2020年02月06日

【ネタ文学】フランダースの犬の舞台を現代日本に置き換える序幕案

記稿.2020/02/06

> 呼称は、仮定でそのまんま「ネロ」と「パトラッシュ」とします


 ‥現代日本ということで、ネロのパパとママがいない理由はいくらでも盛れるでしょう
 ‥そんなこんなで、ネロはお爺さんと二人暮らしになっちまいました
 ‥お爺さんは年金暮らしです
 ‥ネロの年齢は園児とします


> なかなかに社会問題の提示みたいな内容だな
> さすがフランダースの犬


「ねぇおじいさん、ぼく幼稚園行きたいんだけど」
「ネロ、何度言えばわかるんだ、わしの年金だけではとてもじゃないけど無理なんだよ」


> 幼稚園が無償になろうとその他経費までは自腹だからな


「ねぇおじいさん、なにしてるの?」
「なにって、お前に不自由をさせちゃいかんと思ってな、昔取った杵柄で屋台でも始めようと思ったんだよ」
「うわぁすごい、おじいさんが屋台をやってるところぼくもみてみたい」
「そうかそうか、でもなぁネロ、お前も手伝うんだぞ、じゃないとじいちゃんぶっ倒れちゃうかもしれないからな」
「うん、ぼくも手伝うよ」


> 資金集めが大変だな、きっとクラウドファンディングするんだぜ
> 話題沸騰で、社会問題に取り上げられちまう勢いだが
> それでネロとおじいさんの立場が変わる事は1ミリも無いだろう


「『おでん屋ストロングゼロ』、ねぇおじいさんこれがお店の名前なの」
「ああそうとも、インパクトが無いとお客さんなんて来てくれないからな」
「今時は不景気の所にストロングゼロが流行っているって聞くし、ストロングゼロ好きの人が集まれば、それだけで盛り上がるかなぁなんて思ったんじゃが、どうだろうかね」
「ところでネロ、お前はおでんが好きかい?」
「うん、ぼくおでん大好き」
「そうかそうか、嫌ってほど毎日食わしてやるからな」


> ここでは、屋台が車式かリヤカー式かはなんとも言えない
> ネロを連れ歩くと云うことになると、そのまんまキャンピングカーの改造車なんて案もあり
> パトラッシュは気の良い野良犬スタート
> おでんの匂いに釣られて登場
> ネロが餌づけをしたことがきっかけで、奇遇にも所々で登場する流れ
> 屋台が常に同じ場所で構えると、その辺りの近所をうろついている野良犬ということになる


「あ、パトラッシュ」
「え、なに、このイヌぼうやの所のイヌなの?」
「あ、あのう‥」
「違うなら引き取って貰わないと保健所行きになるけど」
「パトラッシュはぼくの友達だから」
「う〜ん友達ね、ともだちはともかく、首輪しておかないと格好つかないよ」
「じゃ首輪もらえますか?」


> パトラッシュが保健所に連れられていきそうな場面にネロが遭遇
> おじいさんも根負けしてパトラッシュを飼うことに
> それから、しばらくした後、おじいさん倒れてぽっくり
> 脳卒中でも心筋梗塞でも理由はどうでもいいほど付くからな


 ‥ネロとパトラッシュ、大ピンチっ

 さてさて、これだけだと序幕でーす

 つまり、現代社会に置き換えるとフランダースの犬は序幕で終了っすね
 序幕だけのお涙頂戴で逃げる商売くさっ
 今の時代には、どうしたって続きが必要でーす
 その後のフランダースの犬とした方向性が必要でーす

 ネロとパトラッシュのその後を
 名作劇場の他の話と合体させちまうなんてのもありかなと‥


> 展開としては、おじいさんぽっくりじゃない方が味が出そうかも
> 一気に治療費で借金暮らし
> こちらの社会問題提起の方が、大人の関心度は高いだろう


 ‥注意点としては、ハンスなんて役どころを登場させてはいけません
 ‥そもそものネタのきっかけは、「あのハンスが居なかったとしたら?」ですので



posted by 木田舎滝ゆる里 at 02:32 | Comment(0) | ネタ文学 | 更新情報をチェックする
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