2020年04月15日

【お約束ループ】「お前の為に」VS.「私からお願いした事は無い」

↓3)記稿.2020/04/15

> アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」の後に
> アニメ「ゼロから始める魔法の書」を鑑賞してみた


 ‥で、ふとした発見をしちまった

 魔法と宗教と陰謀は切り離せないパターン
 魔法的異世界→魔女→魔女狩り:イジメパターン脳への刷り込み

 ‥極めて怪しい、そんな世界観には
 「お前の為に」「○○の為に」とした理由づけが無駄に多い

 ‥それに対する受け答えのパターンが
 「私からお願いしたことは無い」である


> (ほうほうなるほど)
> 日常的にも問題沙汰の多くがこれのパターンって事だし、どうしてこうなるんだ?


 ‥「お前の為に」とした台詞には
 説明するのが面倒くさい手抜きが見え隠れしている

 日常に置いても同じなのだろう
 物覚えや理解は早くても、その分、悩んだ過程を得ないから
 疑問点を探すのが下手で、それゆえに説明するべきポイントを把握できていない

 だから実は、格下に説明するのがど下手だったりする(そんな教師は迷惑だ)

 しかし、そんな弱さを気取られたくないとばかりに
 必殺の呪文を唱える‥それが「お前の為に」「○○の為に」だった


 ‥制作側にしても、物語の展開に必要な理由づけを考えるのは超面倒くさい
(理由なんて何だっていいんだから、できれば、スルーして表現できないだろうか?)
(こんな舞台背景で、こんなことをやらかしたいというのが先にあったような作りにはうんざり)

 ‥とにかく騒ぎや事件を起こしてくれれば良いし
 濡れ衣を着せれば着せられたキャラは、濡れ衣を晴らすのがテーマになる
 という安直な姿勢が丸見えだったりする


 ‥敵対がそこに有れば、疑わしくは全部敵とした心理もそれだ
 どうして周りの人間が全部それの対象に思い込まされなければならないんだ?
 人間って馬鹿ばっかり何だなあと思うも、常に対話ありきってわけでは無いからな
 でも対話をしないと疑いが晴れないだらけの感覚もうんざりなわけでどうしようもない
 そんな村民や組織連中を「ゾンビ集団」だと叫んだとしても、さして違和感がないのは奇妙すぎる


> ゾンビをやっつけても正義には成れないのだから、逃げるしか無い
> 若しくは、ゾンビに関しては、ゾンビから人に蘇生させることだけが正義だ



1-3)1

> 世の中のサプライズには、対話せずに、突然に驚かせてやろうとの趣向が付きまとう
> それが的をはずしているかも知れないのに、自信たっぷりの馬鹿も多い


 例えば、フラッシュモブとかな(人によってはゾンビ映画のトラウマの想起にしかならん)
 例えば、自信満々のエリートどもがやらかす行政と庶民の衝突とかな

 対話もせずに、的を射たサプライズになどなるわけねぇのに加え
 誰がどれだけの意図を盛ったのかさえ怪しい都合の良い数値が支持されていると
 如何にもわかったように合理的に解釈して、対話での活路になると本気で思っていたりする

 相手の気持ち(現場)に踏み込むことなど無いから、対話する意味すら理解していない
 (まぁ要するに失敗する確率の高いパターンである)

 ところがエリート風情は、自らの失敗を素直に認められない弱さがある
 &合理的と思われる考えに固執するあまり、柔軟性を欠いている

 (で、言い訳を平然とすることに対してもなぜか「恥」とした感覚すら薄い)

 ‥日常的に慣れてしまったがゆえの決裂上等なのだろう
 そうだから、丸く収めたい‥もとい、丸め込みたい空気の備えだけは抜かりなかったりする


> つまり


 ‥「お前の為に」「○○の為に」と口にする事自体が
 正当化であり、言い訳であり、エリート風情の決まり文句であり、責任転嫁の奥義クサい

 ‥そしてそのような言葉を意図的にてんこ盛りで使う奴らほど
 対話を為ずに、ノイローゼのように繰り返しつつ、思い込ませて潰すって戦術を仕掛けてくる


 ‥そのような精神戦術が人望を得ることなど100%無い
 むしろ害悪なので、怨みしか買わないオチ



1-3)2

> そこまで意図的で無くても


 ‥対話をする気が無いのに、「お前の為に」を繰り返す
 (どんだけ無言のサプライズをする気で居るんだよ)
 (無言でサプライズしてどや顔したい、それが格好いいとか思っちゃってる性格なんだろうz)

 でも、話し合っていないので、敢えてそれを成し遂げる必要も無い
 だから、その都度「お前の為に」を繰り返しちゃ、自分を誤魔化すことに酔っていたりする

 どちらかというと、うまく行かない自分への言い訳を
 面倒くさいとばかりに「○○の為に」とぶちまける滅裂で迷惑なパターン


> 挙げ句の果てに「誉められて伸びるタイプ」などと開き直っていたりする


 ‥「誉められて伸びる」=「報酬脳」って事だから
 「無償報酬など、わたくしには一切ありえません」宣言も同じだよ

 ‥誉められる為には、何かをしなければならない脳がある
 ‥だが先に相談して拒否されると誉められるどころでは無いから
 ‥黙って(自由に)サプライズをやらかすということか???
 (競争社会だと、企業活動からして秘密前提だしするからな)


