2021年12月14日

【エンコードレシピ】AVC-Q(pro-720p最適化版)

↓12)記稿.2021/12/14

> まずは一次処理します


 ‥BDts(1080p)→ 2880×1620、YUV444ファイル(ut.video)に置き換えます
 1280×720からすると2.25倍です。
 (Bフレーム劣化を防ぐのに720pへのダウンコンバートなら、2880×1620で十分なようです)

 ‥ということは、1080pなら、4k倍では足りていないかも知れません
 (4320×2430が狙い目という事になりますが‥やりたくねぇ‥)
 (ut.videoで対応していなかったり、メモリー不足だったりとありそうです)
 (一番に悩ましいのが、一次ファイル容量なのでかなり泣きが入ってきます)



1-12)1 一般

> ↓より、二次処理時の設定になります


モード:変換
コーデック:MPEG-4 AVC/H.264
言語:なし
フレームレート:オリジナルを保持
カラーモード:YUV 4:2:0 Planar 12bpp‥(再リップならこれで攻めたい)

レート調整モード:品質10‥(量子化圧縮と鎖動有り)

プロファイル:High
レベル:5.1(≒24フレーム用途)
   :5.2(≒30フレーム用途)

プリセット:標準
Tune:無効
フレーム-パッキング:なし
Open GOP:□
キーフレーム間隔:‥(スローサーチ鎖動)
最小GOPサイズ:1
表示モード:プログレッシブ
スレッド:0
強制的に固定フレームレートのタイムスタンプを生成:オン



1-12)2 ブロッキング軽減

ブロッキング:オン
ブロッキング軽減 - 強度:0
ブロッキング軽減 - 閾値:0



1-12)3 B-フレーム

B-フレーム数:‥(スローサーチ鎖動)
B-フレームモード:なし
適応型B-フレーム:最適
B-Pyramid:なし
B-予測ウェイト:オン
B-フレームバイアス:0



1-12)4 マクロブロック区分

適応型DCT:オン
I8x8:オン
I4x4:オン
P8x8:オン
P4x4:オン
B8x8:オン



1-12)5 レート制御

VBVバッファサイズ:0(自動設定)
VBV最大ビットレート:0(自動設定)
VBV初期バッファ:0.9
可変ビットレート:100.0(最大値)‥(ビット量配分最適化&イントラ連続サーチ誤作動防止)
量子化圧縮:0.6(デフォルト)
先読み:240‥(最大値250)
Lookahead Threads:0
Syne Lockahead:240‥(最大値250)
MB-Tree:オン


※ Syne Lockaheadの規定値は(-1)のようですが、それが何を意味しているのかは不明。
(最大値が同じにあることから、先読みの値と同じに思われます)

※ 先読みは多ければ多いほど、メモリーを必要分多く使用します。(複数アプリ起動時には注意)
  AVC-Qにおいて、(240)もの先読みの用とは
  見映えの好い動きをするGOP構成を狙った用になっています。
  それが、シーン変更感度(89)の特性らしい‥(どうせなら(30x10)まで欲しいz)



1-12)6 動き推定

M.E.範囲:36‥(1620p→720p用途)
シーン変更感度:89‥(キュルキュルサーチ位置職人&スローサーチ鎖動)
M.E アルゴリズム:SATD Exhaustive Search‥(テクスチャー崩れ抑制効果有り)
サブピクセルリファイン:FUll RD
Chroma M.E.:オン
P-フレーム予測の重み:スマート解析


※ AVCでは、基本的なマクロブロックが16×16です。
なので、同サイズのリップにあればM.E.範囲(16)で十分ですが
ダウンコンバートの場合は、そうではなく、比率に則したM.E.範囲で動き解析をすべきです。
これを違えてしまっていると、違和感が伴います。



1-12)7 量子化

量子化最小値:15‥(品質:量子化最小値=1:1.5)
量子化最大値:69
量子化最大値(Delta):4
IP比率:1.4
PB比率:1.3
彩度QPオフセット:0
輝度量子化のデッドゾーン(Inter):21
輝度量子化のデッドゾーン(Intra):11
AQモード:可変AQ
AQ強度:1.0‥(固定:デフォルトが一番)


※ 品質と量子化最小値の差を広げすぎると、テクスチャーがごそっと部分脱落する件が発生します。
品質10より高品質を狙っても、帯域圧迫に増量と辛いだけでなく、絵面がキツくなる感じなので
720pへの調整としては、品質(10)&量子化最小値(15)が手頃のようです。

