2020年10月28日

【色解決奥義】BT.709を保持したままBT.601を刻印しちゃうぞ(てへっ♪)

↓4)改稿.2020/10/29...20201028...

 ‥取り扱うソースはBDts(アニメ)になります
 BDtsアニメのBD.709を如何に保持して576pダウンコンバートをやらかすか
 という悩ましい問題解決としての技になります


> まずAviUtlで、BT.709指定で入力と出力をやります
> 次に解像度576でBMPだしをやらかします(すると量子化がほどけて美麗ドット画になります)
> それを今度は、BT.601指定で入力と出力をやります
> それをUt Video(BT.601,420422)で出力します(この時点でドット画から量子化に劣化する)
> 得られたファイルをXMedia RecodeでBT.601指定でエンコードします(圧縮劣化する)


 (※記事の内容はUtVideo420ですが、422出しの方が色みが安定します)
 (444はなぜか不能です‥というかVLCからして封印してある空気っぽ‥謎)

 ‥ポイントは、BMP出しをやらかすと
 AviUtlでのベストなドット画状態で出力が得られるという点です
 これを動画ファイルに変換する際に量子化劣化します(16x16などの格子化状態の発生)

 ところが、BMPなら、色規格をスルーできるのです

 実写はその辺どうか知りませんけど、創作画ともなれば
 誰が原画を見て、これはBT.601ですね、BT.709ですねなどと振り分けできるでしょうや
 そこを思えば、BMPに出して再読み込みすれば、その色が‥の色だったなんて関係ないんです
 読み込ませる段階で、変換の際の解釈が発生するだけのことです


> というわけで、BT.601になりすまして再度読み込ませれば良いんです


 BT.601解釈なら
 AviUtlの内部変換で劣化することもなく、格子化状態にそのままの色を受け渡せます
 受け渡すと言っても、最終的なエンコードを終えるまで
 色々とした色の変転を得ているかも知れませんが、無事に辿り着くようです



1-4)1

> さらなる裏技要素として


 ‥AviUtlで576縮小をやると、かなりの細かい部分が丸められて端折られてしまうのか
 ほとほとアニメ画らしくなりすぎて、却って1080と比べたときの差が気になります

 ‥その辺のディテールまでをリップに反映したい場合
 AviUtlでの処理をすべて1080で行います
 つまり、Ut.videoの出しでも、1080&BT.601をやらかします

 ‥若干、微増する傾向ですが、その分画質は上がってきます
 ‥但し平均ビットレートなので、どこかが違ってきます


> それの差もやはり色に発生するようです


 AviUtlで縮小した576解像度では
 テレビHDMI挿しでは特に問題も無く
 テレビUSB挿しにおいて、ダイナミックモードで多少赤っぽいかなと思う変化をします
 色が歪んでいると言えば歪んだ感もあるのですが
 それは、特に「響け!ユーフォニアム」のOPのタイトル枠での色が違っていたのが
 正常になってるというオチでもありました(へぇ~同じことやってそう)

 ところが

 AviUtlで縮小させずに、XMedia RecodeにまでBT.601を持ち込む1080解像度からの
 576解像度へのダウンコンバートでは
 テレビHDMI挿しでは特に問題も無く

 (はじめこそ多少違和感ありますが脳慣れでしょう、それは酒の趣向が変わったみたいな酔いです)

 テレビUSB挿しでは、なぜかダイナミックモードで赤すぎる趣に戸惑います
 それは多少なりに、ダイナミックモードの色温度[中-高]もありかもと思うかも知れません
 (テレビダイナミックの初期値が[中-高]は、そういう意味だったのか?)
 耐えられないならスタンダードモードにしてみるのも「あり」でしょう

 (ソースによっても違うと思います)

 この辺り、実際に出してみないと判りにくいのですが
 ソース毎に傾向が異なる点も見られるので尚更になると思いますが
 その変化は実写とアニメでも違うでしょうが

 色を保持するその代わりに、不思議とした三色盛り変化を垣間見る事でしょう


 ※ ここまでの話は、最終的には、個人的には、576pを目的としたやらかしです
   調子こいて解像度720やらかしても、さらに赤くなるので良い結果は得られないでしょう
  (色温度[中-高]がお好みならありかも知れませんが、目が疲れるっすから)



