↓10)記稿.2019/04/03
> 前回レシピ「NTR」において不満だった輪郭までがふわっとしてしまう点を改善しました
> 今回レシピ「マジカル720p」は、色温度ジレンマを払拭することに成功したと思います
‥ぶっちゃけ、ブロッキング項目の値をパクってみただけですが、これが大当たり
色温度差につきまとう色むらの度合いが気にならない程度に落ち着きます
しかし、NTRと比べて、ファイル容量にそれ程の影響は見られないものの
1.5倍程度にエンコ時間が増大します‥それはもうHEVC時と同じぐらいに思うほどに‥
‥結局、とくにBフレームの連続枚数が多くなると
そこら前後は、どうしても赤づく傾向にあるので
色温度を落とすほどに、そこだけ余計な赤さが気になり
逆に色温度を上げると、相殺されて青っぽさにまとまるわけですが
「制限」にてエンコードしているという甲斐が薄くなるわけです
(対して、Bフレーム無しは微に青っぽく見える為、色温度(低)での見映えが今ひとつの傾向)
> 色温度での違いがあろうと全域網羅で美麗に仕上げたい!
‥実際のところ
ネット閲覧には画像を合わせて見る都合から、色温度は(低-中)
記事を書いたり白黒漫画を読む場合は(低)
動画は(中)以上で見るというのが、慣れからくる都合としてあるわけですから
切り替えずとも、差が気にならない程度を知りたくなるわけです
‥今回、はっきりしたことは
ブロッキング対応処理の(0)値からして
効率優先のすでにやや強めのスムージングにあるようです
ブロッキングの起こり得る想定をどの辺りに据えおいているか‥になると思いますが
少なくとも、ぼかし効果表現の見映えにまで配慮した都合を織り込んでは居ないでしょう
‥結果、720pなのに、1080pと比べて遜色ないレベルどころか、独特の味わいの印象です
(下手なHEVC(1080p)より遥かに美麗です‥CRF11っすから当然です)
(さらに444でやらかしているので、比較も糞もありません‥色が出て当然にあるべきです)
‥そこは兎も角、なぜ720pなのに1080p同等に並ぶのかというと
そもそもの編集モニターサイズが27インチ程度だからです
だから同じ比率程度のビットレートを宛がえば、ダウンコンバートだろうと量子化の傾向として
720p、さては576pでも、モニターの再現度に差が無いなら
ほぼ同じに見えたとてさほど不思議は無いのが理と言うことでしょう
(と言っても720pにそこまでのビットレートを盛り込めるかどうかが「謎」だったわけですが‥)
その同じに見える調整の塩梅を知らずして、2kから4kもありません
ということの再確認としてのお勉強だったかも知れません
> ↓レシピ貼っときます
(その他アナログ系などの映像は未確認ではありますが、前々回漸進内容にある実写用数値を併せて載せておきます)
1-10)1 一般
モード:変換
コーデック:MPEG-4 AVC/H.264
言語:なし
フレームレート:23.976 or 29.97
カラーモード:YUV 4:4:4 Planar 30bpp
レート調整モード:品質
品質:11.0
‥(ここでのCRF(11)は、BD-tsソースが対象。主にぼかし表現のピント合わせ用途)
‥(BD-tsから一度リップしたソースからなら、CRF(12)からが適当、その次なら(13))
‥(じゃ、マスターソースからだったら?‥知らん)
プロファイル:Hi 4:4:4 10‥(720p)
レベル:Level 4.2
プリセット:標準
Tune:無効
フレーム-パッキング:なし
Open GOP:□‥(BD-tsではやらかしているので要注意)
キーフレーム間隔:60(実写),80(アニメ)
最小GOPサイズ:1‥(0.autoは(23)の固定なので鵜呑みは考えもの)
表示モード:プログレッシブ
スレッド:0
1-10)2 ブロッキング軽減
ブロッキング:オン
ブロッキング軽減 - 強度:−1←0‥(ぼかし表現対応&色温度差改善)
ブロッキング軽減 - 閾値:−1←0‥(ぼかし表現対応&色温度差改善)
1-10)3 B-フレーム
