2019年09月16日

【勝手句帳】r023(01-9-14)静岡新聞掲載分から


↓ 8)1 向宜詠吟.2019/09/16


土砂降りの夜を走っている車たちまるで川底の泳げる魚
掛川市・なでしこ短歌会(9-14)

未曾有の雨を往き交う車魚 泳ぐ目玉の止まり消えぬれ


*車魚(くるまうお)‥なんて苦しい表現なんだぁ(というより痛いっ)

 ‥それにしても
 今時の未曾有豪雨に湧く、溜まり水の中を突っ切らざるを得ない事情という奴は
 安全感覚が麻痺しちまっているとしか思えない
 よくよく考えてみたら、止まっちまった後の恐怖が馬鹿にならないのだ
 ライトは充電から賄われているから、すぐには消えないにしても
 消えたらそれこそ真っ暗のアウトの世界だ‥(よくもまぁ征けるものだと思うよ)


> ‥その前に溺れる方が先かも知れない‥
> だからだろうか、無策でも大丈夫だとでも開き直っているのだろうか?


 ‥だが考えてみるに、そこの恐怖対策は商売になる‥もとい改善のネタだ
 ‥そもそも、誰も水深50pでの走行性能など知らないのだ(津波&洪水ならヤバくなる端境)
 ‥30pでの安全速度の基準も無い

 それぞれの状態で、どのぐらいの耐久性能があるかも定かにされていない
 取りあえず、漏電なり発火しない限り大丈夫程度で思考が停止している
 (それでは、もはやぼったくり商売である)


> ‥それぞれの不明確を一つ一つ具体的にしてこそ
> 水深走行時、音声ナビゲーション機能搭載なんて安全提供が可能になる


 ‥とくに電池残量比較からの水没水深ごとの走行能力と予測は必須事項である
 ‥水深を測るセンサーの搭載がなければ、水深ごとの適正推力を算出できない
 ‥又、水深が上がるごとにグリップ力が減るわけだから、まずは限度値を知らせるべきである
 ‥総重量の違いでも変わるわけだから平時に常に割り出して示せていないのでは話にならない

 (速度×距離×燃費率の関係で、総重量を大ざっぱながらでも推し量れるはず)

 その辺のナビゲーションが成り立っていないから、運否天賦ばりに思ったまま突っ込むのだ
 どう考えたって、計算できる範囲である(ごく単純なレベルの科学だ)
 水深が許容オーバーなら、バックする選択支を促すべきであり
 後続の車両にも、ネットを介して伝わるようにすべきである


 ‥今時の気象状況を考えると、安全規格に盛り込まれて当然の成り行きだ
 なのに聞こえてくる気配がまったく無い(産学官共に盲点と言わざるを得ない)

 どうせ走らざるを得ない部分は否めないのなら
 時間経過を観察する上での情報収拾役としても活躍してもらうべき装置群に仕上げるべきが筋


> もはや競うべき開発方向は、リッターいくらの時代色には無いっ
> 複合的に安全機能を正しくやろうとすれば、せこいインチキなんかやっていられないのだっ


↓ 8)2


|ツツジの花摘んでチューと蜜を吸う幼き日日を呼び起こしたり
裾野市・鈴木図書館短歌会(9-14)

|タピオカのチューとやらかすゴミだかり これこそまさに税対象


 ‥花見の後のゴミ対策には、利用料を
 ‥花火の後のゴミ対策には、屋台のその日の売上のみに対してゴミ対策税を
 ‥そしてタピオカの残し置きの見苦しさ対策には、それこそゴミ対策税を

 思えば昔の江戸の町は、そうやって贅沢を禁止していたからキレイだったとかなんとか
 そこから生まれてきた町民文化が、今や伝統にあるのだから
 やってみる価値は存分にありそうだz


> ‥どうしてお前らの不徳のやらかしに、毎年のように税金を注ぎ込まなぁならねぇんだよ
> (それこそふざけんな)


 ‥そもそもだなぁ、ああなるんだったら始めからサイズ半分で売るべきなんだけど

 その辺もなんとなく世界共通でとかおもっちゃってんだろうな‥「単細胞めっ」
(日本で量半分でも成り立つようなら、嫌でも中華が真似するから問題にゃーぜよ)


