2021年02月26日

【是論】黒字は難しい?‥ならば協力し合える形にすれば良い

↓3)記稿.2021/02/26

> 売上−予算=黒字


 ‥是論の基礎概念としては是に尽きるが
 事業の大きさ×採用人数の都合×公募の状況次第では、公平とは言えない


> 売上−予算から使用した額=黒字


 ↑にするともっともらしく見えるも
 せっかくあるのに、黒字目的とばかりに使いきらない姿勢を誰も評価しないだろう


> (売上−予算から使用した額)×予算使用率=黒字


 ↑にするとそれなりに公平に見える
 だが、それで良いのかというと、そうでは無い
 課題点は二つほどある

 ・予算の余りがちな事業と予算の不足がちな事業との共同戦線ルールをどうするか?
 ・先物取引の用から先払いをどう扱うのか?



1-3)1

 ‥まず課題点一つ目として
 是論では、来年度予算&人件費確保に目くじらを立てる用は無いのだから
 国内調達した方が、雇用も生まれるわけだから、なんだかんだと安定感期待は強烈だ
 ということで、理屈としての予算確保としては
 ならし合弁(予算枠の融通)をしながら
 経営統合をするか、予算共同企業体を続けるかになるだろう(年度締め単位)


> 予算共同企業体それぞれでの帳簿
> (売上−社内分予算として使用した額)×参加している予算共同企業体での全体使用率=黒字


 ‥是論では、予算の譲渡や貸し借りは原則禁止なので
 経営統合(結婚)はいきなりは無理なので
 その前段階の過程(同棲)として、余った予算を共同企業に回して
 見返りとして、帳簿計算での予算使用率を、予算共同企業体での全体使用率を用いることができる
 とした微妙なルール案


 (とくに土木現場において)
 (自治体からも常駐すべき監督責任者を出向させて、現場理解を得ることは重要だ)
 (出向を左遷とみるか天下りの代替とみるかは知ったこっちゃないが、それが辻褄だ)
 (それはそれで、新人を征かせるべきか、年配を征かせるべきかで意見が分かれるに違いない)
 (どうせ席が欲しい口なんだからセットで征かせとけや、養生予算としても助かるはずだ)
 (そもそも偉そうにふんぞり返ってないで、市民に現場状況×事情を隠さず報告すべきである)
 (自治体はあくまで市民の代表だ)


 ‥「予算のJV>現場のJV」とした枠組だろうが
 どうせ技術絡みで繋がるんだから、そりゃ業界一蓮で予算JVに成りかねない
 (其れが奇妙に映るなら、帳簿を本社支社別・事業所別にしてやるべきになるだろう)


 ‥それの前提にマージン率の制限が追加されるだろう
 予算共同体同士でマージン率が大きく違うと、予算を分捕られてる立場が発生しかねない
 世界経済全体としても無駄に価格を釣り上げてる事で、他の消費意欲を削いでいたりするモノだ
 そういうのはどう考えたって、人権的な有り様として望ましい姿に映らない
 (だが、環境保全効果としては否定ばかりとは言い難いケースはまぁ見られる)


 ‥予算確保として、例えば
 外商企業が、スポーツチームを経営したって良い
 ゲーム開発企業が、eスポーツチームを傘下に従えたって良い
 (下位チームだって、補欠選手だって予算貢献できる意味合いとして、存在意義がちびっと上がる)


 ‥共同しない選択支でのメリットとして
 共同するよりマージン制限の緩和とした差があっても良いと思うが
 ここでは、案止まりとしておこう


> ‥という流れの中で
> 決算共同体とした本社と支社の黒字と赤字を持ち寄って給与配分をやらかすとした
> ちょっと不思議な感覚での帳簿計算のその後とした流れが発生することになる
> (こうでもしておかないとグローバル対応は無理ッ)



1-3)2

> 是論の場合、国人口比で見れば、人口の多い国ほど圧倒的に有利に見える
> 国際分業とした形ともなると、どうしたって資源国に生産国の顔色次第だ


 ‥但し、共同できていればというのが是論でもある
 ‥一方、技術力の差に胡坐を掻いて上から目線では、人は集まらない動かない品質を学ばない
 ‥何はともあれ、技術立国も糞も無く、工場を国外に放っていては不利そのものだ
 ‥もとい、機械化ばかりに強みがあるという次第でもない
 ローテーションを利かして、多く雇用した方が俄然ありがたい

 (だからといって、楽しくない作業や生理的に面倒くさい作業に人は集まらない)
 (例えば、収穫は楽しい作業だが、毎日の草むしりは面倒くさいなど‥)


 ‥だったら草むしりを率先してやる者をリーダーに添えるべきだが
 ‥なぜかそうでは無い‥
 ここが世の中の程度であり、不都合という奴だ

 ‥もとい、資本経済においては
 草むしりをする側こそ経営サイドとか何とかと‥どや顔だったのである
 確かに大衆の多くは、貧である負い目から、経営なんかと毛嫌いしがちでそっちのけだったりする
 (競争での駆け引きなんか、それこそ一番に面倒くさいのだッ)


 ‥そして目立ちたい奴ほど
 経営において乗っ取られたくないと思っている
 だがしかし、協力し合わないとままならないのがイノベーションだったりする

 その時、資本主義の理屈ではどうしたって手を取り合えない
 無駄にしんどい決断を強いられるばかりだろう


> ‥そこで是論では
> 「現場」「予算共同企業体」「決算共同体」として分けて考える内訳が眠っていた
> (是はなかなか思いつかねぇっす、株式ルール以来の大発明なのでは??)



