2019年09月25日

【勝手句帳】r027(01-9-24)其の1静岡新聞掲載分から


↓ 9)1 向宜詠吟.2019/09/25

私と萩をし込む
沼津市・千本プラザ俳句教室(9-24)

透き並ぶの萩の逆さ映え 徒歩透くかげも見目鮮やかに


 ‥澄んでおるのう
 寺の堀に萩が逆さにも立派に並んでおる
 その堀沿いを往く儂の影もまた、もとい往く人の陰の逆さ映えもまた見目鮮やかだなあ




 ‥ネタの句の「堀」と軽く放り込んで有るだけでは、句風には達しません
 一般に「堀」と言ったら、「城」の堀です
 でも後に
 不釣り合いな「萩」が盛られているのですから、折り返して読み返さないとならなくなります
 それでいて、敢えて誤字の「写し」と来ては、尚更に城では無いと誇張してあるかのようです

 まぁそんなこんなで、堀のある寺社ということなんでしょう

(プチ怒あたまに来たんで、「堀」も「水」も盛らずにアレンジしてみましたz)
(でもそれは「池」かも知れない‥いや、堀もしくは幅広めの水路でしょ‥萩との距離感近そうだし)


> ‥五七五・・云々もまた動画エンコードと同じで
> ぼかし方の工夫なんですな、どこかを強調させれば、どこかが割り当て不足ぼけすると
> 両立させることに着眼を向けすぎると、好い絵図として伝わりがたい‥ということです


↓ 9)2


いつからか墓地の片隅にカンナ咲く夏陽に負けぬ朱のいろ濃し
牧之原市大沢(9-24)

この年も墓地の片隅カンナ居り 朱の濃し顔に挨拶交わす


 ‥いつ頃からか、墓参りに来ると、朱い顔のカンナが咲いて居るようになった
 見慣れてくるとかわいいもんで
 ついでに水など撒いて、挨拶をするのも付き合いのうちと言わんばかりに成る
 まぁ誰とも会わんと味気ないよりは、今や楽しみのひとつだてな


↓ 9)3


|追憶の兄と鮎とり矢作川
焼津市・梶の葉句会(9-24)

|追憶の兄と鮎とり矢作川 青空せおひ捕ったり食ったり


矢作川(やはぎがわ)‥長野県、岐阜県および愛知県を流れ三河湾に注ぐ河川。

 ここでの舞台は山奥側に思われるが、戦後あたりだとそれ程奥地に無くても可能だった風景。
 (でも鮎は、基本、清流の浅瀬を好むんで遡上するし、わからん)


↓ 9)4


川沿ひの馬頭観音野菊群る
焼津市・梶の葉句会(9-24)

舟漕げば群るる野菊に馬頭様 遠目に祈る今朝の柔和相

馬頭観音‥wiki

 ‥あんらぁ馬頭様の影が見え居る
 こりゃ朝の初っ端からあの憤怒相(ふんぬそう)に挨拶せにゃならんのか
 どうせなら、柔和相(にゅうわしょう)と挨拶したいところだが

 どちらにしても、素通りしては商いに響きそうだからな
 ちょっくら舟を岸に寄せて挨拶すんべか

 おんや‥なんとなく花が周りに見えておる
 野菊らしい‥じゃまぁきっと柔和相に違いない
 当たるも八卦、当たらぬも八卦、違う、馬頭観音様の慈悲じゃ‥そう願いたいところだが、さて‥


↓ 9)5


湧き上がる雲に負けじと蝉の声
沼津市・千本プラザ俳句教室(9-24)

|傲りたる与党を問えば蝉時雨 れいわ公言まず車椅子


 ‥しかしまぁ党首が比例で復活せん優先順位と言う奴を
 目の黒い内に拝むことになるとは、こりゃたまげた執念だよ

 その続きが見たくなるのは当然だな
 続きが見たかったら寄付しなければならない、もとい一票である


↓ 9)6


雲ひとつ置かぬ名月流刑の地
焼津市中根(9-24)

|雲ひとつ置かぬ名月 訴行脚 ゼロを約すローラー作戦


*行脚(あんぎゃ)、訴行脚(そあんぎゃ)

