2019年08月30日

【勝手句帳】r017(01-8-30)静岡新聞掲載分から


↓ 13)1 向宜詠吟.2019/08/30


沙羅落花地上に描く星座かな  *沙羅の花(沙羅双樹,夏椿)
静岡市・いきいき俳句会(8-30) 沙羅落花


|沙羅落花 生まれ変わりの息吹かな 丸く儚く命を寄せる


 ‥ああ、また沙羅の花が落花したよ
 まるで天上からの生まれ変わりを体現示すかのように瑞々しさを地上に降ろすのだなあ
 さらにそれら命が、まるで寄せ合うかのような暮らし向きに見えてくる
 ただそれだけのことですら切に儚く見えるだなんて、つくづく感慨深いことだなあ


↓ 13)2


|沙羅の花ぽとりと落とす己が鬱
静岡市・いきいき俳句会(8-30)

|沙羅の花 ぽつり私見をひろげ説く 臆するなかれ瑞々しかれ


 ‥人生なんてものはだね、そもそもが平家物語の祇園精舎そのまんまだよ
 華やかにやりたきゃね、討たれるのを恐れてちゃ成り立たないんだな
 それこそ討たれてみせるぐらいに、自らに自らの瑞々しきそのままを撒き散らすべきなんだよ
 どうしてそういう風に解釈できないのかな by沙羅の花



 ‥私ごとですが、沙羅の花を始めて知りました
 過去にも夏椿なる言葉を拝見したことが一回ぐらいあったように思いますが、スルーしてました
 これもそれも、祇園精舎を映像的に思い浮かべさせる授業をせずに
 暗記一辺倒だったしするからに思います(などと丸投げで文句垂れて見ましたん)

 ちなみに、そもそもの「祇園精舎」こそが「アンコールワット」でーす

 ‥それはそれで昔から日本にやってきていたと言う事です(逆も然り)
 どこか中国辺りとしか交易してなかったような教科書クサさは、明らかに黙殺しているわけですね

(平家も源氏も毛唐クサき流れの何者でもないと言うことでしょうか??)

 今更それがなぜ黙殺すべきなのかは不可解ですが、民族思想に染めあげたき空気も兼ねているのでしょう
(日本人の血の半分は、どうせ海の向こうから来たってのは織り込み済みなんだし、今更っすからね)


↓ 13)3


|暑気払ひは中州にじっと立ち
三島市・獺祭鹿の子句会(8-30)

|暑気払いサギは中州にじっと立ち ツバメはホバーし風浴びす


 ‥なるほど、季語がダブろうと、こんな風に詠めば良かったのか
 って‥なんてベタなんだ、そのまんまじゃねぇか
 そりゃまぁただの散歩の風景だからな、至極見たまんまだろうz


↓ 13)4


大手門巨石連らなり雲の峰
伊豆の国市・鹿の子サンズ句会(8-30)
大手門 巨石で検索(一塊石の超絶デカいのって!?)


大阪城巨石の石垣 時の瘤 如何なるテクの仕業かな


|大和型巨砲を連ね雲の峰 今やまぼろし鉄の城


*鉄の城(くろがねのしろ)


↓ 13)5


|夏雲をちぎって投げて浜の子ら
島田市・島田宿川どめ俳句会(8-30)

|河岸をちぎって投げる川遊び リニア弾ませぬ大井川



↓ 13)6


|「無礼だ」との言葉が外交で出る暑い
島田市・島田宿川どめ俳句会(8-30)‥「河野 無礼だ」で検索(これ?)


|日韓のまずは上下や繁る垣 国内ウケの扶持合戦


 ‥日韓のプライド合戦は、お互い様の内票固めでしかないのは明白だ
 噂によれば、韓国は解体されて北朝鮮を軸に併合される雲行きだと言う
 その出来上がった国に、なんちゃってユダヤ人さんらがお住みになるそうだ
 まるでよくわからない裏での闘争があるらしい、くわばらくわばら


