2021年09月09日

【勝手句帳】r076(21’0903-21’0907)静岡新聞掲載分から

↓(7)向宜詠吟.2021/09/09

令和3’9’3
沼津市・裸子駿河句会
ぽつぽつのやがてどしゃぶり墓参り


|ぽつぽつとやがてどしゃぶりワクチン禍 雪掻きできず倒壊の春


> ‥なるほどなるほど、家族みんなでコロチンで動けなくなってりゃ
> 雪が積もって倒壊だらけになるなんてオチと言うことでしょう
> (世界的にも、その確率はかなりありそう‥)

> 回復する可能性があっても、雪でかき消されてしまうでしょう

> ‥気になる方は、今のうちに頑丈で暖かいお家をゲットしておくのが良いかと‥

 (宇宙全史に、人口半減後は住みたい家選び放題なんて書かれてあったけど、怪しいz)
 (遺体放置状態だったら‥そこに住みたいなんて誰が考える?‥)

 (だがしかし、そのような事態が急激に発生したら、春なんて来ずに地獄になる)
 (食料が来ねぇ上に、法律で、種は買わないとダメってがんじがらめ何だからさ)
 (糞真面目にも、種持ってる農家が丸っきりだったら全滅じゃん)
 (そんときゃ、コロチン打って無くても、粗食に耐えられない奴から死ぬよ)

(だがしかし、そんな急激な変転だと仕掛けてる側は儲けられないのだからどうなんだろうな‥)
(でも勢いづいてるからな、3回でも4回でも打て打て行進になってきてる‥かなり適当‥)
(つまりそれは、春になると遂にドル崩壊もとい通貨崩壊がやって来るという流れ‥)
(それはそれで、だったら急激ッすね)

1

令和3’9’4
裾野市・石蕗短歌会
蝉の声投網のごとく周辺に夏の眩しさ暑さふりまく

※蝉の投網のような暑さ → まん延防止網(要請)にうだる暑さ → 網暑(もうしょ)


|網暑ざれめぐるワクチン増すリスク 打たぬルーマニアン涼し顔


> ワクチン接種が進まなかったルーマニアでは、「あまり何も起きていない」感じだそうです
> ルーマニアとイスラエルの最近のワクチン接種数の推移の比較値
> 二度の完全なワクチン接種率(値は8月末模様?)

・ルーマニア 26%
・イスラエル 67%

> 日本と違って、基本的な人口密度の差も加味して考えると
> ルーマニアのそれは、日本での打ち始め頃の地方の状況のままにあるらしい

> 日本では、5月あたりからの報道に乗せられちまったって感じである
> 如何にも、皆さん打ってます、世界中で安全ですみたいな(今や逆)
> 打っても打たなくても死亡率はかわらない、重症化せずにコロッと逝く(まさにコロチン)
> なので、元気そうでも、雪下ろしの最中にコロッと逝きそうなので要注意!

2

令和3’9’4
焼津市・はまゆふ短歌会
|咳は瓶に蓋したやうに止まりをり陰雨の夜はしづかにふけて

※上の句が面白い、一方、下の句の「陰雨」を盛ったのは分かりにくくサッパリだ
(今年の梅雨は激しかったし、梅雨では字数が足らないから無理矢理盛った感)
(そういう場合は、「梅雨の夜とてしずかに更けて」と接続を工夫すべし)
(接続に頭が回らない様は、読み手側の空気を鑑みていないのに同質だ)
(常に第三者としての視覚を以て、読み返す習慣と手直ししてみる拘りが欠かせない)

