2018年09月10日

【勝手句帳】253 30-8-28 其の3静岡新聞掲載分から

↓3)向宜詠吟.2018/09/10

|蟻一匹つま先立ちてみみず曳く       富士宮市万野原新田

|安倍麻生つま先立ちて蟻を牽く テコでも動かぬ恨みを知らず


 *曳く・牽く(ひく)

> ‥今や「安倍自民」「麻生×財務省」ということで、国民の汗を吸い上げることしか頭に無い

  なにが消費税10%の環境は整っただ、ふざけるなァッ

> 私たちは、明らかに「酷民」の扱いを受けている

  過払い金の払い戻しを促すテレビCMの流れない日は無いというのに
  私たちを酷民に仕立てている犯人こそ国債である
  その国債にも有るはずの過払い金の払い戻しの件については音沙汰無しだ

  (テレビまでが、私たちを酷民扱いにも舐めきっている)

  ‥いつまでも、嘘と矛盾がまかり通ると思ったら大間違いだぞ‥




|結び目を緩めた風が脳洗う          静岡市駿河区鎌田

|結び目を緩めたザルが世を乱す 締めても同じ「ザル法放置国家」


> ‥法律の原案のその多くは政府である
> しかし、その下書きは官僚の仕事である
> 原案というよりは、方針が頭に入っているなら、まずは官僚との間に往き来があるはずだが
> そういう話は聞いた例しがない

  原案のこしらえに当たって時間を割くという事になれば、かなりの時間を費やしてもおかしくない
  その様に多忙ともなれば、法律は簡潔に為らざるを得ないのが都合のはずだがそうでは無い
  明らかに、別の所との往き来があるという焦臭さだろう

  ならばこそ

  次なる問題点を仕込んでおかないようでは、草案のお仕事が無くなってしまい兼ねない
  だから、アップデートこそがお仕事と化しているのだろう(解釈の複雑化&穴付き)
  それも、国民から搾り上げる為のアップデートだ

  (Windowsのアップデートと同じニオイだよ)

  そんなことを繰り返していれば、肝心の「公平にあるべき」と言うニュアンスから掛け離れる

  ザル法との声が絶えないのも
  法案までの構造そのものが「ザル」だからだろう


  ‥法治国家と自慢げな国民意識というのも、知らずとザルだったという落ちでもある(残念)
  どうにも、法治国家改め、改めざるを得ず「ザル法放置国家」だった

>  そもそも

  トップが法案をこしらえているだけのような空気のどこに三権分立の理想なんてあるんだよ
  結局は、「お家主義×忖度」の多数決だからな、人事権にしたって三権分立には遠いし
  つまり、御為ごかしに品の良さそうな言葉だけ盛って、欺いてきた構図だよ



1-3)1

|短夜や海老より丸く眠りおり         藤枝市岡部町

|商いは、海老より丸く腰を折り を呼び込めを呼び込め


 *海老で鯛を釣る‥わずかな労力や品物で,多くの利益を得ることのたとえ。

> ‥という諺があり
> ‥と解釈されてきたが
> その本質には、まだ奥があったようだ

  昔の人の言葉にはどうしてこんなにも、アップデートできる深みがあるのだろう?

 そりゃ現代人が表面的にしか解釈しなくなったダウングレードの受難があったからだろうよ
 それを私たちは「黒船」と呼び、「戦後」と呼び、「グローバル化」と呼んでいる




四阿でしばし文月の風に添ふ        静岡市・いきいき俳句会

|あずまやでしばし問答片かげり コスト×デザイン悩ましきかな


 *四阿・東屋(あずまや)、コスト×デザイン(こすとでざいん)
 *文月(七月)

> ‥休憩目的だけだと東屋のデザインは、簡易に四方の柱に屋根があるだけだ
> 何の飾り気も無い、それこそシンプルのお陰で半分は野ざらし気分でもある

  また、日の当たり方次第では日陰にはならず
  とくに、夏場の朝日と西日には勝手が悪い


> しかし、コストを掛ければいろいろとした変化を期待できる

  一般的には、日々のくつろぎの場としてのデザイン重視という事だが
  あずまやの造りに避難所機能を備えるという手もある

  崩れにくいんだから、地下に貯蔵庫を設けておくのもありだろう
  壁が無くても、テント資材のフックで以て覆えるようにして置けば良い

  そうなると、時に固定され切った机と椅子が邪魔になる
  盗難防止の意味もあるにせよ、工夫の余地は欠かせない


> スマホの電池補給所には持って来いだから、ソーラーパネルなり風力なりを設置しておけば良い

  普段からその手のインフラとして機能させたっておかしくない
  ただでは勿体無いと問うなら自販機でも設置すれば好い

  ‥店舗の駐車場の脇に備えるなんてのも、客寄せの手として十分にありだろう

  (被災の状況なら、自販機の中身なんて即品切れになる)
  (あとはスマホの充電用に回せるという算段だよ)


> なんなら、常時、自販機にスマホ充電差し込み口があっても好い
> ‥ネット会員制でポイント払いとかな

  野ざらし当然の自販機を、敢えてソーラー付き東屋に備えるのだ


> ‥あとは、手堅く
> 防水機能完備の有料ロッカーという手もある(被災時にまさかの手ぶらでは心細いからな)

  こちらはとくに東屋にある必要は無いが、低地での設置には意味が無い
  (防犯完備の希望も付きまとうので、その辺が課題になる)

  ‥どうせなら、自宅の東屋に隠し扉でも設置して、個人でやるのが一番だろうよ



1-3)2

|忖度がまかり通った規格外          袋井市高尾

|忖度も罷りまかれば大ネズミ 民主制度に独裁色


 *罷る(まかる)

> 与党の強行採決を、「独占禁止法」違反に問うてもおかしくないのでは?

