2021年11月20日

【勝手句帳】r091(21’1116)静岡新聞掲載分から

↓(13)向宜詠吟.2021/11/20

令和3'11'16
三島市・獺祭鹿の子句会
|霧を裂きゴルフボールの一直線


|霧を裂きゴルフボールの一直線 旗包みにてカップイン(#26)


> ‥昭和に「プロゴルファー猿」というマンガがありましたん
> 超有名作家の作品で、アニメにもなっとります
> 上の句と下の句の間の具体的なところを知りたければ、無料配信あたりでどうぞ

1

令和3'11'16
三島市・獺祭鹿の子句会
目が慣れるほどに深まる星月夜
※やはり‥上五に「目が」を含めると発想が制限を受けて八方塞がりになるっぽ
「目が」という説を入れずに、連想に繋げる方向が望ましい(とはいえそれもムズい)


|慣れるほど闇の器に星座在り ロマンと涙盛られたる叙事

※参考:星座図鑑

> 慣れないと分かりにくいのが星座だが
> 星座ほど夜空を器にして語り継がれて来た要素も無い
> それでなくとも、闇に輝く神話は、ロマンにも見え涙にも見える

 (星座を覚えがたいのは、そんな人生なんてまっぴら御免の闇ばかりだからかなあ)

2

令和3'11'16
伊豆の国市・獺祭鹿の子サンズ句会
九党首九色の主張もみじの季


|九頭選びお手上げすぎる鬱の国 異口異論も胴元一つ


> 自民・公明・維新・国民・立憲・共産・社民・れいわ‥おまけでNHKうんちゃらと‥
> 各々の主張はそれぞれに見えても、向いてる方向はほぼ一緒で
> 常に、財源問題でかち合っているのがお約束の足取り漫才だ

 (お花畑の国民が再分配を声高にする一方で、政財の学問的試行はまったく違う)

> なんでもいつの間にやら、税金は収入では無く、社会に循環させるための量とした見方があり
> 国民からどれだけ徴収しても環流させれば同じなり‥思想が蔓延していた

 (現代貨幣理論(MMT)

> 単純に述べれば、国債は赤字では無く必要量としたすり替えだ
> 適切な量の通貨発行はするべきであり、行うべきに行わないのはむしろ害悪
> そうなると悪ノリしてくる連中も居り、税収たる財源すべてを同じに扱おうとするらしい

 (但し、これには派閥があり、学者の意見も様々だという)

> 要するに、発行権利権ありだから、「ポチ」「無知」「しらんぷり」「拒否」かの差でしかない
> 発行権側のポチ学者の論を採用しようなら‥大っぴらに利息(税金)を催促されるに違いない‥
> ならばと、発行権の詳細(はだかの王様)を語ろうなら、次の日の朝には、首がぶら下がると‥

 (つまり、口をもごもごとさせた言い逃れくさい許容がMMTらしい)
 (財務省もそこは阿吽と、あとは時の都合と民意利用ありきくさい‥都合向きで学者を変える‥)
 (どっちにしろ、手数料等のマージンは商売の種だから‥どの派の学者もそこまで否定しない‥)
 (それが現代の政治感覚で、派閥任せな輩ほど、流されるどつぼにあるくさい)

> だが、日本ほど環流の期待に対して大手を振って裏切っている国家も無いかもだ
> ボスとお友達に環流したい派閥が与党を握り
> スポンサー企業に環流して行きたいのが野党の大半であり
> 国民一人一人に環流すべきと発しているのが、れいわぐらいに思われる

 (まぁ確かにどの口から呑み込もうと、収まる胃袋は一つですからね)
 (そこがまぁMMTに潜むインチキ隠しの許容でせう)


> 困ってる所さ回すべき‥違います、口やかましく折れなかったところに巡るとした下克上だった

 ‥そもそもに、困ってるとした見方そのものが、万人万色で、一括りにできない面倒ありき
 貴方の困っているは、貴方が弁ずるべきであって、代弁して貰おうだなんて、無知無策すぎ

