2019年12月17日

【勝手句帳】r064(01-12-13,14)其の1静岡新聞掲載分から


↓ 7)1 向宜詠吟.2019/12/17

沈黙の間の息づかい聴いており電話の向こうの姿思いて
藤枝市・文化協会短歌会(12-14)

|沈黙の間に嘘の息づかい 八年同じ安倍節放送
|安倍晋三最後の晩餐 去年今年 ワタクシが総理であった永き日よ
|世の澱を洗いざらいに去年今年 少なからずも安倍政権後
|東風吹けば朝の輝きオールグリーン 梅ぞポツポツしばし佇む


 ‥安倍政権と不景気はセットです
 ‥やるやる詐欺と格差陳列もセットです
 ‥いつもカネの工面を国民にお願いしてくる姿は、もはや詐欺師のそれです(よくあるパターン)

 国民にお願いしないと何ら始まらないにしても、言うことは常に「カネと改憲」ばかりです
 何一つ前に進んだ話は伺えませんし、為せておりません

 国民の暮らしを如何に騙して啜り盗るかの同じ息づかい、同じ台詞を
 八年もの間に繰り返して聴かされていれば
 誰であれ黒確定だとして、耳を貸さなくなるのが世間だと言うことを知らないかのようです


> ‥にしても、退陣はいつになるのやら
> 年明けか?、五輪明けか?
> 図々しいにも程があるにしても、S級のKYを選んじまっていたってオチっすからッ


↓ 7)2


出刃出して今年初の鱈料理
長泉町・ながいずみ俳句会(12-13)

|ドス利かせ記者を噛みつつ麻生節 反社が握る国家の財布


麻生太郎副総理の記者会見に「まるで反社のよう」と批判殺到

 ‥くくくっ、追い詰められている
 劣勢において、この手の期待だけは外さない、其も又「反社」の反応

 (あ、違った)上から目線のプライドの素顔っすね

 それも「反社」に見えるほどのプライド、さすが国家の財布
 鐚一文、庶民には廻さねえ空気をご満載ィィッ


> S級のKYに、S級の上から目線で下にはどケチが、国家のツートップだった
> さすが、筋金入りのお家主義国家の代表選びやっ!


↓ 7)3


|晩秋や手にあるものは杖一本
長泉町・ながいずみ俳句会(12-13)

|晩秋や手にある術は杖一本 足もと暮るる改憲の道


産経新聞:北、再び「重大実験」、「核抑止力強化」明言しトランプ政権揺さぶり

 ‥おやおや、今や北朝鮮は
 日本など眼中にせずとばかりに、直接に米国と喧嘩らしい

 なんて不思議な記事の書き方を、かの産経新聞が吐いている

 こうなると、もはや、安保で十分の声にトーンダウンしたも同然の空気感である
 目の上のたんこぶが、直接に上役との交渉に至っては、だんまりするしかねえし‥


> いやはや、時代は「令和」なんだなあ(令和ってなんだろうなあ)


↓ 7)4


|菊ほめて長座を辞せぬこととなり
焼津市・豊田句会(12-13)

|菊ほめて長座を辞せぬ沙汰となり 日本の歴史のお家主義

|御門とは教皇の役と見つけたり なぜに担ぎし軍国論
|聖戦化なぜに教義に殺せ沙汰 建前欲しい武勲の都合

|国王に将軍役を握らせて 菊の御旗で戦の不快
|天皇を国主にそえれば司令官 戦争やらかす宣言ぞ大

|戦争をやらかす立場の禊ぎなど 矛盾の極みぞ言語道断
|戦争を棄つる国家の象徴に九条備えしゆえの奇蹟復興
|九条を反故の空気の格差かな 心変わりや戦わずして滅ばむ

|菊などとなぜに居るのかこの日本 恭しくも其は天意なり
|天意にて誰ぞすり寄る勘違い お願いすべきは助け合う力

|格自慢 勘違いに過ぎし民度あり 負の始まりのそもそもの厄

|時すでにキリスト教化の天皇家 八百万にも程がある
|「有り難い」何でも喰らう教義色 諦めておけ日本の血筋

|「鎮まれよ」理想など無き自然体 祭民一体だけぞ在り



↓ 7)5


ほどほどの幸せがいい師走来る
三島市・東大場土筆句会(12-13)

|ほどほどのしあわせ棄つる私奔主義 右から左にもっとぽちい
|気が付けば値引きタイムを待っており「静かな搾取」も知恵とよび
|誰だって優先順位はまず自分 おこぼれだろうと遠慮など
|難しくあればあるほど不公平「裏技ぽちい」其は心理なり



↓ 7)6


立冬の空に飛び立つ鳥一羽
長泉町・ながいずみ俳句会(12-13)

|立冬のいきなりステーキ路頭乞い 増税にすらKYの後手


いきなり!ステーキの「お願い」が物議醸した訳


 ‥増税後に客足が鈍ることは予想されていたことだ
 ならば、無理をしてでも先手を打って多めの仕入れをしておき
 増税に合わせて、割安感を打ち出すことが印象を良くする
 それが商売っ気ということになるわけだが

