2021年04月06日

【エンコードレシピ】暫定整理(X264FHD最適ビットレート,Level5.1,i8,p8,b8)

↓12)改稿.2021/04/06

> 縦1080のサイズは、16x16のマクロブロックでは割り切れない
> なので、内部1088計算でのビットレート割り振りを予想する必要があった


1920×1088÷256
195840(24フレーム)/244800(30フレーム)
12240(÷16)/15300(÷16)
13056(÷15)/16320(÷15)
16320(÷12)/20400(÷12)
19584(÷10)/24480(÷10)
24480(÷_8)/30600(÷_8)
32640(÷_6)/40800(÷_6)
39168(÷_5)/48960(÷_5)
48960(÷_4)/61200(÷_4)


 ‥↑で確認すると
 以前からのマクロブロックi4,p4を効かせて、b8を切るやり方だと
 なぜか、発光色が画面から浮いて見えてしまう傾向を得る(39168時)
 I,pにビットレート多めである要素が、逆に、bフレーム側に動きのアンバランスをもたらすらしい
 (平均的では無い事からの動きムラ‥bフレーム側割り当て不足の発生は他にもありそう)

 ‥そこで、(39168時)Level5.1,i8,p8,b8までとしてみたところ
 動きの印象としては、より平均的に落ち着いて見える傾向を得る
 (tsソースより増量してしまうだろう点はあしからず)

 ‥基本的にマクロブロックを多くすると、その分の符合量が増すわけだが
 Level5.1,i8,p8,b8までと、Level6,i4,p4,b8は同じ符合量らしい、なので増減差は無い模様
 (演算は、8x8のマクロブロックまでの扱いの方が速い)


L5.1--i8,p8,b8
1920×1088÷256
195840(24フレーム数)/244800(30フレーム数)
13056(÷15)/16320(÷15):480
19584(÷10)/24480(÷10):480→1080
39168(÷_5)/48960(÷_5):1080

1440×1088÷256
146880(24フレーム数)/183600(30フレーム数)
_9792(÷15)/12240(÷15):480
14688(÷10)/18360(÷10):480→1080
29376(÷_5)/36720(÷_5):1080


 ‥ビットレート割り振りが合致し得ない値だと
 b8への相対的なビットレート配分の低下から、イヤンなシミがわずかに残る傾向を見せる

 (つまり、b8x8のビットレート配分の予測は、ヒト側の考えより遥かに低品質に落ち込むらしい)
 (だからといって切ってしまっても良いかというと、より平均的な印象を得るには欠かせない)
 (すると問答無用で、高ビットレートの割り振りを要求する)

 (‥Ipb間での配分バランスが不均等だと、Bフレームの品質にムラ気がでる傾向だ)
 (だが通常は、b16x16がほとんどだろうから誰も気がついちゃいない)
 (というか需要は品質向上云々よりもディスク規格に収める事だから、妥協せざるを得ない)
 (というかマスターからのエンコードの方が圧倒的にくっきりしているので16x16でも十分っぽ)

※ ということから、HDR映像の発光効果を安定させるにしても
 尋常ならざるビットレートにおいてさえ、平均的な割り振りが欠かせないのかも知れない
 (もとい、若しくはその逆で、片寄りこそが発光感をもたらしているオチかも知れない)
 (とはいえ、HEVCはBフレーム中心だから‥平均的な割り振りの用に思われる)


※参考:720÷1088=0.6617647058823529(とりあえず割り切れるらしい)
1080→720(1920):25920(24フレーム数)/32400(30フレーム数)
1080→720(1440):19440(24フレーム数)/24300(30フレーム数)
(こんなにビットレートを要求する720pなんて誰も使うまい)


 ‥ちなみに、各ビットレートの値は経験に基づく予想値です
 すべての値での検証はまだ行っておりません(あしからず)



1-12)1 一般

モード:変換
コーデック:MPEG-4 AVC/H.264
言語:なし
フレームレート:オリジナルを保持
カラーモード:YUV 4:2:0 Planar 12bpp‥(再リップならこれで十分)

レート調整モード:2pass平均ビットレート

プロファイル:High‥(Hi10に用得ず)
レベル:Level 5.1
ビットレート:暫定
1920×1080:39168(24フレーム数)/48960(30フレーム数)
1440×1080:29376(24フレーム数)/36720(30フレーム数)

プリセット:標準
Tune:無効
フレーム-パッキング:なし
Open GOP:□
キーフレーム間隔:8(23.976時)、10(29.97時)
最小GOPサイズ:1
表示モード:プログレッシブ

スレッド:0
強制的に固定フレームレートのタイムスタンプを生成:オン(音ずれ防止用途らしい‥お好みで)



1-12)2 ブロッキング軽減

ブロッキング:オン
ブロッキング軽減 - 強度:0
ブロッキング軽減 - 閾値:0



1-12)3 B-フレーム

B-フレーム数:3
B-フレームモード:なし
適応型B-フレーム:最適
B-Pyramid:なし
B-予測ウェイト:オン
B-フレームバイアス:0


※ B-フレームモード
:なし(何もしない方が最善の証明みたいな)
:空間軸(ところどころにイヤンなシミを撒き散らす片棒)
:時間軸(要らない残像を不用意に編み込んでしまう改悪補修のお手本)
:自動(偶然かお上に委ねざるを得ず、結果、首切りしか考えていない経営者)


 ‥「なし」と「空間軸」との圧縮比は
 ケースバイケースでほぼトントンだった(だったら斬っちまえっ)
 なにはともあれ、それぐらいだったら2passで、サクッとふっ飛ぶ程度‥