 (打ち出の小槌を握る輩の好物はゴキゲンだから、ごますりの入れ子式って事ですな‥)
 (もとい、馬が合わなかったらそれまでで、それが民主国家とした面構えなのでーす)
 (誰だって八方美人を信用しませんからね、比率としてもそんなもんなんですな)

> まぁ国民が、一丸となって競争に対する考え方を改めれば、比率は変わるでせう‥

 ‥それにしたって
 溺れる人に石を投げて罵りたい輩も居れば
 助けはしても、恩を売って、搾り上げたい輩も居れば
 自分の正しさを示して、担いで貰いたい輩も居れば
 愚直に粛々と自らを救うべき対象とした行動範囲の御仁も居ると

 バイアスが掛かると、途端に誰が一番に正しいとするかの棘に絡まるだけで、意味なし用得ず
 そんな頭で選挙を繰り広げても、「論より我が身」らしいっすから‥

> 論より我が身なら、公平なセキュリティの枠組を先に話し合うべきなのに、それをスルーする‥屑集団‥
> 予算の全部を常に自分の財布、自分の自由且つ恩としたい口で糞(縄張り主義ということらしい)

3

令和3'11'16
沼津市・潮音なづな句会
|新幹線みのりの秋を突っ切って


|新幹線稲田ぶち切る高架目線 日照返せ孫目線


> 爺ちゃんの代がどうだったかなんて関係ない
> どうしておらん家の田んぼは、新幹線で分断されちまってるんだよ(ふざけんな)
> 日照を返せ、美観を返せ、新幹線全部土竜になれや!


 ‥さてさて、道路陥没の件ですが
 https://news.yahoo.co.jp/byline/hashimotojunji/20211108-00266359
 水道管のような何らかの埋設物の上に空洞が発生すると
 今や未曾有豪雨当たり前にある事から、連鎖的に空洞が拡大してしまうと云う認知だそうです

 つまり、東京の地盤ほど、トンネルだらけなので
 いつ突発的に大規模沈下に見舞われてもおかしくないのが豪雨ざれのもたらす可能性らしい‥

 (それは南海トラフなんちゃらが発生するよりもずっと確率が高いくさい)
 (でも、そこまで踏み込んだ意見は思考停止のものぐさらしく先手で迎え撃つ気がまるで無い様子)


 ‥まぁぶっちゃけ
 首都高地下化の方が危うい話で
 リニアトンネルなんて論外で危うい話で(山体崩壊にも繋がるんじゃないかと)
 電線の埋設化も危うい話で、開いた口が塞がらない程の状況をもたらしそう‥

> 現場で棒振りをしていた視点から言わせてもらえば
> 現場の埋め直しなんてね、かなり大ざっぱなので、すき間ぐらいいくらでも有るっすよ

 (斜面造成工事の現場で、突然に陥没したのを一件だけ見たことがある)
 (現場出入りの軽トラだったか‥ガクッと後輪一つ、穴にボコ落ちした感じだったように記憶)
 (20トン生コン車が何度も踏んだ後だったと記憶するが)
 (砕石敷いたまま状態だったけど、その後の現場に雨が度々降ったあとだった‥)


> 予想として、丸い管構造とした前提が、上部地盤に対して脆さをもたらすのでは?
> 埋めるにしたって、砂を詰めるなんてしないで、土砂投げ投げで空洞ありありくさいっすから

 (すき間なんて有り得ないなんて考え方の方が妄想だ)
 (ゴミだってぽいぽい投げ入れたりするんだからな、空き缶なんてざら)

> なので、上からのし掛かる重量量を外に散らさない凸凹だったりした方が
> 地盤の安定としては、石垣構造と同じで強いはず
> という見逃しゆえのオチくさいんですが‥
> 管を四角か逆三角で包んでの多重構造にしとけば良かったくさいんですが‥

 (異常気象で、埋設物の構造が地盤にもたらす影響うんちくが崩壊してしまっていると‥)
 (その上調子こいて、車両重量も高層化もどんどん増し増しやらかしてきましたからね‥)
 (押した方が固くなるだろうというのは、思い込みで、どうにも想定外が発生していた‥)