B-フレーム数:0‥(Bフレームを使わずして、適当な容量に収まるかはソースにも依る)
B-フレームモード:オフ←(空間軸)
適応型B-フレーム:オフ←(最適)
B-Pyramid:なし‥(x264の場合、オンにするなら参照フレーム数(4)からを要求する)
B-予測ウェイト:オフ←(オン)
B-フレームバイアス:0
1-10)4 マクロブロック区分
適応型DCT:オン(Hi10,High)
I8x8:オン(Hi10,High)
I4x4:オン
P8x8:オン
P4x4n:□
B8x8オン
※ マジカル720pから二度揚げする場合、MainよりHighの方が良さげです
1-10)5 レート制御
VBV バッファサイズ:0(自動設定)
VBV 最大ビットレート:0(自動設定)
VBV 初期バッファ:0.9
可変ビットレート:1.0
量子化圧縮:0.6
先読み:60(実写),80(アニメ)
MB-Tree:オン
1-10)6 動き推定
M.E. 範囲:32‥(ぼかし表現対応)
シーン変更感度:67(実写),89(アニメ)
M.E アルゴリズム:Multi hex
サブピクセルリファイン:FUll RD
Chroma M.E.:オン
P-フレーム予測の重み:スマート解析
1-10)7 量子化
量子化最小値:0
量子化最大値:69‥(心理的エンハンスを含めて考えると規格最大値一択)
量子化最大値(Delta):3(720p,576p),4(1080p)‥※(ここの差こそはダウンコンバートの肝)
IP比率:1.4
PB比率:1.3
彩度QPオフセット:0‥(心理的エンハンスの絡みで変更されるが問題ない。Hi10’444で+2)
輝度量子化のデッドゾーン(Inter):21
輝度量子化のデッドゾーン(Intra):11
AQモード:可変AQ
AQ強度:0.6←1.0‥(ぼかし表現対応)
1-10)8 量子化設定
Trellis:常時
Psy-Trellis強度:
Psy-RD強度:1.00‥(ぼかし表現対応)
参照フレーム数:1←2‥(ぼかし表現&心理的エンハンス対応)
ノイズ減少:0
参照フレームMix:□
CABAC:オン
DCTなし:オン(DCTとは、折角計算した細かい端数値をなかったことにする判断‥BD-tsではやらかしてっぽ)
Fast P-Skipなし:オン(Fast P-Skipとは、ブルー系の一部数値をなかったことにする判断‥BD-tsではやらかしてっぽ)
心理的エンハンスなし:□
PSNR算定:□
SSIM算定:□
1-10)9/ビデオユーザビリティ
ビデオ形式:指定なし
カラー優先度:BT709(高品質化に因る色不足対応)
行列係数:BT709(高品質化に因る色不足対応)
伝送特性:BT709(高品質化に因る色不足対応)
1-10)10/クロップ/プレビュー
##解像度##
‥‥
スケーリング:双三次スプライン
ディザリング:自動
‥‥
※ マジカル720p設定を1080pに切り替えてエンコードした場合
容量的には二倍以上などと云うことにはならずに1.5倍程度のようです
(まぁ10ビット出しでの話ですので、8ビット出しでどうかは不明です)
折角に1080pで出しても、DDR3パソコンでは二倍速エラーしまくりになります
そもそもの目的が美麗倍速っすから、グラボの追加が嫌なら720p推奨です
‥そのグラボの選択支ですが
画質で選ぶとRADEONでしょう
お得な機能として、自動なヌルヌル60フレーム化なんてのがあるようです
自動でヌルヌル60フレーム化できちゃうぐらいなら倍速再生にも期待が持てるでしょう
しかし、AMDは低W低価格グラボよりは、まずはRYZENを売り込もう作戦のご様子です
ということでRADEON画質がよければ、グラフィックコア搭載型を狙うのも選択支です
でも、エンコード目的を兼ねるとZEN2コア希望でしょう
しかし電源を買い直すのは険しく、Athlonタイプかもなぁなんて考えざるを得ません
(やはり、お安いGeForceが現実的か‥もとい720pっすね)
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