 ‥tsソースには、エラー訂正情報の追加があるので、I,pフレーム増量しても
 差し引きトントンをちょい上回る感じに収まる傾向だ
 (ノンレスmkv化したソースと比べるとそりゃまぁ多めに見えるだろうけど)



1-12)4 マクロブロック区分

適応型DCT:オン
I8x8:オン
I4x4:□
P8x8:オン
P4x4:□
B8x8:オン



1-12)5 レート制御

VBVバッファサイズ:0(自動設定)
VBV最大ビットレート:平均ビットレートの設定値と同じにする(イヤンなシミ対策)
VBV初期バッファ:0.9
可変ビットレート:1.0‥(2passに絡んでそう、弄らない方がよさげ)
量子化圧縮:0.0‥(時間軸間引きを斬る)
先読み:240‥(最大値250)
Lookahead Threads:0
Syne Lockahead:240‥(最大値250)
MB-Tree:‥(時間軸間引きを斬る)


※ Syne Lockaheadの規定値は(-1)のようですが、それが何を意味しているのかは不明。
(最大値が同じにあることから、先読みの値と同じに思われます)


※ 先読みは多ければ多いほど、メモリーを必要分多く使用します。(複数アプリ起動時には注意)



1-12)6 動き推定

M.E. 範囲:16‥(固定:デフォルトが一番だった)
シーン変更感度:89‥(Iフレーム増量職人)
M.E アルゴリズム:SATD Exhaustive Search‥(テクスチャー崩れ抑制効果有り)
サブピクセルリファイン:FUll RD
Chroma M.E.:オン
P-フレーム予測の重み:スマート解析



1-12)7 量子化

量子化最小値:0
量子化最大値:69
量子化最大値(Delta):4
IP比率:1.4
PB比率:1.3
彩度QPオフセット:0
輝度量子化のデッドゾーン(Inter):21
輝度量子化のデッドゾーン(Intra):11
AQモード:可変AQ
AQ強度:1.0‥(固定:デフォルトが一番だった)



1-12)8 量子化設定

Trellis:常時
Psy-Trellis強度:0.00
Psy-RD強度:1.00‥(固定:デフォルトが一番だった)

参照フレーム数:‥(プログレッシブ)

ノイズ減少:0
参照フレームMix:□
CABAC:オン

DCTなし:オン
‥(DCTありとは、折角計算した細かい端数値をなかったことにする判断)
‥(結局、平均ビットレートともなるとどこかで平均的に間引かれちまうわけですが)
‥(2passともなると尚更ですが、ここで無理に誤差誘導する必要も無いかなって感じ)

Fast P-Skipなし:オン
‥(Fast P-Skipありとは、Pフレーム間での細かい近似計算をパスして手抜きする判断)
‥(HEVCになると名を変えてデフォルト採用にてどや顔やらかしてます)
‥(その結果、青み成分が多い場合、バンディング系の失敗をやらかしがち‥とかなんとか)
‥(だがバンディング発生の本質は、マクロブロック不足による複雑化計算のなれの果てに思われる)

心理的エンハンスなし:□
PSNR算定:□
SSIM算定:□



1-12)9/ビデオユーザビリティ

ビデオ形式:指定なし
カラー優先度:指定なし(2pass平均ビットレート時)
行列係数  :指定なし
伝送特性  :指定なし

※2pass平均ビットレートを指定した途端に
 2passの中身が規格基準に従っているらしく、余計な設定は「多重設定」っぽくなる感じなので
 「指定なし」が無難でしょう(なんでここまで違うのかと唖然とする)




> ソースの状態を忠実的に確認したいなら【テレビ設定】好逸スタンダードでの視聴がオススメです。
> 派手な発色が良いなら、【テレビ設定】好逸ダイナミックがオススメです。


 ‥色が出てこないと思ったら、「エコナビ」のオンオフを確認しましょう。
 (オフの方が適切ですが、パネルサイズで変わる場合もあり得るかも)



1-12)10/クロップ/プレビュー

クロップ/プレビュー

##インターレース解除##

##クロップ##
(左右240ドット減にできる4:3にキッチリハマる時のみ有り)
(フィルムタイプには、余すところまで用いた半端なサイズ採用での16:9になってる場合がある)
(容量に厳しい場合は、上下を切り落として比率調整した採用も伺えるが其はそのままがベストかと)

##パディング##

##解像度##
幅:1920/1440
高さ:1080
スケーリング:双三次スプライン
ディザリング:自動
アスペクト比:オリジナルを保持[16:9/4:3]


 ※スタンダードなバイリニア方式は、同じ解像度でのリップ前提です
 解像度変更しようってのに、バイリニア系方式を使用しては
 それだけで、色みを即誤差劣化されちまいまーす

(DVDリップで明らかに色が怪しい昭和アニメとか、当時見てない世代だと判断つかないらしい)
(これで画質が上がっているんだとか、ソースと見比べもせずにへたれにも思い込むらしい)



1-12)11

 ‥クロップ/プレビューには
 Video項目の隣にAudio項目があります。
(作品ごとに音量の差はあるので、常に一定に整えたい用途にはお好みでどうぞ)

 AC3でコンテナする場合の参考


‥選択できる字幕を付けたければ、そこはmkvにコンテナするしかありません。
4Kテレビなら、詳細まちまちながら、mkvの再生に対応しています。
でもまちまちなので、その4Kテレビで選択字幕を表示できるかまでは不明です。
(wavに対応した4Kテレビもあるようですが、どこまで対応しているのやら‥)



1-12)12

> インターレース解除については↓


【自動フィールドシフト】鱧の小骨を食らわんと
【エンコード日記】DVD→1080p化の際の黒帯をどうすりゃいいのか?(今更‥)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 12:54 | Comment(0) | 月下涙焉 | 更新情報をチェックする
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