 そげなおつむの連中に競争を煽ろうなら、結果は火を見るよりも明らかな社会構造に陥る

 なぜなら、その手の誉め役は、立場の上を意味しちまっているのだからどうしようもない
 肩書き無しから誉められても無反応脳に育っちまうわけだな
 否、はじめからそういう作りの心の持ち主だったわけだな

 だから格差社会に対しても、口を合わせるだけだ
 口を合わせてさえいれば、同等の立場からは無難に同意は得られるからな
 ゆえに、お互いに同じタイプだったなら改善など成されるわけが無い


> そげな‥わかったつもりのエリートが多くなる舞台ほど、物語にしたって小難しくなる
> (書き手がそうなら、キャラも流れもそうなるって事だろう)
> (もとい、テーマを魔女狩り云々に絡めると途端にそうならざるを得ない)


 ‥しかし、失敗例として応用導入するには、なかなかどうしてわかりやすい心理だ

 対話が無いから失敗する
 失敗の言い訳が「お前の為に」‥うわぁそうだったんだぁ‥

 又、目的もなく志もなく他者を頼っても誰も振り向かない
 目的も志もあっても、アイデアが的を射ていないと誰も振り向かない


 なので対話といっても、そこから先への解決を得るには智慧が必要だ


 つまり、智慧には食いつくが、目的や志には食いつかない
 つまり、対話に必要なのは、智慧と根気と見返りであって妥協では無い

 (それが社会の‥もとい、物語での肝になる)

 一方で、にわかエリートは本能でそれを理解しえても
 知恵にも根気にも疎い次第をバレたくないので
 格下には得手不得手すら気取られたくないプライドをお持ちなので
 「○○の為だから」を吹っ掛けてその場を乗り切る癖‥もとい毒を有する

 (論点すり替え&丸投げだ)

 ‥普段から出し抜き上等で対立好きなのに、上層部一体となってそれをやらかしてくる流れには
 手の内が無いって事で一致した何かが隠れ潜む

 (どのような国家体制であろうと、それの一つぐらい抱えているらしい)


 なので、改善もとい進行要求には、相当に凌駕したアイデアが必要だ
 なので、物語の善し悪しには、次のような法則が成り立たなければならない


 「ヒーローの発想力」 > 「エリート集団の汗」
 「ヒーローの無償奉仕癖」 = 「エリート集団の保守貪欲」


> そげな世界観でも、ヒーローをやからしたいだなんて
> ヒーロー像ゆえの構図だからとは言え、いやいはや物好きだなあ‥と思わざるを得ず


 ‥何はともあれ、大抵のエリート風情は無欲を疑ってかかる(報酬脳だからな)
 そして、格下の欲は利用する為にあるとしか思っていないようだ(競争ルールはまさにそれ)



1-3)3

> はい、ついでに
> 「私からもう何も奪わないで」‥被害者の溜息


 ‥こちらも対話する気が無い宣言でどうしようもねぇオチ
 否、どちらかというと訊いて欲しい気持ちの裏返しでもある

 (本当に忘れていたい奴になると、そんな言葉は使わない)

 そして、本当に奪われたくないなら、奪われることにならないように対策を心掛けている
 少なくとも、報酬脳集団に進んでかかわるような状況には立ち入らない
 その辺の中身空っぽの疎そうなヒロイン像はどうしたって好感度は高くない


 ‥でも、不思議とそのぐらいでないと事件の匂いがしないので
 無駄に幸薄いヒロイン像として持ち上がるのが文学パターンの一つらしい(面倒くせぇ)


> で無駄に‥そげなヒロイン症候群にハマっていたりする物好きさんも世の中には多いと‥


(普通に考えても、被害妄想の強き御仁には、誰も近寄らねぇっての)
(どうしてそいつが美人というだけで、それに恋気分の主人公に同意できるんだよ)

(本能的に無理ありすぎるだろうってもんだから)
(それこそ無駄に‥助けてあげたいって方の願望丸出しなんじゃねぇの)
(それは、恋愛なのか?同情なのか?‥端から見たって片想いが相場だろうz)

(それに気が付いていない段階で、どうでもいい恋愛事情って見方にしかならない)
(ヒロイン側にしたって、同情警戒は前提だろう‥だが事情スルーでの恋路もありえない)

(物語においてのその手の展開には、後から必ず別の恋沙汰がやって来る)
(どちらかというとそっちの方が味付けが良いのに、お約束にもフっちゃうだから詰まらない)
(とはいえ、心理的にそっちに流れようなら、それとて同情に思えちまうんだから不思議である)


> ならば、対話も無いのに「お前の為に」に同意しちまったら
> そこに発生するのも、100%「同情」だz


 ‥「信頼?」
 否否、一見逆に思えるが、そうでは無い
 エリート共の勘違いは、好かれるよりも大衆からの同情を得ることを望んでいることだ
 むしろ、同情を誘っているパターン

 逆から云えば、頭の良さだけを以て信頼しきる奴なんて誰も居ない
 それは又、「力こそ正義」にしたって同じこと‥(むしろ利用することしか頭に無い空気)

 概ねそれと同じって事だ(ピュアでは無い空気蔓延って奴だ)


> 物語としては、作者から呪われた扱いの類だからどうしようもない
> (現実も似たようなもんだったりしてな)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 16:24 | Comment(0) | アニメ | 更新情報をチェックする
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