1-3)3

> 先物取引とは、その名のままに先に取引の契約を交わしておき
> その納めの期限になって、その契約の損得が判明するという
> 大ざっぱな説明がされているが素人にはさっぱりの所がある


 理解する上でのキーワードこそ季語にもなってる「新米」だ

 戦国以前なら領主は年貢を蔵に入れて管理する
 戦に備えてだから、戦が無いとそのまんま古米になる
 商人が其を買って色々と売り流す
 誰がどう考えても其れの繰り返しになるだろう

 ところが戦国時代が閉幕すると、途端に其れの用が頭から薄くなった

 江戸幕府が警戒していた西国勢力のそもそもが商い気質だった事から
 米余り問題への関心が高かったのだろう
 又、その手の人材とのマッチングもあって、大坂・堂島に米相場が誕生した

 ‥大坂の地に西国大名の米蔵が次次に建てられ‥
 すると、本来なら西国藩主らの米を集めて一儲けを目的としていたのに
 それだけのバックボーンがあれば負けることなど無いと高を括っていたのだろうが‥

 なぜか、時代を風靡したのは、出羽酒田の豪商だった
 (本間宗久は上杉鷹山と組んでいたので、それの借金返済分の流れが功を奏していた可能性がある)
 (端から市場の独占を狙っていただけの心理なら、其れの差分をどう動かしただろうか?)


> 米相場に参加しようなら、まず米輸送ノウハウの確実であることが欠かせない
> 急流下りで無くしてしまいましたなどと繰り返しては、米相場でのし上がることなどまず無理


 と言うとこで新米の話に戻ると
 昭和と平成以降における新米状況はかなり異なっている
 昭和の新米は、どこも県内産が中心だったが
 平成以降は道路とネット網のすさまじい構築の結果、どこ産だろうと出回っている
 (米農家が減った事情も絡んでいそうである)

 (是を先物取引と比べると、どう見たって買い付けと同時の支払いにしか見えてこない)
 (日本のコメ文化には、そうした事から、経済観に錯覚をもたらす妙が潜む‥)

 ‥そもそも減反だったので米相場は止まっていた
 ‥減反せずに古米ありきだったなら、それはそれで庶民の新米文化の崩壊を見たかもしれない
 ‥それはそれで、ますますのパン文化上等に堕ちていたかも知れない
 ‥近年は、気分復活したらしいが、価格決定に図太い中国向けと言う事だろうか??


> 素人目に考えると、米の現物が常に地場の蔵の中にあるとは限らない
> だがしかし、燃料コストを考えれば、巧いことやっているのだろうと思わざるを得ない


 ‥昔と今の差はあるにせよ、基本的には余り動かさないでどうにかしてそうである
 (是は、金貨の理屈と同じで、倉庫を開けたら積まれていたとかなんとかと同質に思われる)
 (本間宗久にしても、飢饉の際に、地場の蔵を開けて地元を救った逸話がある)

 ‥となると肝になるのは、やはり支払期限云々で
 是論の場合、同時払い感覚が強いので、それに先払い用途の仕組みを付け足しておく必要がある
 だからといって、今どきの其れの中身の多くはログインして以降省略形なんだから
 それのログをどう扱うのか?とした中身でしかない


 論点はあくまで、予算とした縛りが厄介になっている

 買い注文を受けた業者側に予算が無いと仕入れが出来ない
 そこで予算は買い注文を出した側にあるのだから
 予算共同企業体とはまた違った融通の用有り‥ということである


> 著生はその辺、ド素人なので具体的に提案できる頭が足りていない(あしからず)


 ‥黒字通貨払いの優位性を述べてはいるが
 必ずしも人間関係の其れをないがしろにしてまで黒字通貨払いに固執する意味を
 現場側が受け入れるとは限らない
 サポートもアドバイスも何も無い連中に売るぐらいなら気の知れてる方に売るのが日常だ
 あくまで黒字通貨払いは、売る側がお願いする上での選択肢であって、ルール上のどや顔では無い

 となると、その手の気の知れた関わりに食い込むには
 主体を立てた買い付け参加とした形が一般的になるだろう(共同購入)
 先物取引とした規模に無くても、参加できる上での支払い基準を決めておかないと話にならない



posted by 木田舎滝ゆる里 at 20:24 | Comment(0) | 科特隊どころか無理だからウルトラ経済大作戦 | 更新情報をチェックする
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