  少なくとも連続でやらかすってのは「独占」だ
  やらかして好いのは、十年に一度まで
  というぐらいに制限を課す提案を野党がやらないのは

  やらせ芝居か、政痴屋ぶりにしか見えてこない


  総理のお仲間会優遇という事案が、独占禁止に絡む方向にもあるわけだから
  強行採決にて可決した法律が其に当てはまったなら、どう見ても職権濫用以上の犯罪だ

 (まぁ、独裁が成り立たないはずの民主制度に独裁が登場する事自体が、ザルという事だろう)
 (なんという脆弱ぶりだったろうか)



|忖度も罷りまかれば大ハズレ 責の丸請け負いありき沙汰


> ‥もり疑惑で、認知された難解な言葉「忖度(そんたく)」
> 難解なのは言葉だけでは無い
> 責任の請け負いをせざるを得ない部分こそが難儀にある

  バレなきゃ好いのバレちゃったのが表沙汰という事だが
  そうなると、腹を括らなければならない(そうだ、忖度した側がだよ)

  忖度のそもそもの意味が、そういう事だよ

  だから、忖度ヒーローなんて言ってるようじゃ
  民主社会の理想にはほど遠い(だからその罪を負うのは当然さ)


> それにしたって

  改ざんしたのは誰かという話で終わってしまっている
  如何にも「もり疑惑」の一部始終を改ざんしたとの扱いだ

  ‥それはそれで、実際はどうだったのかの話が残るのだ

  その手の疑問を、さらりと
  なんだか知らないうちに、墨塗の剥がされた公文書がネット流出しちゃって
  それでお終いにされている

  (セキュリティ怠慢から、ネット閲覧できたってのも仕掛けられた劇場という事だろう)

  どうにも、序・破・急のテンポで、見事に丸め込まれちまっているのだ
  (この国の官僚らは、裏技の使いこなしが鮮やかすぎる)


> 裏技の使いこなしを知能指数の高さとほざくのは
> 決闘における何でもありの宣言に等しい
> 少なくとも、そういう姿勢を正義とは誰も呼ばないのに
> 忖度ヒーローの言葉が飛び交うこの国の有り様は、どうにもチャンバラ時代のレベルだよ

  なにが人権社会だよ、サムライのなりすましが!!!




|「お前もか」教育界も根腐れる        吉田町片岡

|「やっぱりか」教育界も根腐ざれ アクセルあれば踏め踏め指導


> ‥教育界の問題沙汰は今に始まったことでは無いが
> 右が右なら左も左と言うことの事の顛末の根深さだろうよ

  ‥教育と言えども「競争第一」とばかりに
  アクセルがそこにあれば踏め踏め指導のご時世らしい(強化版)

  この問題の解決に一番なのは、「健全」という曖昧な看板を下ろすことだよ
  そして「人格破壊」というより詳細な看板を掲げることだ


> ‥そもそもからして「競争第一」なんだからなぁ
> そんなんで多様に人格が、常に生き残れるはずもないのに
> 判断できないチャレンジャーが多すぎて困る



1-3)3

|仇討ちをしてはくれない裁判所        焼津市五ヶ堀之内

|検察の冤罪経費税金ぞ 対して自腹 勝訴得たとて


> ‥検察にも予算があるだろう
> でも、検察側の控訴にかかる予算がどうなっているかについては多くの者が知らないのだ
> その点、検察側は、国民の足元を見透かして控訴し続ければ勝つとしたシナリオにある

  圧倒的不利に追い込まれるのが冤罪(えんざい)での状況だ

  この状況が民主社会の在り方として、健全にあるかどうかなど知らぬ

 (税金で検察側が、冤罪製造器だったりすると、とんでもだからなぁ)




青柿や突く小鳥も首かしげ         焼津市・矢車俳句会

|青柿やアベノミクスの剥がれ落ち 先ずはハッタリ 次にお仲間
 
|総裁選どこかニヤニヤ柿狙う さすが嘘つき切り替えており

|信頼をねじ伏せてきて安倍自民 今更ながらの図々しきや


> ‥アベノミクスに高揚たる成果なんか無かった
> その実態が如何に青柿のままだったかが、公に晒されたに他ならない

  安倍晋三というカシラの嘘ハッタリの見事が光っても困るわけだが
  そういう解釈に行き着くのが、もりかけスパ疑惑の顛末だろう

  誰もにそう思われているにも関わらず

> 総裁選に三選狙いの出馬という神経には、ほとほとただ者に無いと解釈せざるを得ない
> 底抜けの恥知らずもここまで来ると大物なのだろう
> なにしろ、誰もが責任を負いたくないというご時世だ
> そんなニーズにマッチした見事な奸雄ぶりという次第に当たったのだろう

  やはり世代議員という奴の空気だよなぁ

  そんな自民党に信頼なんかあると思っているのだろうか?

> 散々に踏みにじってきておいて、今更ながらにニコニコとしたって
> 図々しさにしか見えてこないという自覚は無さそうだ
> まぁお芝居だからな、切り替えの早さこそが売りという事でもある

  まったくにしてトンデモだよなぁ



> うた詠み終わります、ありがとうございました。
posted by 木田舎滝ゆる里 at 18:52 | Comment(0) | 名句にポン/2018後半 | 更新情報をチェックする
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