2021年12月12日

【勝手句帳】r097(21’1207-21'12’11)静岡新聞掲載分から

↓(11)向宜詠吟.2021/12/12

令和3'12'07
富士市・富士かりがね句会
|幼子の落葉を追つて風の中
静岡市・SBS学苑静岡校・俳句講座
|穂芒の風の中へと児ら走る

※似たようなのが二点ありまして、連想まとめしてみた‥


|秋風は夢見るこころ問うこころ遊びごころの憩い追いしか


> 秋風には人の心に訴えかける不思議な力がある
> それは、夢を見たくなる念いだったり
> 普段思っていた疑問を解き明かしてみたくなる念いだったり
> 普段とは違った遊びをやらかしてみたい念いだったり
> そういう何かしらの念いを形にしたいと、いつも駆けずり回っているかのようだ

 (そういう空気に感化されて)

> まるで自分が、憩いを求めているかのように流離ってみたくなるほどなのだ
> ほんと秋風は不思議だ、通り過ぎるだけで縦横無尽に誘い込まれてしまうもんなあ

1

令和3'12'07
静岡市・SBS学苑パルシェ教室俳句
バス停の木椅子に冬ぬくし

※バス停に机があるってどういうバス停なんだべさ?


|バス停に学校机なぞ落ち葉 バスの中まで教室模様??


> なんだこのバス停は、学校机と椅子が置かれてあるぞ(何故に?なにが始まった?)
> やって来たバスに疑問ついでの勢いで乗車すると

 なんだこのバスは、まるで教室っぽいんですけど??

> 机と椅子が配置されてて、しかもコンセントまで完備で、オフィスにも使えそう‥
> お値段を聞くと、自由に使って頂こうとの狙いで、一日乗車券でその日乗り放題??
> 何度も折り返しで、風景を楽しみながら、最寄りの食べ処で食事をして頂きながら
> 時には、予約でコースのオーダーにも応えるという話でした‥(マジっすか!?)

 (受験勉強の気分の切り替えや宿題消化に良さげだが、酔っちゃうタイプの人には向かなさそう)

> なーんて、考えてみたん(過疎地バスなんて、どうせポツンとばかりだろうからな)
> そこからさらに→バス学級発想(爆誕)

2

令和3'12'07
静岡市・SBS学苑パルシェ教室俳句
|砂州あまた置き去りにして川涸るる

※砂州(さす)


|身に入むや豪雨ありきも瀬切れあり 山の保水を死にやりしダム


> あれだけの豪雨が何度も繰り返しやって来ているというのに
> 川の水量は増えないどころか、瀬切れのまんま
> 昔ながらの山の保水力は、どこに行ってしまったんだ?
> つまりダムが、奪いとっちまってるって事ですよね

 じゃ、貯蓄したダム水を、昔ながらの流れを想定して流すと、流しきるのにどのぐらい掛かるの?


> うーんまぁどう考えたって、一年中の流れを担保はしないだろうね
> (痛ぁあああ、その程度かよ)

 ‥だとすると、昔の保水量って、謎じゃん(現代科学以上だよ、魔法だよ)
 どう考えたって、今より降ってないんだぜ(インカの山頂の雨量からして謎だから)

 ‥つまり風水を整えると
 山の頂上にだけ、ピンポイントで雨を降らせることとかできていたりして‥
 雨でも霧でも朝露でも何でも良い、適当な湿り気で保たれていないと巨木だって育たない
 (今の時代は、巨木なんて絶対に育たない環境だからな)

3

令和3'12'07
静岡市・SBS学苑静岡校・俳句講座
カウベルの音色さやけき朝かな
|秋晴れや海一望の丘にゐて

※この二つで連想詠みしたのだが、ハイジにスライドしちまったよ‥orz
目を閉じて聞こえてくるカウベル?(いやいやいや、山羊の鈴でしょ)
海一望の丘?(いやいやいやアルムでしょ)
※アルム(Alm)とは、ドイツ語で「高原の牧草地」の意‥(ドイツ語でのその手の地元の言葉)


|山羊の鈴 列び散りゆく澄みし朝 アルムの景(かげ)に二度寝のペーター


> 秋になるとハイジはまだ小さいので、風に飛ばされて谷底に落ちないように山には行きません
> ペーターはいつもの調子で、目的地に到着すると同時に呑気に二度寝をやらかします

 ‥秋なんだろう、山羊は大丈夫なのか?
 ただでさえ悪食で名高い山羊なんだぞ、食やら匂いやらに好奇心だしまくりだろうに
 (作中ではそういう絡みが面倒くさかったらしく‥)
 (秋になる前にいろいろと匂わせておいて‥ペーターが秋に一人でどうしてたかは全部略‥)
 (で、ありながら‥ユキの草探しやらクララ歓迎で秘境が出てくるんすよね‥)