(さらに日本語には、主観としての接続と客観としての接続とした特殊な差があるので要注意だ)
(国文学者の誰もが、この特殊事実を、授業に盛り込まないので日本語が乱れる要因に成っている)
(外国語からの主体翻訳に、一様に「○○は」なんてやらかすから「を」との区別が失われつつある)
(‥方言との絡みを見せるケースもあるので、区別して教え込ませるのも無理があるわけだけど)


|名月は蓋したように止まりをり 当たらぬ博打と国の知性
|後始末できぬ国民叢雲に月を求めど美など知らぬや
|望月の道しるべと人の欲 されど健全 健全に宿らむ


> 誰だって、博打に当たればどや顔で大判振る舞いしたくなるわけで
> 暮らし向きだってそうで有りたいのが山山だが
> 国の政策と景気が、こうも知性のかけらも消え失せてしまっている様では
> 名月を欠いて月見ができないのと同じで、どうにもつまらんなあ

> だがしかし、今どきは、後始末を知らぬ国民が多くなった
> それはそのままに、名月を見る資格を欠いた趣でどうしようもない
> まさに美の何たるかなど心得て居らぬのだろう
> 要求するばかりでそれだけだ
> 恥にねだるばかりの自分たちを、省みる心からして脆弱なのだから鏡似性よのう


> それでもヒトは、まず先に、象徴たる名月を求める
> 道しるべ無くしては、お互いの気持ちを摺り合わせることもままならぬ
> それはそれで、名月が先か人心が先かとした気運の悩ましいところだなあ

> だがそれで、名月を得られないからと云って
> 一人一人が不正に怠惰に身を染めてなあなあと暮らしていては全然ダメという事である

 (そこまでに無くとも、そのような気持ちのままに過ごしていては)
 (名月らしきに出会っても、嫉妬したり喧嘩を売るしか能が無かったりする)
 (たとえ我先に打ち解け合っても、やらかすことといったら、名月とは大違いだったりする)
 (それのリピートだ‥すでに求めている程度がそれということなのだろう‥)

3

令和3’9’7
藤枝市・あけぼの句会
|蛍火や遠く近くに父母の影

※下五「父母の影」は、過去形だろうか?現在形だろうか?
そこを示唆する文言が見当たらないので、解釈が二分する
(断りが無いなら現在形だろう‥)
(だが、子より親の方がはしゃいでいるように見えるので「?」が付きまとう)
(なので、脳内ではどうしたって過去形だ)
ならば中七は‥「昔に今に」と、変わり映えなき同じ風景に匂わせて、思い出クサくするしかない
|蛍火や昔に今に父母の影忘れがたきや藤枝の里
‥思いでクサく引っ張るなら具体的な地名が欠かせない‥


|蛍火や近く遠くの夢の可否 在らば幻 無くば絶望


> 蛍火ほど幻想を抱かせるものはない
> そしてなぜか、幻想であることを思うほどに溜息さえつかせて居ろう

> ‥だがどうだろうか‥

> 蛍のやらかしているのは単に逢い引きだ
> この世の様の縮図だろう

> ならば、私たちの暮らし向きとどこが違うというのだろうか?
> しからば、私たちの暮らしも又、幻想とさしたる差など無い

> だが、誰もその様には、思い詰めることが無い
> なぜなら、幻であるなどとは思いたくないとした心持ちだからだ
> (もとい、まぼろしのように素晴らしきばかりでも無いからだ)
> (この念い、この怨み、忘れてなるものか‥とした心情にあれば尚更だ)

> だが所詮、まぼろしである(丸っきりの闇よりはずっと気が利いている‥)
> クソッタレな現実でさえ、無いよりはマシとした程度だ
> ならばこそ、マボロシで十分程度なのだろう

 (まぼろし程度が、私たちの気を惹かせるに、残念なぐらい適当な事象ということなのだろうよ)
 (すべては、貴方が学んだこと以外には何も無しとした餞別だ‥)

4

令和3’9’7
藤枝市・あけぼの句会
|日盛りやこの世の端に座りたる

※中七「この世の端」とは何だろうか?
自身を真ん中に据えれば、端に座ることなど無理だ
中心点からすれば、すべては端になる
つまり、日盛りとして太陽を基準に据えたなら「陰」しかない‥


|原爆忌科学の端に座しにけり 犠牲は未だ無念の吐息


>(オーム宇宙において、ヒトが科学をおっぱじめると必ずぶち当たるのが「核分裂」事情だそうだ)
> 今や原爆忌は、その手の科学への戒めたる象徴にある
> だがしかし、その象徴はなんの役にも立っていない
> 核兵器は根絶されるどころか、表向きの軍事技術として保持されている

