2019年01月18日

【エンコード日記】フルBT.709指定 VS. psy_rd=(0.2)

改稿.2019/01/19...20190118...

 ‥AVCにて、Bフレーム無しでウルトラマンをエンコードすると
 クリアーさだけが剥き出しになった趣に陥り、我慢できず
 psy_rd=(0.2)という方向をやってみたものの
 是がまた大きめのモニターだとそれもありだろうけど、19型の画面では何かと満足感が無い

 そこで

 同じに画をいじって容量増すぐらいなら、フルBT.709指定もありだろうと思った
 やってみたら、すんなりと納得できる画を得た‥(psy_rd=(0.2)は没になりました)


> どうにもBT.601のままというのが、品質にムラを起こす要因だったらしい
> それは、とくに色温度(低)に下げるほど顕著に現れる


 今どきのテレビの前提は、ダイナミックモードのド明るめだ
 且つ、Bフレーム前提の映像にあるわけだから、尚更にBT.601の課題点が見えていなかったように思われる

 (昭和映像をエンコードしようとすると誰もが問わざるを得ない登竜門だ)


 ‥正解は
 Bフレーム有り程度だと気にならなくも、無しでのエンコードもしくはより高品質を目指すなら
 色領域が不足しだして、フルBT.709指定が欠かせない‥ということらしい

 (それの事情が、そもそものデジタル放送化の都合だったのだろう)


> 余談だが


 ‥AVC CRF15(768x576)でエンコードすると、狭い領域にぎっちぎちなのか
 ウルトラマン第一話に登場の潜水艇S16の灰色系反射に、そこだけ余裕が無いのか、エッジ立ちまくりに見え始める
 思えば、どう見たって色領域を広げた方が良さげ‥だった
 つまりBT.601のままは、色々と品質の向上を得ようとし出すと、気が付かない部分での色不足が露わになる
 という事だったらしい

 ‥ということは
 4k8kサイズともなるとBT.2020,BT.2100への切り替えは、セットになるのだろう
 (むしろセットにしないと用を成し得ない予想になる)


> それにしても、psy_rdの性格の現れがよく解らない
> BT.601時代映像とBT.709時代映像とでは、異なっているように思う


 はっきりしたのは、昭和映像において、psy_rdの値を上げても、望ましい状況を招かない事だ

 しかし、デジタル映像になると‥そうでもなく‥HEVCになるとさらによく判らない
 唯はっきりしていることは、ぼかされるし、容量も時間も嵩むし、利が不明という事である

 (やはり、大型化の流れにおける間に合わせ感は否めないと思う)
 (だからといって、心理的エンハンスなしにするのもよろしくない)
 (ブロッキング軽減と似たような機能性に思うまでだが‥説の曖昧すぎが不満だ)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 17:41 | Comment(0) | HEVCと洗逸と受難 | 更新情報をチェックする
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