1-4)2

> これの差はつまり
> アナログ放送とデジタル放送の移行期の産物に思われます


 アナログ放送からの違和感を少なくしようとして業界が持ち込んでいたのが
 BT.601はブラウン管の風合い用(ダイナミックモード)
 BT.709は液晶としての色基準(スタンダードモード)とした想定だったとかなんとか

 とはいえパソコン用液晶モニターにそんなの関係ねぇってな流れでしたから

 理解して使いこなせるような空気は無かったように思われます
 ‥パソコンの色をそのままに出すにはどうしたら良い?
 ‥NTとIPSの差も甚だしく、色規格の意味からして、世間はよく解っていなかった
 ‥業界にしたって、理論としてのそれのはずが、どうにも色が出て来ないので黙ってた
 ‥投資はもっぱら海外からの大型化要求だったので、日本人好みは捨て置かれた

 (そんな空気だったはずです)


> で、その結果、そのまんまダイナミックモードに人気が残り
> 今やデジタル放送だけなのだから、テレビ放送は完全にスタンダード仕様なのに
> 誰もそんな事を理解する事も無く
> 意図不明な色みのテレビと付き合わざるを得ないのが現状に思われます


 (標準調整では見られたもんではありませんので)



1-4)3

> AviUtlでの..2−3プルダウン..逆テレシネ(インターレース解除)の件ですが


 BDtsソースでの24フレーム自動と自動のどちらが適正かは
 ソース毎で異なる場合があるので、常に確認すべきが心得です

 (さらに解除されていないなんてコマの発生には、設定調整のし直しもありえます)
 (仕上がったリップの動きの中に縞が見える‥けど静止画では確認不能なんて事もありえます)

 (ちなみに、≒30フレームのままが無難です、24フレーム自動だけでは間引きまでをしません)


 ‥なのでDVDではやはりテレビにお任せが無難でしょう
 それでなくても、テレビのノウハウを以てしても取り除けないチラチラが有ったりします

 (それはもしかしたらmpeg2に語られているバグのせいかもしれません)
 (なんでも、ロス圧縮とは違った点での再現性にかかわる部分で、不完全な箇所があるそうです)
 (あと基本的に、インターレースを相殺できない状況というのも有り得ます)
 (場面切り替えのフェード部分が一枚しか無いのに、インターレースを挟んでる場合です)

 あと、DVDではやはり微細な色みが
 スムージングで痩せて、消えたに等しい状態になったりするので、解像度変更はしないに限ります

 (テレビUSB挿しでのお任せの方がずっと綺麗に仕上がってきます)
 (ちなみに、DVDからのリップはそもそもがBT.601なので、ダイナミックモード一択です)


 ‥BDtsインターレース解除をしたあとでも
 ref値はサーチのスムーズや動きのしっくり感で選ぶなら断然、ref(2)です

 ref(4)の方が多少静止画重視だと有りに思うかも知れませんが微差です
 マクロブロック増量だともう少し違ってきますが微差です

 (この辺は、≒24プログレッシブとは違いの見られるところらしい)



1-4)4

> レベル5.0に設定すると、FHDサイズでの2.25割ビットレートも可能らしい‥ですが‥
> 「増量感も時間も半端ねぇので、おらは既にあきらめてるだー」


 テレビUSB挿しで容量内に収まりそうなのも、576p前提になっちまってるし
 「これ以上‥画質云々どうでもいい段階になっちまってるだー」


 ‥BDtsのプログレッシブでさえ
 手間してAviUtlに掛けて、色保持576pをしようって、ほんと物好きだよねぇとしか思えん

 (そのまんま解像度720でも十分だったのに、テレビUSBで回らないんだからしょうがねぇ)
 (おらが見たいんは、あくまで、綺麗なビデオサーチなんだってばよお)

 VLCプレイヤーでの8倍速が超絶美麗キュルキュルになってて感動したお
 (その点、キュルキュル回らねぇHEVCMP10なんて糞だからどうでもいい)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 06:06 | Comment(0) | 春嶺到夏 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。