↓11)記稿.2020/03/11
> テレビUSB挿し勝手の極意とかなんとか
> キュルキュルサーチできてこそのテレビUSB挿し
‥USB2.0前提だと、なにかと帯域が怪しくなる
トコトン適度にIとPフレーム増やして、さらにマクロブロック増やして
キュルキュルサーチをやらかすわけだから、選択肢としても、540pでやらざるを得ない
(調子こいて毎時30MB/Sなんてやらかしていると、今度は逆に音飛びが気になってくる)
‥540pで画質を良くしようと、1080pと比べてどうしたって低解像度の分だけボケる
DVDのインターレースのエッジ感は、それを誤魔化してもいたらしい(特にアニメ)
‥だがしかし
540pゆえのぼけが、アニメにおいて、どうにもセル画っぽく見えてうれしい
実写でも、どこかレトロな雰囲気が醸し出されてほっとする
(そりゃ、高解像度には高解像度の魅力があるわけだが、手間すぎるのでどうしようもない)
(DDR5で8コアぐらいにならないと、日用的にサクッとエンコードできる扱いにならない)
(でもそうなろうとも、容量削減に欲掻いて、HEVCで奮闘するイタチごっこだろう)
> ‥そこはさておき
> 今回は540pで高画質を叩き出す為のあれやこれを追求した結果の集大成になっとります
> テクニックとしては、マクロブロック大盛りになってます
> 略して「まぐろ丼」でーす
‥ここまでの道程を振り返ると、ようやくに日の目を見られそうではあるが
知れば知るほどに、他人のエンコードの粗と不思議で一杯になる
(でも基本は数学だから、計算ルートが違うだけで、得られる解が近似値を伴い怪になる)
(ならば、誤差の少ないエンコードの方が美麗で速いに決まってる)
(されど、圧縮率も絡むことから、BD規格自体が、素晴らしく美麗な計算ルートとは限らない)
(それはつまり、断崖絶壁ほど美麗に見えてしまう景観を避けて、時代の手頃感を求めた結果だ)
> ‥繰り返すが
> 著生にとって、それの手頃感への要望が、テレビUSB挿し&サーチキュルキュルだった
> とくに大画面&高解像度とした視点に無かったという事である
1-11)1 一般
モード:変換
コーデック:MPEG-4 AVC/H.264
言語:なし
フレームレート:オリジナルを保持 or 59.94fps(VFRタイプのカクつき対策用途)
カラーモード:YUV 4:2:0 Planar 12bpp
レート調整モード:品質
品質:12.0
※ AVCのデフォルトが量子化最小値(10.0)と言うこともあり
並びにIPBの各フレームの平均を取る傾向から、CRF(12.0)が想定される限度に思われる
まぁここまで下げると増量感が目に余る事になるのだが、エンコード時間にも影響するのだが
この段階でシャープフィルター(0.1)を用いると、Psy-Trellis強度(0.0)で丁度良いらしい
‥でも中には
シャープフィルターで増量しちゃうタイプとPsy-Trellis強度で増量しちゃうタイプの違いがでる
(その手のソース別対応はここでは取り扱いません)
プロファイル:High
レベル:Level 5.2
※ IとPにマクロブロックを大量に盛るエンコなので必須です、細かい計算は面倒なので固定っす
(BD規格は、レベル4.1までの扱いなので、相当に遠慮したマクロブロック数と言えます)
(AVCでは、マクロブロックが足りないと、足りないコマでボケたり色むらが発生します)
(レベルを上げるとバッファ容量の拡大を求められます、そこに参照駒を何枚置けるかの度合いです)
プリセット:標準
Tune:無効
フレーム-パッキング:なし
Open GOP:□
キーフレーム間隔:7(DVDインターレース解除用途)
11(BDインターレース解除用途&プログレッシブ30フレーム用途)
9(プログレッシブ24フレーム用途)
21(概ね、DVD-VFRタイプ用途のみ)
(シーン変更感度(67)の絡みなのか、指定より−1枚がGOP平均になる感覚っす)
‥テレビUSB挿しのサーチにおいて、もっとも心地よいのが3分の1秒毎
ただしインターレース絡みの動画は、ぶれ駒をIフレームに振っちまいやすいので
とくにDVDアニメにおいては、(7)と短めにせざるを得ない
(インターレースの目立たないDVD実写の場合は(11)もあり)
‥又、パンのカクつきが気になるDVDの場合には、59.94fps化テクもありですが
BDの場合には、まったく改善する効果を得られません
どうにもフレームレートの増量テクは、データ量が多い場合には補正効果が怪しくなるらしい
