2019年11月11日

【勝手句帳】r045(01-11-8)其の1静岡新聞掲載分から


↓ 11)1 向宜詠吟.2019/11/11

|人生に節目幾度竹の春
富士市・かりがね句会(11-8) *竹の春‥秋の季語。/竹の秋‥春の季語。(タケノコ基準)

|人生の嵐を超えて竹の春 なのに青とはのびしろ高し


 ‥人生とは嵐だ、生きるとは嵐だ
 耐え抜いてこそ立派に育つ青い竹として人生の春を見ることも叶おう

 しかしどうか

 人は勝ち得た春にうぬぼれて、性根の腐る者が後を絶たない
 だが、竹はそうじゃない
 まだまだ伸びる上での伸びしろを見せるのだ、その証拠に「青い」

 ‥青いままでも良いんだよ、ちみ‥(青いままこそ秘訣なんだろうよ)


↓ 11)2


水澄んで老いゆくことをためらわず
富士市・かりがね句会(11-8)

|秋のバス老いの足音ためらわず「行ってしもうた」泣く泣くの徒歩
|小鳥来る老いの暮らしにためらわず 増税・アポ電・特殊詐欺

|木枯しも老いゆく日々もためらわず 銀杏の影の濃く立ちにけり


 ‥銀杏の樹には貫禄がある
 それもそうだろう、秋に身に付けた実を落とすどころか
 すべて持ってけとばかりに、冬を前にして、丸裸になることを好むのだ

 そして堂々とした風情を見せつけてくる

 ‥これは一体何なのか?‥

 まさに、人の弱きを諭してあるような身姿だよなあ


↓ 11)3


秋涼や葉先に残る雨後の珠
焼津市・矢車句会(11-8)

虹空や葉先に残る雨後の珠 映し出されて大地に垂るる



↓ 11)4


|落蝉のをそつと樹の根元
焼津市・矢車句会(11-8)

|「羽化ならば‥」落ち蝉そつと樹の根元 土より拝む夏雲あたり


 ‥あれおかしいな、なんか動けなくなってきた(飛べないし)
 これはもしかして、再びの羽化の兆しなのだろうか?
 きっと、そうかもしれないな
 ならば、仰向けのままに見上げて見える雲にでもなるのだろう

 (それにしてもこの言いようのない衰弱感はなんだろう‥まぁ寝るだけさ‥)


↓ 11)5


|青空に大群小群鰯雲
焼津市・矢車句会(11-8)

|小群の鰯雲からホンダ出で 雲雲抜くる大群ゆかし


 ‥いやぁ、この秋、ホンダジェット買ったんですよ
 鰯雲の中をくぐり抜ける味わいがなんとも言いがたくて
 はじめは前が見えなくなるからビクビクしてたんですけどね
 レーダー各種あることだし、今じゃすっかり「鰯雲上等」っすから


↓ 11)6


芋の露青空写し転げ落ち
焼津市・矢車句会(11-8)

|芋の露5Gも転げ落つ?「脳レア破壊」のあやしき噂


 ‥5Gって本当に大丈夫なんすか?
 中国が6Gの開発を始めたって話も出てるっすけど
 テンポが不可解しいっすよ(まじヤバそう)


>  資本回収出来とらんのやで、その段階でどうして資金調達できんだよ!!!
> (中華馬鹿すぎ!!!‥5G炎上なら、終わる宣言に等しすぎる!!!)
> もしもの後に潰れなかったとしたら、裏があったってことっすから!!!


↓ 11)7


秋惜しむ辻の幟のはためきに
富士市・かりがね句会(11-8)

|秋しゅらら辻の幟は今はもう 来たる閉店おかずに減りぬ


 ‥なんだよ閉店予告か
 ‥ああ、閉店したんだったな
 おかずの調達場がまた一軒消えたんだなあ

 (やっぱ、あると無いとじゃ違うよ、おかずの調達だからさ色々とあるべきなのに)


↓ 11)8


|障子洗ふポニーテールの揺れにけり
富士市・かりがね句会(11-8)

|障子洗うポニーテールの揺れにけり 仕上がる頃の鼻歌まじり



↓ 11)9


|まるまると太る菜虫の転げ出し
牧之原市・静岡白魚火会(11-8)  *菜虫‥青虫並びに蝶の幼虫。

|まるまると太る菜虫の転げだし 御馳走ならば害虫に無し


 ‥害虫にも色々とある
 全滅に結びつく脅威から、まぁ売り物にならなくなる程度まで
 売り物にならなくなる程度の場合
 その仇が、食えたなら御馳走だから害虫から脱皮できるわけである

 (まぁ素敵、御馳走が転がりよったわい)‥とかなんとか

 ‥虫の側としても、自分たちが食われてしまうと判っているところに卵を産まなくなるだろうし
 そういう辻褄として考えた時、それを餌にして成長できる鳥でも飼ってみるかにもなるわけだが
 人が口にできた方が手っ取り早い
 口にせずとも、なんらかの資源化に結びつくことで、損にならなくなる

 まぁ着目の仕方次第なんだろうけど、なかなかどうして誰も考えない、それが実際だ
 (全国的に回収できる仕組みがあると、もの凄い数って事だろうことには違いない)


↓ 11)10


ポケットのどんぐり増ゆばかりかな
牧之原市・静岡白魚火会(11-8)

|頬袋どんぐり増ゆる冬仕度 せっせと運ぶリスの駆け足



↓ 11)11


青空へ夕影を曳き赤とんぼ
焼津市・矢車句会(11-8)

古里に夕暮れを曳く赤とんぼ 稲穂の夢が瞼に揺るる


 ‥ああ、もう寿命かもなあ
 近頃、小さい頃に見た赤とんぼと稲穂の光景が瞼にばかりか、夢にまで湧いてくるよ
 お呼びが掛かっているとしか思えない‥

 (あの光景に帰ることが叶うなら、其もまた本望かもなあ)



> うた詠み終わります、ありがとうございました。



posted by 木田舎滝ゆる里 at 17:40 | Comment(0) | 名句にポン/2019中途から | 更新情報をチェックする
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