4

令和3'12'07
袋井市・袋井高南句会
|花すすき誰に会えるか峠みち


|富士すすき青空そろう峠みち「ボクも入れて」と午後に風吹く


> 秋空晴れた箱根の山間は、風の変化に富んでいる
> 午前に、富士山と芒が穏やかに見えても、午後になると風が遊びにやって来る

 (秋風目当てに出掛けるというのも有りなんですな)

5

令和3'12'10
長泉町・ながいずみ俳句会
|秋の蝶一生一度のロマン旅

※中七下五「一生一度のロマン旅」字余り‥それを言うなら「一期一会」なんじゃが‥


|消えにける一期一会の秋の背な 降り出す雪のこもれと語る


> ああーあ、今年の秋の日々ともおさらばか
> 降り出した雪が、家に帰ってこもれと言わんばかりだなあ

6

令和3'12'10
沼津市・潮音水曜句会
|初時雨置いてきぼりの三輪車

※これは、「山口さんちのツトム君」の2番っぽ
歌詞
https://www.youtube.com/watch?v=LC9dTHFT6J4


|学生苦置いてきぼりのあの一年 みんなでやろう一年留年


> 自公与党はすってんてんに置き去りッすね
> 一年間を棒に振らされてしまった学生たちの一年をどうする気だよ
> 普通なら、延長ありきで対応してやらないと、就職難なんだし無責任すぎる

 (ならしょうがねぇ、みんなでやろう一年留年だな)
 (大学生ならそれぐらいのボイコット運動やらかせいや)

7

令和3'12'10
沼津市・潮音水曜句会
|見慣れたる山は色なし初時雨


|見慣れたる山に色なし初時雨 二度上昇は紅葉死す


> 「あれ?」近所の山に紅葉が来てにゃいんですが‥
> これってあれにゃん
> 平均気温が二度上昇した暁には、紅葉がやって来ないってオチですにゃ(?)

 (寒くなくなるっにゃんは、猫には有り難いにゃんにゃん)
 (ににゃんとも‥おこたでヌクヌク丸まれないにゃんは有り難くにゃいんッ)

8

令和3'12'10
沼津市・潮音ひこばえ句会
|投げ釣りの糸の曲線秋高し
|軽石の何の序章か冬の浜

※なんか良い感じだったので、くっつけてみたん(事態は良い感じとは言えんがな)


|投げ釣りの糸の曲線秋高し 釣り上げつつや軽石被災


> ‥海底火山噴火の軽石漂流‥こっこれはもしかすっと
> 陸にオミクロン株登場にシンクロした海のコロナ禍バージョンなんじゃねぇ?
> なら‥もしかすっと、魚にもなにかが起きているとか何とかかも知れねぇなぁ

 (もはや呑気に糸を垂らせる時間は取り上げられたとかなんとか)

> 鶏卵にしたって、飼育の仕方に規制が発生しだせば、お値段倍増だって話しだし

> ますます以て、コオロギ食えやって流れなん?
> ますます以て、コオロギ食えやって流れなん?
> ますます以て、コオロギ食えやって流れなん?

 (コオロギの餌ってなんやねん?‥まずはその辺の情報公開からだよなあ)
 (イナゴなら割りと抵抗感無いんだけど、味付けの中のアレやコレが嫌だったりする)
 (素材の新鮮さで勝負できない味付けなんか‥拙いです‥って語りに落ちた世界だからな)

9

令和3'12'10
静岡市・わらしな渓流句会
|枯蟷螂虚空に鎌を揚げしまま

※枯蟷螂‥秋も終わりに見かける茶色いカマキリ


|オメガ株虚空に鎌を揚げしまま 含み予告に嗤いありしか


> ‥ラテン文字列の最後はオメガだ
> コロナ禍の終了値を告げてあるも同然なんじゃが
> まさか「私はアルファでありオメガである」なんて‥再スタートはしねぇよな‥

 (プサイ株登場とか、やらかしてくれちゃうと、便秘みたいにスッキリできんなもし)
 (で、やらかしといて、アルファU株登場とかなんとか‥だったりしたりしてな‥)

10

令和3'12'11
焼津市・はまゆふ短歌会
海からのいのちの贈り物わが日々の食欲そそる一撮みの塩

※頭と尻尾のフレーズが気に入った(はらわた部分はどうでもいい)


|海からの贅の舟盛り秋の声 バブルと消えしひとつまみの塩


> 舟盛りの中で一番にうまいものは何ですか?
> 鯛ですか?鮪ですか?伊勢海老ですか?甘海老ですか?鮑ですか?
> そんな贅の限りに夢憧れていた時代もありました

 ‥ですが一番にうまいのは塩です
 日本の津々浦々まで、多くの人が、舟の形をした塩に憧れていたのです
 昔に富をもらしたのも塩、泡として消えていくのも又塩、因果な秋日でしたなあ

11



> うた詠み終わります、ありがとうございました。



posted by 木田舎滝ゆる里 at 20:53 | Comment(0) | 名句にポン/2021中途から不定期分 | 更新情報をチェックする
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