(今回画質は、ふわっとした感じに落ち着いていて、今までの中で一番に癖が小さい)
(紅蓮の弓矢にてタイトル文字の炎ゆらめきが、驚くほどにソースより明瞭にゆらめきます)

(品質の役割には、割り当て可能最大ビットレートも含まれてるっぽい)
(となると量子化最小値て何?‥Ipb間でのQP幅調整ですかね?‥謎‥)


(今回レシピでのエッジ感だと‥4kテレビでの視聴ではボケる感でてくるでせう‥想定‥)
(FHDテレビのサイズなら、多少ボケてる感じはあるかもです‥予想‥)
(スタンダードなパソコンモニターぐらいでなら、差をほとんど判別できないでせう‥未確認‥)



1-12)8 量子化設定

Trellis:常時
Psy-Trellis強度:0.00
Psy-RD強度:1.00‥(固定:デフォルトが一番)

参照フレーム数:‥(スローサーチ鎖動)

ノイズ減少:0
参照フレームMix:□
CABAC:オン

DCTなし:オン
‥(DCTありとは、折角計算した細かい端数値をなかったことにする判断)
‥(結局、レート調整やらでぶっ飛ぶので、ここで無理に誤差誘導する必要も無いかなって感じ)

Fast P-Skipなし:オン
‥(Fast P-Skipありとは、Pフレーム間での細かい近似計算をパスして手抜きする判断)
‥(HEVCになると名を変えてデフォルト高速化採用にてどや顔やらかしてます)
‥(その結果、青み成分が多い場合、バンディング系の失敗をやらかしがち‥とかなんとか)
‥(だがバンディング発生の本質は、ビット×ブロック不足による複雑化計算のなれの果て‥)

心理的エンハンスなし:□
PSNR算定:□
SSIM算定:□



1-12)9/ビデオユーザビリティ

ビデオ形式:指定なし
カラー優先度:指定なし
行列係数  :指定なし
伝送特性  :指定なし

※ 今回レシピでは、「指定なし」で十分かと‥



> ソースの状態を忠実的に確認したいなら【テレビ設定】好逸スタンダードでの視聴がオススメです。
> 派手な発色が良いなら、【テレビ設定】好逸ダイナミックがオススメです。


 ‥色が出てこないと思ったら、「エコナビ」のオンオフを確認しましょう。
 (オフの方が適切ですが、パネルサイズで変わる場合もあり得るかも)



1-12)10/クロップ/プレビュー

クロップ/プレビュー

##インターレース解除##

##クロップ##
P4x4をきちんと効かす為には、16:9である用があります。
(1440のマクロブロック数(90)が4で割り切れない事に因る)
なのでAVC-Qでは、4:3とした解像度比を扱いません。

##パディング##
‥ソースが4:3のものは、その都度、黒帯付き16:9にするべし
‥1440→左右(240)
‥始めから付加されているものは、操作せずにそのままになります



##解像度##
幅:1280
高さ:720
スケーリング:双三次スプライン
ディザリング:自動
アスペクト比:オリジナルを保持、又は[16:9]


 ※スタンダードなバイリニア方式は、同じ解像度でのリップ前提です。
 解像度変更しようってのに、バイリニア系方式を使用しては
 それだけで、色みを即誤差劣化されちまいまーす。

(DVDリップで明らかに色が怪しい昭和アニメなど、当時見てない世代だと判断つかないらしい)
(ブラウン管TVは、メーカー毎で色みに差があったというのも有るかも知れませんが‥)
(BT.601とBT.709とで色が変わりますが、それ以上に違ってしまうのでーす)



1-12)11

 ‥クロップ/プレビューには
 Video項目の隣にAudio項目があります。
(作品ごとに音量の差はあるので、常に一定に整えたい用途にはお好みでどうぞ)

 AC3でコンテナする場合の参考
 (テレビUSB挿しでは、AC3の5.1chを認識します)

‥選択できる字幕を付けたければ、そこはmkvにコンテナするしかありません。
4Kテレビなら、詳細まちまちながら、mkvの再生に対応しています。
でもまちまちなので、その4Kテレビで選択字幕を表示できるかまでは不明です。
(wavに対応した4Kテレビもあるようですが、どこまで対応しているのやら‥)



1-12)12

 今回情報もまだまだ確認途中ですが、720pでやるなら十二分に推しでせう
 (といっても、4Gバイト制限に収まるかはまだ未確認です、あしからず)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 02:10 | Comment(0) | AVC-Q | 更新情報をチェックする
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