記稿.2019/03/10
> 動画エンコードにおいて、心理的エンハンスには謎が多い
> そもそも何をしているのかを誰も説明し得ていない
なのに、規定値のままに使うとそれこそ、1.2〜1.5倍も増量してしまうと云う厄介者である
‥ところが
「Psy-Trellis強度」と「Psy-RD強度」の値を揃えて使用することで
思っていたほどに色みが後退しないことを発見っ!
‥さらに
規定値にしてしぶしぶ使うと(どちらも1.00‥x264の場合)
テレビの各映像メニューにおいて、適度な色合いで表示されるようになる
テレビの各映像メニューなんてそもそもいじらないパソコンモニターオンリーの場合には
殊更にどうでもいい話にも思えるが、放送を前提にしているがゆえの作りという事らしい
‥そもそも、パソコンオンリーだというのなら
制限モードではなく完全モードにこだわるべきだろう
でも誰もそこまでしようとはしない(自慢貸ししずらくなるし、区別管理からして面倒くさいからな)
> ハードの方だけでは調整できないところを、ソフトにツケを回したと言うことだろうか‥
‥しかしそれにしても
昔のフィルム映像前提のテレビは、そんな器用な事ができる作りにはなっていない
そこは、デジタル撮影された映像だからこその露光の良さ由縁みたいなもので、そこを勘違いしていると悩ましいことになる
‥逆から妄想すれば
日本のテレビメーカーが、自分たちのブラウン管時代の色づくりを残したくて
それぞれを発展させたのが「映像メニュー」のエトセトラという事かも知れない
そうだとすると
デジタル映像の方を如何にして、アナログ映像寄りに味付けできるのか‥という事だったかも知れない
(ならば、テレビだけでなく、カメラのノウハウも入り交ざって来たことだろう)
‥結果、おいてきぼりを食らったのが
元々の残したい願望の牽引役だったフィルム映像のリマスター出しだったことになる
同じようにやるととんでもないことになるのは、予想に反しない
(ニュースの昭和映像を見れば一目瞭然)
> ちなみに、心理的エンハンスを規定値で使った上で、期待する色みを得るには
「参照フレーム数」と「M.E. 範囲」からの値の違いによる影響が大きいように思われる
どちらかというと、Bフレームをやたらと多くしても、赤さが増すだけなので
そこを規定値でどれほどにカバーしているのかにもなる
‥場合によっては
「彩度QPオフセット」が勝手に作動して、数値を放り込んでいたりする(驚いたし)
(勿論、この作動が‥バグなのかどうかについても調べようがない)
> 「Psy-Trellis強度」と「Psy-RD強度」の値を双方ゼロにしてエンコードすると
> 手頃な映像メニューは、ダイナミックにみられる明るい系だけだったりする
‥デジタルアニメ映像の場合
制作側がすべての映像メニューに対応できるように色の選択をしているとは思えない
‥その点、多くのデジタル実写映像の場合
色を選んで造り込むとした所作が無いので、逆にモード選択を求めるのだろう
‥そこの違いを考えると
必ずしもすべてのジャンル映像が、映像メニューを前提にしているわけではない
(万人万色向けに色みを気にしている人口比率はそれ程に多くない)
(綺麗に見られりゃ、それ一択で良いとさえ思っているはずだ)
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