 (宇宙全史に預言されてる日本でのシンクホール災害は、宇宙人の仕業でも地球の怒りでも無くて)
 (もはや普通に物理現象としての予想の範囲くさい‥おったまげ‥)
 (その起こり得る範囲、日本の下水道網の上面道路全域‥4mより下は車両装置での検知不能)

4

令和3'11'16
沼津市・潮音なづな句会
|頬染めて語る瞳に秋日照る


|頬染めて語る瞳に秋日照る からくれなゐに交わす口づけ


> 秋の日に照らされて、見つめあう絶好の口づけタイム(あ〜ん)
> バッチコー、GoToくちづけ
> バッチコー、GoToくちづけ
> バッチコー、GoToくちづけ(キタ━━━(≧∀≦)ノ━━━ !!!!!)

5

令和3'11'16
沼津市・潮音なづな句会
|脚長の影の合間に稲黄金

※着目は面白いが、スケール感が普通すぎ‥(シュール感狙えそうな趣)


|あしながの影が大伏す黄金田や ふつふつと湧く自信と自慢


> 周りが余りにもお前のところの実りが一番なんじゃねぇのなどと云うもんだから
> ついつい確かめに来たくなる足数が増えてしまっていた
> そんなある日、たまたま暮れ時の西側に立って驚いた
> オラの影が、おらっちの黄金田に向かって、大きく伸びる伸びる
> まるで、ふつふつと湧いてくる自信の塊のような、自慢げな塊のようだったよ

 (なんだか印象的だったついでにぐるっと回ったけど、作りたいのはうまい米だからなあ)
 (余計なスケベ心は持つまいと誓うのだった)

6

令和3'11'16
静岡市・船越俳句会
|新米を炊きあげ先ずはご先祖に


|新米を炊きあげ先ずはご先祖に 今年の出来と感謝述ぶ


> ‥毎年毎年に、先祖への同じ儀礼を愚直に繰り返す
> これこそが龍神の好みとするところであり、我が日本の国体として存続しているという実際‥
> つまり、儀礼を繰り返せば、神が召喚されるという驚愕のうんちく
> その質を決めるのは、祈りへの念いと分野という事になるらしい

 (其を簡単と思うかどうかはあなた次第っ!!!)

 (面倒くせぇとか思っているのが、どうにも唯物&共産云々とした見方になってるくさっ)
 (いやぁ‥習慣ねぇとマジ面倒くせぇっすから)

> ‥だが、多くの日本人は、妄想召喚の神よりも現人神にこだわってるくさく
> これぞと思うと、同じ人間としての扱いを放棄して勝手に眷属のように寄り添おうとする
> 超めんどくせえ上に、重宝して貰えないと勝手にぐずるというとんでもだったりする

 (どっちがツンデレなんだよ、ふざけんなッ)

7

令和3'11'16
静岡市・船越俳句会
|夕暮れの小径に聴けり秋の声


|夕暮れの小径に聴けり虫時雨 ぐずりし吾子も背中で寝入る


> 夕暮れ時に赤ん坊がぐずりだしたので、おんぶして散歩に出掛けた
> 丁度具合良く虫の音が広がっていたので、その辺りをうろうろしていたら
> 虫の音色に癒されてすっかり寝入ったらしかった(やれやれだなあ)

8

令和3'11'16
静岡市・船越俳句会
|新蕎麦や香りも箸にからませて


|新蕎麦の香りを箸にからませて ずるずるすする忘るる会話


> ‥新蕎麦も十割そばも知らんが
> テレビで食ってる場面ぐらいは見たことはある

> 江戸っ子は、タレをちょこんと付ける感じですすり込むんだとか
> まぁ見ていると、会話を忘れるぐらいにずるずるやってるよ

> ‥逐一コメントを垂れなきゃならない立場にしても
> 言葉を忘れるぐらいが通とした台詞を吐いて貰いたいものだな
> 言葉で表現するだけが美味さの表現じゃねぇというのは
> すする楽しみの奥深さを邪魔されたくないからだろう

 (蕎麦にはそういう空気がある、もとい香りだ‥本格を食ったこと無くても‥ぐらい予想できる‥)

9

令和3'11'16
焼津市・梶の葉句会
|ふいり薄活けて今宵を待ちにけり

※ふいり薄=鷹の羽薄=葉に淡黄色の矢羽形の斑点のあるススキのこと
季語は「薄」だが、主役扱いしておらぬ詠み方は‥馬鹿にしてんのか?‥


|独り居で待ちける秋の宵の劇 薄さ友で?月ばアイドル?


