2019年11月20日

【勝手句帳】r050(01-11-16,19)其の1静岡新聞掲載分から


↓ 6)1 向宜詠吟.2019/11/20

|よろめいて己が晩秋ハタと知る
牧之原市・相良田沼塾俳句部(11-19)
音もなく消えゆく星は人間と似て
牧之原市・相良田沼塾俳句部(11-19)

|晩秋や音もなく去る好景気 腰折る増税そのままに



↓ 6)2


|自分史のとぎれとぎれの夜長かな
牧之原市・相良田沼塾俳句部(11-19)

|安倍総理とぎれとぎれに過去隠し 切り取り線が手にも首にも


|盗人の長の任期や今朝の1120 自民の裏は増税泥棒


 ‥皆さん、裏の世界ではですね
 増税を果たすとご褒美が与えられるのです
 そういう仕組みなら頑張るしかないでしょう、それが総理としての務めですから
 ワタクシは通算5%の消費税増税を成し遂げました
 だから、その見返りに、ワタクシに4期5期の声が上っています
 ワタクシは次もやる気満々です、誉めてもらってこその人生ですから

 皆さんだってそうでしょう、誉めて貰えるんだったらボスの命令に従うのは日常です

 そうそう皆さん、裏の世界ではですね
 もう一つやらかすと最上級に誉めて貰える名誉があるんです
 それが戦争です(私たちのボスは戦争屋ですから)

 どうか皆さん、改憲の方も合わせてよろしくお願いしますよ


↓ 6)3


手さぐりにみかんを探す兄の手に義姉一つをそっと乗せやる
御前崎市・もくせい短歌会(11-16)

|手探りにしあわせ探す民の夢 政府は嘘をそっと吹き込む


 ‥「平和と自由」それは本当か?

 なら、なぜ、格差に阻まれる
 なら、なぜ、テロは湧いて出てくる

 それは政府からして嘘があるからだ、勿論、民にも嘘がある
 勝ち抜くことが誰しもの夢なら、そりゃ、嘘ばっかりにもなる
 だって、お互いに出し抜かなくてはうまい汁にありつけない

 一番に出し抜く奴ら、それが政府と政府絡みの連中だ
 (政府からしてその筆頭なんだからな)


‥出し抜きありきの世界で、出し抜き上等の世界で、其を改善しようなどと旗揚げされる事も無い‥


 ‥なにが平和だ、そんなの目指す平和なだけだろうがッ「うそつきめ」
 競争ありきなら、途端に、民族ワッショイにもわが方優先に傾くのだ

 ‥なにが自由だ、そんなの奪う自由だろうがッ「うそつきめ」
 勝ち抜きに日々の啓蒙を促せば、途端に、裏技ありきのわが身可愛さに堕ちるのだ


↓ 6)4


在りしこと今過去なれば無とおなじ象あらぬは存在の無し
焼津市・高草短歌会(11-16)

|心象の来たるうち 用まだ有りき 過去・今・未来 証人ゆえに


 ‥まったく駄目だなあ
 消えて無くなったからって、形が見あたらないからって
 泥棒じゃ無いんだからさあ、もう忘れてポイしちゃいましたなんて通るわけないじゃん
 なに難しい言葉に置き換えて、自分を誤魔化しちゃてんのさ
 心の中に去来するうちは、まだまだ扉が開いたまんまなんだよ

 なにしろ「生き証人」なんだからね(そしてそれはあなた一人の事象では無い)

 心象は、あなたの証言を待っている(あ、違った)生き様を待っている

 あなたが目指すべき・目覚めるべきは忘れることじゃない
 答えることと応えることだ

 ‥堪(こた)える事では無いからこそストレスも溜まろうというもの‥
 まぁ時には堪(こら)える事も生き様のうちだろうけどね



↓ 6)5


人生の一コマ部屋に一人いて何に苦しむ何に悲しむ
静岡市・長田寿短歌同好会(11-16)

|人生を問うも問わぬも夏の草 刈られてみても同じに生える


 ‥不思議だなあ
 刈っても刈っても草は生えてくる
 とくに夏草はそうだ

 まるで反省を知らないみたいだな
 もっとも足が無いからね(動きようもない)
 では、もっと素敵にやればいいのに(それほど器用でも無い)
 大体、不器用だからこそ目障りにも刈られちゃうとした空気だからね


 それこそ威風堂々と同じ場所で、同じ姿で、立ち尽くすしかない

 「そうだよ、それで好いんだよ、それの何が悪いッ」


 ‥でも、それって単に、同じように刈られる「覚悟」だって事でしか無いからねえ
 しかも確実に100%負け役・悪役路線の覚悟だから

 端から見ていると、万年リーグ最下位に覚悟なんてあるわけねぇ‥としか映らないもんなあ

 その手の「覚悟」ってのは、刈られることに自尊心があるんだろうね(多分)


↓ 6)6


|お仕事中車内に伏せる盲導犬主人動けばすくっと立てり
焼津市・高草短歌会(11-16)

|盲導犬用を足すのは「いつかしら?」あれぞアイドル マナーの良すぎ


 ‥あれほどにかわいいアイドルともなれば、きっと小便も大便もしない
 などという妄想・勘違い・偏見がどこからやってくるのかは知らないが

 盲導犬が、街中の店内や車内にまで割り込むことを認められているのを見ていると
 つくづくそう思わざるを得ない
 家に帰ったってきっとそうなのだろう

 だって、ご主人様は目が見えないんだぜ、誰がその後の後始末をきちんとできるってんだい?


 ‥盲導犬のテレビ特集だって、そういうところはスルーだからな‥
 ‥盲導犬のテレビ特集だって、そういうところはスルーだからな‥
 ‥盲導犬のテレビ特集だって、そういうところはスルーだからな‥


 だから益々以て偏見も固定されるのだろう
 盲導犬は、生涯うんこせずとも大丈夫になるまで訓練されているとかなんとか

 だったらみんなでそれの教育を前提にすれば好い
 そうすれば、道端の糞害もすっきりと無くなるんだろうよ


 ‥でも不思議だなあ
 道端にうんこを垂らす程度のお馬鹿なそれをかわいいとして飼ってるんだから
 ならば、盲導犬ともなると超絶にアイドルの中のアイドルって事だもんなあ
 畏れ多くて、近づけないって事でもあるんだろうなあ

 つまり、みんなが無闇に近づかないからこそ、マナーが良くも見える


(だからだろう、近づかれる程度のアイドルは、だらしなくも映りだす)
(確かに、それが時代の変化としてあることは事実だ)
(今時アイドルには枕営業が付きものだとした認知にもなる)
(うんこをしないと思われていたそれが、途端に春を売るところまで堕ちるのだ)
(どうにも私たちには、かわいいものに対して何かしらの偏見を併せ抱えているのだ‥不思議だ‥)



> うた詠み終わります、ありがとうございました。



posted by 木田舎滝ゆる里 at 20:08 | Comment(0) | 名句にポン/2019中途から | 更新情報をチェックする
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