 いきなり!ステーキには、それが全くなかったらしい

 まずは牛丼の吉野家に学ぶべきだろうよ
 どうせ身を削ることになるのだから、損の仕方を織り込んでなんぼだ


 ‥ところがどうだ
 「立ち食いとステーキ」などと‥斬新さが売りに見えていた割りには
 いきなり!ステーキの経営は、客のツボを掴むのが意外にも音痴だった
 原点こそ、余計なコストを掛けない庶民寄りの印象だったのに

 それがどうにもそうではなく、どこかふんぞり返った鈍さにしか映らない
 つまり、そこに客寄り目線など無かった、単にコスト発想の都合削減だけだった

 という判定が下されてしまえば、もはやただの中途な価格の肉でしかない


> どうにもアベノミクスと同じに見えてしまう向きは、もはやどうしようもない
> 立派に育った牛をお安く提供したいにしても、やはり犠牲を強いていることに変わりはない
> 牛の命の有り様を左右するだけに、急拡大に向かった戦略自体がブラックだった


↓ 7)7


|萩の花触れぬようにと道を逸れ
掛川市・南郷桔梗句会(12-13)

|辛酸を舐めぬようにと道を逸れ 皆でやらかすブラック業態


 ‥民主社会をもてはやしておいて
 その実態が、資本主義としたブラック構造にあるのは
 私たち人類のすっとぼけたわがまま勝手の都合で成り立っている

 ‥もとい成り立っているように見えてきた
 なぜ昔は、成り立っているように見えていたのかというと、性急な連中が一握りだったからだ
 しかしどうか、今や世界中のどこでもその性急さがもてはやされている

 否、右に習っていかないと生きていけない状況だ

 お陰で、誰彼と命について振り返る注意を放棄してまで、スマホ画面に首ったけの毎日だ
 「情報社会」=「常在戦場」の流れのままに其は繰り返される


 「歩きスマホ」「ながら運転」へと加速していく生活感は
 誰がどう見ても、それだけで「ブラック&反社」の姿なのである


 ‥そうだろうが‥まきぞえ事案の増加に貢献しちゃうんだからな


 ‥そんな危機感の募ってか
 ブラック業態を告発するように成っては来たが
 その主な要因が政府の有り様から来ることにようやく目線が行くように成っては来たが
 自分たちの都合を見直そうとした空気にまではまだ遠い


> 祈りだろうと寄付だろうと税だろうと
> 自分たちの汁を吸わせて期待するという繰り返し構造そのものが怪しいのだ


 誰しもは貯め込もうとするのだから
 貯め込むべき対象を、お金から別の物に逸らせるルールにしないとどうにもならない

 ‥だからこその労働時間だ
 労働に対価は発生する、そしてまた、労働時間にも遡って投資枠が発生する
 そのようにルール化すると、無理に貯め込む必要が無い(働くことで同時的に発生する)
 投資枠の増加を目指そうとしても、24時間に労働基準が発生して枠に制限があるから

 インフレを懸念するほどには成らない
 さらに売上と予算を相殺する帳簿にすれば、全体量の調整はし易い


 これこそが、予算の民主化たる革命の本丸だッ


 だが、雇うと対価を別に払わなければならない
 これは一見、イタチごっこにも見えるだろう

 ところが、労働した時間を遡った枠で、なんだろうと年間予算が組める扱いになると話が変わってくる
 内部留保分に囚われる用が薄れるからだ
 (極端を言えば、さほど黒字に無くても仕事の持続が成り立っていれば、経営は続けられるのだ)

 ‥それこそ働いてきた社員を留め置くことこそが内部留保に様変わってくる
 ‥転職するにしたって、労働時間の多い人材有利になる
 本年度の労働が次年度の予算の増分として、同時的に釣り合わせることが適えばこそだ

 (右肩上がりの嘘まじりに成長をやらかさなくても必然的に予算が増えていく)

(感覚としてはそういう事だが、スムーズにするにはさらに細かで念入りな智慧が求められる)


> 頑張れば貯まる原理を誰も否定しないだろう
> でも頑張ちゃってると、それだけ使う暇も無いのだからバランスが悪い
> そこに発生するストレスは、一極化するほど使われない矛盾に拍車を掛けて行く
> さらなる矛盾として、手先器用も体力もねえ経営が一番に売上を握る日常だ
> 結局は、悪巧みが後を絶たない構造をやらかすのだ(そろそろ気づかれよ)


 ‥「私だけは正直者だから大丈夫」とした論理などなんの役にも立たない(とくに政治)
 なぜなら、負けの発生する率の方が多いからだ‥(でも誰も競争を否定しない)

 其の手の思い込み&込ませ矛盾がそもそものクズ、澱、世間の劣化要因ナンバー1

 ‥無責任にも誰かが何とかしてくれると思い込んでいる迷信教信者どもよ
 汝らは一体何がしたいのだ?(そこにあるすべてが反社だよ、諸君ッ)


> 得手分業が理想なら
> 分業のままに経営が成り立たないのでは100%無理ッ
> 隣の稼ぎをぶんどっても良いなどとやっていては、お互いに持続できるわけが無い
> だから労働時間の蓄積から年間予算を工面できる優しい経済ルールをやらかすべきである



> うた詠み終わります、ありがとうございました。



posted by 木田舎滝ゆる里 at 01:30 | Comment(0) | 名句にポン/2019中途から | 更新情報をチェックする
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