2021年05月08日

【エンコードレシピ】進撃のAVC-Q規格(HDサイズ推奨)

↓12)微修正2021/05/09...20210508...

> i一次処理4k時、M.E. 範囲(32)を書き忘れてました


> AVC-Q規格の「Q」とは、サーチキュルキュルの意でーす
> まずは個々でエンコードだしやってみようの段階でーす(あしからず)


 ‥そもそものBD規格の核であるAVCの中身が、永遠のDDR2規格のままで言い分けが無い
 ‥貴様にはまだまだ可能性があるはずだッ

 ‥FHD規格縦1080のサイズは、16x16のマクロブロックでは割り切れない
 なので、内部1088でのビットレート配分計算を予想する必要があった
 実際、そのように表記されている(縦8ドット分が未表示ってのが本当の実体に思われる)

 1920×1088÷256=8160
 8160(16x16),32640(8x8),130560(4x4)

 195840(×24フレーム)/244800(×30フレーム)
 13056(÷15)/16320(÷15)
 16320(÷12)/20400(÷12)
 19584(÷10)/24480(÷10)
 24480(÷_8)/30600(÷_8)
 30720(÷6.375)/38400(÷6.375)‥許容限度ビットレート域
 38400(÷5.1)/48000(÷5.1)
 39168(÷_5)/48960(÷_5)‥帯域限度ビットレート域(USB2.0)
 48960(÷_4)/61200(÷_4)


> 驚くことに、帯域限度ビットレート域で再エンコードしても
> 拡大静止画での見た目は、どうにもm2tsソースよりは微にボケてしまうものらしい


 もっとも、フレームに絡みついているJPEGノイズ分が綺麗に吹き飛ぶので
 その点は良好ではあるのだが‥(それを繰り返しちゃったらどうなるの??)

 その分だけ微にピンボケてしまう印象に変わりは無く、それ以上はままならない‥
 驚くべきは、(÷5.1)で確認すると
 その段階ですでに、許容できないボケ差を確認できてしまったことだった‥orz

 但し是は、4kテレビで見た場合の許容とした予想であって
 30型に満たない制作用PCモニターからでは、許容内に思われる


 ‥それでもこれの不満をAQを弄って調整しようと試みるなら
 AQ(1.25)程度欲しいと云ったところだろう
 そして其を、通常の平均ビットレート値に換算し直したとき
 (÷_4)の値を要求する予測に及ぶことになる‥

 只でさえ(÷_5)の30フレーム25分ものでの再エンコードファイルサイズ想定が
 8GBを超えてしまうのに、誰が好き好んでそれ以上を試みたいと思うだろうや‥

 ‥そこでなんだかんだと、それでもFHDにこだわりたいなら(÷6.375)までが許容だろう‥
 (17280×1.777777‥=30720)
 (1.333333‥×1.333333‥=1.777777‥)
 (1.125×1.333333=1.5)


> だが著生は、そうではない


 ‥進撃したいんだから、「HDサイズ上等」なのだよ
 それにしたって、25分もの一話あたり3GB〜4GBに及ぶのだから
 それはそれで、大容量型のUSB期待にあるわけだが、どうにもその様な時代はまだまだ先らしく
 だからといって、USBメモリーをTVに挿しっぱのままは、熱が直にテレビに伝わってやばいので
 そんなのは大容量になろうと同じっぽいので
 そうなると、どれだけHDD一台にぶち込めるかという使い勝手の差になってくる

 ‥そこで、タブレットやスマホに挿して視聴すると仮定しても中途半端なサイズ感は否めない
 だが、USBコネクターに複数個ぶっ挿すとすれば、そりゃ大容量のUSB期待のままに変わりは無い
 (挿した事無いので、それで認識するのかどうかは知らんけど)


 1280×720÷256
 3600(16x16),14400(8x8),57600(4x4)

 86400(24フレーム)/108000(30フレーム)
 5400(÷16)/_6750(÷16)
 5760(÷15)/_7200(÷15)
 7200(÷12)/_9000(÷12)
 8640(÷10)/10800(÷10)
 10800(÷_8)/13500(÷_8)
_11250×1.024=11520
 11520(÷7.5)/14400(÷7.5)
 14400(÷_6)/18000(÷_6)
_15000×1.024=15360
 15360(÷_5.625)/19200(÷_5.625)
 16000(÷5.4)/20000(÷5.4)‥推しビットレート(からにスマートな質に感じられるがパンチは弱い)
_16875×1.024=17280
 17280(÷_5)/21600(÷_5)‥推しビットレート(エッジが微にキツくなる傾向)
 21600(÷_4)/27000(÷_4)



