2022年01月17日

【エンコード日記】暗いシーンのバイアスを自動分散について

改稿.2022/01/18...20220117...

> シネマモード対応にエンコードするには
> AQ設定「暗いシーンのバイアスを自動分散」を正しく使う必要があります


 ‥これがとてもクセが強い
 一般に、ケチケチしたビットレートでは、その威力を発揮しません
 (そんなエンコードでは、ダイナミックモード視聴の一択でしょう)


 ‥そこでビットレートを上げようとも
 まだケチケチと、GOPを長くしたり、Bフレームを多くしたりと
 工夫を諦めずにやらかしてしまうわけですが


> どうにも特定の推奨値を満たさないことには、業界の要望する明度適応を得られないようです


 ‥≒24フレーム576pで云えば、ref(4)に対して、GOP構成はkeyint(5)まで
 (そこから、多くしようとも、視るに堪えない始末にハマる)

 ‥さらに、{CRF:qpmin}=10:15の最適解が
 {6.6666666:10}からはみ出せない&量子化圧縮(0.6),MB-Tree(オン),わさb入り
 {6:9}からはみ出せない&量子化圧縮(0.5),MB-Tree(オン),わさb入り

 ‥なので、576pにてキュルキュルとシネマモード対応に仕上げるなら一択でしかない
 (他にもあるかもだが、知らん‥というか無理っぽ‥)
 (ほぼMAX攻めでも、なんとか及第点みたいな)

 ‥やはり、スタンダードな放送規格に沿うのが解みたいだな(そこだけはさすがNHK)
 (ぶっちゃけ、圧縮率上げたかったら、1440×1080iの方が無難とか何とか)
 (なので、576p25分モノで、4GBを超えちゃったら、しれっと720×576しかねぇ)


> 正しいレベルで、シネマモード対応になると、ダイナミックモードでも画質が上がる
> (条件を満たすのが手厳しいスキルGETみたいな)


 ‥どのような差が起こるのかというと
 ソースでさえカク付いていて
 どうやろうともカク付いていたパンシーンで、カク付きが見られなくなる(ケースバイケース)
 (もともとの割り当てが多いのだとしても、おののくz)

 10ビット化すると明るくなると言われているぐらいに
 明るい箇所でも、さらにクッキリと仕上がる
 (これについてはどちらかというと、{6.6666666:10}{6:9}とのコンボ効果らしい)

 発光表現の輝度差に、色の端境が潰れがちな箇所の動きが、すっきりと明瞭になる


 ‥アニメの主線など、576pでは、4k拡大するとぼやけてしまいがちだが
 きっちりエッジ強調されて、ボケずに頑張るように変わる
 (この場合、{6.6666666:10}{6:9}の効果が合わせ技になっている)

 ‥大抵は周囲の色を巻き込んでボケてしまいがちだが
 比率が正しいと周囲の色がボケない、褪せずに同色を保つ
 色としての面がまずボケないというのが重要で
 ここが整ってないと主線だけ頑張っても意味が無い


 ‥実写の1080iをリップして、拡大して覗くと雲泥の差におののく
 (なので、諸々と理解してしまうと、もはや外すとした選択肢が1ミリも浮かばない)


> 効かすことでの増量は、平均で.8%増ぐらい
> 但し、暗がりの多い場面の他に、動かす物体が多いのもアウトで
> それでの増量は、12%増ぐらいなる(ジブリなんかクソ怪しいz)
> その一方で、ガンダムシリーズは、謎の値を示す(ほぼ影響しないくさい)


 ‥これの差を、AQ強度の調整でやらかしてきたという事実に驚く
 (どうにも、Psy-Trelis強度の代替技術に思える)

 ‥全体の明度を最適化するのに
 マクロブロック単位で分散調整するという事は、全体にそれ用のフィルターを掛けてるはず‥
 そこから得た段階毎に、AQ強度の値をマクロブロック毎に自動分散するという事なのだろう

 (明るいところの平板さと、暗いところの平板さの比率が異なっているとした着目らしい)
 (つまりそれって、使えるマクロブロック数の多いにこしたこたぁないって話だな)
 (Bフレームのモードにしたって、使わない方が安定的って事だよな)


> このような案件を
> 「バイアス‥」などと言う言葉で表現してあるのは、翻訳の不適切に思うわけだが‥


 ‥「明度に最適化自動分散」でヱヱじゃき
 でもそれもなぁ、条件次第だからなあ‥意味ありげに示すとすればバイアスってか‥
 (バイアスとは、あなた次第の加減でどうぞくせぇ)



posted by 木田舎滝ゆる里 at 14:44 | Comment(0) | AVC-Q | 更新情報をチェックする
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