> 量を減らしても、見映えも食べやすさも飲みやすさも適った容器デザイン考えろや!ボケっ
> 飲料缶のタブだってそれで変わったんだからよ(成果主義とは、本来そういう見方であるべし)


 ‥例えば、辛み類の調味料チューブの裏側が透明なデザインになっていないのは
 残量が見えづらくて怒髪天だから‥(ということに近頃ようやく気がついたz)

 ‥表示に気をつかうべきなら
 両サイドからでも、残量を推し量れるように透明部分を設けろよ(共通でやれ)

 (マヨネーズにケチャップの容器をみならえってんだい)
 (インク代だって削りたいご時世にしては、目の付け所がなさすぎる)


↓ 8)3


梅雨空を押し上ぐるごと朝顔は日毎に咲けり出窓おほひて
掛川市・なでしこ短歌会(9-14)

朝曇り押し上げておる朝顔の窓辺をおおう柔らか日陰


 ‥手直しの上の句を俳句にすれば、「の」を「や」として区切る感覚になりますが
 短歌としては、さすがに「の」です

 (やはりあったか‥どうにも「の」接続パターン)


↓ 8)4


|長雨に芝生の中に茸生え音符のようにリズムを刻む
裾野市・鈴木図書館短歌会(9-14)

|リズム踏む茸のあたまあちこちに とげとげパンクのやばしけれ


 ‥「うわぁすんげー」ここそこに茸がいっぱい生えてるよ
 と思ったら、どれもこれもにトゲトゲがついちゃってる毒茸だよ
 まるでパンクあたまがヘビメタを奏でているような様相だんなあ
 見ているだけで毒が回ってきそうだんなあ


↓ 8)5


|キッチンの窓を開ければ雑木々に風の通いて光る木洩れ陽
裾野市・鈴木図書館短歌会(9-14)

|再会のつのる木洩れ日 涼新た 神社でおちあう里帰り


 ‥戦前ぐらいの生活習慣だと、神社でおちあうのは日常的だった
 戦後のスポット三昧になってからは、そげな姿も遠のいた

 映画を比較見たって、何だかんだとそんな感じ‥(撮影場所が限られてるからな)
 アニメだけが、そこの所の演出をハイブリッドにやらかしている‥(印象優先だからな)


↓ 8)6


|じゃが芋の大きな拳骨男爵とそばかす美人のメイクイーン
沼津市・椎の木短歌会(9-14)

> さて問題です
> ネタの首の最後尾「」には、どのような意味が込められているでしょうか?

1,農家自慢
2,どちらも美味しい
3,どちらも手頃な収入源である
4,どちらも一長一短で、手間が掛かってしょうがない
5,どちらも炎帝さまに参っちまって収入減でしょうがない


 ‥さてさて、答えはどれなんでしょうかね?(知らねぇっす)
 ということなんで、こげな詠みちらかしをしてはいけません

 手直しはこちら↓↓

時代かな拳骨男爵避けられてそばかす美人のメイクイーン

 さらにアレンジ↓↓


|時代かな熱血キャラの避けられて腐女子山盛るアニメざれ


 ‥こうして詠むと
 ジャガイモのそれにも時代の変化たる鏡似性があったことになる(へえ〜)
 メイクイーンは腐女子のようだとかなんとか‥そこはまぁ解釈色々だから「芋」は除きましたz


 ‥著生としては、それほどにスポ根ジャンルに興味があるわけではない
 話の作り方の塩梅でもあるわけだが、好みとしての視聴は思春期前提にあるようだ
 老いてくると、マジどうでもいい傾向になっていた

 ‥とはいえ、熱血キャラはそれほどでもなく
 居ないとなると、モチベーションとして欠いている自分を発見している
 著生の世代なら‥「仮面ライダー1号」こそは熱血キャラの元祖脳になっちゃってまーす
 それの歴史的経過の象徴にあるかのように、「ブルース・リー」たる御仁も又居ったわけでして
 「熱血魂」上等脳なんれすよ


> ‥腐女子しか出てこないのは好かん
> そもそもなぜそうなったかというと、描き手の性分でしかない


(男子側の‥格好いい野郎を描くよりは、萌え女子を描いた方が評価が高いとした思い込みでもある)
(そんなのに限って、男を描かせるとトンガリ目ばかり、女子はまんまる目の思い込みの偏りである)