1-12)1 一般

モード:変換
コーデック:MPEG-4 AVC/H.264
言語:なし
フレームレート:オリジナルを保持
カラーモード:YUV 4:2:0 Planar 12bpp‥(再リップならこれで十分)

レート調整モード:2pass平均ビットレート‥(帯域内に収めるためのお約束な必須)

プロファイル:High‥(Hi10に用得ず)
レベル:Level 6
ビットレート:
1920×1080:38250(23.976時)/45900(29.97時)
1280×720:16875(23.976時)/20250(29.97時)

プリセット:標準
Tune:無効
フレーム-パッキング:なし
Open GOP:□
キーフレーム間隔:(23.976時)、10(29.97時)
最小GOPサイズ:1
表示モード:プログレッシブ
スレッド:0
強制的に固定フレームレートのタイムスタンプを生成:オン(音ずれ防止用途らしい‥お好みで)



1-12)2 ブロッキング軽減

ブロッキング:オン
ブロッキング軽減 - 強度:0
ブロッキング軽減 - 閾値:0



1-12)3 B-フレーム

B-フレーム数:0
B-フレームモード:―
適応型B-フレーム:―
B-Pyramid:―
B-予測ウェイト:―
B-フレームバイアス:―



1-12)4 マクロブロック区分

適応型DCT:オン
I8x8:オン
I4x4:オン
P8x8:オン
P4x4:オン
B8x8:□


 ‥Bフレームを無くしてPフレームまで4x4を全体に万遍なくキッチリ効かすと
 バンディングの激しくて残念な名場面が、ビックリするほどに補正されて、よろこびます

 「AVC-Qの勝利やッ」と鬨を上げましょう



1-12)5 レート制御

VBVバッファサイズ:0(自動設定)
VBV最大ビットレート:平均ビットレートの設定値と同じにする(イヤンなシミ対策)
VBV初期バッファ:0.9
可変ビットレート:89.0(最大値100.0)‥(イヤンなシミ対策)
量子化圧縮:0.0‥(時間軸間引きを斬る)
先読み:240‥(最大値250)
Lookahead Threads:0
Syne Lockahead:240‥(最大値250)
MB-Tree:‥(時間軸間引きを斬る)


※ Syne Lockaheadの規定値は(-1)のようですが、それが何を意味しているのかは不明。
(最大値が同じにあることから、先読みの値と同じに思われます)


※ 先読みは多ければ多いほど、メモリーを必要分多く使用します。(複数アプリ起動時には注意)
  AVC-Qにおいて、(240)もの先読みの用とは
  見映えの好い動きをするGOP構成を狙った用になっています
  それが、シーン変更感度(89)の特性らしい‥どうせなら(30x10)まで欲しいのだが‥


※ イヤンなシミ対策の想定は
  ダウンコンバート時に、もやもやなシミ部分が濃くなってしまう傾向をどうにかして
  ソース程度に落ち着かせることにあります
  うまく消えたように見えても、目が慣れてくるとしっかり残っていたりするわけですが
  まぁそのぐらいが程度でしょう

 ‥またもや(89)を放り込んでありますが、素数なのも、黄金比絡みだしするのも
 シーン変更感度と同じだろうとした期待値です

 この値を上げる事で、どうやらいろいろとした副次的効果が得られているようです
 (FHDの場合にどうなるかはまだ未確認です)

 以前に悩みまくっていた紅伝説のすりガラス越しシーンの720p出しでのべっとり感が
 すっきりと分散されて、FHDでなくてもこれで良しと思えるような違いを確認できています
 あと、GガンダムOPで東方不敗の瞼が二重になっちまうのも解消されました
 (ビットレートの分散の仕方に課題があったということだったらしい‥)

 マクロブロック単位での配分をより細かくして演算させられるって事でしょう
 (まぁ削られやすいところはより削られやすいので、気になるところは確認すべきですけどね)

 尚、2パス出しなので、それほどに大きな開きは発生しませんが
 最大帯域箇所の値は確実に上がります(帯域限度ビットレート域利用時には注意です)


 ‥マクロブロック辺りのビットレート配分をより細かくできれば
 まず、黒帯の割り当てをより減らせます
 パンの動きに対しても配分増を期待できるでしょう
 その結果、繋がってしまっているシミ群ブロックの連続性を潰せるのでは?
 (まぁそこはケースバイケースになるようです)


> 見逃されてきた要素だけに、「ええそうなん☆」と思わざるを得ません‥もしかしたら‥
> べっとりしがちな480p出しを、もっとスッキリとした形で出せるのかもしれませんね