> 事も有ろうに、軍事同盟の関わりから核の傘を肯定するのが、今どきの自民党政権の態度だ

> 戦争放棄と軍事同盟が矛盾しているとした声も挙がらずに不思議なことだが
> 国体の保持を如何にして守るかも曖昧でどうしようもないなら
> 核の傘うんぬんにしたって、曖昧至極に、議論の掴みにも成り得まい

> 裏では、日本は連合国側に100年間の植民地契約をしていたとかなんとか
> つまり、戦争を放棄したうんぬんに無く、防衛権を取り上げられた案件に近しい
> だから、中立宣言とも立場を違えているのが第九条という事に成る

 (日本人の防衛的な性格からすると、中立宣言が妥当だったはずである)

> 中立宣言が無いからこそ、軍事同盟などとした流れに流されるのだ
>(核の傘にまきこまれてるクサいのにしたって、つまりそういう中身だ)
>(それどころか、大きなマーケットの一角、つまり防衛戦力とした責務を求められる流れだ)
>(結局のところ、経済拡大とした流れでいうと中立宣言では役不足だったことになろう)

5

令和3’9’7
湖西市・川柳今切れ
|勝てばいい品格も無い最高位


|やり口は反社の背中自民党 義理視界よりも人権を


> ‥それにしたって、世界の側の本音は、戦争上等なんだから呆れる
> 防衛とした記憶を保持するためにも、訓練は求められるにせよ
> オモチャを手にするとやらかしたくなるのだからどうしようもない
> &‥お約束にもナンバーワン戦略をやらかしたくなるのだからどうしようもない

> 政治のトップからして、最強のオモチャを手にした途端に発言が変わってくる

> だが、今や最強のオモチャとして君臨しているのは、ハッキングのノウハウだ
> そしてハッキングと戦争放棄は別の物、自衛隊にその手の部署を無理に設ける意味も無い

> だがしかし、デジタル庁構想にそこまでの含みは聞こえてこない
> (それだと、予算的に防衛省とダブっちまうからな)
> (だからだろう‥国民管理としたうんちくで聞こえてくるだけだ‥)


> 憲法に戦争放棄を記した痴呆として、世界が戦争上等だとした認識まで希薄になった‥
>(お花畑に思い込まないとやっちゃらんねーとしたバイアスからのボケと言うことだろう)

> 一切は民間努力で何とかできるなどと調子こいた自由精神こそが矛盾している
> (その手の連中は、江戸時代の平和と勘違いしちまっている口に違いない)
> 自由だから仕掛けてくるのに、経済が振るわないなら‥もっと規制を解除すべきだ‥
> なんて思考だから、全体としてハッキング防衛が欠かせなくなるのに、それの判断にも事欠く

> 全体として欠かせないなら、全体として協力が欠かせない
> ならば、そこで駆け引きが発生するはずなのに
> 殿様趣向とした民族性がトラウマになって、お互いに駆け引きの余地を認めようとしない
> まぁ実際の殿様は、米国ならぬ米軍への投資家なんだから、駆け引きの相手として怪しい
> 所々にその手のすり替えがあっては、中立概念とて怪しい
> ならば、同じ狢同士での中立要素でしか、中立なんか成り得ない(実際にそうだった)

> 民衆は所詮、中立からして、反社とは手を組めないのだ

> ‥見よ、自民党のパイプを‥今や反社と婚姻すら交わしてある身内側だ
> その中身からして、グローバルな反社のそれとさして変わらない
> (奴らは、格差と対立と闘争と博打が大好きな連中だ)
> (ならば、呆れ果てた面子で中立をやらかしてみたというのが流れだろう)
> (だが、日本国に向けられた眼差しに、遡ればこそ容赦など無かった)

