2019年10月16日

【勝手句帳】r034(01-10-12)静岡新聞掲載分から


向宜詠吟.2019/10/16 ※15日分は休刊でした

|山ふかく水みち美しき天竜なり バス停「月」は人影もなく
焼津市・はまゆふ短歌会(10-12)

 ‥天竜川の源流が諏訪湖だったことを改めて知ったす
 ほとんど長野県の河川と言えるほどに長ぇのにも驚いた

 (月地区が、19号本州広域台風でどうだったかは知らねっす)


 ‥バス停「月」の地図ポイント

 参考ブログ:月まであと3km?その先には天竜川の絶景が〜静岡県浜松市



|降り立てば天竜に沿う月明かり バス停「月」の対岸の月


 ‥無茶苦茶、妄想紹介に詠んでみた
 ‥バス停「月」は、東を背に山景である為、月景色をみるとしたら
 対岸の月地区から眺めた方が見映えが良さそうだ → 地図ポイント



|山村を照らす望月待ちに待つ 他の訪れ知らざる祝い


 ‥南北朝騒乱の時代、南朝方楠木正成に仕えた鈴木左京之進とその家子郎党12人は
 北朝に敗れた後、現在月地区として名残を残すこの地に落ち延びた

 (それにしても、斜面と川があるだけの見事なまでの窒息感である)

 月地区の反対側の方がメイン通りらしいが
 月地区側の通りに車の影は見えていない、すぐ近くに橋も無い
 現代でそれなら昔なら尚更だったろう
 落ち武者風情にしてみれば、マジに誰も来そうに無い点が○だったのだろう

(昔に船明ダム(ふなぎらダム)は無かったので、それこそ川の見映えがどうだったも怪しい)


 ‥それこそ楽しみは「望月」だけだったとかなんとか‥


|落ちのびて月になぐさみ呷る日々 心細くも程程の酔ひ


 ‥皆と落ちのびて
 斯様な山暮らしをするに到った
 何にも無いところだが、皆での月見の宴だけは欠かさない
 とはいえ、手狭な土地事情もあり
 昔のように景気良く飲めるような状況には無い
 その点は心細くはあるが、望月を祝うぐらいにやるのが、ここでの暮らしには丁度良いのだろう



> うた詠み終わります、ありがとうございました。



posted by 木田舎滝ゆる里 at 12:35 | Comment(0) | 名句にポン/2019中途から | 更新情報をチェックする
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