↓3)記稿.2021/09/04
> 瘴気(しょうき)とは何か?
瘴の字の意:瘴とは、南方の山川の毒気、又その毒気によりおこる熱病などの意味をもつ漢字。
(単純に考えると、鉱毒症状を差しているようにも思われる)
(これだと、字体の発生より先に、鉱山利用の方が早かった‥まぁ当然‥)
(そしてそれは、山岳部と下流域との交流がすでにあったことを匂わせる)
(そしてそれは、鉄器の登場より先に、道ゆくうねりが所々にできていたことを意味する)
(それとも、鉄器を手にした山岳部の集団が、道を造りながら進軍したというのだろうか?)
(それだけの養いを先に手にできずにして、誰が過酷な道路労働に従事するというのだろうか?)
(なら川下り用の舟か?‥だが現代だろうと急流を効率的に渡ろうなんてほとんど考えない‥)
(鉄器を境にすれば、戦の拡大が鉱毒を発生させていた‥誰しも初めは無頓着だった‥)
西洋思想:古代から19世紀まで、ある種の病気(現在は感染症に分類されるもの)を引き起こすと考えられた「悪い空気」。気体または霧のようなエアロゾル状物質と考えられた。
瘴気で起こると考えられた代表的な病気はマラリアで、この名は古いイタリア語で「悪い空気」という意味の mal aria から来ている。
(西洋に始めからマラリアが居たのかというと怪しい)
(大航海時代を介した後での話となればマラリアとしたバイアスは強くなるだろう)
(だが当時以前は、冬がとても寒かった、船に紛れ込んで入ってきても越冬できたかは怪しい)
(なので、古代からと云うなら、鉱毒とした解釈なら、まんざらでもなさそうだ‥)
(西洋人の懲りない戦好きは、ローマ帝国が証明したようなものだ)
> つまり、瘴気とは、鉱毒症状を含めた汚染を指してきた
> そしてそれは、鉄器の用から、戦争との絡みを含む意図を発生させていた
> だから、直感的に瘴気は、ヒトの闇に堕ちたときに発する得体の知れない空気とした連想となる
‥だがしかし、実際にはどうだろうか?
ヒトの恐怖や狂気は伝染する
よろこびも悲しみも伝染するわけだが、ヒトの恐怖や狂気と比べると賞味期限は短い
ヒトの怨みが怨みを加速させて狂れさせる
物質的な豊かさゲットよりも、崩壊速度の方があっという間なのだから当然となる
つまり、瘴気を感情たる形としての伝播の在り方とした見方に用いるなら
瘴気を感情エネルギー(モチベーション)とした扱いをすることが成り立つ
> ならば、それのそもそもの基礎単位はなんだろうか?
> 単純に、命を奪われるとした日常の捕食にあると言える
‥動物が逃げるとした行為は、瘴気に触れるからだ
怒りに触れているかのような行動も又同じに思われる
但し、心理的に記憶が薄いと鈍かったりもするし、相手を格下に見ていても同じだ
瘴気に対する免疫があるか、無知であるかの差はあるにせよ
恐怖にならなければ、瘴気は無いも同然として、その個体の周りを漂うばかりだろう
‥だがしかし、捕食とした日常があるなら、瘴気は日々確かに漂っているのだろう
それが、ヒトにも警戒感として、時折に感じる瘴気を「殺気」と呼ぶのかも知れない
1-3)1
> ヒトとそれ以外の瘴気はどちらが強いだろうか?
