2020年11月12日

【短歌】絶望と未来志向(十一射)

↓1)向宜詠吟.2020/11/12

|具体案無いけど口は未来志向 掛け声だけのやってる感
|披露会宣伝兼ねる派手の癖 格差をよそにイイ人面ら

|民主化をすり替え進む世の貧富 誰彼となくズル上等
|自由こそ悪党含み善に無し 基準はいつも私の都合

|汝しか見えていないと墓穴掘る 斯様な世間の穴埋めなんぞ

|競争を凶と化するお家欲 内輪でやらかすデキ合戦
|尻拭いさせる用にて才まほし 有能などと担ぎ上げむ
|お仕事の査定と常の人のせい 一石二鳥のライバル落とし


|育たない世間の夢や過疎三昧 俺の代まで我が社の幟
|愚鈍たる貴族好きすぎ世の自慢 質素を欠けば人間(ヒト)を失う


|いつだって結果は「後の祭り沙汰」‥資本世界の日常にけり‥



> うた詠み終わります、ありがとうございました。



1-1)1

 ‥今どきのアパレル業界の倉庫は在庫の山で
 その山の中には何年も前の衣裳が放り込まれているとかなんとか

 5年前モノ8年前モノが当たり前だとしたら

 そりゃ、それが中華製だったりしたら、買ってすぐに千切れそう
 安かろう悪かろうという以前の経年劣化含みも雑ざった時代
 それが今どきのアパレル製品らしい


> ということで生け贄になったのが「レナウン」ということか‥


 ‥どうにもやってる感だけの産業と化しているらしい
 それ程の生産過剰にあっても新製品を発表し続けなければならないという
 誰の為の衣裳づくりなんだか‥

 そんなのオートクチュールだけにしちまえば良いのに

 アパレルほどコンパクトにできる産業構造だと思うにしろ
 好みの多様化から首が回らないということらしい


 ‥「衣」でそうなら、「食」も「住」も同じって事だろう‥


> ヒトの暮らしの三大欲望で稼げないという事なら
> そもそもに、何が不足していると言うんですか?


 お金に困ると一番に削るのは「衣」です
 次が「食」
 今や、それでも削れない「通信費」

 アートななんちゃらにカネなんか落ちてくるわけが無い(夢も希望もねぇ)
 それこそ買える奴ら対象の作品づくりって次第に嵌まるってことですね(とくに雑誌)
 スポンサー意向のタイトルやら中身が蔓延るって事ですね(スクリーン産業)

 そげな環境で育ったら、それこそ誰しもが「無気力」を背負ってるって事だろうね

 (流行りと言うより、明らかにコピペ風味だから)


> 当然、貧に育っちまえば
> どこか客対応なんかやりたくないモチベーションだから全体的に劣化する


 なので、貧の中で品を身に纏えた才は、それこそ有望という事になるが
 ゲームありきの時代なので、感覚としてどこまで本気か否かは、お互いにまったく予測不能
 それが現代のありがちなオチに思われます



posted by 木田舎滝ゆる里 at 15:36 | Comment(0) | 短歌・俳句・川柳 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。