(有り余るデータ量があればあるほど間引きにくくなり、ただ増やしても補正期待を得られない)
最小GOPサイズ:1
表示モード:プログレッシブ
スレッド:0
強制的に固定フレームレートのタイムスタンプを生成:□ *用途不明(--force-cfr)
※ XMedia Recodeでは、プログレッシブ指定のまま、インターレース解除フィルターで解除できる(AVC)
1-11)2 ブロッキング軽減
ブロッキング:オン
ブロッキング軽減 - 強度:0
ブロッキング軽減 - 閾値:0
1-11)3 B-フレーム
B-フレーム数:0
B-フレームモード:non
適応型B-フレーム:non
B-Pyramid:non
B-予測ウェイト:non
B-フレームバイアス:non
1-11)4 マクロブロック区分
適応型DCT:オン
I8x8:オン
I4x4:オン
P8x8:オン
P4x4:オン
B8x8:□
※ FHD規格のそもそもはIフレームがほとんどない、Pフレームすら控えられがちである
なのでP4x4が効かず、デフォルトで外されている‥結果8x8ブロックが中心だ
そこで鮪丼540pでは、4x4ブロックを中心に添えることで、分解能を同じレベルに置き
動きの比率を正確にしてゆく想定だ
(それでも、解像度が縦横で半分になるので、輪郭表現の間引かれようはどうしようもない)
(それは、FHDでの420を210に置き換えるようなもの‥Bフレームを使ってはそれ以下になる)
1-11)5 レート制御
VBVバッファサイズ:0(自動設定)
VBV最大ビットレート:0(自動設定)
VBV初期バッファ:0.9
可変ビットレート:1.0
量子化圧縮:0.63‥(コンマ二桁の3の反映には、設定最後に3を打って、そのままリストに追加)
先読み:72,90,180‥(ソース側フレームレートの3倍秒値)
Lookahead Threads:0
Syne Lockahead:72,90,180‥(ソース側フレームレートの3倍秒値)
MB-Tree:オン
*Syne Lockaheadの規定値は(-1)のようですが、それが何を意味しているのかは不明。
(最大値が同じにあることから、先読みの値と同じに思われます)
*量子化圧縮(qcomp値)は、mb-treeのオン(可変AQ有効)に連動します
早い話が、重み付けの度合いを決めるっす
重み付けの度合いをはずしちまうと、動きに想定外のカクつきが生じるっす
それはもう‥ビットレート量が十分と思っていてもやっちまってるほどっす
(具体的に言うと、Hi10×1080p×CRF(16)×qcomp(0.6)でも結構怪しい)
又、意外と気が付いていないのが、細かい距離感だったりでーす
重み付けの度合いをはずしていると距離感が不自然に出ちまっていたりもします
重み付け=部分的であるので、気が付かないとスルーしがち
どのようなケースで、どこで発生するかなんて分からないのだから
ビットレートをケチっては損するばかりでしょう(損ありきなら話は別)
‥ということで、面倒くさいと思ったら、大は小を兼ねる発想でーす
‥それでも尚
qcomp値の値次第では、ビットレートを盛りすぎることでのブレが発生しちまいます
ということで(0.63)になっとります
> ‥とはいえ、BDやらDVDの再エンコード用途に合わせてあるだけの域を拭えません
> マスターレベルでも通用するのかは断定しかねます
>(そもそものビットレート量がBDでは違いますから‥Bフレームありきだし‥)
1-11)6 動き推定
M.E. 範囲:16
シーン変更感度:67
M.E アルゴリズム:SATD Exhaustive Search
サブピクセルリファイン:FUll RD
Chroma M.E.:□(OFFにしておかないとシャープフィルターの効きが怪しくなる想定)
P-フレーム予測の重み:スマート解析
※ M.E. 範囲の値を規定の(16)にしてみたところ
今まで散々繰り返してきて、どうしても納得できぬままの様々な箇所がスッキリ〜
1-11)7 量子化
量子化最小値:0
量子化最大値:69
量子化最大値(Delta):8‥540p専用
IP比率:1.4
PB比率:1.3
彩度QPオフセット:0
輝度量子化のデッドゾーン(Inter):21
輝度量子化のデッドゾーン(Intra):11
AQモード:可変AQ
AQ強度:1.0
※ 量子化最大値(Delta)、つまりqpstepは
1080pのデフォルトが(4)ということだけでしかないのでは?
