↓ 10)1 向宜詠吟.2019/11/21
|観月へ琵琶と虫の音秋をめで
静岡市・しみず川柳かすが(11-19) *観月(かんげつ)‥月見。主に名月の観賞。
参考:三線と三味線の違いは皮と棹にあり!
その昔、大和では琵琶の素材に適した「蛇(ハブ)」の皮を入手できなかった
‥そこで目を付けられた皮が「犬」と「猫」‥
当然、老いた犬に猫ではない、皮目的だからそれなりに、ボスを競ってそうな体格の良い奴という事にもなる
で、後始末の肉をどうしてきたのだろうか?
肉の解体処分のお仕事は専売特許だったから、その手の人たちをそのまま忌み嫌って、こう呼んでいた事になる
「穢多(えた)」「非人(ひにん)」
そのお仕事文化は、当然半島にも伝わることになり、犬肉文化を形成したようにも思われる
日本で皮を売る目的なら、では肉は?(当然そうなる)
飼育にしたって、豚やら鳥やらと比べたら犬猫の方がずっと簡単だ(当然そうなる)
つまり、半島と非人系の一部はかなりの昔から商いルートで結ばれていた
そんな事情を戦国大名たちが掴んでいなかったということは考えられない
その後の犬公方に至っては、その手の勢力に注視していなかったなんてありえない
なら‥その手の勢力が、徳川家に一番の怨みを抱くようになったと見ても不思議は無い
その頃から、怨み憎悪の激しい連中に火を付けちゃってたのが歴史の下りだろう
‥この論点はスクープものだ‥
|観月や琵琶を抱えて語らむと 奏でてみれば厳かなるに
|月明かり聞こゆる琵琶や寺の方 虫の音共に古なるに
‥とまぁネタの句に刺激されて詠んではみたものの
実際のところ、琵琶っすからね(三味線とは多少違う)
琵琶に語りは付きものです(語りの無い琵琶なんて三味線となにが違うん?)
ということで、雰囲気のそこんところがまるでわかりません
> これが所謂、バーチャル詠みに絡む制限でーす
> ということなので、誰か満月の月明かりの下で琵琶を弾いてみた映像をYouTubeに願います
> (できたら背景は、すこしボロ寺っぽい方が好いかな)
↓ 10)2
|湧きあがる入道雲のてっぺんに登って見たし夏空に叫ぶ
静岡市・長田寿短歌同好会(11-16)
|夏雲を穿つエンジン蒼の苑 入道雲を眼下にロール
‥俺は飛行機を飛ばすのが好きだ
‥中でも雲を突き抜けるのが堪らなく好きだ
今日はエンジン全開で、入道雲を下から上に制覇してやったぜ(ヤッホー!!)
↓ 10)3
|窓際に押し寄せるごと鳴く蝉の盆を過ぎれば土に帰らむ
静岡市・長田寿短歌同好会(11-16)
|蝉時雨押し寄せにけり朝早く 目覚まし代わりの頼もしくも
‥ああ、朝蝉かよ
またくそ暑い一日のスタートか
頼もしいやら、喧しいやら、再びお出掛けの時間がやって来たz
(ああ、ダラダラしててぇ‥よっこらしょ‥)
↓ 10)4
|雨上がり虫が鳴き出す宵の口ひときわ高くこほろぎの鳴く
静岡市・長田寿短歌同好会(11-16)
|虫の音や臙脂のかすか宵の口 雨の残した愁い漂う
‥雨が上がって虫の音が聞こえだした
西の空は晴れつつあり、かすかに臙脂(えんじ)色の空を覗かせている
宵の口の暗がりに、雨の残していった愁いが漂っている
(ああ、まったく以て物思いに更けてみよと言わんばかりだなあ)
↓ 10)5
|豊作だ鎮守の太鼓笑い声
静岡市・しみず川柳かすが(11-19)
|豊の秋鎮守の太鼓 競い沸き 神輿賑わう声とりどりよ
‥何事も無く秋が来て春が来て秋が来て
その間は、まぁ忘れちゃっても好いのが秋祭りだな
威勢の良いワッショイが寺社から聞こえる時節になると、なぜかそう思う(不思議だなあ)
↓ 10)6
|酣を団扇片手に帰り来ぬ祭りの賑わい背に残して
静岡市・長田寿短歌同好会(11-16) *酣・闌(たけなわ)、団扇(うちわ)
|たけなわを団扇片手に持ち帰る 祭りの賑わい背土産にて
‥祭りの途中を抜けて行く背中には
なぜか不思議な空気を思わざるを得ない
あの背中には、すでに用済みになったとした声がある
用が済んだから帰るのではなく、用が見当たらなくなったから帰るのだ
つまり最後まで居る意味が無くなったから帰るのだ
それを言葉で表すと「つまらない」という表現でもある
なのに家に帰れば、背土産にも自慢げに「楽しかった」と報告するのだろう
‥触りしか見ていないドラマを
さぞや最後までイケてるかのように語るのは、どうしたって炎上だろう
なのにどうして「祭り」だけは無礼講なんだ?