 ‥山本太郎が住所不定とかなんとか
 議員宿舎を出ても、物件を貸してくれる不動産屋が居らんとかなんとか
 どうにも無職の扱いらしい‥さすが自民党政権の世の出来具合ってやつだな

(‥まぁ保証人が応援する国民などと高を括っていると)
(選挙で違反に問われないとも限らないのだから、そこは応援されていると思うべきだろう)


 ‥というなんだかんだで、業を煮やしたついでなんだろうか?
 なんとも突飛な消費税ゼロ全国行脚のローラー作戦をはじめよったわい
 これはこれで、時節タイミングともに応援する方としては「名月」よのう

 ‥こげな政治家聞いた試しがないんッ‥


↓ 9)7


独り家に朝な夕なの蝉時雨
焼津市・梶の葉句会(9-24)

|「いざゼロへ」朝な夕なの虫奔走 山本太郎の公言み


 ‥それにしても
 消費税ゼロを求めての行脚に効果はあるのだろうか?
 期待されるところの目的のひとつが、れいわ新選組への候補スカウトだって話だぞ

 ‥ぶっちゃけ、人員の確保の前に
 安倍内閣がまさかの解散をしないとも限らない(なんのために?金欠とか)


 まぁ全国行脚は目的でなく政治活動の手段に過ぎないわけだから
 ここで目的化して最後まで歩くとか‥政治家としてその先ねぇオチって事だからな‥

(‥ここは、山本太郎の臨機応変さの方に注目しよう)
(どちらにしても、平凡に押し流されてしまうかどうかは、開けてみないと分からねぇ)
(そもそもにして今現在において、平凡に押し流されっぱが‥師たる小沢一郎だかんな)


↓ 9)8


|サーファーの波の峰より崩れ落つ
焼津市・梶の葉句会(9-24)

|安倍晋三 時の峰より崩れ落つ 通算トップの黒履歴


 ‥なんでも、当のやっこさん、日本中の金融を全部使い込んじまってるらしい噂‥(マジかよ)
 何にどう使うとそんな話になるんだよ??
 所謂、質入れって奴なのか??(その返済の利子分が消費税増税とか??)

 そこからまさかのレバレッジ利かせて大規模緩和やってんのかよ??

 それじゃ、庶民の給料が上がらないのは、直にわかってやってる劇場じゃんよぉ

 ‥それが国債買いまくってる表向きの筋書きってことになると
 どこかで猛烈な円高が反動としてやってくる予想に繋がってくる‥
 そこまでやらかす意図が無いなら、為替市場をがっちり握っている話にもなる‥

(でもそれもどうやら、ストップさせられていて金欠らしい‥まぁ板垣情報っすから‥)
1000億円を使わせて欲しい×
100兆円を使わせて欲しい×
(それからすると、在職歴代1位だけは花を持たせてやる扱いらしい
(その最長超えが11月の19日だという‥)


> まったく‥カネの話だけは、庶民には憶測の域をでない
> 実際として、誰が使い込んで、誰が尻拭いをして、で、どうなってるのかでしかないからな
> とりあえず、どこの大手にあろうとも内部留保を活用できない状況にされてんだろうは確定
>(銀行業をグループに抱えていると多少違う程度だろう)


それにしても、自衛隊が憲法に盛り込まれると途端に軍法会議の復活が流れだという(は☆?)
(なにあんたはそこを涼しい顔で紹介してんねんッ)


↓ 9)9


|筆擱いてしばらく仰ぐ秋の星
焼津市・梶の葉句会(9-24)

|筆擱いてしばらく仰ぐ雲と月「読み返してみよ」とふと浮かび


*擱く(おく)

 ‥ネタの句は一見しまりが好いように思われるところだが
 下五「秋の星」は、随分と勝負手込んでる感じだよ

 ‥だが、短歌に引っ張るには、引っ張りようがない盛り方ではある
 ということで伏線を含ませる為に、「雲と月」にしてありまーす

(自分の体験談に無いから、自分の心理感覚に誘わないと引っ張ってまで詠めなーい)
(もうすっかり秋の星空だなぁとか‥こっちは普段どうでもいい奴ッすから‥)



> うた詠み終わります、ありがとうございました。



posted by 木田舎滝ゆる里 at 23:38 | Comment(0) | 名句にポン/2019中途から | 更新情報をチェックする
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