2019年01月26日

【エンコードレシピ】洗逸GOP(Ver.Bフレームカット-AVC)

↓10)記稿.2019/01/15

> 前回設定が迂闊にも「参照フレームMix(オン)」だったのが気になり
> あと他にも、気になってきた箇所があり、今回まとめて調整し直しました
> 別名「Red Flash倍速」とかなんとか‥(ウルトラマンがベースっすから)


 ‥今回設定の傾向として
 IとPフレームだけにした事で、格子にするのが面倒くさいとばかりに
 靄や特殊演出等で細かくなりがちなところは、イントラのまま丸投げだったりが見られます

(じっくりコマで見ていないので、間にPが含まれているかも知れませんが、そんな印象です)

 ‥とくに、ウルトラマンの変身フラッシュでは
 前回設定では、Iは6枚でしたが、今回設定では11枚入ります
 でも、ファイルサイズは全39話にて微増の程度に収まるようです

(容量の増減傾向の差の要因が特定できれば良いと思いますが、そこまで追求できる環境にはありません)

 さらに、Bの計算負荷が無いことで、エンコード時間が20〜25%短縮されて、おったまげです
 Bを一枚追加した方が圧縮は上がりますが、ソースの事情から、チラチラノイズが微に付きまとうので二択です


> 何が起きているのか??さっぱりです


 ‥でも3コマ撮り昭和アニメともなると、Bの効果とてゆずれません(パン動作時のカク付きは未解決のままですが)
 思うに、Bフレーム概念はレシプロ発想で、時代の制作環境はすでにジェットの域に達しているのでは?
 レシプロ機とジェット機の操縦発想は、まったく異なっているに等しく思われます

(「AVC-Intra」なんぞと技術の前提に据える時代です)


> ↓レシピ貼っときます



1-10)1 一般

モード:変換
コーデック:MPEG-4 AVC/H.264
言語:なし
フレームレート:23.976 or 29.97
カラーモード:YUV 4:2:0 Planar 12bpp
レート調整モード:品質
品質:15.016.0(ソースにも由るが768x576サイズでエンコードするには限度の境)
プロファイル:Main
レベル:Level 4.1
プリセット:標準
Tune:無効
フレーム-パッキング:なし‥(現在_XMedia Recode 3.4.5.0にて、市松模様がデフォルトになっています)
Open GOP:□
キーフレーム間隔:60(実写),80(アニメ)
最小GOPサイズ:1‥(現在_XMedia Recode 3.4.5.0にて、autoは(23)と固定なので要注意)
表示モード:プログレッシブ
スレッド:0


1-10)2 ブロッキング軽減

ブロッキング:オン
ブロッキング軽減 - 強度:0
ブロッキング軽減 - 閾値:0



1-10)3 B-フレーム

B-フレーム数:(Bフレームカットをしても適当な容量に収まるかはソースにも依る)
B-フレームモード:オフ←空間軸
適応型B-フレーム:オフ←最適
B-Pyramid:なし 
B-予測ウェイト:オフ←オン
B-フレームバイアス:0



1-10)4 マクロブロック区分

適応型DCT:□
I8x8:□
I4x4:オン
P8x8:オン
P4x4n:□
B8x8オン



1-10)5 レート制御

VBV バッファサイズ:0(自動設定)
VBV 最大ビットレート:0(自動設定)
VBV 初期バッファ:0.9
可変ビットレート:1.0
量子化圧縮:0.60.8(ここのビットレートの割り当ては思いのほか大きく、且つ0.7の挙動は怪しい)
先読み:60(実写),80(アニメ)
MB-Tree:オン



1-10)6 動き推定

M.E. 範囲:64
シーン変更感度:67(実写),89(アニメ)←128
M.E アルゴリズム:Multi hex
サブピクセルリファイン:FUll RD
Chroma M.E.:オン
P-フレーム予測の重み:スマート解析



1-10)7 量子化

量子化最小値:0
量子化最大値:42(PAL&HD),69(FHD)
量子化最大値(Delta):3(PAL&HD),4(FHD)
IP比率:1.4
PB比率:1.3
彩度QPオフセット:0
輝度量子化のデッドゾーン(Inter):21
輝度量子化のデッドゾーン(Intra):11
AQモード:可変AQ
AQ強度:1.0



1-10)8 量子化設定

Trellis:常時
Psy-Trellis強度:0.00
Psy-RD強度:0.00
参照フレーム数:2
ノイズ減少:0
参照フレームMix:オン(高品質を狙うなら使用しない方が良、ある程度の品質なら馴染む事もある)
CABAC:オン
DCTなし:オン(DCTとは、折角計算した細かい端数値をなかったことにする判断)
Fast P-Skipなし:オン(Fast P-Skipとは、ブルー系の一部数値をなかったことにする判断)
心理的エンハンスなし:□
PSNR算定:□
SSIM算定:□



1-10)9/ビデオユーザビリティ

ビデオ形式:指定なし
カラー優先度:BT709(高品質化に因る色不足対応)
行列係数:BT709(高品質化に因る色不足対応)
伝送特性:BT709(高品質化に因る色不足対応)


※フルBT709にすると、色温度感度が変化します
 当方の独自な理屈通りに様変わる傾向になるので注意が必要です

 420にする度に‥青さが削られる分の青さを色温度にて増幅させる必要がある。ただし、解像度を下げると赤さが減るので必ずしも色温度を上げる必要は無く下げても対応できる。ただし、大画面になるほど青さが増すのでそれぞれの絡みは複雑化する。
 又、DVDやBDの基本的な制作ベースはsRGBにあるので色温度は(低)だが、420にエンコードだしされれば、現場の色味に近いのは色温度(低-中)で調整するのが理想と言える。
 ただし、視聴する画面サイズやアナログとデジタルでのソースの違いもあるので必ずしもこの限りとは言い切れない。

(細かいことを言えば切りがないが、まぁそんな感じ)



1-10)10/クロップ/プレビュー

##解像度##
‥‥
スケーリング:双三次スプライン
ディザリング:自動
‥‥



posted by 木田舎滝ゆる里 at 13:09 | Comment(0) | 洗逸しちゃうぞ | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。