いやいやそこは、「夏の甲子園」だって同じだろう
誰もが始めから最後まできちんと見ておらずとも会話が成り立つのだ
‥それが、よろこばしき空気なのかも知れないな‥
皆が同じ方向を向いて味わっている姿、其をよろこばしいと感じるのだ
ならば、無駄に多様化していく社会は、それの真逆と言うことだよ
だから皆でそれをストレス社会と呼んでいる
せっかく新しく始めても、ファンを集っても
回転率がおぼつかないと、途端に「つまらない」がのし掛かるのだ
(楽しんじゃいるはずなのに)
‥まさにそこには、「神」が居るか居ないかの差が在るとしか思えない‥
‥「八百万化」と「多様化」とでは、雲泥の差ということなのだろうよ‥
(とくに調子に乗って事件沙汰をやらかすようなら神なんて居るわけねぇ)
↓ 10)7
|身のたけを越えてむなしきお茶の花
牧之原市・相良田沼塾俳句部(11-19)
|身の丈を超えてむなしきお茶の花 老いて廻れず吾が畑の規模
‥ああもうダメだあ
茶畑が広すぎて膝がわらっちゃう(老いには勝てねぇ)
こんなことになるなら、欲張らなくても良かったような気がしないでもない
‥「否否、何を弱気な」そんな老いたことを言っちゃってるから
あの頃が大変だったんだよ、もっと過去にエールを送らんとダメだろう
それにしても、若い頃のおらってスゴかったんだなあ(もう一度、若さぽちいなあ)
↓ 10)8
|雲の影大地を舐めて走り去る
牧之原市・相良田沼塾俳句部(11-19)
|赤とんぼ大地をおおう風の去り 釣瓶落としの担い手不足
‥都市化とは縁遠かった昔、大家族暮らしの日本では
増築ラッシュなんて誰も想像していなかった
その頃の秋の風景は、それこそ赤とんぼの天下で賑わっていた
‥その風景を壊したのは他ならぬ自民党だ、そして減反だ‥
なりふり構わぬ列島大改造は、留まるところを知らず
赤とんぼが姿を消すほどに至った
‥そりゃまぁ一生農家という時代でも無い
経営だって必要だ、色々とした社会を見る為にも、土いじりから離れてみるのも人生なのだろう
でもその挙げ句、田舎を売り払って都会に暮らすなんて流れはとても信じられない
そうなったのも節税絡みの落とし穴としたカラクリだ
‥やはり自民党には、ふるさと愛なんてこれっぽちも無い、否、民族愛だ
自分ところの土地さえ大丈夫ならそれで好い
まぁその傾向は自民党に限らず、為政者の多くがその流れだろう
その結果が赤とんぼの風景が極端に途絶えた何者でもない
‥そうだ、下々のふるさとが蛻の殻(もぬけのから)になるように仕向けてきたのだ‥
そして、農地は農協のモノであるかのように都合付けられている
農地より都合が立つなら、物件を上に立てれば良いとでも思っているかのような扱いでもある
多くの農家がそれの右に習ってきた
その土地に、多くのサラリーマンが、わが物顔でマイホームを建ててきた
どうして平気でそれができるのか未だによくわからない
‥そんな根性に、それぞれに跡継ぎなんか得られるわけが無い‥
そもそもが儲からないから離れたのだ、手放したのだ
一人で儲けることはできないのは当たり前、だからこその団結こそ農業の要である
