2019年01月19日

【詩】正座は一番に簡単な筋トレ

向宜詠吟.2019/01/19


正座は筋トレ
一番に簡単な筋トレ

「どこを鍛えているかって?」

‥それは体幹‥
背筋を真っ直ぐに保つ筋力
背筋を真っ直ぐに保つ気力
背筋を真っ直ぐに保つ気概

座禅じゃ無くてもいい、それが正座だ


正座が習慣だった江戸の武士は
階級的な自惚れを抱いていたにせよ
正座たる習慣が、正座たる心得が、一線を越えるような邪に免疫を保ってきた

背筋をしっかりと伸ばして、無心に正座をしていると、なぜか心落ちつく


‥ところがどうだ
今や正座と言えば、どこ吹く風の体罰モデルだろう
文明開化を唱えて以来、次第に退化してきた
その顛末こそがカウチポテトな生活スタイルだ

ああ、情けない
ああ、なんと残念なザマだよ
どいつもこいつも一線の越え方を覚えはしても、越えぬ落ち着きを欠いている

だからこそ正座だ
一番に簡単な筋トレと思えばいい
それこそ簡単な話だろう

そこから遠ざかったままを日本人とは言い難い
「そうは思わぬだろうか、そこのスマホくんっ」



> うた詠み終わります、ありがとうございました。



posted by 木田舎滝ゆる里 at 12:08 | Comment(0) | | 更新情報をチェックする
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