> 夫が亡くなって、独り居で月見を迎えたその日
> 待っている時間のどこか違和感にふと気がついた

> なぜか、供え物のオプションでしかないはずの薄が、友達のように見えてきた
> このような感覚は未だかつてなかった

 (私の格が下がったのか‥薄の格が上がったのか‥)

> 月がアイドルに見えるのは、そこは構わないのだけど
> どこか学生時代に友達を巻き込んで見に行くコンサートの如しだ

 (日本の伝統行事って、ぼっちが、そつがなくやってられるものじゃないって)
 (今になってようやく気づいたわ‥来年からは団子だけでもいいわよね‥)
 (薄の格が上がったように見えるのは気にしないけど)
 (私の格が下がったように見えるなら、見えるなりの手抜きもありよねえ‥)

10

令和3'11'16
藤枝市・新俳句人連盟県支部藤枝あざみ句会
節くれの指のすき間を秋の風


|節くれの指のすき間を流れ星 スベスベまほし若さもまほし


> 齢を重ね、節くれの指を見る度に思う事なんか決まっている
> だから、流れ星を見る時にわざわざ視界を狭めて、指のすき間を通ったら
> すべすべになるかも知れない‥とかなんとかという願掛けを始めてみましたん

11

令和3'11'16
湖西市・川柳浜千鳥
ヒリヒリと今日の私は唐辛子
|障害が燃え上がらせる恋の常


|チャレンジに横恋慕ある恋の澱 無理とピリピリ両輪なり


> さて、あれは何をGETしたいのか?
> 性格なのか?、負い目なのか?、悪食なのか?
> 横からチャレンジ、後からチャレンジ‥してもうまく行かないのが恋なのに
> うまく行かないと思ったら、内心にいろいろとあるのだろうぐらい察しろよ

 (それすら想像を巡らすこともできずに、愛だ恋だ好きだ‥などもどうかと思うわけだが)

> がむしゃらでも押し通そうとして、あの手この手と、ピリピリとしているのは
> 後悔したくないというよりは、見苦しさの押し売りにしか見えないものだな

 (当の本人だって分かってるはずなのだが‥実に奇妙な行動力だよ‥)
 (何事も‥きっかけの流れ空気やら直感だからとて、真とは限るまい)

12

令和3'11'16
湖西市・川柳浜千鳥
|せっかくの才を潰した親のエゴ


|せっかくの才の自慢と誰かのせい 両輪だよね屑の常


> ‥「人生、若い内が華」の言葉の裏には、先祖の寿命の長さに絡んで来た昔がある
> だがどうだ?、今や、普通に五体満足にあれば、そんなに短くは無い
> ならば、若い内、若い内と急かされて、その気にさせる方とその気になる方の両方に無理がある

 (誰かのせいにしがちなお互い様が、どうでも良い価値観を前提にどうにか成ると思い込んでいる)

> ‥誰にも云われずに、損得抜きで続けているという事が自然体として何も無いのなら
> 誰かのせいも糞も無い、ただの屑の愚痴だよ
> 目的が都合のあった時に自慢したかったぐらいで、普段から自慢さえ目的でも無い屑なのだ

 (屑のツッコミに屑のボケが招いたオチに、ぐだぐだやらかしてもはじまらんがな)

13



> うた詠み終わります、ありがとうございました。



posted by 木田舎滝ゆる里 at 20:26 | Comment(0) | 名句にポン/2021中途から不定期分 | 更新情報をチェックする
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