 ‥あと、近年はアニメーターに女子スタッフの割合が多くなりつつあるからだろう
(そこは、女子の方が、描きわけの線の均等感が高いということだろうか‥)

 男を描きたいヤオイはそれなりにいるだろうにせよ、漢を描きたいのは男子とした内訳でもある
 されど萌えを描いていたい男子の方が圧倒的に多くなったというのが本質だろう
 でもそれって、ただ自分好みの女子を描きやらかしているだけだから
 ちっとも「萌え」とは異質の性(さが)だったりする


> キャラとして立ったてるならまだしも、まったくもっての平凡だったりするからな


 ‥「萌え」の追加的要素としては
 今までに見たことの無いキャラ立ちとした内容も含まれる
 つまり、一度でも似たような代物を見ちまった後では、もはや萌えとしてどうかは怪しい

 そこの理解はさほど成っていないと思う
 (だからだろう、今時DQNの登場に及ぶになったように思われる)

‥元祖は永遠の萌えとして解釈されても、二番煎じは萌えたり得ない
‥元祖を得たければ、物語の主旨なり時代色なり文化色を変えざるを得ないのだ
‥変えざるを得ないと言っても、読者・視聴者の好奇の許容をオーバーしてはダメ
涼宮ハルヒ」「泉こなた」「ターニャ・フォン・デグレチャフ」が良い例である


↓ 8)7


|トマトの実日ごとに育ち丸まると重みに負けて地べたに坐る
沼津市・椎の木短歌会(9-14)

|負けたれば地べたに座り砂握る ‥ 

↓(思考経過からの再構築)


|甲子園 日焼けに涙の誓う砂 忘るるまいぞ「いざ熱闘」


 ‥普通にスポ根見たけりゃ、高校野球なんかで十分と言うことです
 だから根性入っていないスライディングとか、チャラチャラした諦めムードは許しがたいと
 どうにもそれが‥もとい、それこそ日本のスポーツ界の姿でしょう

 でも、勝たないとダメというのは、単に悪ノリにあるだけです

 トーナメント式の試合の多くは敗者です
 なのに、勝利正義を翳しては矛盾します
 そこを補足する概念こそ「いざ熱闘」になるわけです


 ‥まずは「スポーツマンシップ」ありきが本質なわけですが
 根性よりは愛情‥が今時の教育界にあり、しどろもどろです
 その割には、資本主義に晒されているので、指導力云々を言い出せば成果主義の押しつけです

 それでは、お互いに教育たるモチベーションは得られません
 教える方が多少下手でも、熱闘たる形はお互いに様々です(要はバランスです)


 熱闘たるバランスの取れた手本としての指導者の前例が聞こえてこないのは不備としか思えない
 どれだけの時間を経て、どれだけの指導者を得たんだよ
 熱中症がらみを前例に、全部を否定しかねない空気は、害悪としか言いようが無い

 ‥そんなのは「まるで野党だ」z

 そして、その手の指導者に光を当てないままにあるのは「まるで自民与党だ」z
 悪天候下での競技続行判断は、まるで教義続行で「まさに自民与党の増税だ」z


↓ 8)8


静もれる夜の庭には紫陽花の花、はな、ハナの小さなささやき
裾野市・鈴木図書館短歌会(9-14)

*静もれる‥後続の体言を対象とし、何かが漏れ伝わってくる如き静けさ。


|静もれる平和はいずこ傲る税 無い無い尽くしはお願い尽くし
|お願いを集めてよろり世の政治 国から優位のおねだり順
|おねだりに正義は無いぞ国会よ 助ける順やまずはしも
|取捨問えばなぜか防衛&治安 次に学問其はいつか来た道

|科学まる巻かれろ音頭に雑じる嘘 無い無い尽くしは曖昧尽くし
|インフラを伸ばしてよろり再整備 災害猛威に権益不信
|防災に規格のつかぬ後ずさり やるべき順やまず覚悟
|人任せ集まるムラに安全無し 中抜き沙汰のブラックチェーン



> うた詠み終わります、ありがとうございました。



posted by 木田舎滝ゆる里 at 17:35 | Comment(0) | 名句にポン/2019中途から | 更新情報をチェックする
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