> 暴走の大きさを比べるなら、科学的な術を用いるほどにそれは異様な速度と禍するのだから
> ヒトの方が圧倒的に瘴気が強いと言える
‥ヒトの方が捕獲に優れた術を発揮する点で見ても、野生の比では無い
‥それは、ヒトとの関わりにおいても同様だろう
‥人類が愚かだから戦の拡大&長期化にもなるのだから、騙されて奪われて募る怨みも多く出る
つまり、瘴気の発生量はヒトの方が大きいと言える
1-3)2
> 大きな瘴気は、小さな瘴気を感化する
> エネルギーは大きい方から小さい方に流れる
‥人の世が乱れると、外界の空気も瘴気に冒されて怪しくなる
としたお約束を物語風にエンターテイメントとしているのが
異世界表現におけるモンスターの暴走だ(突然変異のリーダ種など)
‥モンスターが発生するのは、瘴気の量の調整だと定義づけると
人の世が乱れれば乱れるほどに、モンスター側に反映し、第三者勢力となって襲い来る
結果的に、ヒトより手が付けられなくなって、人同士で手を組まざるを得ない
‥だがヒトの側が瘴気を積極的に魔力として取り込んだ結果、より過激な恐怖存在の誕生に至る
などなど、瘴気とした因のそもそもが、捕食生活にあるとしたら
異世界には大食漢が多めに存在もするし、多産とした事情を兼ね備えていないと成り立たない
ならば、モンスターがモンスターを食らう事情にある点も貢献していそうである
(そして、瘴気を求めだしたならヒトに目を付けるのは流れだろう)
1-3)3
> それら多くの瘴気を打ち消すのが、「聖魔法」として扱われているわけだが
> 「聖」なる語源そもそもが、インチキ宗教の「どや」なんだから腹を抱えて嗤うしかない
‥まぁそれはそれとして、瘴気を積極的に打ち消せないのでは
冒険者の日常は、傭兵たちの裏稼業ばかりの危ない連中に描かざるを得なくなる
比例して、背後に居る貴族にしても同様と化するのだ
悪者しか出てこないお話なんか、ちっともエンターテイメントとして成り立たない
(ヤクザやらマフィアやらの抗争にしたって、内仁義で描かれるのなら同じことだ)
ということで、なんだかんだと要求されるのが「正義」だ
まぁやらかすことは捕食のそれとさして変わらないのに、何が正義かと疑わしいという事で
聖魔法には、「浄化」とした技がお目見えする
‥見方を変えれば、世の中の捕食たる業を無かったことにしてしまう魔法効果だ
だがしかし、魔法でしかないので、効果が薄れれば、復活してしまうという代物だ
物理的な事象を払いのける作用はあるにせよ、聖魔法とて因を断つわけでは無い
そこで、因を断つかのような優れた効果をもたらす何かを正義たるなら望むだろう
それが「祈り」だ(祈りとはそういうものだ)
‥私たち人類は、なぜか「祈り」を宗教観とした概念からしか学ぼうとしていない
別にそれは宗教である必要も用も形すら不要なのだ
「宗教観など無くとも、聖魔法は存在し得るか?」としたテーマにも成りそうだが
それをもたらすのが異世界では、民族の差だったりするのだろう
(魔法をもたらす因そのものが民族の差に見られるそのままだ)
(彼らからコツなり心構えなり精神を教わる気概を以て、伝授されるのだ)
(だが其を裏がえせば、まずは「血」で伝授されているという事だろう)
(でも、血の性質には、濃い薄いがあるのだから意図的に天命とやら絡みなのだろう)
> 祈りたる強弱にはつまり、天命主義ありき
それを受け入れられない血統主義が、まずふんぞり返り
天命の差を受け入れられない能力主義が、ふんぞり返ると瘴気が増化する
天命主義がお花畑でも、利用されて瘴気が増化する
‥諸々の要素を吟味していくと「天命」ってなんだよ?って問いにもなる
それはつまり、生まれてくる以前の約束事なので、向こう側のお気に入り要素含みなので
本能的にその手の要素に嫉妬しちゃうって事なんだろうz
> 裏を返せば、嫉妬深い連中が貴族としての転生に用立てられているとかなんとか(経験則)
> まるで、祈るお役目たちの側にも修行要素を与えてあるかのようである
> 地上の瘴気が、そうそうに空っぽになっても困る事情でもあるのだろう
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