2020年11月12日

【エンコード日記】インターレースの深淵に「K.O.」したった件

記稿.2020/11/12

> DVD4:3は、11250(ビットレート)でも頑強のようだが
> DVD16:9は、品質を90年代アニメに適うようにMAXに上げた結果
> テレビUSB挿しにおいて、インターレース縞の誤検知が発生してしまうらしい


 ‥つまり、今度は誤検知が起きない程度に
 MAXに上げた品質から下げる必要に迫られてしまった(ンゴ!!!)


 ‥例えば「獣の奏者エリンOP」では
 母と娘が手を繋いで歩いているシーンが、右側に小さくあったりするカットで
 インタレース解除が上手くできていないと思って、ちょいと逆サーチしてから再再生確認すると
 問題なく解除されている状態を繰り返す

 それと似たような箇所が他にもあり、タイトル全体で考えると悩ましい

 これは完全に誤検知が発生しているとしか思えないケースだろう


 ‥例えば「かなめもOP」では
 踊るタイトル文字表示の箇所から以降、タイミングずれが訂正しきらずにそのままになる

 AviUtlでコマ送りしてみたら
 激しいパンでカク付かないように
 なんとインターレース映像の二重撮りを含ませてあった(ンゴ)
 お陰で最大5枚連続のブレ駒が続いており、その前には4枚箇所がいくつか見られ
 完全にその影響からだろう‥タイミングずれが訂正しきらないままの状況に陥るらしい

 他にも普通に二枚連続の箇所にも、インターレースの二重盛りがされていたりしている
 タイトル全体で考えると卒倒しそうなこだわりを見せているようだ

 つまり是などは、完全に誤検知されないように品質を落とさなくてはならない


> DVDのタイトル毎にそんなこだわりを噛ましてあるんじゃないかと思うとうんざりだ
> (縦縞タイプのインターレースを見た事あるけど、これなんかどうなるんだろうね?)
> さらに悩ましいのがBDインターレースの場合だ


 DVDとBDとの差を嫌ったのかどうかまでは知らんが
 ここまでやって見せているとなるとそういう事だと思うのだが
 BT.601で読み込んで、なんちゃってBT.709をやらかしている1080iが存在していた

 フレッシュプリキュア!OPではまるで気が付かなかったが
 フレッシュプリキュア!EDでそれが発覚した

 (まさか‥OPとEDで違うのか‥組み合わせてあったりすると一発出しは完全にお手上げだ)

 つまり、なんちゃってなのでBT.709でも色がおかしくならないように
 平均ビットレートを下げている
 (他のBDインターレースと比べると平均ビットレートが低すぎる)
 (少ない割りにはどんなに盛り込んで再リップしようとソースより品質が良くならない)
 (なんちゃってBT709とインターレースに、エンコーダーが右往左往しているとしか思えない)
 (もはや解除してからエンコードするほか無い)


 ‥実際、同じことを1080p→16875(平均ビットレート)720pでやってみても
 ビットレートが規定とされる25000を下回っているので、ほぼ安定的だ
 (AviUtlからBT601を介してなんちゃってBT.709でも余裕らしい)

 ‥だが残念な事に
 テレビUSB挿しで発生するマムシ沙汰にコマ落ちソースのパターンは、挿してみるまで判らない
 そんときゃ、AviUtlからBMP介してut.videoにしてからエンコードするとマムシを退治できる

 とは云え、タイトル毎でBT.601からのなんちゃってBT.709にしてある場合もあるので
 プログレッシブだろうと、色が怪しいと思ったらそういうことだと思った方が良い


 ‥しかしそうなると
 AviUtlでの色をBt.601で読み込ませるべきかBt.709で読み込ませるべきか
 はたまたAviUtl独自のLWなんとかで読み込ませるべきかはソース次第ということになってくる


> なので、これなら一発楽勝ですとの案内はもはや無理ッ‥orz
> 自分でちゃんと色を比較確認してチェックしないとTIGEEってことになる


 (せっかくそろそろレシピにまとめられるかなと思っていたのに、空振りだった)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 20:57 | Comment(0) | 月下涙焉 | 更新情報をチェックする
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