↓3)記稿.2021/10/24
> 「因果応報」「天網恢恢疎にして漏らさず」
> この手の見解は、原因と結果の対象をとくに固定しているわけでは無い
> ‥とした見方が含まれている
‥簡単に云うと
天誅を下すのは誰でも良い、奇跡を果たすのは誰でも良い
ところが、貸し借りの論理となると、きちんとした書類の相手と言うことに限定される
‥宇宙的な辻褄で云うと、後者の論理は破綻しがちである
そこには、与えるとした思考が見られない
(圧倒的に貸し付けられる能力の持ち主が、そのルールに胡坐を掻こうものなら、格差は埋まらない)
だから、「因果応報」「天網恢恢疎にして漏らさず」の場合は
原因と結果の相手をとくに固定しない(こだわっていない)
‥是を恋愛に例えれば、赤い糸なんか理想としちゃいないわけだよ
だが、相手を限定したり、条件を限定したりしていると存在しないも同然に陥る
> 誰から与えられようが一向に構わない、誰にお返ししようと同じに扱われる
> なぜなら、すべては私なりとした同一だからだ
> (それぞれに似通った気持ちの流れが得られれば、それで良い)
‥ところが人のエゴはその様には考えない
考えるところからして、自分の望んだ形以外は認めないとした意固地だったりする
でも、究極的に行き詰まると、匙を投げたように対象を問わない選択をしたりする
トドの詰まるところの目的さえ為されれば良いとした妥協だ
‥ヒトの妥協には、何かそういう残念な色がついている
いろいろと欲張って、お目出度いセットになっていないと正しく無いなどと思い込んでいる
そうにないと妥協だとして、格下の如き扱いとしてどこか上から目線だったりする
(だが、宇宙的な辻褄で云うとそのような色を付けて考える向きは無い)
1-3)1
> 弱肉強食とした奪い合いに見えようとも
> 基本は、与える&与えられる上での矜持を要求しているだけに過ぎない
‥食われることに感謝なんて誰も思い描かずとも
‥食うことに後ろめたさを思い込もうとも、エネルギーは大から小へと流れる
草食獣は、悪食な上に豊富な食料を確保していたりする(自然が豊かなら尚更だろう)
だが肉食獣は、草を食むようにはできていない実は弱者側だったりする
そして、そこに見られる形は、実は自然環境に保安をもたらしていたりする
‥最弱は、免疫&消化器官の貧弱なヒトにある
だが、ヒトが開墾をして土地を切り開くと、自然界での立場は逆転する
さらに、ヒトはヒトの経済圏での枠でしか考えないどころか
ヒト同士でも富の格差をやらかし、搾取をやらかし、環境へと負荷を押し付けた
‥宇宙も自然も意思として
有り余っているのに与えない、全く無いのに無理強いをやらかす
そのようなエネルギーの在り方を良しとしていない
‥だがしかし、宇宙は退屈屋でもあるので、与え方や与えられ方に矜持を持っている
その矜持の在り方は、人類の数ほど在るのかというとそうでもない
但し、実験的に試したくなるケースを思い抱くと、例外も発生する
それが所謂、文化の形としたうんちくだ
(つまり文化や民族単位によるエネルギーの流れにこだわりはありそうにも見える)
1-3)2
> ところが、人類の未熟で傲慢で自己中な経済観は、すべてを破壊した
‥企業が国から補助金を得たなら、他に貸してる分を相殺したって良いだろう
‥売上に多くのマージンを乗せて成功した分から、他に貸してる分を減らしたって良いだろう
(だがしかし、そんな帳簿管理は無理である)
‥そして、なぜか、借りて成功した余剰を貸し手に返すのが礼儀とした作法膠着を見せた
‥さらに、耳を揃えて返さない内は金利を払い続けるのが礼儀だとした価値観に執着した
返す前からカツアゲ条件を突きつけられているのに借りる方もどうかしていると思うが
過払い金制度を公債にストッパー条項として設けないのもどうかしていると思うが
それ程に気を使うなら、始めから複利なんぞ禁止してしまうのが辻褄にあるわけだが
> 誰も彼もが、借りた相手に耳を揃えて複利で返すのが競争だとした洗脳の中に在る
> そのようなマインドが何を破壊したかというと、仏教に見られた布施概念である
‥習慣風習化した布施は、どこか寺院のぼったくりのように見えなくもない
それで今や坊さんの方がメタボに成り下がっていたりする
与えられて当然とした価値観では、すでに死に体だ
(それは、借りたら返すのが当然だとして金利を必要以上に要求するのと同質だ)
‥布施のそもそもは気持ち基準だった、それに多いも少ないも無い
ゆとりのある側が、勝手に尾ひれを付けた解釈をやらかして、そこから落ちたのだ
(そもそもの文化保持役とした立場周りの傲りというやつだろう)
(それの思考パターンを、現代社会の経済にも持ち込んだ、そもそもは同じ心理構造だった)
> なぜか持つ側ほど、自惚れにも、謝意の在り方に作法とばかりの論を吹っ掛けていたのだ
‥江戸時代の町人は、そのへんどんぶり勘定だった(それでも世界一の繁栄だった)
‥どんぶり勘定だった分の金回りが程良く巡るバランスを得ていたのだろう(鏡似性)
江戸時代の町人のその手の曖昧さのそもそもが、物々交換勘弁ありきだった点にある
そもそもが米はお金同然だったのだからそういう話だった
‥ところが、帳簿管理を一元したシステムにした事で、そのようなバランスは無理になった
これが、逐一お金に換金しないと認めないとした形式の無理強いで、途端に死に体を晒した
(さらに、在庫は赤字としたゴミ扱いの帳簿計算は、追い打ちになった)
1-3)3
> 助けて貰う相手を指名する必要は無いのに、指名するのがトレンドとした思考に満ちている
> 現代の資本主義にどハマると、いつの間にやらそのような思考に落ちている
‥それはつまり
助けて貰うのに、わざわざ政権交代しなければならない現実も怪しげな論理だったと云うことだ
助けて貰うのに条件は必要ない、それが宇宙的な意味合いだが
なぜか、指名しないと駄目のような空気に満ちている
なぜ指名が必要になったのかと云えば、騙されて在るからだ
さらに言うと、騙され方の選択制にあるからだ
‥その証拠に、勝ち組の多くは格差を肯定している
肯定している割りには、自分たちの富を小さいと見て、まだまだ競争だと叫んでいる
それでいて、成長無き経済は死んでいるとした定義をかざすばかりだ
(てめえの人間味としての成長より、経済周りが先だと云わんばかりだ)
‥モノは、カリスマを得ないと廻らないとした理解の本質を失っている
多くのヒトが、人として成長してこその活性化だとは口にするところに欠いている
ならば、勝ち組なんて居ないとした現実を誰も肯定しようとはしない
(そこにあるのはもはや競争では無い、システム構築されたレールが動いているだけだ)
(レールに乗ってる側と、乗れていない側が居るだけだ)
> さらに‥神など居ない、正義など無いとして平然だ
> 在るのは、自分の選ぶ思い込みと自己満だとした薄っぺらな自由&幸福感にしがみついている
(そんなのは、レールが歪めば、乗れてる側もお終いになる糞システムだ)
そのような生活観がいつの間にか、自分たちの願いの本願だとばかりに怠惰でどうしようもない
‥と言うことにすら気が付き合えないオチになっている(とんでも催眠だった)
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