2021年01月11日

【ツッコミ隊】小説原作×アニメ化の報酬額から予想する現実感

記稿.2021/01/11

> ググってみた処、小説でもマンガでも、週アニ1放送分につき原作者には10~20万円程度
> 映画化になると上限額1000万円での契約ルールになるそうです


 ‥おやおやなるほど
 ちなみに、KADOKAWA本社単体での平均年収は700万円前後
 純利益が単体で238億あるのに、グループで連結すると80億にまで下がる

 従業員数は単体で1585名、連結すると4492名(2020年3月31日現在)
 (誰がどう見ても片寄りすぎている)
 (ちなみにKADOKAWA本社の社員定着率は、それほどに望ましいとは言えない様子らしい‥)

 つまり、本社の利益分を○○で回していかないと業界そのものが成り立たないとかなんとか
 (というより製作委員会方式の歪みってやつなんだろうけど‥)


 ‥というわけで、コンテンツ爆発的製作体制の結果
 ヒット作だからとて、とくに原作者として優遇されるわけでは無い
 全体としての穴埋めに回されている勘定が強すぎる空気感がじつにイタい


 ‥この様子から原作者の扱いは、子会社の係長程度に思われます
 売れてた本数を出さないと、印税といえども課長程度の報酬には届かず
 地道な積み重ねを要求されているのが、社会の空気としたまんまらしい

 (近年の裏技的印税益としては、海外での人気を取り込めるかどうかでしょう)
 (もはや国内ヒット程度では、社長の扱いをする時代では無い)


> それにしても、賞に提出する場合の書式が複雑すぎて、ちっともわからねぇ


 ‥規定の書式からちょびっとでも間違ってると、即、選考外に落とされるって話でーす
 ‥そんなに厳しけりゃ京アニ事件が起きちまっても不思議は無い(丁寧具体的に説明しろっての)
 ‥一番確実なのは、書式エラーメールの送信だが、送り直すってのがそもそもにして不可

 (なら、有料で対応とかやれば良いのに)
 (すると、怒髪天になった書き手が、無償で懇切丁寧な情報公開をやらかすかもしれん‥)
 (これだと対応担当を付けなくてもカネが落ちる類のブラックだけど‥)


 ‥カクヨムの場合の規約に関して述べておくと
 規約書を手掛ける業者でも居るのだろうかと思わせるほど、よくある質問で言い直している

 基本的に、規約の範囲は、カクヨムならカクヨムの範囲内でしかなく
 別枠として解釈される案件については、常に、新たに契約書を介するのが常識
 ‥と言い直している(規約書が稚文のままでいいのか?)


> この辺の入り口がトラップ化していては、誰だって訝しげにならざるを得ない
> だから才能だけを吸い上げてポイ捨てしているようにだって見えてしまうと‥


 ‥まぁ実態は、能力主義脳ってのは業界体質として、微塵たりとも揺るがないらしい
 質なんて好みの差云々だから、まずは売上額ってのが評価の物差し
 奇特な投資家が、コンテンツ爆発に方針を切り替えてるんだから
 才能発掘の幅が想定外すぎていて分け前も減る


 ‥携わるアニメーターやらゲームプログラマーの数だって半端ないのに
 音楽の演奏を楽器パート分全部雇ってやらかしたら、そりゃ原作者の立場なんか小せぇわな

 ‥ということで
 その手の投資家にとっての映画興行とは、まさに黒字リターンを期待できそうな大博打に思われる


|すだくれば 異能だろうと 普通から 地味に重ねし年季こそ華




posted by 木田舎滝ゆる里 at 17:11 | Comment(0) | 日記/2021 | 更新情報をチェックする
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