくも見えちゃうけどさ)




|瓦礫一面地に追ひ打つ酷暑かな       静岡市・船越句会(8-21)

|瓦礫ざま俄埃と汗格闘 片付くはずがゴミの山ざま


 *俄埃(にわかぼこり)

> ‥ゴミが出ないほどにモノの再利用に長けていた日本もかつての話だ
> 今や、不浄と思えば、直すより買い直すしかないらしい
> 被災のあとのほいほい出てくるゴミを見ればその残念な変わりように疑う余地は無い

  豊かになりすぎては

> 誰も直して再利用をやらかさなくなると云うもっともな見本だろうよ
> 住みよい町づくりをやって来たという自負だけは健在でも
> 片付けが下手にいたっては、物事はなかなか前に進まなくなる

  ‥片付けられない奴ほど、粘りが無い
  ‥粘りの無い奴ほど、要領にあざとく墓穴を招く

  自然にお世話になっているという敬意を欠けば、まぁその程度だろうよ



1-4)4

|散歩道最近歩幅が狭くなり溝蓋一枚一歩が難し         裾野市・鈴木図書館短歌会(8-18)

|夏影や老いて歩幅が狭くなり 溝蓋一枚一歩で越えず


> ‥ああ、老いたのだろうか
> ‥これが老いというものか
> いつの間にか、通い慣れてる道の溝蓋一枚を一歩で越えられなくなっている

  いいや、これは暑さのせいだろう
  なにしろ夏場の影は短くなるからな(きっとそうに違いない)



|秋挑む 嘘にて歩幅狭かれど 我が月夜まほしき一歩かな


> ‥とりあえずはエントリーだな
> 裏口だろうとムサシだろうと、まずは候補に名乗りを挙げないのでは始まらない
> なにはともあれ、総理で居た方が豚箱行きから遠ざかるからなぁ




岩よりもわが身に沁みる蝉の声はかない魂の緒酷暑生き抜く    焼津市・はまゆふ短歌会(8-18)

|誰よりもわが身に沁みる蝉の声 庶民に遠く云々多し


 *云々多し(でんでんおおし)‥思い違いや当てずっぽうでやらかしてしまいがちなこと。

> ‥思えば、ワタクシなんか全然大したことがない
> 世間の声が真っ先に届く立場だというのに
> 庶民は誰もワタクシの言葉に耳を貸そうとはしない

  (もりかけの件以来、とにかくやかましい限りだよ)

> どうにも、ワタクシの方が社会情勢を理解できていない言われようというのも心外だが
> まぁ実際その通りで、庶民の暮らしになんか興味も無いから、しどろもどろにもなる

  (でもこうして注目の的だ、やっぱり辞める気なんかまったくないよ)




> うた詠み終わります、ありがとうございました。
posted by 木田舎滝ゆる里 at 21:51 | Comment(0) | 名句にポン/2018後半 | 更新情報をチェックする
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