2019年05月31日

【エンコード日記】DVDとインターレース&NHK料金まで

↓4)記稿.2019/05/31

> DVD画像は一般にインターレースの扱いだそうだが
> だが、再生時に、プレイヤー側でインターレース解除をしても反応していないケースがある
> しかしよく見ると所々に痕跡を覗かせていたりする


 例えば、「はじめ人間ギャートルズ」だと
 インターレース表記を刻んでいないのだが
 パンする箇所にだけ、部分的にジャギが僅かに目立つ

 そこで

 XMedia Recodenで、FF Huffyuvのロスレスで比較してみた
 さすがにオリジナルを保持してもパンの部分はカクカクしてまう

 ‥しかし、それ以前の基本的な問題として
1.プログレッシブ指定でのインターレース解除 → プログレッシブ
2.プログレッシブ指定でのインターレース解除せず → プログレッシブ
3.インターレース解除指定でのインターレース解除 → インターレース
4.インターレース解除指定でのインターレース解除せず → インターレース
 にそれぞれエンコード後に表記が刻まれるのだが、ロスレスなのにそれぞれで容量が異なり意味不明
 容量が同じになるのは、1と2(ソースによっては、中身がそっくり同じとは限らない)


 DVDの場合
 画質のレベルもまぁそこそこだからその差を確認できる範囲にあるわけだけど
 BDのそれになるとさっぱりわからない

 仮に、元々のソースがインターレースであることを刻む為に
 ↑のような表記が求められ、そのような扱いなら
 BD-tsに刻まれたインターレースには意味が無い 


> ‥話を「はじめ人間ギャートルズ」に戻すと


 ‥インターレース解除すると、パンのジャギはスッキリする
 その代わり、他がおかしくなっていたりする
 これはどういうことだろうか?

 ‥そこでググっている内に、とあるテクニックを思い浮かべた
 パンの場面だけインターレースにてコマ数を維持して
 あとは放送上の都合から、3コマ撮り4コマ目で多重化している箇所を間引いてしまう‥

 それぞれで分割エンコードして、つなぎあわせてあるとか??‥(まぁ知らん)

 そのような場合
 無闇にインターレース解除をしても意味が無い

 ‥実際、昭和の3コマアニメともなると圧縮効率が上がらないので
 そういう部分で減らす為の工夫を駆使されているように思われる
 インターレース解除できる部分はすでにしてあるとして扱うべきだろう


 仮に多重に見えようと、それはすでに済んでおり、解除に失敗したなれの果てかも知れないのだ
http://www.ange.ne.jp/naco/cardcaptor/capt_24fps.html


 ‥ところが、デジタルアニメのDVDの場合
 はじめから秒間30コマ前提で構成されている場合もある
(それはとくに‥予算の前提がDVDのみだった場合に見られるのではないかと思われる)
 そのようなケースでのフレームレートの間引きは避けた方が良い

 ‥なんだかんだと、DVDの再エンコードは面倒ということである‥



1-4)1

> ところが
> BDのインターレースにもそれなりに近しいもどかしさを発見してしまった


 ‥インターレース画像に対して、縦解像度を変更しない方が良い説がある

 アニメの場合は、その辺の差が分かりにくい

 しかし、実写の場合はそうでもなく(視聴画面サイズにもよる)
 動きの激しい箇所では、インターレースを解除しないままでも
 好逸ダイナミックにおいて、ピンボケしている部分がでてくる
 好逸スタンダードでは、そこまでの違和感は感じられない

(そうであろうとも、アニメの場合は、ダイナミックの発色の方が好みだったりする)
 という具合らしく

 大画面になればなるほど、その差が顕著になるように思われる
(ということで縦解像度の変更に戸惑う状況に出くわした)


> さらに


 解像度を変えてインターレース解除を一気にやろうとすると
 フィルターの順番で、解像度変更が先だったりする場合もあるので注意が伴う
(XMedia Recodeは、その点で怪しいらしい)