とした疑いから、解像度の比率を当て込んで
720pでは(6)、540pでは(8)、480pでは(9)を得ています
この判断は、1080pのぼかし表現での動きを如何に540pに写し取らせるか?
‥という視点からであり、基本的な静止状態での画質どうこうとした中身にはありません
(静止画質でのボケを、この項目で気にしすぎても)
(解像度が減りゃ、ボケるわけで、そこを逆らってもしょうがない)
同じ面積比の区画の中でのぼかし表現の動きをなるべく正確にエンコードやらかすには
さらにぼかせるだけの余裕を持たせる必要があった
解像度を下げれば、1080pの輪郭映え表現に合わせた設定のままでうまく行くはずが無い
> そこまでを自動でやってくれていないのは、レベルのオート設定を試してみれば一目瞭然
> 写真加工の自動になれすぎ脳で、随分と目が節穴だったz
1-11)8 量子化設定
Trellis:常時
Psy-Trellis強度:0.00
Psy-RD強度:1.00‥(AVCエンコード大画面映えの大前提)
参照フレーム数:4‥(重み付けをする上での参照距離枚数)
※ 基本的に、ref値を増やさないとBフレームの連続枚数も上がらない構造にある
ref値を超えてBフレームの連続枚数を叩き出すケースの多くは、黒駒の連続ぐらいと言える
その上で比較計算をキッチリやるので、時間ストレス悩ましい限りでしょう
(BDtsソース(実写プログレッシブ)が(2)だった場合に限り(2)もありきでしょう)
ノイズ減少:0
参照フレームMix:□
CABAC:オン
DCTなし:オン(DCTとは、折角計算した細かい端数値をなかったことにする判断)
Fast P-Skipなし:オン(Fast P-Skipとは、ブルー系の一部数値をなかったことにする判断)
心理的エンハンスなし:□
PSNR算定:□
SSIM算定:□
1-11)9/ビデオユーザビリティ
ビデオ形式:指定なし
カラー優先度:DVD→SMPTE170M、BD→ BT.709
行列係数 :DVD→SMPTE170M、BD→ BT.709
伝送特性 :DVD→SMPTE170M、BD→ BT.709
※ 国際規格として720p未満にはBT.601、720p以上にはBT.709とした品質基準がある
一方で、AVC対応の再生機器側では、指定=強制指示のルールになっている(つまり自由)
‥1080pのソースを540pにエンコードすると色の変わっちまう箇所が発生するので
強制でBT.709を用います
‥DVDでも720p以上にする場合には、SMPTE170M(BT.601)としておかないと
色の変わっちまう箇所が発生します
なら、540pでは省いても良さげですが、後で判別に困らないように、きっちり打っときます
(実際として、1080p→540pでの強制的なBT.709で、無理のでるケースが無いわけではない)
(とはいえ確率的に無視して構わない程度&頻度)
> 好逸ダイナミックでの視聴がオススメです
> どうにも色が出てこないと思ったら、まずは「エコナビ」をオフにしましょう
> ちなみに、好逸スタンダードでの視聴の際は、「エコナビ」前提でした
> 26型なら、好逸スタンダードの方がテレビ視聴向きで安定感が高い
‥追加ですが
LED照明の性質として、冬場の気温の低い時などに発色(明るさ)が落ちるようです。
始めからギラギラさせて使用していると気が付きませんが、ギリギリだとよくわかります。
(夏場には使えていた電卓の太陽光パネルが、冬場の夜に利かなくなります)
(つまり、ケチって使っているLED照明の明るさが弱くなった以外に有り得ません)
‥その絡みにあるのかまでは判然としませんが
テレビUSB挿しでの再生時に、その手の変化らしきが発生するようです。
とくに「液晶AI」が過剰に反応するように思われます。
なので、そのような時は、「液晶AI」をオフにすると適正に戻るでしょう。
(「ビビッド」は維持で)