↓ 13)7


|下校の子引きづって来る蛇の殻
島田市・島田宿川どめ俳句会(8-30)

|半島が引きづって来る大東亜 未だ日本もロシアにごねる



↓ 13)8


|敗戦忌少年のまま立ち尽くす
島田市・島田宿川どめ俳句会(8-30)

|敗戦忌少年のまま立ち尽くす 未だ拭えぬ敵愾心



↓ 13)9


口に閉じ込めるもらった枇杷の甘い
島田市・島田宿川どめ俳句会(8-30)

|口に閉じ込める奪われし沖縄 ここぞ吐けよと辺野古のほとり



↓ 13)10


|過去の歴史引きずってるのか貨車長いなあ
島田市・島田宿川どめ俳句会(8-30)

|どこまでも引きずりにける大東亜 苦味のバトン一億永劫


 ‥並べると、ネタの詠みの方がかわいく見える(チーン)
 しかし戦争を知らない・結末を考えられない若者らには、アレンジの方だろうz


↓ 13)11


|雨つづき言の葉までもかびやすし
伊豆の国市・鹿の子サンズ句会(8-30)

|傲りづく言葉の端にカビやオリ 切り捨てクサき搾るひょっとこ


 ‥ツートップの相方が、横田経由でお忍び旅行中だという
 力尽きれば、土左衛門でお帰りになるかも知れない旅路だそうだ
 まだまだ運の引きが強ければ、あのひょっとこ顔が男前になったツラを拝めるかも知れないz

(要するに、敗者をカビやらオリ呼ばわりする論者こそをキレイに磨かないとダメに尽きるわけだが‥)


↓ 13)12


「命を守る行動を」選挙告示日の雨音
島田市・島田宿川どめ俳句会(8-30)

|増税に「命を守る行動を!」災害要求あざとくも見え


 ‥片方では、命を削ることになる増税音頭に突っ走り
 ‥片方では、未曾有の大雨から「命を守る行動を」と匙を投げて国民に振ってくる


 いい加減に変だからそんなの(この見殺し確信犯共が!!!)


 ‥今や時代は気象操作の大実験中でもあると聞く
 こうして災害がピンポイントでしか起こらないというのも不思議な話で
 大規模に起こったにせよ、それはそれで
 操縦ミスをやらかしたからとしか思えないクサさにも見える
 上手にやればそりゃ被害を抑えつつ、復興需要にも成り得るし
 災害要求からピンハネして仕送りもできちゃうって事だからね

(どこに仕送りしてるかって、そりゃ円安誘導するにも仕送り先が求められるって話だよ、ちみ)
(米軍自ら台風測定だってしちゃってんだからさ、辻褄はそれほどおかしくないz)


↓ 13)13


風見鶏ぴくりともせぬ溽暑かな  *溽暑(じゅくしょ)
島田市・島田宿川どめ俳句会(8-30)

|風見鶏ぴくりともせぬ安倍シフト 全員野球に倣えぬ野党


 ‥安倍下ろしに野党連合とか、聞こえは良いけど
 未だ聞こえずじまいだし、自民党の全員野球にでも見倣えってんだよ


 どちらが日本らしく見えるかって言うとだな、言わずもながとしか言いようが無い(残念)


 ‥野党連合で長期政権をやろうとか
 そんな空気を醸し出してくる張本人こそ小沢一郎だよ
 だが所詮、野党の連合で其を前提とするのは無理な話だ

 自民党一党に慣れちまってる国民からするとその手の期待も空気もありがちなわけだけど

 ‥どう考えたって、野党連合にそこまで期待するのは無理っ
 だから、何年までに何々をしたら解消する類のルールを織り込まないのではすれ違うばかりだろう
 自民党とは決定的に異なる「達成解散」を確約すべきである

 商売でタッグを組むにしたって、経費節約が前提だったりするわけで
 基礎研究が成り立てば、お互いに手を引くのは独禁法対策でもあるわけだから

 ‥野党もそれに習えば
 ホームランを狙うよりは、ヒットを重ねる発想で、細かく手を取り合うべきである

 (所詮は、ライバル同士なんだからさ)
 (だからどいつもこいつも独占してやろうの空気を嫌ってうやむやになるんだよ)
 (独占なんかやらかす必要が無い由を、お互いに了承していないのが連合決壊の癌っ)


 つまり、小沢一郎の常に勝ちに行く空気が、邪魔と言えば邪魔になるということだろうよ
 (それはそのままに日本の気質でもある)



> うた詠み終わります、ありがとうございました。



posted by 木田舎滝ゆる里 at 23:42 | Comment(0) | 名句にポン/2019中途から | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。