2021年12月27日

【勝手句帳】r099(21’1221-21'1225)静岡新聞掲載分から

↓(8)向宜詠吟.2021/12/27

令和3'12'21
沼津市・オレンジ句会
|憂き事も楽しき事もおでん鍋


|いそいそと湯気に駆け寄る冬至さま どん底他所にけふの柚子風呂


> 日本の温泉文化は平たく言って公平だ
> 端午の節句の菖蒲湯にしても、冬至のゆず湯にしても
> クソ高い雛飾りやら兜飾りと比べたら割安だ

 (お気楽に横並び行事に参加できるそれは不思議と救いなのだろうなあ)


|憂き事も楽しき事もおでん鍋 温まろうも早い者勝ち


> 鍋を囲んで食べる文化は、一見、公平に温まれる様には見える
> だがしかし
> おでんのように具がまとまった形を帯びてくると、途端に早い者勝ちになる
> それは、豚汁のような鍋と比べれば歴然だ
> 同じおでんでも、好きでもない具はただの残り物なのだ
> これこそが職業選択の自由としたどうしようも無さそっくりで
> 段々と白菜鍋が遠のいていく時代のおでん選択なのだろうなあ

 (農家の高齢化で白菜生産が縮小すると、何?お前ら、中華産白菜で鍋するんか?)
 (しかも、レトルトパックのお一人様用向けになってくる奴で‥)

1

令和3'12'21
掛川市・南郷桔梗句会
釣り人多し水面光る秋日和


|資本釣る空気はなぜに禍うらら トリアージされシンゾウ第一


> コロナ禍スタート時こそ暴落を見せはしたものの
> すでに株価の空気は平時に戻っている
> まるで、解雇済みとした処置を織り込んだから大丈夫と言わんばかりだなあ

 ‥カネ巡りを経済のポンプに良く例えるけど
 ‥手足とした末端から凍傷して腐ろうと、心臓から温めないと駄目なのもわかるけど
 ‥逃げた投資金額がそのまま戻ってきたら平時に見えるのもわかるけど
 空気としては、明らかに異様だからなあ

 (それもこれも、そういう空気を育てたポンプ役が居たからだろうなあ)
 (まさにシンゾウなんだからなあ、忖度なんだよなあ)


|「IoT」涙目してるコロナ禍な 切り捨て告知の暗示して


> 「IoT」‥どう見ても涙目に見える‥
> これの推進がされて来たのも、コロナ禍が想定されていたからだろう

> 今から思えば、人との接触を避ける為にも必要とされたからだろう
> そして、コロナ禍を機に
> 解雇が進めば、不景気との相殺で、コストカットが進んだと投資家には映るから
> 相場自体は、不景気でも安定的に見える事になる

> それをより強く印象づける為にも、東電は、検針員スタイルをカットした
> という事なんだろうなあ

 (世界的な半導体不足に陥った今、IoT工事が進んでいなかった場所はどうなってるんだ?)
 (フクシマで赤字なんだからさあ‥勢い余ってやっちまってそうだよなあ‥)


|ピークより氷る景気とスマート化 厄災贈りに整理中


> コロナ禍で景気は縮小だ
> 縮小していないところと言えば、物流業ぐらいだろう(Amazon)
> だが、物流業が拠点投資を行うにしても、一時解雇は考えられない
> 再雇用するより、より高度なロボット化を導入するだろうから‥

 (それのボイコットを無くす体の良いスタイルが未曾有トルネードだったとしたら?)
 (しかもクリスマスプレゼントとしたブラックジョーク付きだったとしたら?)

 (いやはや、注意して疑ってみないと、何をしでかしているのかわからない)
 (コロナ禍×人工気象兵器は、もはや、解雇促進平気とした有り様かもなあ)


|入り用を煽らせ株価で吸い上げる 支払う金は民の血税


> ‥より強力な兵器が登場すると買い換え競走に巻き込まれる
> 出ていくのは民の血税だ

> コロナ禍においてもワクチン確保を煽らせているのは同じ手法で
> 出て行くのは民の血税だ


> ‥そのワクチン群が、もどきで毒でB兵器だとしても
> トランプが敗れてバイデンになり、戦争禍に突入すると噂され、実はB兵器競争だったとしても
> 無いよりはマシとした心理を煽る事で、購買競争たるでっちあげも形を帯びるのだ

> 国家はそれのB兵器を競って血税で買い込み、買い込んだからには無償利用で投下を押し通す
> 不思議な事に、株主は1ドルも損する事無くウハウハとした間引き配当を手にするのだ

 (株価が下がれば損するわけだが、そうならないように市場を操作する)
 (おいそれとバブル事が無いようにと、中華不動産とした疑心暗鬼まで用意して、実に用意周到だ)
 (端から見ていても、出来レースには見えてこない‥信じ切っていたならば‥)

> 庶民は釣り上げられるのみで、体の良い生け簀制度に仕上がっている

2

令和3'12'24
島田市・主流社句会
|何が有ってもどんぐりのままでいて

※ ここでのどんぐりとは、三枚目を指しているように思うわけだが‥(謎)


|背比べのどんぐり止まりダメ歴史 駒にされるにすりつぶされるに


> 能力主義と云っても、所詮は縁
> 縁ある中でのお気に入り選びというだけの世界観

> 科学者にしたって大風呂敷だっただけで、広げてみたら穴だらけだった
> それが人類のダメ歴史で
> 「これから繕えば凄くなるんです‥」なんてのは、普通だからなあ