> そんなこんなで、国外に親戚が形成され出すとやり口に差が無くなって
> 慣れないやり口から劣化が著しく見られる様になった(国内反発)
> (尤も、劣化が見られないぐらい優秀なら、それはそれで最悪なんだろうけど‥)

> ‥ところがどっこい、言葉を替えれば嗜好も精神も様変わるのが本質だった
> (外国語が理解できるとした達者は、それはそれで天命ということでしかない)
>(だがそれにしたって、日本人としてのその分を削っちまってる事に然したる差など無い)
>(それこそが、片方は、お花畑の平和ボケ、片方は搾取上等ということだろうさ)
> (さらに、仏教観の希薄ともなれば、これはもう、第51州含みであって日本国に非ずだ)

6

令和3’9’7
湖西市・川柳今切れ
|風鈴が遠慮しながら部屋の中

※今どきの住居構造には軒下が無い‥ということで
下五「部屋の中」なのだろう‥まったく以て味わいも糞も無い
(場所によっては近所迷惑なんて事情も有りそうである‥それはそれで尚、味わいも糞も無い)


|軒下の遠慮に愚痴る凪暮らし 人生なんざ風吹いてこそ


> 軒下に風鈴を飾って、ささやかな涼みを嗜みにする
> 日本人の粋は、概ねその手の難儀ながらの生活にも愛着が伴ってこそだった

> だが現代に到ってはどこ吹く風になった

> 風鈴でさえ迷惑視される場合もあり、何をするにも遠慮が付きまとう
> その一方で儲かるってなら、思う存分にやってみなはれなんて空気にある(破壊的無遠慮だ)
> 一体全体どうなってんだ?

> (もっとも、夜中に風が吹くようなら外しておくのが当然だ)
> (もっとも、夜中に風が吹くようなら外しておくのが当然だ)
> (もっとも、夜中に風が吹くようなら外しておくのが当然だ)

> そんな事も解りもせずに、漫然とした風流など有り得ない
> その程度に堕ちているからこそだろう、世の中の風向きも風量バランスも、総じて宜しくない


> 日長に凪ともなればさっぱりで、有り体の風流を嗜むゆとりすら無かったりする
> 風鈴の存在感なんざな、それこそ風吹いてなんだよ、夕方に吹いてこそなんだよ


> お得からして、争い立てずに一日の暮れに、ささやかにやろうってのに、どうなってんだよ?
> 質素節約に‥漸くに高価なモノを手にしたって、不良品とか粗悪品とかシステム遅れとか
> ほんともう残念な世界に成り果ててしょうがない


> そもそもだ、それで異世界に逃げ込みたいって矛盾してるだろう
> あっちの方がよっぽか‥狼藉三昧の無法地帯の世界観なんだぜ
> ゲーム感覚にも、能力過剰ありきで釣り合わせているだけの思い込みじゃねぇかよ


> そもそものギルド登録が、派遣業上等の世界観なんだぜ(コケにされてるんだよ!!)
> それでふんぞり返ってる王侯貴族に礼を尽くすなんざ(チート能力で何がしたいの?)


> 江戸時代に登場した風鈴理解の方が、よっぽど平和で粋だっただろうに

> どうして西洋風の異世界バトルの世界観贔屓なんだよ、こんちくしょう
> 科学贔屓を魔法贔屓に置き換えて、脳内引きこもりに見えなくもない
> それこそ軒下で愚痴ってなんぼの風向きだ‥(ほんと馬鹿沙汰だよ、べらぼうめ)

 (お前らの脳内で、まずは、その手の王侯貴族の性質にメスを入れずに異世界も糞もねぇっての)

7



> うた詠み終わります、ありがとうございました。



posted by 木田舎滝ゆる里 at 02:34 | Comment(0) | 名句にポン/2021中途から不定期分 | 更新情報をチェックする
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