2019年10月28日

【勝手句帳】r037(01-10-25)静岡新聞掲載分から


↓ 15)1 向宜詠吟.2019/10/28

|漆黒の馬の瞳にある秋の空
浜松市・三ヶ日俳句研究会水鳥発行所(10-25)

|落胆の千葉の瞳にある厄雨 平素はすでに遠くあり


 ‥今後とも、成田空港が機能不全(沿線を含む)に陥るようなら
 都市機能を問答無用で地方分散せざるを得ない(母体である千葉県が落ちぶれても同じこと)


 ‥そして、荒川分断がとどめを刺す
 見事なほどに、空からの分断劇場コースっすね
 都市空港が使えなくなるだけで、グローバル経済機能不全!!!(まさに盲点)


 ようするに、成田空港不全に陥るだけで日本経済大混乱(痛ぁあああ)
 というより‥東京都民難民化だよ、ちみ

 東京と千葉を合わせて、1550万人が難民化コースだよ、ちみ
 (確定しちゃうと世界同時超株安、痛ぁあああアアアアア)

 ‥貨幣経済スタイルもとい税制に穴があくって事だろうよ
 (当然、お金を電子化しとけば安全とも言えないよね)


> ‥これに対処する早技は、厚木か横田を奪還するしか無い
> もしくは、木更津を改装して、羽田と隣り合う形にするかだな


 ‥難民化市民増やしても意味ないから
 木更津近隣に復興兼ねて、遷都可能都市を造っちゃえという話にもなるだろう(お仕事創出)

(これは、宇宙全史で言う其の流れのまだまだ伏線的なもの‥くわばらくわばら)


↓ 15)2


|一夜明け富士の新雪を研ぐ
沼津市・潮音波光句会(10-25)

 ‥ネタの句の「鎌」ってのが歴史的に見ても斧か鉈の方が
 これから薪割りの季節だなって空気になるんすけど(如何でしょう?)
 (この時期に鎌を研ぐ作業というのがわかりません)

|斧研がむ初冠雪の今朝の富士


|令和明く初冠雪の今朝の富士 山中湖では白き虹まで


*白き虹画像は→こちら
 ちなみに、白き虹は、尾瀬の定番です(年に一度、出る出ないって話っすけどね)



↓ 15)3


富士新雪タンカーの行く水平線
沼津市・潮音波光句会(10-25)

|タンカーの行くや新雪富士を背に 世界にJAPANをお届けに

|短歌の行くや新機軸富士を背に 川柳俳句を漉き込ませ



↓ 15)4


|捨て畑の蘇りけり蕎麦の花
静岡市・葵句会(10-25)

|捨て畑の蘇りけり蕎麦の花 微笑ましくて秋晴れの苑



↓ 15)5


|手花火を持たせてもらふ子の瞳
静岡市・SBS学苑パルシェ「楽しい俳句」(10-25)

|手花火を持たせてもらう子の瞳 キラキラとして一枚撮りぬ



↓ 15)6


東京へ花火が照らす君の顔
静岡市・SBS学苑パルシェ「楽しい俳句」(10-25)

 ‥ネタの句の上五「東京へ」と「花火」の関連が不明すぎる
 隅田川の花火大会を地方から見に来たのか?
 その途中の電車の中から花火が見えたのか?
 それはそれで詩着は面白いのだろうけれど、「東京へ」じゃきびしいね
 マンガで語るなら、地図が描かれただけの背景だから
 直すとしたら、路線名を具体的にって事だろうと思うよ

|総武線 花火が照らす君の顔

 (見えるのか?‥見えるのかも知れないとの思い込ませは可能だ、そこがポイント)
 (ただし、JR線の車内は、花火に照らされなくっても十分に明るいので違和感はどうしてもでる)

隅田川 花火が照らす君の顔

 (素直に、こう盛らざるを得ない‥それもまた俳句だろうよ)


|釘付けや花火が照らす君の顔 息呑む闇の近くて遠し


 ‥アレンジにしたって
 上の句だけでは、手花火か花火大会かはわからない
 下の句の雰囲気から、なにやら「友達同士での手花火っぽいのでは?」とした気付きが訪れる
 それにしたって、状況次第では
 花火大会で、たまたま見かけた同級生をそっと見入った内容かもしれないのだ

 「声を掛けようか?どうしようか?」
 「告白しようか?どうしようか?」

 ‥さて、どちらだったでしょう?
 答え:林間学校若しくは臨海学校あたりの花火大会
 でも、そういう気持ちだったてのは、伝わるんだよ
 敢えて背景を取っ払っちまえば、そういう詠み方にもなる


↓ 15)7


|どの嶺も遠のき葉月きたりけり
静岡市・SBS学苑パルシェ「楽しい俳句」(10-25)

|どの嶺も葉月の空に恋をする 鰯雲夕暮れ星月夜


 ‥ネタの句の「遠のき」がわかりづらい
 山より、日々日常の何かに気が移りがちって事らしいのだが、すっきりと伝わって来づらい

 でもまぁお陰様で、素敵な一首にであえました(ごっつぁんです)


