2020年10月23日

【エンコード日記】BT.601とBT.709の端境が250000bbsらしい

記稿.2020/10/23

> ダウンコンバートすれば、基本的に、色潰れもテクスチャー潰れも発生します
> でも、静止画を抜き出して参考に
> 万遍なく均一になる具合比を探り当てれば、画質は格段にUPするっす
> (平均ビットレートが多ければ多いほど良いという話では無い)


 ‥ところがこれをやると、うんざりするほど圧縮率が上がらない
 それこそ制作の品質って感じで、HDDが何台あっても足りなくなりそうだから
 再リップするのがアホらしくなる

 (だがしかし、興味は尽きない)

 そこで[1024x576]と[768x576]のそこん所を探ってみた
 そしたら、BT.601(SMPTE-170M)を指定すると
 最大ビットレートと平均ビットレートの項目で、最大値25000に制限される
 (指定無しだと、その境をまたいで指定できる)

 ‥つまりなんだ

 例の三点盛りを、付ける付けないとした意見の根本が
 この「250000bbs」を境に色規格の理解が変わっちまうから
 そこんところは機械に任せて、考えない事にしようって
 煮え切らない派が、口をごもごもさせて付けないにしてきた‥なーんて‥(訝しげ)

 ‥つまりなんだ

 ちまたに転がる、アニメ一話あたり1.5GB程度でよろしく1080pリップの多くは
 ビットレート割り当てに置ける色みの都合適には
 BT.709とBT.601をまたいじまってるって中身に相違ないのだろう

 (CRF値でやってるとそこを曖昧にできる‥まさにBlackBOXで思考停止)
 (品質規格だから色みだけは担保してあるのかも知れないが‥謎‥またがり前提くさッ)
 (BT.709とBT.601の混合再生ありきって事かも‥謎‥)


> 結局、DVDの領域で色の解釈が止まっているのが世間の空気らしい
> そんなこっちゃ「HDRすげー」の日常風景なんざまだまだ10年先の話だな


 ‥新しい圧縮方式で2倍の‥謳い文句にしたって、そのそもそもは
 テレビ業界の都合にあるHDレベル放送帯域で
 FHDをやらかしたい、4Kをやらかしたい、8Kをやらかしたい
 という無茶に基づいているので、なんだかんだで放送用のファイルサイズは横ばいに思われる

 つまり、使用する解像度が倍になったと言うだけのオチで
 誰もが期待する従来のファイルを半分に削り込めるとした解釈とはわけがちがう


 ‥例えば、解像度比4倍になりました
 ファイルサイズは1.5倍で収まります
 圧縮比効率の実質は、1.333333333333333倍です
 計算すると、従来比想定2倍の圧縮率を得ました(チーン)

 (まぁそんな勘定をやらかしているのが実態に思われる)
 (UHD規格のそれを思うと、例えのそれでも期待しすぎかも知れない)


> ‥そして


 其を実現せしめる為に、スムージング・パワーが強化されちゃってるので
 従来ソースを再リップする場合、気をつけないと要素が削られやすいというオチだったりする

 (いやぁまったく‥もう‥)

 ‥なんだかんだと細部を維持しようとすればするほど
 圧縮率はさして上がらないと思っていた方が間違いがない(ンゴ)

 ‥だがしかし、不足してそうな場面目当ての補強用にビットレートを追加してみると
 そこだけは改善しちゃったりするのが実に悩ましい(くそったれが‥)

 (制作サイドなら、そりゃ、場面毎にちぎってエンコードしてあとで繋げれば良い)ご苦労様です



posted by 木田舎滝ゆる里 at 16:59 | Comment(0) | 春嶺到夏 | 更新情報をチェックする
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