2020年03月25日

【エンコード日記】アンシャープ(0.1)には、Bフレーム(1)の件

記稿.2020/03/25

> シャープネスフィルター:アンシャープ(0.1)を使用すると
> なぜか、Bフレームを一枚追加すると状態が安定する


 ‥その安定は、シャープ(0.1)とは違って
 540pだけでなく、720p時にも見られていた‥
 狭い領域での、暗い線部分と明るい部分の境に、灰み掛かってしまう傾向に改善を得ている

 だが、1080p→540p時のそれはどうにも難しく
 1080pのダウンコンバートは、やはり規格想定内の720pでやる方が良いだろう

 DVD480p→540pのインターレース解除において
 特にぼけやすい部分はどうにもならないが
 全体としてはさらに磨きが掛かって安定を見せている


> それにしても、Bフレームの追加で安定を見せるとは‥(しかも人気の無い一枚で)
> 一枚だとそれほどに圧縮率は上がらない(代わりにアンシャープで上がっている)
> 一枚だとエンコード時間への影響はそれほどでも無い(ここは時短を取って割り切るべきだろう)


 ‥それにしても、Bフレーム(1)とは
 もしかしたらと思って、qcomp値を再確認したところ
 コンマ3桁でもエンコードが可能だった
 (ただし、容量差の確認はできるが、使用した値の記録は四捨五入される‥後で判別不能)
 でもまぁエンコードするサイズ差やら何やらを考慮すると、やはり(0.63)が適当になる


> シャープ(0.1)では、Bフレームだめで
> アンシャープ(0.1)だとBフレーム(1)がベスト
> どういうこと???


 ‥エッジや平面の均一性の状態で、Bフレーム枚数使用での安定が変わるなら
 マスターのデータ量と品質があれば、Bフレーム(2)も可能なのだろうか?

 ‥1080pのままでも、アンシャープ(0.1)の使用もまんざらになく
 それなりにマスターデータとの差を埋めようとしているのだろうか?

 (そう考えないと、マスターデータの立場が無いからな‥まるで分からん)



> 余談になるが


 Fast P-Skipの解釈に別のを見つけた、それによると

 fast-pskipはPフレームに含まれるマクロブロックを判定し、
 前のフレームとほぼ差がないマクロブロックであった場合に
 エンコードせずに処理を省略するというオプション。
 スキップさせるとビットの節約になるが、一部ノイズのような残像が残る場合がある。

 ‥ん?
 HEVCでも似たような省略があったぞ
 「初期のCU深度再帰をスキップ」の項目だ

 つまり、初期のCU深度=Pフレームのことだったのか?
 (イントラはほぼお飾りだから、インターのそれということになる)

 そしてこいつこそ、GOPの切れの悪さと
 高いCRF時の細かいところバッサリ感の犯人かも知れないな
 (なにしろ確認せずにバッサリ飛ばしちまう仕組みってことだから)
 (でも、HEVCでこの項目を使用しないと決め込もうなら超絶にエンコ時間増大である)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 22:59 | Comment(0) | 黄岐の果ての黄嶺 | 更新情報をチェックする
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