↓ 15)8


|竹の春知りたきことの増ゆる日々
富士宮市・早蕨句会(10-25)

|若竹や知りたきことの訊き増ゆる 「どうして?」多き悩ましき恋



↓ 15)9


|花まるの答案用紙小鳥来る
静岡市・SBS学苑パルシェ「楽しい俳句」(10-25)

|満点の答案用紙小鳥来る 教師の目線の踊る闇


 ‥ネタの句の上五「花まるの」は、概ねお母さん視点っすかね
 はっきり言って、潔く、引っぱれないっす
 ということで、受けとった側の視点に切り替えてみたっす

 ‥さらに、その瞬間を引っぱっても誰しもの共感できそうな範囲は
 漢字テストぐらいだろうから面白くないので
 しばらくしてからの空気の違いという奴に注目してみた


> ‥まぁそういう事っすね、教師という稼業には、そこの偏見が蔓延しちまってるんすよ
> 真逆の点数をゲットしちまってもそうっすから
> 真逆の点数を敢えて突きつけて、後に親身になってくれる先生こそ本物かも知れませんけどね


↓ 15)10


|つくづくと手に歳を知る夜長かな
富士宮市・早蕨句会(10-25)

|つくづくと手に歳を知る夜なべかな 針押す指のぎこちなくなり


 ‥ネタの句は「夜長」にはなく「夜なべ」の間違いに思われます
 それとも何か、他に別の意味でもあったのだろうか?(わかりづらい)


↓ 15)11


|月天心貧しき町を通りけり (蕪村)

|月天心貧しき町を通りけり 宿の灯りに期待を持てず


 ‥いやはや月明かりを頼りに、山道野宿を押して、ようやく見つけた宿場かと思いきや
 さびれてるよね、泊めて貰えたとしても、どうだろうかね、野宿の方がマシかもね
 こちらが少しでもはぶりよく見せたら、盗られちゃうかもしれない空気ありありだよね

 (さてさて、どうしたものかね‥)


↓ 15)12


落鮎行方定めぬ一人旅
静岡市・葵句会(10-25)

|鰯雲行方定めぬバイク旅 さすらう風に甲斐性なんぞ


 ‥ネタの句の上五「落鮎」の係りがわかりません‥(釣り旅っすか?、失恋すか?)


↓ 15)13


頼朝の配流の小島月天心
静岡市・葵句会(10-25) *月天心(つきてんしん)‥天上の真上に来た月を慕う趣

 ‥ネタの句には、肝心の具体的な中身が無い
 ぶっちゃけ、「蛭ヶ小島月天心」と詠んだようなものだ

蛭ヶ小島(ひるがこじま) wiki



|蛭ヶ小島月天心嫁ぽちい どん底暮らしも夢権現


 ‥源頼朝の何が人気かって、そりゃやはり
 どん底暮らしから嫁をもらって、そこから一気に将軍に登り詰めたっていう勢いだろうよ
 (ああ俺も夢権現にあやかりてぇ‥どちらかというと北条早雲だけど‥)


 ‥そもそもだ
 頼朝公に嫁がおらんかったら坂東武士らは付いてきただろうか?
 嫁の居る居ないってそのぐらいインパクトに差がでるからな

 ‥でも
 それにしたって、家柄ありきだよ
 本心では、嫁じゃなくて、血筋家柄ぼちいんだろうなあ
 (ああ、そこんところは人生の都合としては、妬ましくてしょうがねぇ)


 ‥それにしても
 唯一の身内の義経公を討伐しちまってんだからな
 坂東武士らだって一気にひいちまったって事だろうよ
 なにしろ身内あってのお家だもんな
 そこを大事にしないなんて武士の棟梁としては役不足だろうよ
 (でも誰もそこは指摘しないよね、頼朝の血が消滅した理由としてさ)

(そここそ坂東武士のツボなんだよ、能力主義の下克上上等おつむじゃ理解できないってわけさ)


↓ 15)14


虫時雨孤独と自由両の手
静岡市・SBS学苑パルシェ「楽しい俳句」(10-25)

|月見えぬ孤独と自由 両の手や 余命告げられ尚呷りたし

|カネの世の孤独と自由重すぎて 投げ出したくても勿体ない

|カネの世の悪事と自由 諸の肩 正義はいつも反抗旗なり



↓ 15)15


|おのが貫き通すの闇
静岡市・SBS学苑パルシェ「楽しい俳句」(10-25)

|おのが貫き通し闇の お金持ちクラブの現れき


 ‥その昔、資本主義世界だった頃
 世界中の王様なり、選挙で国主名義になると
 「お金持ちクラブ」名義のなんちゃって資産家(国際金融資本マフィア)が現れたんだそうな
 その机の上にドーンと壱億円積み上げられて、つまり買収しに来たってわけ
 断ると暗殺されちゃうんだとかなんとか

 ‥企業で大成功を収めても似たようなモノで
 日本なら、天皇家名義で口座に大金が振り込まれたとかなんとか
 松下とかトヨタとかソニーとかそういう大成な


 ‥とても怪しい支配がはびこってたってわけ
 国民主権なんか端から買収できる程度の扱いなわけ
 それが資本主義に君臨する側のお買い物感覚なわけ

(資本主義=実力主義=買収上等に流される共感でしかねぇって事ッすね)
(そんな世界に共感なんかできるかってんだ、あほんだれッ)



> うた詠み終わります、ありがとうございました。



posted by 木田舎滝ゆる里 at 01:10 | Comment(0) | 日記/2019 | 更新情報をチェックする
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