2019年07月24日

【勝手句帳】かじりよみ005

↓1)向宜詠吟.2019/07/24

|潮の香と風の音ありて戸田峠ふる里想うや瞽女の観音  *瞽女(ごぜ)
裾野市・曙杉短歌会(2019-7-20)

|戸田峠大雪刻む瞽女の悲話 潮を見晴らす観音の奏で


 参考:沼津市・戸田 瞽女観音
 

 ‥へぇ戸田にはそんな悲話があったのか(これは知らんかったz)
 今となっちゃ、その時の胸中を三味線に乗せるが如く
 潮風が吹いているのだろうなぁ
 (観音様になっちまうってそういう事なんだろうな)


 ‥これは是非萌えキャラ化して、ラブライブ!に組み入れるべきなんしゃねぇの
 (サンシャインの一話しか確認しとらんからほとんど知らん)


> で、観音像を萌えキャラ像に置き換えてみるとか


 ‥いやいや、全国的にそういうのゴロゴロしてそうじゃん
 それはそのままに日本の心意気そのものの伝承だよ

 (いやぁ目が見えてませんでしたz)

 ちなみに、一行の瞽女さんは三人組だったそうで
 そのまんまユニット組めるっす!!!

 (是なら萌え感倍増っすよ、全国的に掘り起こせば、全国大会風にだって演出できそう)
 (そうでないと地域おこしの意味がねぇ)
 (どうせ今時のアニメは無駄に女子キャラ盛り盛りだからな、糞が!!!)
 (そこに説得感を盛れるってんだよ、こんちくしょう)

 (五十年やらかしたって、ブー垂れられる謂われが無くなるってんだよ)

 (渋谷の女子だって偏見とは区別して、ストラップ買うだろうz)

 (そうなると、農産品の箱という箱が、萌えキャラ柄に様変わるかも知れないz)
 (版権的にはウハウハだな、そうなると、どこの市町村だってシャア前提だろうz)


> 崩し文字のAI読み可能になったそうだし、文献を掘り起こすにもってこいの流れじゃん



1-1)1


↓ 3 )1

庭に摘み蕾のままに瓶に活けし水仙の今朝白き花開く
裾野市・曙杉短歌会(2019-7-20)

|東雲に開く白さよ居間に春 生けた蕾の今朝ぞ水仙


 ‥明け方には開いていたのだろうか
 居間に来て、その白き花の姿を見た途端
 確かに春が近づいてきているのだなぁと思った
 ‥生けた頃の蕾の姿を思い出しながら
 今朝からずっと(居間に)咲いた水仙をたのしんでいる


 *居間に春 → 今に春 → 季節感(冬の終わる頃)‥ニホンズイセン

 (植える水仙は球根です)

 ‥活けるor生ける
 花が開いてからなら「活ける」
 蕾から花を咲かせる用途なら「生ける」‥ じゃ半々だったら(概ね活ける)

 (文学的にはそう考えて良いと思う)

 ‥私を生かしてくれた土地柄
 ‥この技術を活かせる方向性


↓ 3 )2


|落日の茜ひとすじ 海の道 見惚れし吾を招くが如し
焼津市・「菩提樹」小川短歌会支部(2019-7-20)

|落日の茜ひとすじ 海の果て 見惚れし吾を招くが如し


> ネタの「落日」と「茜」の組み合わせに唖然としちまいました


 ‥落日をいつ時であるかとする定義からすれば
 「海の道」の頃合いを含むとも含まないとも言えるほどの昏さに限定する場合もあれば
 そうでなく、ただ抽象的に昏がり全般に至るまでの様子を指す場合もあります

 そこを「茜」という

 これまた中途な印象の語句で前者にあると断言しちゃうのには
 無理があると言わざるを得ない


(‥近年の感性には、夕日(あかね)と読ませそうな勢いが見られます)
(これだけ日本語に夕日を表現する言葉がほとんど無いとした事実がそこにあるわけです)
(一方で、朝日の頃合いに関しては、それなりに見られます)
(そのせいか、日本語で「赤」は「朝」を意味すると来たもんだ‥やってらんねぇてか)


 それでいて、前の五七を使って、後に続く「海の道」の喩え添えかぶりでは
 音の無駄遣いばかりで、深みを醸し出すこともありません


 ‥でさらに
 「如し」で括っては、「見ていました」程度のありきたりな様子の抽象です
 何ともまぁ、ひねり足りなさそうな中途な詠みっぷりでしょう


> でもまぁ、「道」→「果て」にすれば
> 意味としてのまとまりは、ぐっと得られます


 ‥でも
 詠みたかったのは、「夕暮」に無く「海の道」の方の鮮やかな印象だった訳ですから
 今度は、「落日」「ひとすじ」「果て」「如し」の関わりから
 「海の道が消えたことを以て私が招待されたみたいだなぁ」とした解釈に成り得ます
 それはそれで、詠み手からすれば多少の不満ありかも知れません

(いやいや、それだけ「海の道」が印象深かったとする裏返しでの表現でしょう)
(「道」と「果て」の差には、裏返しでもOKに思えていたかどうかの差があったでしょう)


> ‥こげな曖昧語意の寄せ集めでも、なかなかの詠みっぷりに仕上がるのにおののいた


↓ 3 )3


|葉も花もつゆに見事な紫陽花の色それぞれに屋敷を飾る
焼津市・「菩提樹」小川短歌会支部(2019-7-20)
|お隣の紫陽花の花雨に濡れ競い合うごと咲き誇りいる
焼津市・「菩提樹」小川短歌会支部(2019-7-20)

|競い合う紫陽花の多寡日本ざれ ひたすら梅雨に生くるも定め


 ‥それは梅雨であって厳冬では無い
 梅雨なら梅雨晴れ間を期待できます

(でもそれは、誰が見たって避難しねぇパターン脳でしかないのだが‥)

 ‥どのような雨にあろうと肥やしにして生き延びる
 逞しいというか‥無謀というか‥(絶対資本格差なら無理ゲーすぎる)

 まぁそれでも雨のあるうちは、まだまだ華らしい
 そこんところは、農耕民族よりの感性なんでしょうね



> うた詠み終わります、ありがとうございました。



posted by 木田舎滝ゆる里 at 12:20 | Comment(0) | 名句にポン/2019中途から | 更新情報をチェックする
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