2020年10月17日

【エンコード日記】平均ビットレートの作業用途メリット

↓1)記稿.2020/10/17

 動画エンコードにおいて、平均ビットレートと聞くと
 圧縮率を気にする者からすると、「できれば2passで‥」を指すのだろう

 しかし、ここでのエンコードは、むしろ1passのみを前提とする
 なぜなら、テレビUSB挿しをする為の目的が、テレビについてるサーチ機能の活用だからだ
 サーチをキュルキュルと機能させる為の割り当てがすでに圧縮率効率云々から遠ざかっている

 ならば、1passで良しとしよう

 それでなくても、平均ビットレートの利点を最大限に得る為にも1passの方が良い

 その利点とは、DVDやBD規格に沿わせて収録したソースの状態と言う奴は
 とくにDVDにおいては、泣く泣く割り振りの不足がちな場面発生が避けられない
 その結果、特定場面だけボケていたり、カクついたりとしがちである

 ‥そのような場合、平均ビットレート方式であったなら‥

 平均ビットレート値を上げるだけで
 他の場面の増量を避けつつ、狙った場面だけの増量のみを狙えるのだ
 さらに最大値を上げれば、全体的に不足していたなら、全体での品質の足しにできる
 ‥とした使い分けのできる仕組みだった

 但し盛りすぎはてきめんだ(フィルムグレインなど‥あっという間にどぎつさが際立つ事になる)
 その辺の塩梅が妙実に現れることこそ、平均ビットレートの本質だった
 業務用途での利便性を理解するなら、圧倒的に、平均ビットレート(1pass)が有利にある


 ‥ということで技術的な欲求に掻き立てられるのも、この平均ビットレート方式由来だったりする
 なぜなら、ビットレートをそれ以上に割り振っても画質の向上にならないとしたら
 残された選択肢は、もはや解像度UPということになる

 アップコンバートを許容帯域内で継続的に可能とする為にも
 対応する上位規格の登場が欠かせない

 NHK発の懲りない探究心は、そんな現場ながらの好奇心だった事だろう

 (16K映像への挑戦とか、ほんと半端ねぇ‥)


> だが、業務用でさえ手の出しづらい機器開発に、なんの意味がある?
> そんなの‥根回しのねぇ政治や対話無き政治と同じなんだってばさ


(つまり、NHKによる税金泥棒化の見られ方をされてもやむなしの空気充満だった)
(BDに取って代わられちまった放送画質最高神話の崩壊は、庶民に対する裏切りだった)
(たとえるなら、まったく出玉のでないパチンコ屋と同じ)

 ‥4k・8k放送開始と言ったって
 実態は、スーパーハイビジョン放送を略したくさいハイビジョン放送だった流れだから
 詐欺商法この上ないもとい過大広告だったこの上ないのだから‥(知れば知るほどお粗末だった)

 (基礎技術は素晴らしくとも運用の劣化はものすげー)



1-1)1

> まぁそこは置いといて
> では、CRF値による品質基準とは何だったのだろう?


 ‥技術屋から見た品質基準(CRF)エンコードの意味とは
 このぐらいの画質やら容量やらに整えたいとした試し出し用途だった

 実験的だろうと、手軽にお試し出しができる機能はそりゃ必要だろう

 但し、最終的に放送現場では、その機能を使用せずに
 再編集しやすい平均ビットレート方式にこだわっていたという中身らしい


 ‥だが、こともあろうに


 ネット需要の凄まじさから
 イレギュラーな劣化もありきの品質基準に人気が高まり、結果
 きちんと出す為のセッティングのあり方を誰も理解しないままだった

 (巷に出回っている情報からしてほどんどそう‥何故?)

 そもそもグラボエンコードが汚かったらプロの現場で活用できない
 だが、グラボエンコード使用がプロの現場の実際だろう


> なにが違うんだ?


 そこが平均ビットレート方式で割りと多めのビットレートを盛ってやると
 美麗に仕上がっちゃうって事なんじゃねーの?(貧乏人の推理:グラボ持ってない)

 素人はぬるいから、圧縮率の良さでコレと思ったらそれしか頭に無い

 プロの現場仕様のあり方ってもんを考えたら、そりゃ‥やり方が有るに決まってる
 そういう記事にはお目に掛かった例しがない(それは何故?)

 ‥お高いCPUでやっていると思い込ませて万々歳って事かよ
 ‥両方買わせる為のあざとい知恵って奴かよ

 (さぁ正解はどちらでしょうや‥)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 05:53 | Comment(0) | 春嶺到夏 | 更新情報をチェックする
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