2022年01月17日

【エンコード日記】1080映像の444拡大が、1.5倍では足りなかった件

記稿.2022/01/17

> 1920×1080解像度を1.5倍にすると
> 2880×1620になる


 ‥だが不思議なことに、この1.5倍の拡大サイズから
 720pと576pにダウンコンバートすると、同じにしか見えない

 それどころか、動きとしては、576pの方がしっくり来る‥


 この理由を探ってみると

 1620÷720=2.25
 1620÷576=2.8125

 2.25×16=36
 2.8125×16=45

 36×45=1620

 つまり、お互いのマクロブロックの数で、元映像を割り切れてしまうのだ
 (元々は、1920×1080なのに、実に不思議だ)
 (理想的な思い込み想像なら、同じは当然で、それが‥示されてしまったとかなんとか‥)


> そこで、720pと576pの差を得るには、もう少し拡大してやる必要があるらしい
> だが、1080pとを合わせた手頃に割り切れる拡大比はもはや4kサイズしかない


 (いやいやいや、4kサイズ作業はキツいっすから)

 そこで、まずは576p特化を狙って、どうにも1.6倍で試してみた
 3072×1728である(1024×576の三倍値だ)
 なので、M.E.範囲(48)が、マクロブロック比に丁度よい

 そしたらこれが大当たりで、動画エンコードの奥深さを思い知るに至った


> なら同じく、720pの三倍値に当たる4kサイズからのダウンコンバートなら
> もっと品質が上がるだろうと思いきや、これがどこかしっくりとこない


 ‥これがどうにも
 720pが、BT.601とBT.709の端境点にあるという事に起因するらしい

 思うに

 BT.709とBT.2020の端境点が、どこかとした情報は無いにせよ
 どうにも、1728p〜2160pの間にあるくさく
 それの割り切れなさとしたグデグデがまとわりついてくる感じなのだろう

 (カラーで考えるとそんなことがあるのかと思うわけだが)
 (白黒階調で考えると、なんとなく想像できようか‥)
 (RGBの階調が、足並み不揃いの領域みたいな‥もといYUVだったな‥)


 ‥そう考えると
 双方の最大となる豊富な色域から
 存分に拾えてくる‥1728p→576pとした変更の方が、無理がでないらしい


> 実に、これが576pなのかと思える程の変貌ぶりに
> こう言わざるを得なくなっている


 ‥720pの選択支は、死んだも同然だ‥



posted by 木田舎滝ゆる里 at 04:46 | Comment(0) | AVC-Q | 更新情報をチェックする
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