 ‥そうなると、まずはじめに、インターレース解除を非圧縮のベタでだしてから
 次にそいつを、解像度変更して圧縮エンコードするという手間が増えることになる
 (なんてめんどくさい)

 ‥ついでにいうと https://nico-lab.net/yadif_with_ffmpeg/
 「yadif」方式だと、インターレースフラグがあるのだけを解除するコマンドがある
 色々なケースを考えるほどに、「yadif」方式は有力な候補だろう
 と思っていたら、XMedia Recodeには、そこまでの操作が用意されていない
 (なんて残念なんだ)


 ‥ということから、インターレース解除は、やっぱり鬼門だった‥



1-4)2

> なんでこうなっているのかに対する疑問も、4kでは規格から除外された
> つまりは、技術の問題だった&著作権の都合だった


 前者で言うなら、動きの予測と圧縮が不十分だった
 後者で言うなら、動きの予測を敢えて不十分にしてある
 しかし、スポンサー側がそこまで技術に顔をツッコんでいるとは思えないので
 規格の理想とした方向では、4k規格あたりを理想としていた
 ‥というより
 さすがに4kでインターレース有りなんてお馬鹿な選択だって気が付いたって事だろう

 そもそも

 インターレースの圧縮の仕方の解説を見た例しがない
 インターレースではここがこう違いますとした解説はあっても
 インターレースの都合に合わせた圧縮を検討した形跡の紹介は見られない

 インターレースなんだから、2枚セットでセット構成にて動き予測すべきに思うがそうでもない

 GOPの最小が3枚なのは当時の規格だし
 その3枚はどう考えたってインターレースの都合とは思えない
 (それとも3枚が好成績だったのだろうか?)
 まぁ2枚なら2枚で{Ip}の構成を前提にせざる得ない
 それでもインターレースの1枚目と2枚目でQPの質が異なってくる

 (単純に二重化したってどうにかなるって段階に無い‥すでに規格上の欠陥だ)



1-4)3

> 品質が異なる前フレームと後フレームの組み合わせに意味なんて無い!
> インターレースに重点を置くなら、{IIbbpp}とした構成を提案すべきに思われる
> そこに目を向けていない時点で、インターレースをどうにか試みようだなんて考え自体が糞


https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14201871414


 ‥当時の技術×容量×生産では厳しいからその点はしょうがないにしても
 それぞれに余裕がでてきてもその辺を改めようとした動きがまるで無いのでは
 どうにも‥慣れからくる怠慢というか思考の欠如としか思えない

 インターレースを葬れば良いだけなら凡人でもできる
 (むしろ凡人発想の前技術の否定)

 秒間120フレームの規格まで用意しておいて、インターレースは廃止されました
 「はぁ」何言ってんすかッ‥

 それじゃ、従来のインターレース画質を技術屋からして否定しちまっただけっすよ
 (技術挑戦の不徹底っすよ)


 ‥それならそうと、従来のテレビ画質は非常に乱雑だったのに
 お高いNHK料金をふんだくってきました、どうもすみませんでした‥と
 謝ってもらう部分がでてくる話ッスから


 「謝罪ができないなら、適切に値下げしろ」

 「インターレースが不人気だからって、お粗末に扱ってんじゃねぇ!」



1-4)4

> さらに言うと
> どこもかしこもBT709に積極的にあるとは言い難い
> それもこれもBT601より増量するからだ


 アナログ時代の色合いを残したいとする意図なら理解もされるだろうが
 そうに無いデジタル作品においても、BT709を敬遠しているのが現状だ
 そんな状況で、なにがBT2020だよ(やっつけすぎるのもいい加減にしろ)

 そんなんじゃ、4k画質も糞も無い

 NHKはテレビ規格の主格なんだから
 そこを野ざらしのままに指導しないのではだらしがない、iNuHKと揶揄されたって当然だろうよ


 そういう意味でも、未だに1kで用は足りてしまうのだよ

(用が足りなくなるのはハイエンドゲームぐらい)
(どうせだからeスポーツ番組でも組んで放送しとき)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 21:06 | Comment(0) | 洗逸しちゃうぞ | 更新情報をチェックする
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