2020年03月31日

【エンコード日記】CRF値にもお約束な比率間隔があった件

↓5)記稿.2020/03/31

> それは、アンシャープ(0.1)使用時の確認下での勘違いから始まった


 ‥23.976フレームのソースを、29.97フレームのソース設定のまま勘違いして
 CRF値の駒抜き静止画拡大を比較出し確認していたら
 CRF(12.0)で安定していたはずの構成なのに、CRF(13.5)で安定している
 あれっと思いつつ、それの間違いに後から気が付いた

 一方

 ‥BD23.976フレーム(プログレッシブ)のソースを
 720pで出す場合、CRF(12.0)で最高安定を見せるが
 ‥BD29.97フレーム(インターレース)のソースを
 720pで同じくCRF(12.0)では、画質が所々で破綻してしまう

(シャープ(0.1)ではそうに無かった点が、アンシャープ(0.1)にて露呈した)

 この二つの結果から


> BD23.976フレーム(プログレッシブ)のソースには、CRF(12.0)
> BD29.97フレーム(インターレース)のソースには、CRF(13.5)がベストである事を得た
> (鮪丼構成だし‥容量的にも、それぐらいがTSソース比での許容一杯に思われる)



1-5)1

 ‥ちなみに
 BD23.976フレーム(プログレッシブ)のソースに対して
 BD29.97フレーム(インターレース)と同様の構成にてCRF(13.5)でエンコードすると
 安定しているように見えるが、BD23.976フレーム用の構成よりは品質が落ちる

 この二つの値の関係が、1.125比にある事から

 DVDでも、同じだろうと仮定して
 以前にCRF(12.8)でやっていた経緯を思いだし


> DVD23.976フレーム(プログレッシブ)のソースには、CRF(12.8)
> DVD29.97フレーム(インターレース)のソースには、CRF(14.4)がベストであると予想‥


 ‥確認してみると
 CRF(14.4)において、タイトルによってはどうにも今ひとつ納得できないことから

 まずはBフレーム(1)の重み付けに時間軸を盛ってみたのだが
 なぜか自動にすると増量する事の方が多く、且つ、画質が落ちる傾向だった
(どうにもまさかとは思うが、自動にすると空間、時間、無しの三択ということなのか???)


 ‥仕方がないので、Bフレーム(1)の重み付けを空間軸に戻し
 気になりだしていた先読み値の3秒倍値の値を変えて確認してみたところ
 半分の1.5秒倍値で十分らしいことを得た

 ‥短いGOPにしてしまうと、どうにも
 そこから先読みの量を多くしても、間引かれる比率がその分多めになるだけで
 (それだけのことでも)色々とした場面毎での微差が気になる場合もあるということだった

 とはいえ‥色々と、これらの変化がアンシャープ(0.1)の独特な効果からだけなのかは定かにない


 ‥もしやと思ってついでに
 DVDにおけるGOP間隔(7)をBDと同じ構成に変えてみたところ
 ブレ駒に振られる割合が随分と変わっていた

(理屈はわらんが、DVDのVFRタイプ以外は、BDと同じGOP構成でイケるようになったらしい)



1-5)2

> ここまでをまとめると


 BD1080p → 720p、qpstep=6、BT.709
 23.976フレーム、CRF(12.0)、keyint=9、先読み(36)
 29.97フレーム、CRF(13.5)、keyint=11、先読み(45)


 DVD480p → 540p、qpstep=8、SMPTE 170M(BT.601)
 23.976フレーム、CRF(12.8)、keyint=9、先読み(36)
 29.97フレーム、CRF(14.4)、keyint=11、先読み(45)


 ‥である
 先読みが半分になったことで、エンコード速度も上がるかと思いきや
 それほどでもなく、短いGOPでの相殺分はすでに出ていた傾向にあるっぽ

 つまり、先読み計算の切り捨てがそれなりに発生していたように思われる

 ‥が、どの辺で発生していたのかはまるでわからない(ソースによる差は当然あるだろう)
 なので安全策として、デフォルト値(40)の前後あたりだろうと見立てた
(実際にはもっと短くてもイケそうではあるが、無理をするほどでも無いと判断した)



1-5)3

> では、残念なリップからの再リップをどうするべきか?


 そこで辿り着いてしまった
 CRF値にも‥1:1.125:≒1.33:1.5のバランス比の関係があるらしいことに(2passを除く)

 例えば

 それがHEVCのMP10のソースだろうと、AVCの8bitのソースだろうと
 1080p、CRF(23.0)なら、23.0÷1.5=15.33333≒(15.3)が
 1080p、CRF(18.0)なら、18.0÷1.5=(12.0)、÷1.3333≒(13.5)、÷1.125=(16.0)
 1080p、CRF(16.0)なら、16.0÷1.33333≒(12.0)、÷1.125≒(14.2)
 という具合の所に、平行的引っ越しぼかし(位相)の適正があるらしい


 ‥これがどこまで通用し
 且つ、容量共になっとくできる画質を得ているかには、まだまだ確認が必要だが
 もはや弄りようが無いだろう

(それ以上を求めるなら、高価なハードやアプリに手を出さざるを得ないだろう)
(まぁそれ以前にHDDやらUSBメモリーを欲するので‥無理ッ)



1-5)4

 ‥ちなみに、1080pで再エンコードする場合の
 アンシャープ(0.1)の使用については
 使った方が圧縮比が上がるが
 その上がる分‥細かい部分でその分間引かれていることに変わりは無い
 (無論、拡大しないと確認しにくいレベル)


> p4x4を使いまくる鮪丼構成での話なので
> 1080pとて同じになる必要を得ない部分はあるが
> 細かくより美麗になるわけでも無いらしい


 (やはりそういうのは、手作業のひと手間が肝心になっているっぽ)

 ‥そこは、アップコンバートやらダウンコンバートでも同じことだが
 こちらの場合の間引かれ方は箇所により甲乙付けがたく
 日用での再エンコード枠ということもあり、容量の差で軍配が上がるように思われる


 ‥とはいえ、実写における容量はやはり多めだ
 勿論、アニメにおいてもタイトルごとの差はあるので、実写でもそのように思われる
(容量減重視なら、そりゃ鮪丼構成では無理すぎるのだからオススメしない)



1-5)5

> ‥正直、期待とは異なり


 キュルキュルサーチになるように
 キーフレーム倍増にて挑んでみても
 細かいディテールまでしっかり出切るかとういと

 それほどでもないらしく、器用に丸まってしまうのが傾向だ

 より細かいディティール重視と言うことになると
 そこはやはり、業界の水準(BD規格の容量限度一杯)の方に分があるっぽ(まぁ当然だ)

 だがしかし、マスターデータから直に鮪丼構成でのエンコードがどうなるかは知らん


 (興味は尽きないが、興味は尽きないが、興味は尽きないが)

 ‥DVD規格もBD規格も、時間経過ゆえのバージョンアップなんざやらんだろう
 ‥対応幅を拡張するだけの低コストのはずなのにやらんだろう
 ‥そういうバージョンアップは、今やネット配信任せの考えなのだろう
 ‥G5もといG6の登場ぐらいで変化を見せる程度かも知れない


> その手の対応ドライブが売れるとしたら、パソコンユーザーぐらいで(それも日本ぐらい)
> まぁ誰しも同じ予想だろう(ならばソニーがゲーム機にてコソッとやるかどうかでしかない)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 16:53 | Comment(0) | 黄岐の果ての黄嶺 | 更新情報をチェックする
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