誰もそこに熱くなることを教わらずに、どうにも頭でっかちになるばかりだったからなあ
‥そんな教育方針を貫いてきたのも自民党中心の世の中だ‥
‥そんな教育方針を貫いてきたのも自民党中心の世の中だ‥
‥そんな教育方針を貫いてきたのも自民党中心の世の中だ‥
‥結託してそそのかしてきたのも欧米の連中だ‥
‥結託してそそのかしてきたのも欧米の連中だ‥
‥結託してそそのかしてきたのも欧米の連中だ‥
‥グローバル化した結果、世の中どんどん不可解しくなっている‥
‥それの科学をなぜ信じられるのだ、キチガイ野郎共が‥
↓ 10)9
|真青なる空に雲わく刈田道
牧之原市・相良田沼塾俳句部(11-19)
|青澄んだ空に願わく握り飯 今年もどうにか刈田模様
‥青く澄んだ空の下、こうして握り飯を食うのはどう考えたって御馳走だ
他に何を望むのだ?(誰かの作った米を買って食えば良いとかそういう事では無い)
‥とにかく、農家魂なのだ
そこに農地が有るなら、耕したくなるのだ
そうして今日までやって来た
「他に何を望むのだ?」
今年の収穫を無事に終え、いつもながらの刈田が広がるとほっとする
しかしどうだろう
他に何を望むのだ?(この手の自問自答はいつだって刈田の後にやって来る‥)
↓ 10)10
|キャベツ葉に止まるトカゲに青虫を差し出す我は罪深き人
静岡市・長田寿短歌同好会(11-16)
|葉の上にまったり転がる菜虫をり 蜥蜴を刺客に放ちたくても
‥トカゲの脳にチップを挿し込んで、コントロールできたらどうだろう?
そうすれば、畑にのほほんと産み付けられた卵と幼虫を根こそぎやっつけてくれるかもしれない
でもなぁトカゲは夏でないと動かないし、葉虫は秋だからな
変温動物のあいつらが、いつもきちんと作動するようには思えない
(残念だなあ「獣の奏者」に出てくるみたいに、トカゲを操れたら面白そうなのに)
> うた詠み終わります、ありがとうございました。
【名句にポン/2019中途からの最新記事】
- 【日記】勝手句帳、再度お休みの件
- 【勝手句帳】r069(01-12-24)..
- 【勝手句帳】r068(01-12-21)..
- 【勝手句帳】r067(01-12-20)..
- 【勝手句帳】r066(01-12-17)..
- 【勝手句帳】r065(01-12-13,..
- 【勝手句帳】r064(01-12-13,..
- 【勝手句帳】r063(01-12-7,1..
- 【勝手句帳】r062(01-12-7,1..
- 【勝手句帳】r061(01-12-6)静..
- 【勝手句帳】r060(01-11-30,..
- 【勝手句帳】r059(01-11-30,..
- 【勝手句帳】r058(01-11-29)..
- 【勝手句帳】r057(01-11-29)..
- 【勝手句帳】r056(01-11-26)..
- 【勝手句帳】r055(01-11-26)..
- 【勝手句帳】r054(01-11-26)..
- 【勝手句帳】r053(01-11-23)..
- 【勝手句帳】r052(01-11-22)..
- 【勝手句帳】r050(01-11-16,..