> そんな‥ちょっと大きめの普通に穴だらけの大風呂敷の口車に乗せられちゃう程度の大衆は
> どうしたって、どんぐりだ
> 駒にされてもてあそばれるか、すりつぶされるまで身を粉にするかのどちらかだ

 (ああ、芽を出して大木を狙うなんてのは、それこそ、山に原野に生きる才ありきだもんなあ)

3

令和3'12'24
島田市・主流社句会
難民の細く吐く息が虎落笛のようだ

※ いやぁまったく、脱帽しちゃう着目だよなあ


|炊き出しにならぶ溜息 虎落笛 救いの日々にかすれし自由


> 炊き出しにならぶ、それは自己責任を受け入れた瞬間だろうか?
> 炊き出しにならぶ、それは座礁ゆえに生き延びる為の無人島上陸だろうか?
> 救いの手があった安心を手にしてならぶ、それは無宗教者が宗教勧誘にくだる屈辱だろうか?

 (炊き出しに始めてならぶ溜息には、そんな気持ちもあったかも知れない)

> ‥だが現実、それに依存しなければならないままというのは何だろう
> ‥それこそただの諦めだ、でもだからといって何ができるというのだろう
> 誰しもが傷心を抱えて、其を理由に立ちならぶ日々に立ちすくんでいる

> 自由をもがれ、炊き出しに感謝こそすれ‥どうにもならないどん底だ‥
> そしてしみじみと自由だった日々とを猛烈に比較せざるを得ない
> どうして助け合っていなかったのだろうかと‥

 (笑い合えない理由だけを求めて、何が自由だったのだろうかと‥)


 ‥それはきっと
 答えが出ぬままにそうしてきたような日々があっただけに相違なかろうに
 レールのままに生きてきたも、立ち止まったままにしょぼくれてるも同じなのだからなあ

 (雁首そろえて、次に何をしたら良いか分からないのは、そういうことだからなあ)

4

令和3'12'24
島田市・主流社句会
|節々の痛み無口の人が話し出す


|それぞれに辛みしばしと寒の月 無口の語る下手のどん底


> 誰しもがどうしようも無さを抱えて寒空の下という奴は
> お互いにツラいとしただけの無口のままでは淋しすぎる
> だから誰かが口火を切ろうモノなら
> それがどんなに拙い中身でも、寒の月を見るような気持ちで耳を傾けてしまうのだろうなあ

5

令和3'12'24
島田市・主流社句会
雪の下つぼみのままで老いてゆく


|泣きむせぶ蕾のままに道の脇「ようこそ野ざらし」折れそうな夜


> 人生に如何なる差があろうと、一人一人の望みは花を付ける前の蕾たるのだろう
> だがしかし、不運を重ねてしまえば路頭に迷うことにもなる

> ‥まぁぼっちだからこそ路頭に迷う確率も高くなるわけだが
> ぼっちのツラさが身に沁みるのか、路頭に迷うほどの不運が身に沁みるのか
> 普段から最悪を想定していようと
> いざその身に落ちようなら、例えようもなく、こみ上げてくる何かはあるだろうなあ

6

令和3'12'24
袋井市・ふあうすと静岡の会こもれび
|雨上がり虹とやさしい君に逢う


|振り向けば 虹とほほえむ君に逢う この架け橋も雨ありてのち


> やれやれ、明日は休日
> 午後から体の良い雨で、このまま籠もりもありと思っていたら
> 付き合いに呼び出されてしまったよ
> でもまあ、雨上がりを振り向いた先に‥虹と君の笑顔ありなら、これもありだろうなあ

7

令和3'12'25
静岡市・玉鉾神社献詠歌
お題「霧」


|朝霧は晴れを予想し踏み入れど格差の霧に太陽ぞ無し
|思慮浅き濃霧の続くまつりごと負けを認めぬ党制ゆえに
|にわかキックバックの席並べ創出よりも切り捨て増しつ
|罪問わねしたい放題誤忖度キックバックこそアベノミクス


> 稼業とは競争であり、そこには霧やら靄やら霞やらが立ちこめている
> 道に迷わないように進みたいというのに
> そこは朝霧とは違い、太陽が必ずしも昇るとは限らない
> なぜなら人世の競争には、罠やインチキがたむろしているからだ
> それが為政の頭から仕掛けられているともなれば尚更だろう


> 王政だった昔は、王の責任、王の引責ありきで幕引きを得た
> だが党制ともなると、その手の首のすげ替えに意味なんかまるで無し
> 党制とした中身自体が、単数形だった王を複数形に置き換えて民主化などと言い張っている

 (例えるなら、多重人格の王に人格を変えて務めるように言い渡しただけの話だ)
 (こんなにも酷い状況を誰も意図してこなかった)
 (だがしかし、諦めの悪いボスが登場した事で発覚したと言えるだろう)


> キックバックとした党財源確保は、戦後からあった話だろう
> とくにアベノミクスにて始まったわけでは無い

> だがしかし、露骨な中抜きを目的化したそれらはどうみたって私物化だ
> 王政腐敗としたそれを
> 民主制度を隠れ蓑に、派閥ぐるみでやらかせちゃっていたというトンデモだよ
> それこそが、アベノミクスの矢だったのだろう
> それを継続するべきだなどとは‥どんだけ棟梁のつもり何だか‥

 (いやいやいや、賊の頭目だったなら当然の主張かもなあ)
 (まさに三人目に継がせられれば、三本目の矢とした名目が立つからなあ)

8



> うた詠み終わります、ありがとうございました。



posted by 木田舎滝ゆる里 at 20:52 | Comment(0) | 名句にポン/2021中途から不定期分 | 更新情報をチェックする
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