‥経過観察の結果
10月から2月の間にこの現象が発生するようです(地域差はあると思う)
(エアコンが常時効いている環境だと分かりにくいでしょう)
(若しくは、気温ではなく、地球と太陽の距離に関係するのかも知れない‥)
‥追記
NHKの映像はいまや4k導入の流れですが
その手の映像編集番組を視聴する場合、「液晶AI」をオフにしておくと
陰影がさらに強調されて、なんとも言いようのない絵画チックな印象を醸し出します
「うちのHDテレビは4k対応だから」‥と
それだけを見せてうそぶいても、苦悶の表情をされることも無いでしょう(とくに19型)
画面サイズでの差も出ると思いますが
「液晶AI」のオンとオフは、常に比較確認ありきでーす
1-11)10/クロップ/プレビュー
クロップ/プレビュー
##インターレース解除##
インターレース解除 有効‥(ここでは主にDVDインターレース映像に対してのみ)
使用するフィルター:lbav Deinterlace
インターレース解除:リニア混合(二重化)
※BDインターレース解除の用は、FHD同サイズで再エンコードする場合のみです
(HDサイズ等の減解像度で再エンコードする場合、自動的解除(二重化)されちゃいます)
(希にFHDサイズのままでも自動的奇数で解除されるソースもあるようです‥どうなってんだ?‥)
‥解除用フィルターを介すよりは、くっきりとしていますが
ちらつきノイズなどもくっきりとでてしまうので、慣れないと違和感に思う場合もあるようです
でも、ピントの度合い調整としては、どうにもそれこそ正確さだったと‥気づかされるでしょう
##解像度##
幅:
高さ:
スケーリング:双三次スプライン
ディザリング:自動
アスペクト比:オリジナルを保持(4:3 / 16:9)
##シャープネス##
シャープネス:シャープ:強度(0.1)
※ 540pエンコードゆえの必須だった(1080pでもイケるでしょう)
シャープネス フィルターを使うと、420の丸めに対して復活的刺激を与えます
その効果は、Psy-Trellis強度より有効です
ただし、ビットレート量とのバランス次第では、物足りない場合も発生します
だからといってビットレートを減らして、シャープ強度を上げれば良いのかというと
所詮は妥協の度合いになるだけに思われます
‥クロップ/プレビューには
Video項目の隣にAudio項目があります
(作品ごとに音量の差はあるので、常に一定に整えたい用途にはお好みでどうぞ)
‥テレビUSB挿しを考慮すると
mp4に、AVCとAC3(コピー)をコンテナするのが適当です
DVDの場合、中にはPCMで収まっている場合もありますが
その時は、AC3(576 Kbps)での変換が、著生の私的な好みです
(‥字幕を埋め込みたければ、そこはmkvにコンテナするしかありません)
(mkvの再生には、4kテレビが前提になります)
(でもそうすると、HEVCでエンコードしたくなっちゃいます)
(さらに、4kテレビはUSB3.0対応なので、720pでのキュルキュル再生でも安定しそうです)
(でもだからといって、4kテレビだろうと字幕まで再生する扱いかは不明です)
1-11)11
> ‥まったくほんとうになんて仕上がりだ
> 是のクリアー感、是の輝きが、これがこれこそが
> 「完全なる○○勝手の極意」とかんなんとか
> 「残念リップを駆逐するッ」とかなんとか
‥いやぁ、もはやそんな大口を叩くような無知じゃなくなっちまいやしたz
ほどほどにまったりでありながらしっかりした画質で
サクサク再エンコードできるけど‥540pのくせに増量感が「痛い」
でもまぁ、BDの場合は40%程度のファイルサイズに置き換わる想定っす
(残念な事に、DVDの場合、容量の面では、ほとんどがさっぱりでしょう)
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