1-12)6 動き推定

M.E. 範囲:16(通常)、32(i解除一次処理4k→ダウンコンバート用)
シーン変更感度:89‥(キュルキュルサーチ位置職人)
M.E アルゴリズム:SATD Exhaustive Search‥(テクスチャー崩れ抑制効果有り)
サブピクセルリファイン:FUll RD
Chroma M.E.:オン
P-フレーム予測の重み:スマート解析



1-12)7 量子化

量子化最小値:0
量子化最大値:69
量子化最大値(Delta):4
IP比率:1.4
PB比率:1.3
彩度QPオフセット:0
輝度量子化のデッドゾーン(Inter):21
輝度量子化のデッドゾーン(Intra):11
AQモード:可変AQ
AQ強度:1.0‥(固定:デフォルトが一番だった)



1-12)8 量子化設定

Trellis:常時
Psy-Trellis強度:0.00
Psy-RD強度:1.00‥(固定:デフォルトが一番だった)
参照フレーム数:(23.976時)、(29.97時)‥(わさB抜きによる変更)
ノイズ減少:0
参照フレームMix:□
CABAC:オン

DCTなし:オン
‥(DCTありとは、折角計算した細かい端数値をなかったことにする判断)
‥(結局、平均ビットレートともなるとどこかで平均的に間引かれちまうわけですが)
‥(2passともなると尚更ですが、ここで無理に誤差誘導する必要も無いかなって感じ)

Fast P-Skipなし:オン
‥(Fast P-Skipありとは、Pフレーム間での細かい近似計算をパスして手抜きする判断)
‥(HEVCになると名を変えてデフォルト採用にてどや顔やらかしてます)
‥(その結果、青み成分が多い場合、バンディング系の失敗をやらかしがち‥とかなんとか)
‥(だがバンディング発生の本質は、マクロブロック不足による複雑化計算のなれの果てに思われる)

心理的エンハンスなし:□
PSNR算定:□
SSIM算定:□



1-12)9/ビデオユーザビリティ

ビデオ形式:指定なし
カラー優先度:指定なし(2pass平均ビットレート時)
行列係数  :指定なし
伝送特性  :指定なし

※2pass平均ビットレートを指定した途端に
 2passの中身が規格基準に従っているらしく、余計な設定は「多重設定」っぽくなる感じなので
 「指定なし」が無難でしょう(なんでここまで違うのかと唖然とする)




> ソースの状態を忠実的に確認したいなら【テレビ設定】好逸スタンダードでの視聴がオススメです。
> 派手な発色が良いなら、【テレビ設定】好逸ダイナミックがオススメです。


 ‥色が出てこないと思ったら、「エコナビ」のオンオフを確認しましょう。
 (オフの方が適切ですが、パネルサイズで変わる場合もあり得るかも)



1-12)10/クロップ/プレビュー

クロップ/プレビュー

##インターレース解除##

##クロップ##
P4x4をきちんと効かす為には、16:9である用があります
なのでAVC-Qでは、4:3とした解像度比を扱いません

##パディング##
‥なので、ソースが4:3のものは、その都度、黒帯付き16:9にするべし


##解像度##
幅:1920/1280
高さ:1080/720
スケーリング:双三次スプライン
ディザリング:自動
アスペクト比:オリジナルを保持[16:9]


 ※スタンダードなバイリニア方式は、同じ解像度でのリップ前提です
 解像度変更しようってのに、バイリニア系方式を使用しては
 それだけで、色みを即誤差劣化されちまいまーす

(DVDリップで明らかに色が怪しい昭和アニメなど、当時見てない世代だと判断つかないらしい)
(ブラウン管TVは、メーカー毎で色みに差があったというのも有るかも知れませんが‥)
(BT.601 BT.709とで色が変わりますが、それ以上に違ってしまうのでーす)



1-12)11

 ‥クロップ/プレビューには
 Video項目の隣にAudio項目があります。
(作品ごとに音量の差はあるので、常に一定に整えたい用途にはお好みでどうぞ)

 AC3でコンテナする場合の参考


‥選択できる字幕を付けたければ、そこはmkvにコンテナするしかありません。
4Kテレビなら、詳細まちまちながら、mkvの再生に対応しています。
でもまちまちなので、その4Kテレビで選択字幕を表示できるかまでは不明です。
(wavに対応した4Kテレビもあるようですが、どこまで対応しているのやら‥)



1-12)12

> インターレース解除については↓


 まず、【自動フィールドシフト】鱧の小骨を食らわんとを用いて、4kサイズに拡大します


 ‥DVD再エンコードの際に、結局解像度をどうするのか?
 については、まだ調査中です



posted by 木田舎滝ゆる里 at 23:55 | Comment(0) | 月下涙焉 | 更新情報をチェックする
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