2019年11月21日

【エンコード日記】「Hi10様」と呼ばせていただきます(DVD揚げ極まったかも)

記稿.2019/11/21

> ‥黄岐黄嶺(SATD Exhaustive)にて

> 一度揚げ:Level(5.2)、10bit444、CRF(16.4)、bフレーム(2)、サイズ:FHD
> 一度揚げ:Level(5.2)、8bit444、CRF(16.4)、bフレーム(2)、サイズ:FHD

> 二度揚げ:Level(4.2)、8bit420、CRF(14.0)、bフレーム(2)、サイズ:HD
> 二度揚げ:Level(4.1)、8bit420、CRF(12.9)、bフレーム(2)、サイズ:ハーフHD


 ※ 8ビットと10ビットでの差を現在調査中です(あしからず)


 ‥アニメでの調整値を実写でやってみたところうまく行かず
 なんだかんだで「Hi10様」にご登場願うことになった

 手始めにCRF(16.5)を試してみたところ
 HDサイズよりハーフHDサイズのインパクトの方が良く見える(??)

 ブツブツとCRF(16.2)から確認していき、CRF(16.4)を得た

 ‥アニメでの調整値の時と同様に、HDサイズでのインパクトが回復した
 しかしここで終われない
 ハーフHDサイズのCRF値を疑わざるにはいられないのだ
 状況から見て、(±0.1)の程度での調整だろう
 上げるとBフレームの品質が落ちるので下げるしかない(結果は見事に果たされた)


 ‥実写だとそれなりに解像度の差を汲み取れますが
 アニメになると、もはや言われないと気にならない(輪郭の太さの差に気が付けば別)
 一次揚げの容量次第では、どのサイズを推すかは分かれるでしょう
 普通に‥変化に激しくキーフレームだらけになると途端に増量します
 なので、オープニングでIフレーム入りまくりタイトルでは悩ましくなりまーす


> 「Hi10様」の威力すげー(微に明るくなったような‥)


 ‥この微に明るくなった内訳が、どうにも動きと遠近の補正を兼ねているらしく
 8ビットの方がソースの発色に近いと言えば近いのですが
 10ビットの発色がそんなに異なるのかというと
 HEVCに見られるスムージング感が見られる程度で、気になるかならないかは個人差の範囲です
 むしろ実写においては、問答無用で10ビットで十分に思われるでしょう

 ただし、二度揚げの過程でどのように差を経るのかはまだ調査中です
 (そこまでやるのか、ものすげー手間ッ‥想定外だ‥)


> ‥「Hi10様」は美化の為にご活躍いただくべきであって
> 圧縮などというおこがましい役まわりだけのお仕事に押し込めて終わらせては為りません


 ‥というのが当方の方針なので
 10ビットで10数%削れたとしても、詰め込んで美麗になるなら詰め込むっす
 なので、10ビット=縮小するなんて考えは、捨てていただきたい

 一方で、一度揚げはあくまで一次作成ファイル扱いなので
 演算時間は8ビットの方が有利に思われ、それで十分間に合うなら、10ビットで出す必要は無いわけです
 この辺は、きっちり判断したいと思います

 つまり

 8ビットまわりの二度揚げにするか、10ビットまわりの二度揚げにするかどうかが
 現在の調査内容になってます


 それにしても「Hi10様」のお仕事は時間が掛かりすぎるっす
 まるで手の遅いマンガ家みたいなー

 (そこは「お疲れ様でした」とねぎらってさしあげましょう)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 20:13 | Comment(0) | 黄岐の果ての黄嶺 | 更新情報をチェックする
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